営業日記。

2002年12月31日 火曜日
今年も大詰めですね。
ますたーです。
えー、店主が一人帰省してる中、お留守番代わりの営業なんですが、やはり、こうなんと言いますか、
ヒマだったりします(笑)。
年末年始なんて案外みんなヒマしてるもんだよなー、とか思ってたんですが、大晦日に関してはなにかと忙しいのかもしれませんね。
そんな中、馴染みのお客さんが何人か挨拶代わりに来店してくださいました。
今年の2月にお店をオープンして、初めての年の瀬なんですが、なんだか、あっという間でした。
みなさま、来年も「フォスフォレッセンス」をよろしくお願いいたします。

さ、帰って紅白見なければ。。

byますたー@餅焼き中

2002年12月29日 日曜日
ただ「良いお年を」の一言だけを言いにきてくださるお客さんが何人かいて
嬉しかったですねー。 そう、私がお店に立つのは年内は今日で最後なのです。
このサイトのトップのお知らせにもあるように明日30日はお休みをいただいて
31日からは(1日の水曜日はまた休み)ますたーがひとりで頑張ってお店を営業してくれる、
ということですので今日の夜は数々の「申し送り」を確認しようと思っています。
というわけで年の瀬です。 明日から帰省いたします。
私は居ませんが店は30日、1日以外開いてるのでお近くに来られる予定のある方は
是非お店に来てくださいね。
ではみなさま、良いお年を

2002年12月28日 土曜日
昨日はあまりに咳こむので、のど飴ばかりなめていると
むしょうに金沢の老舗、俵屋の飴をなめたくなりました。
一回帰られたお客さんが再びドアを開けて入ってこられたので
「忘れ物かな?」と思っていたら
「はい、これで早く風邪治しなさい、あと1度病院行って気管支をちゃんと検査してもらいなさい。」
と言ってサミットのビニール袋を渡されました。
中にはみかんやらいちごやら練乳ミルクやらが入っていました。 
ありがとうございました、と口にした瞬間、すぐさま帰ってしまわれたのですが、ほんとにありがたいです。
風邪でいちごと練乳ミルク、というのがなんともいえずなつかしいかんじです。
私の咳のひどいのは、30代を過ぎてからときどき2,3ケ月くらいずーっと続くことがあるので
気にはなっていたのです。 あまりお客さんに心配かけちゃいけないのでいろいろ自然療法も本などで調べたいです。
検査とか薬とかお金かかるのはちょっと・・貧乏だとほんと病気できないな、とつくづく感じます。
そんなわけで昨日はすぐに帰ってたっぷり寝ました。
ちなみに寝言で「正解。」と何度も主人に言ってたそうで、クイズの夢でも見たのでしょうか?ヘンなの〜

お店の外の小さな看板がわりのプレートが風の強さに負けてはずれてしまいました。
鎖をもっと強力なものにしてつけなおそうか、それともいっそ布のようなタイプに変えてしまおうか・・思案中です。
竹久夢二のお店、「港屋」では店の表に鳥籠を吊るしていたそうですが、飛んできた鳥がいれかわり
たちかわり、その籠の中で遊ぶ、っていい風景ですね。 うちもそうしようかな・・現代では鳥は現れにくいだろうけど。
お店の中にはからっぽの鳥籠を飾ってるんですけどね。
夢二といえば、彦乃さんが咳こむ姿はきっと美しいのだろうな
ちょっと弱っている時の女性って時にゾクッとするほど色っぽくなると思う。
そんなことをふと思いながらまた全然美しくなく咳こむ私であった。 

2002年12月26日 木曜日
時々咳が止まらなくなり、何度かお店の外で一気にゴホゴホと流し、冷たい空気を吸って
ふーっと店へ戻る、という繰り返し。 咳止めでなんとかしなくては・・
昨夜も布団の中で咳が止まらなくなるし、冬は風邪ひきがなければほんとに大好きな季節なのに・・
と春の花粉症を忘れていた・・人と接する仕事なのだからもっと予防しなくては。

今日、お客さんがふと「店の目の前って中学校ですよね。」と言われ、はい、と答えると
「この学校の国語の先生なんかが来てくれないでしょうかね。」と言われ、なるほど
思いつかなかった発想だ、と思いました。
そしたらその後、なんだか国語の先生っぽい女性のお客さんが来られて、
たぶん全然違うのだろうけど、私にとってもうその方は「国語の先生」として覚えてしまいました。
その国語の先生は「値段のつけ方、いいですね。」と言ってこられ、一瞬ギクリとしました。
すごいわがままな値付けなのであきれられたかな?と思っていると、悪い方にとられたのではないようでした。
「自分の好きな本は高いんですね。」と満面の笑みで言われ、本を購入されました。
購入された本については「これなんかは普通の古書店に行くと高いのに、ここはこうゆうのは安いんですね。」
とまた満面の笑み。「そうなんです、そうなんです。」と私。
このサイトの「おすすめコーナー」だって、自分の好きな本が多いのでどうしても相場より高めな値段設定になって
しまうのでサイトでしかうちの店を知らない人は、価格高めな店、という印象を受けてる人が多いかもしれません。
でもいわゆる神保町とかでは高い古書、なんかは安いものがあるので是非実際にお店を見に来てくださいね。
「自分の本棚と似てるので、買いそびれた本なんかが発見できそうな気がする。
それこそ店、というより人の棚、ってかんじなのでなんか本抜いてもいいのかな?って気にもなる。」
と言われましたが、なるほど・・と思いつつどんどん抜いてください!って声を大にして言いたい気分でした。
世の中が国語の先生ばかりだと、うちみたいな店はきっと生き残っていける。
でもそうじゃないから、まだ見ぬ国語の先生たちに(ほんとに国語の先生じゃなくてもそんなかんじの人)
フォスフォレッセンスを見つけてもらえるように、それらしい灯をともさないようにしようと思う。

2002年12月24日 火曜日
風邪、頭痛や胃痛はかなりマシになりましたが
咳と鼻水が悪化。おまけに声がガラガラ。特に咳はキッチン側に立つものとして
お客さんに失礼だと思うのですよね。もう必死に我慢しながら息を止めると余計にゴホゴホくるし
咳を我慢しすぎるとこう、えずくようなかんじになったり、かなり不安だったのですが
コーヒーをドリップしてる時、その立ち上る湯気を吸い込んでるとかなり落ち着きました。
もっと自己管理をきちんとしなければ・・
今朝起きて、特に起きがけってせきこむのでつらいのですが、今日はクリスマスイブなんだ、って思うと
それだけでなんか嬉しいので頑張れそうな気がしました。
お店の常連さんが大きなお花を届けてくださいました。 すごく嬉しいです。
今日はお客さんに「どうしてもっとお店のこと宣伝しないんですか?もったいない。」
と言われてしまいまして・・いや、してないことはないのですが・・いや、自発的には一度もしてないか
「僕、もう何人もの人に宣伝しましたよ、これからもまた宣伝しときますので。」と言ってくださり、ひたすら感謝です。
応援してくださる方に安心してもらうためにも、もうちょっと頑張りますね。
今からお店でますたーとささやかなクリスマスディナーです。
年に一度?大きなホールのケーキを食べれるのでクリスマスってやっぱりいいな
夜は明石屋サンタでものんびりと見ます。では、メリークリスマスtoフォスフォレッセンスに関わるすべての人達

2002年12月23日 月曜日
書店員時代、特にはじめて配属になった店ではよくミスをやらかした。
自分のお店を持ってからも、やばいかも・・というようなことはいつくかあったけれど
なんせ一般書店とは来客数が圧倒的に違うのでそうそうミスることはない。
でも昨日、大きなミスをしてしまったのです。
「年末にまたくるから」と言ってくださっていた方とある約束をしていたのですが
ますたーにきちんと伝達するのを忘れていたのです。
前に来て頂いた時に彼もその場に居たのでちゃんと覚えてるだろう、と勝手に思ってたのです。
彼を責めるわけにはいかず自分が念を押さなかったことを悔やみました。
でもますたーにはもうちょい記憶力を鍛えてほしいと思ったのは事実。
その方には大変申し訳なかったです。次回お会いできることがあればいろいろと考えてますので
どうかまたよろしくお願いします。

