営業日記。

2015年11月13日 (金曜日)
昭和十一年十一月十二日、太宰治武蔵野病院退院日。
再出発の日でもあったのですね。

私も2015年の晩秋、リ・スタートの心持ちで
ふたたび歩んでいこうと決心しました。

お店の存続についてご心配をおかけしていた皆様にご報告があります。

3月にこのビルが売られると知らせを受け
店を撤退しなくてはならないかも
しれない危機が訪れた事は以前記しました。

あれから紆余曲折ありましたが、
先日決着がつきました。
フォスフォレッセンス存続決定です。

良かった!この一言につきます。
良かった、良かった、本当に良かった、何度も繰り返しています。

私の力だけでは到底無理な話でした。
家族の協力、友人、お客様の支え、心より感謝しております。

以前にも書きましたが今回の件は不動産屋の社長さんが応援して下さった事、
これが決め手となりました。

繰り返すように語られた
「今回の話を受けて映画「ユー・ガット・メール」をどうしても思い出してしまう、
映画では主人公の小さな本屋は潰れてしまったけど、
現実のあなたはこの場所で今のお店を守ってほしい。」という
そのお言葉通り、存続出来る喜びを日々噛み締めています。

文字通り、1本の映画に救われたお店になりました。

このビルを全部潰してレストランをやりたいという人が現れたり
金銭的・現実的に私が続けるより条件の良い話がいくつかあったようなのですが
フォスフォレッセンス継続を最優先として動いて下さった。

その社長はその後(今年)引退されました。
ビルを売る話がもし半年、一年遅ければうちの店は撤退せざるを
得なかったかもしれません。

転機は突然訪れる、そして人生はタイミングが9割、
多くの人との出会いももちろん大切だけど、
たった一人、自分の頑張りをずっと見ていて下さった方の存在が
鍵となり救われる事もある、

そんな教訓を身を持って知った2015年でした。

14年前、関西からお店をやりたいと無謀な計画の女性(私)の訪れに
真剣に耳を貸して下さった方の存在で無事三鷹に開店出来た。

その後の日々の中、社長の事を思い出すような瞬間はほとんどない。
顔を合わせたのもほんの3度ほどしかない。

でも自分が困った時、誰かの知恵と手を借りたいポイントで
霧の中からすっと差し伸べてくれる手があった。

日々真面目に頑張っていれば、一人でも見てくれる人がいれば
浮かび上がる事が出来るんだ、
そのことにひたすら感動しました。

正確には一人ではないですね。たくさん、いっぱいの人々。
お世話になった行員さん。
お店に来て下さるお客さん。
お店に来ることはないのだけど「あの角の本屋さん」と認識して下さってる人、
時々バスから「本屋さん、今日はやってるな、窓辺にあの本がある!」と
なんとなく見てくれてる人、
雨がパラついてきた時にジェスチャーで窓の向こうから教えてくださる人、
こどもたち。
and more...

多くの人にとってもっともっとホッとするような街角を創っていきたいと思います。

私はこんな未熟なところだらけの店主ですがこの場所だけは守っていくつもりです。
人生のドラマチック性だけは自信があります。
またひとつエピソードが増えてしまいました。
これからも「物語のある本屋」目指していきます。

細かい流れは「コラム」で改めて書く予定です。

いつも本当にありがとうございます。
またお待ちしております。

13日の金曜日&大安の日に。


2015年7月25日 (土曜日)
お知らせしていた19日の『情熱大陸』お店が少し映ってました!