今日は、昔本屋を経営されていた、というおばあちゃんが来店されました。
昭和30年代には時代の流れで店の半分を貸し本屋にしたりして工夫しながら持続していたらしいです。
2冊で100円コーナーを見ては「ああ、寂聴さん、この本私ならいくらでも買うわ」とか
「平岩さんの本も、あら阿修羅のごとく、これはいい本なのよ、でも状態が残念ねえ」
など1冊1冊反応されるのです。また棚を見つめる時の本に対する愛しそうな表情、印象的でした。
「厳しい時代だけど本が好きな人にとっては最高の場所ね、またたくさん買いにくるわ」
と言ってくださってすっごい嬉しかったです。これから地道に好きな本を集めていって
将来的には老人たちが本を読める場所を創りたいのだそうです。
ちょっと感動ものでした。ほんとにもう80近いくらいのおばあちゃん、これから新しいことをはじめる、
と堂々と私に宣言していったのです。さすが本屋を経営してた人は違います。
「あー、この店を見つけて良かった良かった」を連発されるので、何度も言うけどほんとに嬉しかったです。
私にとってはサンタさんみたいなおばあちゃんでした。
風邪をぶりかえしてしまい、今日はすぐ布団にもぐろうと思います。治りますように・・

2002年12月23日 月曜日
えー、お留守番ますたーです。
本日店主さんはちょっとお出かけしてまして、ワタクシが一日お店に入っておりました。
今日の出来事。
ワタクシが個人的に開いているHP経由で、お客さんが来ました。
初めてのことです、はい。
んで、2人で写真の撮りっこをしてしまいました(笑)。
なんというか、無愛想で申し訳なかったです^^;

byますたー。

2002年12月21日 土曜日
「よいお年を」と、今年はじめて言いました。
今朝、雨の中はちや珈琲さんに今年最後の豆の買出しに行ったのです。
「今年はいろいろお世話になりました」とか言ってるうちに
年末なんだな、と実感が湧いてきました。
豆を買うと一緒に袋に入れてくださる通信のようなものが好きなのですが
今日いただいたのには「自分へのプレゼント」について書かれていました。
先日、新聞の記事にも自分へのプレゼント、ごほうび、を買う女性が増えていて
百貨店も「プレゼントフォーミーコーナー」等を企画しているとかいう内容が載っていました。
私もクリスマス、誕生日、などことあるごとに「自分へのごほうび」とモノを勝ったりしてます。
今年はツモリチサトのインナーブランドsleepのパジャマをずいぶん前にクリスマスプレゼント
として買いました。もちろんリボンをとくのはイブの日、それまでは袋のまましまってあります。
店員さんの手間をとらせて申し訳ないんですけど「プレゼント用です。」ってラッピングしてもらいました。
自分に、だけど「プレゼント」には間違いないんだし・・
おnewのパジャマの感触って好きなんですよね。 店に居る時間も好きだけど
夜、家に居る時間も大切にしたいので、ボロいコタツにくるまっていてもかわいいものを着たい、ってことでパジャマにしました。

今日はけっこうきつい雨がずーっと降っていました。
お客さんが昔の玉川上水の水流のものすごさを話してくださって、
その時外も雨がバシャバシャと降ってきてたのでなんか雰囲気がピッタリでした。
うちの店の入り口はひさしのようなものが付いてないので、今日みたいなきつい雨の時は
入店するだけでお客さんが濡れてしまうことがあるのでちょっと困るのです。人工ひさし?つくろうかな

2002年12月20日 金曜日
本日の毎日新聞(多摩版)の朝刊を見て「あ、フォスフォレッセンス」と思われた方、いらっしゃいますか?
私も今日の今日まで全く知らなかったのですが、うちのお店の小さな広告が載っているのです。
「2002わがまちのグッドニュース」という一面で多摩地区のそれぞれの市の今年の明るい話題と
お店の広告が横にひとつ載る、といった紙面だったのですが、三鷹市の枠の中にフォスフォレッセンスの広告が入りました。
他の市を見るとたいがい老舗の屋号や神社の名がつらつらと太い筆で書いてあります。
なので横文字がズラズラーッと並んでる店名はうちくらいでかなり目立ってる方だと思います。
桜桃忌の記事の時にお世話になった方が、うちを押してくださったようで、
縁というものは自分がしんどい時に助けてくれるものだ、と実感しましたね。
なにより「グッドニュース」の紙面に載れた、というのが良かったです。
予期せぬ事でしたし、倍嬉しかったです。
お店がヒマな時が続いても、営業時間中は灯りがともっていてその中に私は居る。
売上にはならぬとも店の前を人は通りゆき、バスから店を見つめている人も居る。
この店や窓に飾られてる本を見て、ふっとなにかを感じた人がいるかもしれない。
それだけで意味のあること。 だから決してゼロじゃない。
来年も、さ来年も、とにかくお店の存在を暖かなものにしていきたい。
そんなことを思うのも、今日禅林寺近くにあるフェア・トレード輸入雑貨のお店「るま・ばぐーす」さんが来られ
お店の5周年を記念して「みたかこだわりマップ2002」というのを制作され、うちにも持ってきてくださったことが大きいです。
そのマップや冊子を読んでいるうちに、自分が住んでいる町、三鷹をもっと知ろう、お金を使うのもなるべく三鷹で。
「地域密着型」と一言で言ってもかなり奥深い。とさまざまな考えがよぎりました。
5年経った時、なにかを残せるような、そんな店になっていたいです。
この手作りのマップと冊子は自由に見れるようにしてますので興味のある方は見てくださいね。
もちろんフォスフォレッセンスも載ってます。

2002年12月19日 木曜日
もうクリスマスまで1週間を切り、お正月までも2週間ないのですね。
図書館で本を借りると返却日が来年の1月、というので実感が湧きそうです。
このサイトのトップページでお知らせしているとおり、年末年始は30日(月)1日は水曜なので
定休日扱いでお休み、となります。 本当は30日から4日までバーンと連休をとろう、と思ってました。
おぼんと正月くらいは連休とって日常を離れてみたい、というのが私の考えなのですが
ますたーが自分ひとりで店を営業する、と言ってきかないのです。
私は正月は実家へ帰って、母に着物の着付けを特訓してもらう約束をとりつけてあるのです。
まだ母が元気なうちに、自分ひとりで着物を着れるように教わっておきたい、と思いこの正月はいいチャンスなので
変更はしたくないのです。 旦那を残してひとり実家へ帰るのはあまりよろしくない事なのですが
お金がないのも事実だし、お正月営業してみるとどんなかんじか、1度は試してみないと・・というのもわかる。
彼は年明けの電化製品大安売り、をどうやら狙っているようで不純な動機ではないようなので(たぶん)
今回のお正月は彼ひとりにお店をお願いすることにいたしました。
もし年末年始三鷹に来られる予定のある方は、是非お店に遊びに来て下さいね。
ちなみに私の方は29日からもう大阪へ向かい、お店には5日か6日から出る予定です。
今度の22日(日)は私が終日休みをもらい、23日(祝)はますたーが終日休み、となってることも
一応書いておこう。 そんなかんじですがさ来年のお正月はふたりそろって松山の方にも帰れることを願います。
交通費がかなりかかるので四国の方にはなかなか行けないのが現状です。

最近、ぱた、とまたヒマになってしまって・・いや商売の厳しさを痛感しております。
今日はお客さんにも「どうやったらもうちょっと繁盛するか考えてみましょう。」と心配してくださって
「繁盛はしていらん、とんとんでいいからいつもすいてるいいお店、という立ち位置でいたい、
なんて言っていられないくらい最近ヒマで。」と返すくらい
一日のうち1時間くらいは珈琲をすすりながら本を読める程度のヒマさ、が目標だったのが
最近一日3時間くらい、ヘタすりゃそれ以上、読書ができちゃったりするから、かなり心配になってきて本に集中できない
「野球チームつくる、なんてどうですか。」とお客さんが言われ、予想外の答えにしばしきょとん、としてしまいました。
野球チーム、うーん・・・たぶんつくることはない。一生ない。でも発想としては参考にいたします。ヒントにはなるな・・

2002年12月17日 火曜日
風邪をひいてしまい、日曜と昨日は半日でますたーにバトンタッチしました。
今もまだひきづってるのですがたいしたことはないし、明日休みなので安静にしてれば
たぶん大丈夫だと思います。 こうゆう時、ひとりでお店をやってる方は大変だろうな、とつくづく思います。
昨日はいったん交代したのですが、夕方ごろに「もう今日はお店かわるから家で休んどいで」と戻ってきて
くれたのです。 感謝です。 彼は終日休みがまったくなくなりしんどいでしょうが念願のゴジラを見に行けたので良かったみたい
(15日の日記参照)
今日は取材がありました。 なんでも「小さなお店で儲ける方法」といった内容の本のための依頼、ということで
最初はお断りしたんです。「あのー、うちまったく儲かってないので参考になりませんよ。」という理由で。
そしたら「儲かってなくてもけっこうです。」ということだったので、それなら、とお受けしました。
今のところお店もヒマなので取材は基本的にお受けしてます。
質問に答えながらいろんなことを自分の中で確認できるし、なによりライターさんの仕事ぶりや持ってる文房具、カメラ、鞄、コート
などを眺めるのが好きだから。そして今日の数時間のことが文字となり、本や雑誌の記事になった時に
「仕事の流れ」を実感するのが好きなのです。 なによりテキパキとした女性が好きなのです。
もちろん男性の方もいらっしゃいますけれど、きれいな女性が多い。
今日のライターさんも、足穂が好きだというきれいな女性でした。
オリンパスの高そうなカメラでカシャカシャ撮っていて、思わず「いいカメラですね〜。」って口走ってしまいました。
取材の時はたいていそうなのですが、あらかじめお店のホームページを読んできてもらえるので楽です。
ホームページがあって良かった、と最近つくづく思います。
これも私ひとりでは絶対立ち上げられなかったので、web担当のますたーに感謝、ということで
今日はこの1年のますたー感謝祭、ということで締めくくることにします。

2002年12月15日 日曜日
ども、二日ぶりにますたーです。
いや、一昨日はちょっと部屋に戻って休憩してから日記書くつもりだったんですが、ものの見事に爆睡しちゃいました。
目がさめたらもう朝だったもんで^^;
そんな訳で、二日分まとめて書きます。
と言っても、お店のことではなく、ちょこっと映画を見てきました。ずいぶん前に招待券もらったんで、それ使って毎年恒例の
ゴジラシリーズです。そしてこれまた毎年恒例の愚痴大会(笑)。
いや、今回の『VSメカゴジラ』、萌要素もなかなかあって悪くはなかったんだけど、なにかこう、往年の怪獣活劇に付け加えて、
昔のダメダメパターンがところどころに顔を出しちゃってるんですよねえ。。
あんまりこの手の映画に奇麗事やくだらないお説教はいらないいんだけど(ついでにいうならあの子役もいらん)。
もちっと、割り切って作って欲しいもんです。
つーか、釈由美子のためだけに作った映画だったし(笑)。
まあ、そんなこんなで、ちょっとしたオタク談義などかましつつ、本日はこのへんで。。

byますたー。

2002年12月13日 金曜日
金曜日ヒマ説、返り咲きです。とほほ・・
でも今日ははるばる九州からお知り合いの方が来店くださり、
いろいろお話しできたので良かったです。
新撰組がお好き、ということで店を出たあとゆかりの地を訪れられる、ということなのですが
私、日本史赤点だったのであまり詳しくなく
「役所広司の土方歳三はかっこいい」とか「中川勝彦の沖田総司が忘れられない」くらいの
ことしか言えなくってちょっと情けないです・・・
お隣の調布市はえらいはりきっていてイヴェントしたり歌つくったり、大河ドラマ「新撰組」はさ来年なのに
このままいくと来年の「武蔵」をとばすようないきおいです。
その方に「新撰組のキャラで誰がお好きなんですか?」と聞くと
「やまざきすすむ」と返ってきたのですが、私はトーゼン知らないです。
ますたーが帰ったら聞いてみます。彼も最近新撰組が好きで
先日日野で「歳三まんじゅう」なんぞを買ってきたくらいなのです。
まんじゅうといえば、九州みやげにいただいた筑紫もち、とってもおいしかったです。
その和菓子の箱に書かれた「筑紫」って文字を見ただけでなつかしい福岡の駅を思い出しました。
最近、和菓子の説明書きを読むのが好き、とは前にも書きましたが今日もツボを発見。
荒津の舞っていう名の銘菓なのですが、「遣唐使たちの無事と再会を祈る筑紫乙女の舞姿。
その麗しい乙女の肌を、きめ細かく柔らかな求肥であらわしました」と説明書きに書かれています。
これ、かなり食べてみたいですね〜 

2002年12月12日 木曜日
太宰治と石井桃子さんが交流のあったこと、ご存知ですか?
とお客さんに聞かれ、いいえ、と答えると今度資料を持ってきますよ、と言ってくださいました。
「私なら死なせない」と言われていた、というのがかなり気になります。
久々の太宰ネタでしたね。 年が暮れる前に禅林寺へ行ってこようかな

お客さんとしばしお茶碗の話で盛り上がりました。
そのお客さんは、もう一生もののお茶碗とめぐりあえたようなのですが
どうやって自分のもとにやってきたか、という話をしてくださり不思議な縁を感じました。
運命の茶碗、それは倉敷の骨董屋さんでお友達が見つけ、送ってくださったそうです。
お茶碗というものは、時々肌で触ってあげないといけないものだそうで、
そのお客さんは毎晩のようにそのお茶碗を、桐の箱からとりだしては両手ですっぽりと包み、撫でているそうです。
先日京都の骨董街を歩いている時、吸い込まれるように心ひかれるお茶碗を見つけたのです。
やっぱりあれ買おう、そう思ったのでした。 桐の箱にいれてくれたらいいな・・
「金沢へコーヒーカップを探しにいったの。」というお客さんの会話を聞いたことは先日日記にも書いたかもしれませんが
それを私もマネしたくなったので、コーヒーカップはいつか金沢へ行った時に買うつもりです。
なんだか買いたいものがたくさんですが、小さな私の手のひらにすっぽりと埋まるような
安くて可愛らしい、でも運命を感じられるような、そんな器にめぐりあうことができたら幸せだな、と思います。

2002年12月10日 火曜日
今日は雑誌の取材がありました。
お客さんのフリしてテーブルに座って本を読む、とうポーズで写真を撮ったのですが
もしかしたら店主堂々とお店でリラックスしているところが記事になるかも
たぶん小さな記事だとは思うのですが、1月下旬ごろ発売の雑誌です。
また詳細お知らせします。 今回嬉しいことに「三鷹特集」なのだそうです。
吉祥寺特集は雑誌でしょっちゅう組まれてるし、中央線特集、ってのも時々あるのだけど
いつも三鷹ってとばされてるんですよねー。 最近は文鳥舎さんのような素敵なお店も
出来たのだから、自分の店ともども盛り上げていきたいですよねー。
自分のところを含めこういうお店がなくなるような時代や街じゃダメだと思うのです。
せっかく文学の香る街なんだから。 同じ世代の人、そして次世代へ残していく店を
残していかないと・・ってまだ1年目の私がちょっとエラソーですよね。
今日は火サスのタイトルに「古都・金沢」って文字があるので今から帰ってまったりと見ることにします。
「京都」とか「古都」って文字があの長いタイトルの中に入っていると内容と関係なく見てしまうのです。
ああー、雪の日は終わってしまった。少しさびしい
minaのyukinohiスカートが欲しくなってしまった。 高いから似たようなの自分でつくろうかな・・・
フォスフォレッセンスの窓からの雪の日の風景を刺繍、なんてやっぱ難易度Aだわ!うーん・・・
火サス見ながらぼーっと考えよ。

2002年12月9日 月曜日
今日、はじめてお店が雪に包まれました。
足元が悪かったり、電車遅れたり、ひどいめにあった方には申し訳ないですが
今日一日嬉しくて・・・商売的には全然ダメダメなんだけど、私自身は今日、ほんとに幸せでした。
この場所を選んで良かった。 大きな窓の外の銀世界、舞い降りる雪、雪に遊ぶ子供たちの姿、
ずーっと堪能してました。 こんなに素敵な雪景色を見ながらあったかいコーヒーをゆっくり飲めるのに
なんでみんな入ってこないのー?なんて思ったり。
先日はこのお店は秋が一番似合う、と書いたところですが、雪の日もなかなかいいですよ。
たしかにお店の前の道を通り行く人のほとんどは傘を手に、うつむきがちに足元をたしかめるように歩いてるのですが
お母さんとフード付きのふわふわのジャンバーを着た女の子が雪合戦しながら通りすぎたり、
小学生くらいの男の子たちが雪だるまをつくってたり、いつも笛を吹きながら通る女の子が今日は笛の代わりに
雪を大事そうに持っていたり、ふだんとちょっと違う風景が広がっていました。

最近ファミリーで来店してくださるケースが増えました。 たしかにこの場所は図書館の隣だし、
子供連れの方たちをターゲットに商売すればやっていけるのかもしれない。やっぱり実際店を経営して
ある程度たってみないとわからない事ってある、と感じます。だからって今後の品揃えを児童書専門に
特化していく、ってことはないです。絵本の比率は当初よりは増えていってますが。
ただ繁盛することのみを目的としているわけではないので。今までどおりのスタンスで、あくまで中心は純文学で
いきたいと思ってます。ただ子供さん連れでもっともっとお店に来てもらえたらとても嬉しいと思っています。
子供が絵本だけでなく、もう少しだけ大人っぽい本に触れるという体験ができる場もあって良いと思うのです。
昨日、ますたーが店番してる時の話なのですが、ガラス面に飾ってある猫の本を見つけて小さな女の子が
ひとりでお店に入ってきたそうです。で、本の値段を見て自分の持ってるお金では足りないことがわかり
「今度お金をためてまた来ますね。」と言って帰ったそうです。なんて可愛らしいんでしょう。
私はその女の子に会うことができませんでしたが、またこのお店に来てくれることを願います。
おまけしてあげるより、あといくらであの猫の本が買える、と心待ちにしてやっと手に入れる時の喜びを
感じてほしいと思うのです。もうしばらくガラス面を猫フェアにして待っています。