終盤の「太宰と笑い」というシーンです。
窓辺で中学時代の甘酸っぱい思い出と太宰をからめて語る又吉さん。
窓の外は桜並木の緑、
又吉さんの背後には「太宰が住んだ街 三鷹」を始めとする
数枚の太宰のチラシが見切れていました。↓



都心の刺激的な場面が続いた中、三鷹以西の
多摩地区の緑が多いホッとする雰囲気が出てたように思います。

室内の撮影が多かった事もあり窓の外の緑が
青春時代のエピソードと合ってましたね、など嬉しい感想も
たくさんいただきました。ありがとうございます。

何より又吉さんの話されるトーンや表情、とっても素敵でしたね。
少しはにかまれたような笑顔がキュンときてしまいました。↓



放送後数日は情熱大陸での又吉さんの話題で持ちきりですごく楽しかったです。
『火花』をもう一度読みたくなった、という声多し。

努力についての考察やチャーリー浜のギャグから世界の真理・粒子学まで
繋がっていく話など、やはり常人と考える事が違う、とか
とにかく言葉の選び方が魅力的でますます好きになった、
という声も多し。
又吉さんの不思議な魅力にハマる人続出のようです。

「悲しい」という感情から生まれる下りのところも惹かれた。
悲劇名詞の属性の人に惹かれるのは昔からだけども・・・

そうそう、さすが女子!見る所が違う!と思った事がありました。

又吉さんが髪をかきあげられるのですが
そのほんの一瞬、腕に黒いものが巻かれているのが映ります。↓



↑ね?右腕にありますでしょ?髪を結ぶ用の黒ゴムのようですね。
これを見つけた時ドキッとしましたね。
(私は生で初見の時点でドキッとしましたが←ささやかな自慢^^)
お客さんもやはり同じ感想を持ったようでした。

普通ヘアゴムって女子っぽいアイテムなのに
この又吉さん、なぜか男らしさが増してますね。

髪をかきあげる、その仕草1つとっても
俺今かっこいい?とかいう思いは全くそこにはなく
無意識の動きから滲み出る色気だからたまらないのだな、と実感。

とある芸人さんの「又吉さんはプライベートでは髪型をお団子にしがちー」
っていうネタが何気に好きなのですが
いつでも結べるように腕にはめてただけのことなのに
その一瞬の場面ひとつでこんなに盛り上がれるなんて
いくつになってもときめきや萌えは楽しいな、なんて思ったのでありました。

すみません、冒頭からテンション上がりすぎですね^^
もちろん、ここで「太宰と笑い」について語られたというのが
一番の嬉しいポイントです。

あの後「太宰を語るには格好の場所ですね」と言ってくださったお言葉、
どれだけ感激したことか!

7月6日、洗車雨の日、又吉さんが訪問して下さった、
そして10日後に芥川賞受賞、この期間の胸の高鳴りや毎日の
ワクワクドキドキした楽しさ、ずっと忘れないことでしょう。

7月6日ご来店時の裏話をすこし。

あの日は雨でヒマだしものすごく油断してたのです。
七夕の前の日、今の若い子ってよく
「イケメン降ってこないかな〜☆」とかツイッターとかで呟いてるんですよ。
可愛い願い事やの〜♪とかほっこりしてた午後でした。

BUYMAのCMが流れ始めた頃でもあり私もさっそく動画で確認して
なにこのイケメン!!ってビックリした直後だったので
その日の又吉さんの第一印象は
とんだソラマメ(by人間失格)ならぬ「とんだイケメン降ってきた!」でした。

ドアを開けて入ってきた又吉さんは開口一番
「僕オフで普通に来ようと思ったんですけど、今こういう状況で」
のような説明をして下さり、隣には若い男性がカメラを抱えている。
「情熱大陸なんですが、カメラが入っても大丈夫ですか?」と。

とっさに「大丈夫です!」と答えつつ
ふいうちだし自分めっちゃおばちゃん(いつものことだけど)だ、どうしよー!
(結果私は全く映らなかったので要らぬ心配でした。心底ホッとしました)

オフの日に禅林寺から立ち寄って下さったようなのです。
それにしても開口一番のこの言葉、
普通メロメロになりますよね、これ。
これをあの独特な、それでいて親しみやすいトーンで言われたのです。
めっちゃモテると思います。