2002年12月9日 月曜日
ねむいー。
ども。ますたーです。
本日、例によって一人で店番をしてたんですが、もう眠いのなんのって。
5時に店主と交代して、ちょこっと買い物に出かけた後で、爆睡しちゃいました。
起きたらもう夜中。
そんな訳で、はやく雑用切り上げて帰りますです。
雪が降ってますなあ。。


byますたー。
2002年12月7日 土曜日
昨日、日記をアップしたあと、ブックカフェを経営されている方が来店して
くださりました。 このお店を開く前にいろいろまわったお店の方だったので嬉しかったと同時に
ちょっと緊張しましたが、とても気さくにいろいろお話ししてくださりました。
さすが見るところが違うというか、「この棚を移動できれば10人くらいの朗読会などの
イベントが可能ですね。」と言われ、イベントをしたいけれども狭さゆえ、検討中であることも相談
してみました。「絶対できますよ。」と強く断言していただき、なんだかできそうな気になってきたのは事実です。
前にも太宰の朗読で有名な方が、ここで朗読会やると表からも様子が見えるしとてもいいんだけど
狭さがネックだねえ・・と言われていたのですが、今度相談に来られたら具体的に進めてみよう。
このくらいの小さなお店っていいですよ、と繰り返し言われるので、
人が座っている時、本だけ見たいお客さんが狭くて通りにくいのが難点なのでもう少し広い方がいいんです、と言うと
いや、それもまた人とのコミニュケーションが生まれやすい、と言ってくださったり
長年、着実に古本と人と店と、バランスをキープし続けてきた人の言葉は重みがあります。
こうゆう新しいことを実現させてきた人がいたから、私たちが安心して進んでいける気がします。

今日もお客さんに、こうゆう特徴のお店ならミニコミ紙に載せてもらったり、イヴェントをしたらいいと思いますよ、
と言われましたし、この店ももうすぐ1年。今後いろいろ考えていきたいと思うので、
朗読会や作品研究会、その他でもなにか小規模なイベントをこのお店でやってみたい、と思ってる方
お気軽に相談くださいね。最初のうちは定休日の水曜日かふだんの日なら21時以降になるか、とは思いますが。

今日は雨の中友達がおいしいパンを持ってやってきてくれました。
その友達には先日もとびきりおいしいアイスをいただいたのです。クイーンアリスのアイスなんですが、パッケージが
なんと金子國義のイラスト入りなんです!私が喜んだのは言うまでもありませんが味もめちゃくちゃおいしいんです。
贈り物上手な人ってほんと見習いたいです。 このアイスが冷蔵庫にある限り、当分しあわせでいられます。
寒ーい冬のアイスはなかなかいけますよ。

2002年12月6日 金曜日
金曜日ヒマ説、嬉しいことに今日は例外でした。といっても忙しかった時間は短いのですが
まあ、いつもの金曜日よりはぐっとましでした。
ポストカードやショップカードでお世話になっているびぐさんからクリスマスカードが到着したとたん
忙しくなったので、さすが天使のクリスマスカードだわ、と思っちゃった。
可愛い鈴がついていてとても素敵なクリスマスカード、お店で販売しますので見てくださいね。
窓際でもアピールしていたらさっそく女の子が反応してジーっと見つめてました。瞳がきらきらしてキレイだった・・

お客さんが、突然「ゼラチン、使ってる?」と質問されたので、使ってませんけど・・、と言うと
「午後はまるまるおもいっきりテレビ」でゼラチンがいい、ってやってたわよー、との情報いただきました。
お米2合に大さじスプーン1杯のゼラチンをいれるとコラーゲンが豊富?になり、お肌がツルツルになるそうです。
やってみようかしらねぇ・・最近、なにか美容にいい、と言われたらとりあえず試してみようかな、って思います。
そのお客さんはご年配の女性なのですが、お肌がきれいだし、白い髪もとても知的に見え、さまになってる方なのです。
そんなゼラチン話のあと、ふとさいふから1枚の紙を見せてくださり、?と思ってひろげてみると・・・
うちのお店のテーブルの上に中原淳一のメモがあって、
「本を読んでいてはっとした言葉に出会ったらどうぞここに書き留めてください」とペンと一緒に置いてあるのです。
いつもそこの席に座られるのですが、いつの間にかこのメモをちゃんと利用してくださっていたのです。
「沈黙は純粋な恋の花である ハイネ詩集より」とかなり達筆な文字が、中原淳一の描く少女の挿絵のとなりにありました。
そしてこのメモをきれいに折りたたんでおサイフにしまってくださっていたのです。なんだか可愛らしいな、と思いました。
黒髪が真っ白になったあとも、そういうささやかな、でも可愛らしいことを自分の中でずっと持ち続けていられるのっていいですね。
とても美しい「恋」という一文字をあんなふうに、流れるように書けるようになるのはまだまだ先かな
とりあえずゼラチン米に混ぜてみよっと。

2002年12月5日 木曜日
火曜日の閉店後にクリスマスの飾りつけをしました。
ツリーはとても小さいのですが、この5.5坪のお店にはピッタリのかわいらしさだと思います。
飾りつけ一式は、救世主のようなお客さんがプレゼントしてくださいました。まさにサンタさんのよう
1年目のクリスマスはまだまだ貧乏なのでほんとに助かりました。感謝です。
クリスマスといえば、小さい頃公民館の地区のパーティーで食べたチョコレートケーキの味が
忘れられません。小学校低学年の頃だったと思うのですが、あのとろけるようなおいしい甘さ、今でも覚えてます。
と書いていたらなんだかチョコレートケーキが食べたくなってきた・・やばい。
近所にできたスーパー、サミットが知らぬ間に深夜1時までの営業に変わっていました。
これで夜中に甘いものが食べたくなってもすぐ手に入る=危険信号点滅です。

表の安売りコーナーに「おきなわ土の宿物語」という本を置いているのですが、その本を見つけられた
お客さんが「私、ここに泊まったことがあるのよ。」といろいろお話ししてくださいました。
1500円で泊まれる宿、というと安い!という印象がありますが、話を聞いたり、本を少し読んでみるにつれて
さまざまな物語があるのだとわかりました。 うちの店は純文学がメインで、こういったジャンルの本は
すみにおいやられることが多少あるのは仕方ないとして、どんな本でも物語と可能性を秘めている、
すべての本を大切に扱わねば・・とあらためて実感できたのでした。

2002年12月3日 火曜日
太宰棚の上にバールパンでの太宰の写真と、太宰が好きだった味の素を飾っているのですが
時々反応されるお客さんがおられます。
太宰作品の中でも、粉雪のような表現で登場したり、からすみにぶっかけたり、とすみにはおけない
この味の素、歴史が長いのは言うまでもないこと。その間、デザインチェンジを繰り返していったことも。
「どうせ飾るのだったら太宰が生きていた時代の味の素のビンを飾ってみればどうでしょう。」
とお客さんが提案してくださり、あ、なーる、と思いました。
鷺の宮というところにガラスの博物館があって、そこの館長さん?が出された本にたしか当時の味の素のビンのデザインが
載ってるということも教えてくださいました。 その館長さんは海や土の底からガラスを掘り起こしたりして
収集されたそうな・・そのガラス博物館(美術館かも)の建物を見るだけでも一見の価値があるらしいです。
それでいて館長さんはシンガー・ソングライターでもあるそうです。 そういう人っているんですよねぇ。
ガラスといえば今出ている雑誌「装苑」にアンティークガラスのデザイナーさんの記事が載っていてとても興味が湧きました。
アンティークガラスのアクセサリーの写真にひかれたのも事実ですが、デザイナーさんの発する言葉が良くて
この人のつくるアクセサリーなら身体に纏ってみたいなと思った。 要するに人だな、と思うのです。
趣味でやってるとしか見えないらしいこの私のお店、これをずっと持続してやっていけるようになるには
お店が素敵、だけではだめだと思う。こうゆう変わったお店をやってる人、に魅力がないと。
だいぶ話がそれましたがそう、味の素の話です。当時の味の素のビン、いつか飾ってみせましょう。