その後「お元気でしたか?」とも。
はい、元気です!と答えつつ心拍数ヤバくなってました。

ますます素敵になられた、いい貌になられた、と5分も経たずに感じました。
纏っている影が濃くなったかんじ。なんやろ、あの文学青年の放つ色気。

しばらくお茶を飲みながら太宰トークでした。
生で貴重なお話を伺うことが出来、なんて幸せな瞬間なんだろう、と
感動しておりました。

前回も書きましたがカメラはほぼそこにポンと置いてあるだけ。
こんな撮影方法はうちの店での過去の経験上はじめてでした。

ディレクターさんも文学や芸術の話に詳しい穏やかな方で
この方が密着されてるのなら又吉さんもそんなにストレスが
ないのではないかな?と勝手に想像してました。

実際、オンエアの2,3日前にわざわざお電話を下さって
「先日は美味しいコーヒーをありがとうございます。
又吉さんのおかげで良いお店を知る事が出来ました。
先日の撮影のシーン、少しですが放送される予定です」
と告知いただいたのです。丁寧な応対、感謝します。

先週の神アングルの件といい好印象しかありません。
今回のお話は本当に光栄でした。

又吉さん、ディレクターさん、雨の中をお越し下さり
本当にありがとうございました。
2015年の七夕の短冊のような宝物が1つ増えたこと、心から喜んでいます。

同時にやはりこの場所で、という想いが強くなりました。
この場所、この窓辺でなくちゃいけない。
どうか予定通り、この物件で「フォスフォレッセンス」を
持続していくことが出来ますように、と一層深く祈ります。

1つだけ気がかりなことが。
レジの時にテンパってしまい、おつりをちゃんと渡したか不安です。
こんなことでは店主失格。一通りの仕事はきちんと出来てます様に。

最後にこぼれ話番外編を。



又吉さんが芥川賞受賞された翌日、いくつかスポーツ新聞を購入してみました。
たまに読むと面白いですよね、ネットではあまり見ない様な写真も発見したり、
創世記のホームページみたいなコーナーのマークに和んだり。

画像はサンスポの1面なのですが掲載されてる太宰の顔写真が
結構レアな写真じゃないですか?
私が知らないだけかしらん。ちょっと発見がありました。

昨年の12月29日(町田さん衝撃引退の翌日)以来初でスポーツ新聞買ったけれど
たまにはチェックして楽しもうと思いました。


太宰が住んだアパート、荻窪の碧雲荘保存活動が広がっています。
興味を持たれた方は当店のフリーコーナーのチラシをお持ち帰り下さい。
ネットで杉並の歴史文化を育てる会FBページもぜひご覧下さい。

署名活動は特に太宰朗読の原きよさんがかなり尽力されていて
多数の署名が集まっているようです。
私はいつもながら原さんの人間力のすごさに圧倒されてしまいます。

署名運動に当店も協力させていただいてます。
賛同いただける方は声をかけて下さりますようお願い致します。

前回の日記に書いた例の太宰のシルエットは
碧雲荘の件呼びかけポスターの右上の太宰のシルエットの裏面が映り込んだものです。↓

  
表に貼っているポスター。右上の太宰のシルエットがお店の内側から窓ガラスを通して映りこんだのが右の画像。
前回の日記で「神アングル」と書いたのがこれです。

本棚との隙間の奥に見えます。どうしても太宰が見守ってるように
私には見えてしまうのです。
「芥川賞のリベンジは託した」と言葉をかけてるようにも。
少なくとも太宰は絶対天国で祝福してると思います。

1999年に上京され桜桃忌でお墓参りをした時に
10年後の生誕百年で「太宰ナイト」を開催する!と目標を掲げられ
実現された。と一言で言うのは簡単だけど
その十年、どれだけ大変だったのでしょうか...

番組でもゴミのような扱いされてた時期長すぎて僕らはもう浮かれない、
と発言されていたのが印象強いです。

叶えたその後も目の前の事に真摯に取り組んでこられた結果が
今の状況なのではないでしょうか。
太宰はきっと喜んでますよ。又吉さんのような人、大好きですよ、きっと。

私もこの十年大変だったからわかります。
1999年の桜桃忌は太宰は結構いろんなことを仕掛けてますね。

保存の活動をされている
杉並の歴史文化を育てる会FBページによると
又吉さんもこの件に関心を持たれていて現在やりとりをされているそうです。

この一番忙しい時期に?驚きました。
太宰ファンが今一番危惧している事に
目を向けて下さっているのはとても嬉しく、
ますます又吉さんは本物だな、と実感するのであります。

「情熱大陸」や「ファミリーヒストリー」を観て
この方は大丈夫だな、と確信もします。

太宰は『斜陽』がベストセラーになった後、
一番心身グッタリと疲れ果てているのに
「最近調子いいですね」と皆が口にする事の空しさを
書いていた事があったけれど時代も状況も周囲も違う。

またいつか太宰の話が出来る日を楽しみにしています。
そしてこれからも変わらず応援しています。
そして私も頑張らなくちゃ!

この一連の出来事、忘れがたい。
毎日の中で花火が上がる時があるんですね。
まだまだ打ち上げたいものですね、派手なのも。地味なのも。

*画像は番組に映ったものより使用させていただきました。
「どこで映ってたかわからない」という方もいらっしゃるかもしれないので
一時的にアップさせていただきました。
次回更新時には画像は削除する予定です。
よろしくお願いします。



2015年7月19日 (日曜日)
ご無沙汰してしまっております。
急に暑くなりましたがお元気でしょうか?
私はとうとう腰痛デビューしたりして
じわじわとやってくる老いと向き合いながらも
なんとか元気にやってます。

本日はニュースがあります。

今夜23時25分〜55分MBS・TBS系『情熱大陸』は
今をときめく又吉直樹さんの特集です。
http://www.mbs.jp/jounetsu/

番組内で当店を訪れる又吉さんがチラッと登場するかもしれません。
これは必見です!

16日、又吉さんは小説「火花」で芥川賞を受賞されました。
飛び上がるほど嬉しかったです。本当におめでとうございます!

直前まで番組の編集作業は行われているかもしれません。
今の又吉さんをたった30分で収める、
すごい仕事ですよね、これ。

お店の事を抜きにしても見ごたえある濃厚な30分でしょう、
ぜひご覧になって下さい。

カメラがお店に入った日の詳しい話はオンエア後にまた書きたいと思います。

今日はほんの少しだけ。

14年目を迎えるフォスフォレッセンスですがはじめての突撃ロケでした。
普通テレビ番組の収録は事前にアポをとる連絡があり
こちらも心の準備をして少し小奇麗にしていくわけです。

今回はガチでアポなし、突然の訪問。
大雨の日ですっかり油断していたところでしたので
ゆるゆるムードな店内でした。
私もいつもどおりゆるゆるスッピンでおばちゃん丸出し(笑)

しかも雨で均一コーナー本を店内に入れているので
ただでさえ狭いお店が倍狭い。

周辺の整理をしようと思ってたところに!でした。

でもそれがかえって過度な緊張感などは皆無で
ものすごく自然な雰囲気になったかもしれません。

それに私が今まで経験したテレビ収録ってカメラマンの人が構えて
3,2,1スタート!ってかんじで「今カメラまわってる」という意識があり
はいカット!っていうのが定番だったのですが
今回はそれいっさいなし。

ほぼテーブルにカメラが置いてあった気がします。
いつ撮っているのか全くわからない状態。

これがすごく新鮮でしたね。

先週の放送で次回の予告的に一瞬店内で本を物色する又吉さんが
映ったのですが、本棚との隙間の奥のガラス窓に
太宰のシルエットが映りこんでいたのです。

偶然かもしれませんが、すごい神アングルです、これ。
さすが情熱大陸さんの仕事!と感動してしまったのでした。

まるで太宰が見守っているかのようにも見え、
「芥川賞リベンジは託した」(この日は受賞前)
って語りかけてるようにも見え、
又吉さんは太宰に選ばれた男なんだな、
なんてことまで瞬時に思ってしまいました。
その一瞬には力が宿っていました。