2002年12月2日 月曜日
京都から帰ってまいりました。
いやー、楽しかった。快く送り出してくれたますたーに感謝です。
少し自由な時間をつくって祇園のあたりをうろうろしていましたが、
いつでもこうゆう場所に行けた京都在住時代は雅やかなものにそれほど興味がなかったけれど
今の私のブームは着物、和モノ、なのですべてのものがきらめいて見えました。
これでバンバン買えるお金があったら、祇園は私にとって天国!なのですがそうもいかず
見つめたりさわっているだけで心が落ち着くようなレトロな薔薇柄の赤い風呂敷と、帯の素材でできた菊模様の名刺入れを
買いました。ますたーへのおみあげは鉛筆セットと二條若狭屋の湯菓子、不老泉を。
この京の湯菓子、ようするにお汁粉なのです。さきほどますたーとふたりでさっそくお茶わんにあけて、熱湯を注ぎ味わいました。
固形が液体へ華々しく変化するのです。花札風の絵が描かれた小箱もとてもかわいらしく、京の香おりがします。
レトロな風呂敷は閉店時のレジのカバーに、湯菓子の小箱はシールやピン入れに、などなにかしらお店に活用しそうです。

なにより私が気持ちよく感じたのは、お店の人たちの明るさ。
関西ならでは、というかレジでただ「ありがとうございます。」だけでなく
「えらい曇ってるけど、持ちそうやわ。気つけていらっしゃいまし、おおきにー。」とか
「いやー、かわいいおべべやねー。 こんなハンカチ持ったら合いそうやわ←(しっかり商売はする)。」とか
なにかしらフレンドリーなんですよね。 いやあ、ええ勉強になったわー

今日はオリジナルポストカード(びぐさんデザイン)が10種類全部売れたすばらしい日でした。
設置している場所がレジの前に立たないとわかりにくいのですが、お店に来られた際は是非みつけてください。
これからクリスマスやお正月などなにかとカードが活躍する季節に投入です。
本好きなお友達がおられる方には特におすすめ!もちろんご自分用にも!
というわけでみなさま、見に来てくださいね。

2002年12月2日 月曜日
はい、ますたーです。
本日もお留守番です。
ついさっき店主も帰ってまいりまして、また明日からはここの日記も店主にバトンタッチです。
ずっと座りっぱなしで、腰が痛かったりして。

byますたー。

2002年12月1日 日曜日
どもども、ますたーです。
もう12月ですね。今年もあと一ヶ月の命です。
店主が同窓会のために帰郷していますので、一人寂しくお留守番です。
一人ってヒマー。

byますたー。

2002年11月28日 木曜日
もう街はクリスマスのイルミネーションでいっぱい。 電飾してる家もボチボチありますね。
そーゆーの見て歩くのはほんとに楽しい。だから寒くても師走の街は大好き。
でもフォスフォレッセンスはまだ深秋モード。 クリスマスの飾りつけは12月に入ってから行います。
このお店の旬は秋だと思うし、11月が一番似合うような気がする。もう少し「秋の終わり」を
演出し続けたいと思うのです。 なにより、お店の前の樹の葉がきんいろだから。
散り紅葉の頃もけっこう好きなのですが、ほんとの最期に、葉は黄金に輝く、それが好きです。
飾りつけをするとしたらやはり大きなガラス窓からだと思うのですが、今その飾りつけをしてしまうと
黄金の樹が死んでしまうような気がするんです。
だから、もう少しだけフォスフォレッセンスは秋です。

お客さんから映画「たそがれ清兵衛」をすすめられたので昨日行こうかと思っていたのです。
「貧乏」というキーワードに反応してしまう今日このごろなのですが、お客さんが映画のことを説明してくださる
その言葉の中に何度も「貧乏」と出てきて、でも清兵衛は貧乏でも娘の成長に幸せを見出すようなそんな人で、
というのを聞いた瞬間、見ようって思ったのです。 でも昨日の私は映画にも行けないほど貧乏な状況であって
月末だったり、週末出て行くであろうお金を考えたりするとちょっと今日はお金使えないな・・と思ったのです。
美容院にも7ケ月行っていないけどもうちょっと我慢しよう、でもせっかくお休みなので何かしたい、
そう思ってると11月30日期限の近くのカラオケ屋さんの割引券のことを思い出しました。
で、平日の午後のひとりカラオケを楽しんだのでした。飲めもしないのに気分いいから焼酎のロックを頼んだりして
(こうゆうところ節約すればいいのに) しかしグローブの「ディパーチャー」は歌いがいがなかった。
「あなたが私を選んでくれたかーら♪」ってとこはやはり大勢の前で勝ち誇った表情で歌わないとおもしろくないです。はい。

2002年11月27日 水曜日
ども、ますたーです。
昨日は日記書くの忘れてました。
つーか、睡魔に負けたって感じ。
てな訳で、引き続き今日も負けます(笑)。

byますたー。

2002年11月24日 日曜日
今日の六曜は?(字、違うっぽい)
なんて気にしたことほとんどないのですが、ごく稀に重要視してる人がいます。
今日は仏滅、朝からユーウツ・・大安、なんかいいことありそ!って人、知ってる人で一人います。そういう人。
で、本日は大安なわけですが。最近日曜日はますたーとシフトを半分こして私はたいてい夕方から出るようにさせてもらってるのですが
今日のお昼は家で掃除などしていたわけです。そしたら店から連絡があり行ってみるとクイズサークル時代の大先輩が
来てくださっていたのでした。 クイズの例会ではお約束のように「今日の六曜は?」って問題が出たので
それならクイズがしゃかりき強くなくても事前にカレンダーのチェックさえ怠らなければ1点は確実にとれる、ということで
必ず調べていたものです。 今ではオープンの日を一応大安に意識したくらいであとは全く意識していなかった六曜、
先輩の予期せぬおとづれが「今日は大安だ。」って久々に意識させてくれました。
他にお客さんがいなかったので少しお話できたのですが、先輩の地元にある文学館に興味があるので
いつか行ってみたい、と話すと「よければ案内するよ。」って言ってくださってとっても嬉しかったです。
長い人生の中でサークルに身を置いている時間はほんのちょっとで、でも二度と体験できない貴重な若い時代
同じ場所にいた、ってだけでなんか信頼できる空気がある。先輩と後輩がいる、というのはいいものだな、と思いました。
「じゃあまた来週。」と言って颯爽と歩かれていった後姿は昔そのまま、のお姿でした。
そうです。次の週末はそのサークルの20周年パーティーのため京都にでかけます。
お店の方は土、日2日間ますたーが居りますのでどうぞよろしくお願いします。
次の大安も懐かしい人たちに京都で会えるのを楽しみにしています。

2002年11月23日 土曜日
焚くほどは 風がもてくる 落ち葉かな 
良寛の句をお客さんがそっとつぶやかれました。
今日、少し雨が降ったのですが、お店の前の木の紅葉してる葉がぬれてしっとりととてもいいかんじなのです。
その様を見られて上の句を思い出されたそうです。
あとこのお店はレンガ風の建物の1階にあるのですが
店のまん前の地面もそこだけレンガ色になっていることを今日はじめて発見しました(鈍感すぎ)
雨に濡れて、また落ち葉ととけあってなんともいえずいい色になってるよ、とお客さんに言われて気づいたのです。
雨に濡れてみてはじめてかもし出される色、ここまで設計者は計算してたのでしょうか
お店とその前の道が夜になるとライトアップされてとてもきれいです。 まさに深秋、ですね。

昨日は例の披露宴の生中継とマネーの虎がかさなっちゃったので
ますたーに甘えて20時から1時間交代してもらい、披露宴を録画しながらマネ虎を見てました。
いい歳してこうゆうの大好きなんですよ。紅白とかも毎年必ず見るクチです。
結婚前、はじめて相手のご家族に会いにお正月松山まで行った時も
挨拶もそこそこに「紅白だけは見たいんですけど・・」なんて宣言するような不躾な私だったのです。
暖かく受け入れていただいたのですが、ご家族そろって雑誌「ムー」を愛読されているらしく
同じ時間帯に心霊手術がどうこう、神秘がどうこう、という番組をやっていたので
紅白でも演歌の人の時の間はそっちのチャンネルにし、お姉さまは電波少年が気になるようで時々チャンネルがまわり、
私は一番見たいラルクの出番にNHKにまわしてもらえるのかどうかドキドキしていたのですが
お姉さまと趣味がことごとく合い、「ポルノは見とかな」とか「モー娘がんばっとんねー。」とか言いながら
なんとかSTAY AWAYを歌うハイドを拝めたのでした。一昔前は本田恭章のポスターを部屋に貼っておられたということで
ますます趣味が合う!ってかんじでした。本田恭章のセーターブックを探しているんですけどなかなか見つからない・・。