太宰のあの世からの存在感の強さの輝きに圧倒されもし、
このたった1秒くらいの1ショットだけでも私にとって宝物のような
映像になりました。

『火花』について

又吉さんに本の感想を
「本読んで3回泣きました!」と簡潔に伝えました。
なんだかよくわからないのですが『火花』と呼び捨てにするのが
失礼のような気がして突発的にそう言ったのですがちょっと後悔。
ありきたりな感想すぎますよね。

後ほど時間があればもっとゆっくり細部の感想を伝えたかったのですが
今回はその時間はなしでしたのでここに書きます。

3回というのは出だし10ページめくらいの
エレクトーンのスイッチがわからないところ、
私も同じような子供の頃の経験があり成人後も傷になっていたのですが
この描写を読んでやっと救われたんです。

2回めは真樹さんの井の頭公園の下り。
季節ごとに井の頭公園のベンチで『火花』読み返したいです。

3回目は花火のラストシーン。
最後のページの「エビシンゴナビーオーライ」が自然にスッと入ってくるのは
この物語に散りばめられた会話がどれもすごくリアルだったから
生きてくる言葉、リアルな若者像が見えてくると感じました。
普段から人をよく観察し人とよく話されてる又吉さんだから
書ける物語だと感じました。

普通本は非日常な世界へ羽ばたく為に読む事が多いのですが
『火花』はまさに日常へ続いていく物語だと感じました。
日常にだって光、喜び、いっぱいつまってる。ちゃんと見なくちゃ、って。

今回ご来店〜芥川賞受賞までのこの期間、毎日がテンション高く幸せだった。
小説の中だけじゃなくてリアルな日常ですごい物語を見せてくれた又吉さんに
心からお礼を言いたいです。
そして自分も、何か人をこんな気持ちにさせられる仕事がしたいですね。

W受賞者である羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」今読んでいます。
直木賞の東山彰良さんの「流」も絶対読みます。満票一致というのはすごい。
この度は受賞おめでとうございます!お三方の今後の活躍に期待しております。

読書を盛り上げていく仕事のはしくれとして刺激になったこの週は忘れない。
街の本屋さんとして頑張っていく活力になった。
良い本との出会いはパワーの源。
お客さんに、次世代に、これからも本をしっかりと届けていきたいと思います。

あとはまた後日書きますが
又吉さんがますます素敵になられてたこと、
ますます大好きになってしまったことを記しておきます。
太宰と同じで近くの人を深く深く魅了してしまう、
この共通点を確信した日でした。

これからの又吉さんも心より応援しています。
スタッフさん共々雨の中のご来店、本当にありがとうございました。
では今夜、星が美しい夜、放送を楽しみに観させていただきます。



告知が随分遅くなってしまいましたが朝日新聞デジタル&wのbook cafeのコーナーで
フォスフォレッセンスを紹介していただきました。

http://www.asahi.com/and_w/interest/SDI2015052752811.html
<16>「太宰愛」で満たされた空間 朝日新聞デジタル &w

素敵な記事をありがとうございました。

お店の建物の件、その後どうなったか
気にしてくださるお客さんも多くよく声をかけて下さります。
ご心配おかけしてすみません。

先日の日記でも継続の方向で、と簡単に報告しておりまして
上のリンク記事にもあるようにビル購入の見通しが立っていました。

5月31日大安の日に契約の運びだったのですが、
直前になってビルの持ち主の方が亡くなられたのです。

よって一旦延期、となり現在は返事待ちの状況です。

相続の手続きは三ヶ月〜半年ほどがメドということで
今は待つしかないのです。

どうか時期が延びただけで予定通り事が進みますように、
と祈っています。
私の人生、とことんドラマチックやわ、と前向きに受け止めて待ちます^^

動きがありましたらまた報告させていただきますね。
見守って下さりましたら幸いです。


2015年5月17日(日曜日)
桜桃忌ダザイベートの参加申込開始しました。
詳しくはイベントページにてご覧下さい。
ぜひ自由に太宰を語るひとときをご一緒しましょう。

お待たせしている現在のお店の行く末の件の現状報告を。

この場所でお店が継続出来る方向になりそうです。
きっと良い結果になります。
ご心配をおかけしてすみません、
いつもありがとうございます。

また詳しく報告しにきます。

と、これまたメールのような日記になってしまいましたが
じっくり更新するその日までしばしお待ちを。

五月雨が胸に染みる午後より

2015年5月3日(日曜日)
爽やかな新緑の季節になりましたね。
GWも通常通り火曜日水曜日以外は営業しておりますので
ぜひご来店下さい。

前回の日記でご心配をおかけしたようですみません、
ちょっと感情をストレートに綴りすぎましたが
時が経ち気持ちは大分落ち着いています。

まだ返事待ちの状態ですが今月には答えが出るかと思います。
すぐに報告しますね。

その前に近々またじっくり更新にきます。

充実したGWになりますように


2015年4月11日(日曜日)
今年も三鷹通りの桜が咲きました。
フォスのベストシーズン到来です!

 
三鷹通りの午後                                お店の窓辺からはこんな景色が。夕方

   
夜は向かいの校舎がライトアップし信号の色が反射。ステージみたい。   燐光っぽい写真撮れました。店が舞台みたい。


この時期は閉店後、窓辺に写真立てを置いて帰ります。
「太宰さん、夜桜花見をたのしんで下さい」って。
開店時に店に来ると思いのほか表情が喜んでるように見えるのです。

お店の前の桜の樹が写りこんでいて綺麗です。
私とお店を静かに見守ってくれているこの桜も大きくなりました。
ただの桜ではない、私にとっては聖なる樹なのです。

11日現在、今年の桜は散ってしまいましたが
来年もここで桜の開花と散り行く姿を見届けることができますように...



新年度がスタートしました。
ものすごく久しぶりの更新ですね。
同じ挨拶言葉を書いては
「ただ今サイトリニューアル準備中でして」と続けてた。
確かにそれは間違いではない。

「私のアイフォンだとこちらのサイト見れないんです」とか
「開くと迷惑サイトだと警告が出てしまいます」と丁寧に教えて下さる方も
いらっしゃるのでスマホでも見安く、PCでも広告でシャットアウトされるストレスのない
サイト作りを目標にトライ&エラーの日々でした。

私ほんとにこういうの才能ない....試行錯誤の果てに全く別方向に流れ
完成が見えない。時間だけ費やしてゼロになった事も。
それで長い時間投げ出してサボってしまった。ダメですね。

でもこの作業は続行するつもりです。
やっぱり公式ウェブサイト大事ですからね。

ですがここにきて事情が変わってきたのでもう少しこのまま様子を見ます。
一区切りつけなきゃいけない可能性もあるので
だったら今期まではもう少しこのスタイル、
変化があれば合わせてリニューアル、とする予定です。

営業時間・定休日も今年から勝手ながら変更させていただいております。
冬季のみの予定でしたが状況が安定するまでは
もうしばらく19時までの営業、火・水曜定休でよろしくお願いします。

というのは
もしかしたら今の場所を出なければいけないかもしれない状況になったからです。
転機というのはいきなりやってくるものなのですね。

お店が入っている建物を持ち主の方が売却するとの知らせが入ったのが3月。
4月11日現在、まだここがどうなるのか決まっていない状態。
私としては絶対この場所でお店を続けたいのですが
答は明日出るかもしれない。と毎日思いながら過ごしてる、
今結果連絡待ちの状態なのです。