2002年11月23日 土曜日
店主が「小室哲哉の披露宴見たい」とか言って帰っちゃったので、代理のますたーです。
つーか、代理と言っても、お店にいた訳ではないので書くこともないっす。
寒いですね。
風邪気味です、はい。

byますたー。

2002年11月21日 木曜日
[この本、ここにあるのはもったいないよ。」
古本に詳しいお客さんからそう言われました。
うちの店の端っこに「2冊で100円コーナー」というのがあるのですが
そこの一番上にあった本を手にとり、2冊で100円はないだろーよーと思わず口に出してしまわれた
ようなのです。 うちは店主のわがままで値段が決まるものが時々あることは前にも書きましたが
アドバイスいただいたことはもちろん参考にさせていただきます。
そのお客さんが帰られたあと、もう一人のお客さんが
「今みたいなことってたまにあるのですか?」と言われ、「いえ、初めてです。」と答え
いろいろと話しているとその方も古本屋でアルバイトしていたことがあるとのこと、
ますたーは元古書店員とはいえ私は古本屋ははじめての経験、
古本屋、と看板を立てているからには同じ業種の方や古書に詳しい人も来店される、
遠くからわざわざ三鷹の奥まで来てくださることもある。
もうちょっと緊張感を持っていかねば・・

三鷹に第九書房というのがあるのですが現在のビルに入る前は1階が本屋、2階が喫茶店だったそうです。
で、1階で本を買うと2階の喫茶サービス券がもらえたそうです。 そうゆうのいーなーって思います。
近くに映画館もあったそうだし。 変わっていくもの、変わらないもの、さまざまだけど
その「変わらないもの」になれるためにもマンネリにならず日々新しい気持ちでいかないとなー、と思いました。

2002年11月19日 火曜日
なにやらテレビで秋の京都特集をやっていました。
七味ソフト、食べてみたい
銘仙の着物に赤の羽織で京都の紅葉の中、
DOLLSのように練り歩いてみたい
アンティーク着物がマイブームなのです。
お店に出かけて美しい布に囲まれるだけでなんだかほっとする。
着物屋さんの店員さんもあんな素敵な空間にずっと居られていいですよねー
ま、私は古本屋の店の中に居るのが一番幸せなのでこっちの方がいいですけどね。
いつか着物を自分で着れるようになって、1年に4回くらいはその季節の柄の着物を着て
お店に立ってみたいです。 正月は実家(美容院)で母に特訓受けてみるつもりです。
結果は来年の1月前半にでも日記でお知らせしますね。こうご期待

2002年11月18日 月曜日
お店の前の木がやっと紅葉してきてとてもきれいです。
思えば私の定位置ってお店の中で一番特等席かも
窓から見えるすべての樹が茶、黄色、に変わる様子や
はらはらと葉っぱが落ちるさまをぼーっと見ているだけで
秋だな・・とため息が出ます。
今日なんて青空と黄色い葉のコントラストがすごくきれいでした。
一瞬一瞬、二度とおんなじ風景はない、変化していくこの窓の外の風景、
これが何年単位になるともっと変わってくるのでしょうか
「このすぐ先、図書館の隣に広い田んぼがあるけどあそこはずっと変わってほしくない風景ね」
とお客さんに言われ、ほんとにそうだな、と思いました。
今では珍しいくらいの広い田んぼがあるのです。もしうちの店へ徒歩で来てくださる方がいたら
注意して見てみてください。なんかいいですよ。
表参道に先日行った時も紅葉のすばらしさに感動しました。 表参道のはすごく上品に、お洒落にゆらゆらーって
葉が落ちるような気がしました。 オープンカフェはあまり行かないけど
この表参道の葉たちをぼーっと見ながらお茶できるなら素敵ですね。同じように考えてる人が多いようで
満員に近かったので入らなかったけど、皆 リラックスした表情でした。
三鷹通りでもよろしければ、プチ紅葉の風景を楽しめて、すいているうちのお店へ、どうぞぼーっとしに来てください。
今がシーズン真っ盛りです。(たぶん)

2002年11月18日 月曜日
毎回毎回日付が変わって登場のますたーです。
風邪、ひいちゃいました。
かなーりきついです。
そんな訳で、本日これまで。
あ、今日はヒマでした(笑)。

byますたー。

2002年11月16日 土曜日
「詩の雑誌でデビューが決まりました。」とお客さんが報告に来てくれました。
その詩を読ませてくれる、ということでさっと目の前に取り出してくれたのは紙面ではなくケータイ電話。
今どきだな、って思いました。 目で行を追っていくのではなく、指で文字を追っていきながら読む詩、というのも
新鮮でした。 詩のボクシングのゴングの上から聞いてみたいようなそんなかんじの若くてもぎたての詩でした。
そのお客さんも関西出身なので、東京のいいところはどこか、という話になりました。
東京は公園が多いところが良い。これは谷崎潤一郎の「細雪」にも娘たちの会話で
買い物を楽しむのは関西で充分、東京では公園を楽しむ、という内容があるそうです。
大震災のあと避難できるような広い場所を増やした結果、東京には広い公園がぼこぼこできたらしいです。
無料の公園ばかり行ってるけど、たまには有料の公園にも行くととびきりいい光景に会えるかもしれない・・・
「細雪」といえば、昔大学生協の書籍部のパートをしていた時、バイト仲間で太宰治が好きなとびきりの美少女がいました。
「現代に生まれたことは不幸、太宰がいた時代に生まれたかった」と言っていた。
その彼女が、「細雪」を読んだ時の話をしてくれた時の輝く表情が忘れられません。
他のことはすべて忘れてむさぼるように全巻読んだらしいです。 今、彼女はどうしているかな 
「フォスフォレッセンス」という名のお店を営んでいる限り、彼女にみつけてもらえる可能性はあります。
いつかこのお店で再会できたらこの上なく嬉しいです。

2002年11月15日 金曜日
昨日、今日、と続けてお客さんに「今かかってる音楽、読書にピッタリですね。」と言われました。
なにをかけていたのかというと、前の職場のスタッフからプレゼントしてもらったオシオコータローのギターの
CDです。(前にも書いたかも)ギターの音色って特に秋が似合うと感じるのは私だけでしょうか
金曜日ヒマ説、確定しそうです。今日なんか夕方、金八先生の再放送でも見ようかと思ったくらいです。
仕方なく冷蔵庫にあった「たけのこの里」をポリポリ食べてました。
昨日、チョコはしばらく自主的には買わない、と決めたところだったのですが
今朝スーパーで「たけのこの里」のパッケージを見て気が変わりました。
「期間限定きのこの山100万人党員達成記念」と書かれてあるではありませんか
これは買っておかないと・・とレジに走りました。 
古書マニアは、特定の本を収集することがありますがそれと同じです。
同じ本でも帯に「何万部突破」という文字が入るだけで記念に買ってしまったりする、そんな感覚です。
ってたけのこの里の箱はお金になりませんけどね。筆入れ、レシート入れにはなりますよ(笑)
って最近お菓子とか食べることばかり、明日からは「読書の秋」強調週間に巻きなおしたいと思います。

2002年11月14日 木曜日
私にとって冬の季語、といったらまっさきに浮かぶのがチョコレート。
新作チョコはとにかくひととおり食べないと気がすまないたちだったのですが
今年からはちょっと抑えよう、と決心しました。胃の調子のこともあるのですがズバリ、節約のためです。
カレ・ド・ショコラという新作チョコを食べたのですが、オレンジの箱入りでごていねいにリーフレットまで入ってある
しかもめちゃめちゃおいしい。これミルクを食べたらビターも食べなきゃ、と例年の私なら思うのですが
283円もするのです。高い! しばらくチョコのことは忘れよう、100円以下のローストプリッツで我慢しよう、
と決心したその直後、お客さんが「今日はちょっとチョコの差し入れに来たよ。」と現れ、びっくり
ミッシェル・ジョーダンの高級チョコをいただいたのでした。 いただきものならありがたく頂戴しよう、と
先日別のお客さんにいただいたとってもおいしいミルクティーと一緒にあじわったのでした。
やっぱり冬はチョコだわね、とジョーダン抜きに思いました。なーんて・・・

京都駅についてお客さんと話しました。
あれは古都にはふさわしくない、というそのお客さんの意見ももっともだと思いますが
私は今の京都駅、大好きなのです。京都駅が生まれ変わり、伊勢丹ができた当時、毎日のように行ってました。
その後、何度京都駅に行っても興奮はさめないのです。私にとって特別な空間です。
今月末、久々に京都に出かけます。京都に行けるだけで嬉しくてたまらないのですが
京都駅に降り立つ瞬間が一番興奮するような気がする。トンボがえりですが楽しんできたいです。
四葉のクローバーのタクシー、見つかるといいな

2002年11月12日 火曜日
最近胃がめっきり弱くなりました。
前は少々食べ過ぎてムカムカしても一晩寝れば翌朝には治っていたのですが
このところひきずりまくりで少々歳を感じています。
今まで薬局なんてベンジンかハミガキ粉買いに行くくらいしか縁がなかったのに
近頃は外に出れば薬局ばかり気になってます。 三鷹駅前の商店街には不思議と薬局が多いので
1件1件じっくりまわって、古本屋さんめぐりならず薬屋さんめぐりの日々です。
今日も胃がキリキリしてどうしようもなくなり(たんに食べすぎなんですけどね)
だめだ、今お客さん来ても接客は無理・・と「ほんの少しお待ちください」の
張り紙をして胃腸内服液を飲んでじーっと痛みが去るのを待ってたのです。
こうゆう時に頭の中では小学生の時に読んだ百科事典の「きれいな人の胃」と「あれている人の胃」の
写真のページを思い出したりするのです。今、自分の胃はあの赤い斑点だらけの「あれている胃」なのかな
と思うとおえーっと胃ごととりだしたい衝動に駆られます。
もう大丈夫かな?と思い張り紙をとったらすぐにお客さんが・・内心不安だったけど、よく来てくださる方でしたし頑張れそうでした。
 健康管理を怠り、少しの間でもお店を閉めるなんてダメですね〜反省。 
 お客さんから教えてもらったのですが、本屋さんで床に枯れ葉をたくさん散りばめたお店が多摩地区に
あったんですって。なんだか素敵ですよねー。映画でメグライアンが店主役だった絵本屋さんのイメージなのかしら
言われてましたけど、あの絵本古本店、そんな風でしたっけ?
 クリスマスの頃にでもテレビで放送してくれないかな
そんなかんじで本の話などおしゃべりしていたら、いつのまにか胃の痛み治ってました。良かった・・しかし今後気をつけよう。

2002年11月11日 月曜日
80歳をこえているおじいさんから、「はい、これはあなたに」とお花をいただきました。
黄色い花でとてもかわいらしかったのですが、名前を知らなかったので「なんという花ですか?」
とお聞きすると「はまぎく、といいます。」と教えてくださりました。
こんな時、もっと花の名前とかに詳しいと、「あ、はまぎくですね、ありがとうございます。」と言えるのになー
 そのおじいさんの「はい、あなたに」というストレートな物言いがとってもかっこよくって
まっすぐ、って良いなーと思いました。 男性の方、女性に花を渡す時は遠まわしでなく「はい、これはあなたに」で、どうでしょう
その花はお花屋さんで売ってるのではなくて自分の家の庭に咲いてるような、まだ茎の先に土が少しついているような
花でした。 カラーブックスでも片手に山登りでもして野草や野花の名前をおぼえにいこうかな
とりあえずはお店の中でも「フローラ逍遥」のページをめくりながら花の世界に戯れることができるし・・
花屋さんに行くの大好きなんですけどね。いつも花屋で働いている女性を観察してしまうのです。
江國香織の小説に花屋を経営する女性が出てくるのですが、なんか他人とは思えないのです。
小説の中の架空の人物なのに・・ こうゆうことがあるから本っておもしろいんですけどね。

2002年11月11日 月曜日
またまた日付がかわってしまいました。
どもども、すっかりサミットストアー皆勤賞のますたーです。

いやはや、サミット&コジマがオープンしてからというもの、お店の前の人通りが激増です。
覗かれすぎて恥ずかしいくらいですね。本日は、そのサミットでお鍋用の野菜セットとお豆腐を買ってきて、久しぶりに
家でまともな夕食です。普段は閉店後にお店でラーメンすすったりしてるもんで。。
夜9時以降にお店の前を通ったら、かなりの確率でラーメン食ってるますたーの姿が眺められますよ(笑)。


byますたー。
2002年11月9日 土曜日
今日は朝から取材があり、バタバタしてましたがその流れで一日中なにかと忙しく
今やっとホッと一息ついてるところです。 ごはんを食べるヒマもない、なんて久しぶりです。
近所に大型スーパーが出来たのだから、以前より忙しくなってもらわないと困るのですが
やっと効果がじんわりとでてきたかな?というかんじです。
一息ついたところで自分のお腹が鳴っていることに気がつき、と同時に
冷蔵庫の中にケーキが冷えていることを思い出し、にんまりしています。
関西からまたライブついでに友人が店に来てくれて、ケーキを持ってきてくれました。感謝です!

この11月、武蔵野三鷹ケーブルテレビの情報番組でうちのお店が紹介されているのですが
私の名前の紹介で「駄場みゆき」と映るところを「駄馬」と漢字が間違えていたのです。
でも内容はとてもいいかんじに仕上がっていたので、「漢字の間違いはよくあることですし気にしませんよ」
と言ったのですが、ケーブルテレビ側の方はすばやく訂正して、訂正後のビデオまで持ってきていただきました。
間違いは誰でもおこす、その後のフォローが肝心。というけれどまさに完璧なフォローでした。
ボランティアの仕事とはいえ、情報伝達の担い手としての責任感をしっかり持ってらっしゃるな、と感じました。
武蔵野三鷹ケーブルテレビが見れる方は11月中13時〜と20時〜、毎日放送されているそうですので
良かったら見てくださいね。

2002年11月9日 土曜日
どもども、日付けが変わった頃にますたーです。
パソコン、やっと直りました。
これで更新もちゃんとできます。
故障中はご迷惑をかけてしまいすみませんでした。

えーっと、店主の日記にもある通り、お店から歩いて1分くらいのところに「サミット」と「コジマ」がオープンしました。
「コジマ」の方は本日オープンだったのですが、もう凄かったです。
なにが凄いって、開店前の行列がずーっと伸びて東八道路の「サトームセン」の前まで続いてました。
「サトームセンの前って、そりゃまずいだろう」って感じです(笑)。
勿論、早速行ってみましたよ。
サミットのポイントカード作っちゃいましたよ。これからは、日々のお買い物&買出しはここできまりです。
マイ・トートバッグを持ってレジに並んじゃいますよ。

by 開店してから3日連続で買い物してしまったますたーでした。

2002年11月7日 木曜日
すぐ近くにスーパーの「サミット」がオープンしました。
私もさっそく行ってきたのですが、マルチビジョンみたいな画面があって
スーパーもハイテクの時代なのだなーと感じました。
あらかじめトートバッグなどを用意して「ビニール袋不要」のパネルをかごにいれると
ポイントが加算される、というシステムも良いと思います。 ちなみに私はパルコブックセンターの
トートを使っています。 でも布製なので、雨の日用にキノクニヤのピンクのトートを狙っています。
今後は近くて便利なので買い物にはサミットを利用しますが、今まで利用していたスーパーに行かなくなるわけでは
ないです。 前にも日記に書いたことがあるのですが、とってもキレる店員さんがいて、
その方たったひとりの力でそのスーパーは私を魅了してやまないのです。
ハイテクもいいけど、華麗なマイクさばきが聞きたくて、ついつい足を運んでしまいます。
そのスーパーに行けば必ず聞けるわけではないですけど、ダイエット的にはそれでいいのです。
あまりにも絶妙な商品紹介の単語の嵐に操られ、食べ過ぎてしまいそうなので・・・食欲の秋だし。
今朝サミットで細身な婦人がシンプルなカシミアセーターをぴったりと身につけておられ
とても美しいラインが印象的だったので、着る洋服よりもまず身体のラインがきれいって財産だな、と思ったのです。
ざっくりニットもいいけれど、上質でシンプルなVラインのセーターが似合うようになりたいな、って。
その婦人がキノクニヤのバッグを持ってたんです。(ベージュでしたけど)
スーパーっていろんなことを観察できる素敵な場所ですね。 明日もまたでかけよう
ちなみに明日は2階にコジマ電機がオープンするのですが、ただいま21時すぎ、すでに並んでる人が居るそうです。
体力があれば深夜営業したのに・・・並んでる人にあったかい珈琲を気持ちだけ差し上げます。