ここまでの経緯、そしてこれからどうなるのかの記録を
記しておかなくてはいけないと思い立って一気にまとめて更新している次第です。



3月、1本の電話が入る。
ここを去らなくてはいけないかもしれない可能性が出てきたという事実に
愕然としテーブルに座りこみ何も出来ないでいると
さーっと雨が降ってきた。

春雨特有の細くて柔らかいさらさらした真綿のような雨。
なぐさめてもらってるみたいで余計泣けてきた。
窓の外の風景が淡いブルー、薄紫に変わってゆく。

この風景を見られなくなるのは考えられない、
どうかここを離れないですみますように。
ここに私をいさせて下さい。

そう願いました。その想いに答えてくれるかのような優しい窓辺、映る空のブルー。
この窓辺あってのフォスフォレッセンスだと思うのです。

景色だけでなく通り行く人々の姿、声、視線に助けられ今の私が居る。
「ここに本屋さんがあってホッとする」と言って下さる事も多く
街角の灯りとして共生し溶け込めたかとやっと思えてきたというのに。

13年間共に過ごしてきたこの空間。離れたくない。
でも現実を見なくては。今出来ることをするしかない。


数日後、太宰治関連本が大量に入荷しました。
ぜひこのお店に、という方がお譲り下さったのです。
このタイミングに頑張れと背中を押されてるような気がしました。
桜桃忌までに本のリストも仕上げますね。

そして今一番心強いのは仲介する不動産会社の社長さんが
応援して下さってる事です。

ご年配で最近は体調も良くないという事で心配なのですが
開店当初から私が13年間店を続けている事を尊重して下さり
出来ればあなたがここで本屋さんを続けられる方向に持っていけるように
尽くしてみるからね、と力になってくださっています。

「『ユーガットメール』という映画で小さな書店が潰されてしまうでしょ?
今回の事であの映画を思い出してね、
だからここを絶対守りたいんです」と繰り返しこの映画の話をされます。

もしかしたら1本の映画にお店が救われるかもしれません。

本当に感謝しています。
肩入れして下さる社長さんの善意にも答えたい。
この件の落着時に実にいい仕事をした、と思っていただきたい。
ここで継続出来る事になるように心底祈っています。

返事待ちの結果によっては
2階で店舗、事務所などを借りてくれる人を探さないといけないかもしれない。

以前は整体のお店が入っていました。
こじんまりとしたお店を開く場所を探していている方、
選択肢の1つに入れておいてくだされば幸いです。
またはそんな知り合いがいるという方も。

結果が出たらすぐ報告します。
もっと細かな経緯も。

それまでは私が勝手に動く事は出来ないので
今はここまでしか書けないのですが
気になった方は来店時にでも声をかけて下さいね。

引き続き何か動きがあれば書き記していくつもりです。

一番ベストな方向に物事が進んでいきますように
この世のすべてのことが



2015年3月
春が来た!ということで三鷹通りの桜も咲き始めました。
29日にお隣の三鷹図書館で春のガーデンカフェという
素敵なイベントが開催されました。

秋の図書館フェスタの続編のイベントですね。
ジャズ演奏やサポーターさんたちによる古本市もあるそうです。
当店でも合わせて割引セール実施しました。



図書館のイベントが増えてきて本当に嬉しい。
館長さんにお会いした時に
古本販売する事で当店に何か支障はないかとお気遣い
いただきましたが「全然です!共にぜひ盛り上げていきましょう」と
お答えしました。

本と街の人たちの繋がりが増えていくことでしたら
今後も大歓迎です。
私も数冊購入させていただきました。

いつか太宰治関係のイベントも、と昨年お話した事もあるので
叶うといいな。何か盛り上げるお手伝いが出来れば幸いです。


金子國義さんが3月16日に亡くなられた。
新宿伊勢丹で金子國義デザイン浴衣購入の際、
偶然氏におめにかかりサインして頂いた事があります。

過去の日記に書いたかもしれませんね。
サインには退廃的な作風とは一味違ったお茶目な鳥の絵も。
一生宝物です。



普段は見えにくい袂の裏側。
歩くとなまめかしく見える位置。
そのあたりも計算されているとしたら流石です。

デザインはハイドさんにプレゼントされた蝙蝠浴衣です。
その様子がドキュメンタリー番組で放送されたのも春だったな...

番組で映ってた神保町のあの桜、まだあるかな?
見に行こうかな

そんな事を思い出しながらひとりカラオケに行って
お気に入りだったという
「evergreen」を偲びながら歌いました。



2015年2月
11日の祝日に冬の読書会アウトドア編文学散歩を行いました。
今回の舞台は「船橋
とても内容の濃いものになり参加者様に感謝しております。

目立つ大通りに太宰の碑があり夾竹桃が移植されているのを見て
船橋の太宰愛を感じ散歩開始30分で既に胸がいっぱいになりました。
太宰と船橋は相思相愛だったんだな、って。

旧居跡のあたりから竹のステッキをコツコツ鳴らしながら
太宰が歩いてくるような気配を感じていました。
それは時の隔たりを消し去るようなリアルな気配で
確実にこの土地に太宰が生きていたんだと実感出来る瞬間でした。

帰宅後『めくら草紙』を読んだら
前と読後感が全く違った。
声や匂い、風景が見えるような不思議な読書体験でした。
太宰研究にはやはり文学散歩は必須科目だと感じましたよ。

詳しくは近々レポします。今度こそホントにします。
今年の私はひとあじ違います!(とここに書いて自分を追い詰める)
お待ち下さい。
カミングスーンです!


2015年1月
2015年スタート!今年もフォスフォレッセンスをどうぞよろしくお願いします!

画像は毎年干支のトールペイントをお贈り下さる
香川のお客さん手作りの福羊です。
いつもありがとうございます!

窓辺で通り行く人々をにこやかに見守っています^^
子供たちから反応を楽しみにしながら年始を過ごすのがお決まりなのです。

2014年の干支お馬さんからの引き継ぎ式をひそかに行います。記念にパチリ。




過去の日記。

[2002年2月の日記] [2002年3月の日記] [2002年4−5月の日記] [2002年6−7月の日記] [2002年8−9月の日記] [2002年10−12月の日記]

[2003年1−2月の日記] [2003年3−4月の日記] [2003年5−6月の日記] [2003年7−8月の日記] [2003年9月-10月の日記]

[2003年11−12月の日記] [2004年1−2月の日記] [2004年3月−5月の日記] [2004年5月−7月の日記] [2004年8月-10月の日記]

[2004年11-12月の日記] [2005年1月の日記] [2005年2月の日記] [2005年3月の日記] [2005年4月の日記] [2005年5月の日記] [2005年6月の日記]

[2005年7月の日記] [2005年8月の日記] [2005年9月の日記] [2005年10-11月の日記] [2005年12月の日記] [2006年1月の日記] [2006年2月-3月の日記]

[2006年4月の日記] [2006年5月の日記] [2006年6月-7月の日記] [2006年8月9月の日記] [2006年10月の日記] [2006年11月12月の日記}

{
2007年1-3月の日記} {2007年4-5月の日記}2007年6-8月の日記} {2007年9-12月の日記} {2008年1-2月の日記} {2008年3-4月の日記}

{2008年5-6月の日記} {2008年7-8月の日記} {2008年9-10月の日記} {2008年11月-12月の日記} {2009年1月-2月の日記} {2009年3月-4月の日記}

{2009年5月-6月の日記} {2009年7月-8月の日記} {2009年9月-10月の日記} {2009年11月-12月の日記} {2010年1月-2月の日記} {2010年3月-4月の日記}

2010年5月-6月の日記} {2010年7月-8月の日記} {2010年9月-10月} {2010年11月-12月} {2011年1月-2月} {2011年3月-4月} {2011年5月-12月の日記}

{2012年の日記} {2013年の日記} {2014年の日記}













inserted by FC2 system