2002年11月5日 火曜日
今日は赤ちゃんを抱っこしました。
お母さんがコーヒーを飲みながらちょっと雑誌でもパラパラ見る、その間だけですが
ほんの少しの間だけでも息抜きができたようでした。
私の方も、他にお客さんがおられなかったし、赤ちゃんを抱っこする機会なんて
滅多にないのでちょっとだけ、と抱き上げましたがドキドキしました。 赤ちゃん、いい匂いがして、プニプニしていて
気持ち良かったです。彼(男の子でした)が大きく成長していくのを見ていけたらな、ってふと思いました。
お店の大きな窓に面で置いている本を、通りゆく人が歩く速度をゆるめながら見ていく姿はとても好きなのですが
とくに子供たちの反応に注目しています。 とうのは、その本の高さはちょうど子供たちの目線に合う位置なのです。
毎日のように、学校から下校してくる時に、ソプラノ笛を片手に窓際の本をひとつひとつジーッと見つめていく少女がいます。
きっと本が好きなのでしょう。 彼女が中学生になり、高校生になり、そんな姿を窓に映し出していけたら
こんな素敵なことはない。 でもそれって、店を続けてさえすれば簡単に叶う夢かもしれませんね。
人の成長、街の変化を見守る場所への道は遠いけれど、叶わぬ夢ではない。
赤ちゃんのモミジみたいな小さな手が、そんな広大ことを感じさせてくれた日でした。

2002年11月4日 月曜日
「このお店には秋が似合う。」
何人かのお客さんに、言葉をかけてもらって、なるほど・・と思った。
お店の前の桜の樹が茶色、そして黄色に近い色になり、ゆらゆらと落ちるさまを、
見つめながらぼーっとし、手元の本のページがめくれるのにも気がつかない、
そんな素敵な季節なのに、パソコンが故障ししばらくサイトからは発信できなかったこと
お詫び申し上げます。 やっと治りましたのでまた日記を再開いたします。

「ちょっと、ここから一番近いコピーのできる場所を教えてください。」と言って
コーヒーもまだ口をつけたばかりのお客さんが慌てて出ていかれました。
あとで話を伺うと、そのお客さんは絵描きさんだそうで、お店に貼ってある花の写真記事
を目にしてパッと創作のイマジネーションが湧いたらしいのです。
「コーヒーを熱いうちに召し上がってからにしては如何ですか?」と声をかけたのですが
「今すぐ」と眼で答えられ、それ以上何も言いませんでした。
芸術家にとって、創作への火種はなにより先に焼き付ける・・その眼の奥からそう伝わってくるものがありました。
「今日は収穫の一日でした。ありがとう」と帰っていかれ、嬉しかったです。
その花の写真というのは、忘れられたような地方の旅冊子の、「野菊の墓」についての小さな記事の切り抜きだったのですが
その絵描きさんにとって、情熱の種になった。 こうゆう出来事がこのお店でたくさんおこるといいな、と思います。
すべての印刷物には、可能性が秘められている。
この「野菊の墓」の記事を担当したライターさんに伝えたいような出来事でした。

2002年10月17日 木曜日
パソコンの調子が悪く、今日も午前中はずっと動かなかったので
また日記書けないのか・・と思っていたら自然に治ったり とにかく不安定なのです。
メール機能はまだ文字化けするようですし、頭が痛いです。
そんな不安をふきとばすかのように、昨日はおでかけしてきました。 デートです。もちろん夫と。
まず谷崎潤一郎らや文豪が通っていたことで有名なお蕎麦やさんでツルンとしたせいろ蕎麦を食べ、
上野動物園で生まれて初めてパンダを見ました。 秋の動物園、っていいです。
動物を見ているまわりの人たちの言葉や行動がおもしろいです。
村上春樹の小説をなぜか思い出しました。 そのあと東京タワーにのぼりました。
東京タワーでとてもうれしい発見がありました。
18歳の時、はじめて東京タワーに上った時、東京タワーの形をした鉛筆削りを探したのに当時はまだなかったのです。
というのは、ゆーみんの曲で「手のひらの東京タワー」というのがあるのですが、その歌詞では
東京タワーの形をした鉛筆削りをプレゼントする、という内容だったので、当然東京タワーで売っているものと思ってたのです。
そのことはずっと忘れていたのですが、昨日展望台の売店に行くと、あったのです!東京タワーの鉛筆削り。
嬉しくなって、一番小さな銀のやつを買ったのですが、あとで落ち着いて考えてみると
「金色の鉛筆削りなの」という歌詞なので(私の耳が正しければ)金のタイプの方が曲には忠実なのでした。
じゃ、今度は雪の日に真っ白な東京を見に行こうかな、と。 その時に金の方を買おうと思います。

2002年10月14日 月曜日
この連休は、テレビを見て来てくれた人も何人か来店いただき、
おかげさまでオープン以来の最高売上の日を達成でき喜んでいる最中
パソコンが壊れました。 昨日1日ずーっと動かず、日記も書けない状態。
なんとか治ったもの、完治ではなく、十分注意するように、とますたーに言われているので
今こうしてキイを叩くのも非常に緊張しておりますです。はい。
しかもメールのアドレス帳はもちろん、お気に入り一覧も消滅してしまい大変ショックです。
回復してくれたらいいのですが・・・不安です。

連休とも秋晴れのすばらしい天気が続き、どこかへでかけたくてたまらない私を横目に
ますたーは鉄道の日記念イベントにでかけていきました。「駅弁を買ってくるべし」とメールしたら
「文字化けで読めないメールが届いた」という連絡がありました。メール機能、大丈夫かな・・不安。
でも昨日から、会いたかった人が続々と来店してくれて、店でいい連休を送れたので良かったです。
京都の書店員時代、一緒に働いていたパートさんが天野可淡展をきっかけに新幹線に乗って店にやってきてくれたり
お世話になっているはちや珈琲さんや、古本屋兼ライターさん、太宰棚を見ようと遠方から来てくれた方、
たくさんの方に会えました。 こういう日があると、明日からも頑張ろう、と素直に思える。
アップできるのか、文字化けは大丈夫か?不安材料も多いですが
もししばらく日記が滞ったらやっぱりパソコン、無事じゃなかったのね、と思ってください。
お店は平常通り営業しますので、ご安心を。

2002年10月12日 土曜日
ども、ますたーです。
いや、三連休ですね。天気もいいですね。
こんな天気の日は、ふらりと何処かにお出かけしたいもんです。
そんな訳で、日、月と、鉄道関連のイベントに出没予定(14日は鉄道の日なのです)。
あ、いや、勿論お店の方にも顔は出しますよ。

byますたー。

2002年10月11日 金曜日
[セレディンピティ」という映画がもうすぐ公開になるのですが、
秋から冬にかけてのニューヨークが舞台のラブストーリー、そこまではありふれているのですが
この映画に登場する恋人同士の運命の鍵をにぎる小道具に、古本が使われているのです。
運命の人との出会いの夜、街角で彼女の電話番号を書いたメモは風で吹き飛ばされてしまいます。
すると、その彼女は「これも運命よ。」とふたたび連絡先を教えようとはしません。 そのあと手元から1冊の本をとりだし
「この本に名前と電話番号を書いて、明日の朝一番に古本屋に売るわ。」と言うのです。
次の朝から彼はニューヨーク中の古本屋をめぐり・・時が流れたある日路上の本屋で並んでいる本を手にとり・・・・
そこからは本編を見てのお楽しみ、ということにしましょう。 古本屋っていろんな運命の鎖がからまって
できているのだ、そういう捉え方で考えると、じゃあとびきりの舞台にしなくっちゃ、となんとなく
これからの秋から冬への季節が楽しみでたまらないような気分になります。

今日はじめて「テレビ見たわよ」というお客さんが来店されました。
昨日、今日とけっこうヒマで、あまりにも反応がなくてそういうものよね、と思ってる時だったので嬉しかったです。
ひとりで10人分くらいの反応をしていただいたし(笑) 嬉しい、嬉しい、とそのお客さんは繰り返し言ってくださって・・
「テレビつけながら台所にいたんだけど三鷹って聞こえてとんでいったのよー。じゃあ知った顔が話してるじゃない」なんて
なんだか情景が浮かぶようで・・。 オープンして8ケ月ですけど、やっていけそうになさそうな店を
心配してくださったお客さんたちにちょっとでも安心してもらえるようにこれからもいろいろ頑張ります。

2002年10月10日 木曜日
「おはよう日本」昨日、放送されました。 ほんのわずかな時間でしたが
こんな古本屋さんがあるの?とまず知ってもらうきっかけ作りには良かったと思います。
ただ10年かけて集めたのは、お店全体の蔵書であって、太宰の本だけではないです。
太宰のどんな初版本や珍しい本があるのかしら?と来店される方にはちょっと申し訳ないかも
販売もしてるので、たまたままとめ買いがあった直後には品薄になってることもあるだろうし、
あまり初版とかにこだわらず、内容を重視しているので「マニア」向きではないと思います。
なんてまた古本屋っぽくないことを・・ ま、「変わる古本屋」だし、いいですよね。
昨日は映画「阿弥陀堂だより」を見たのですが、最近自分の中でふつふつと沸き上がっている
日本の伝統や、かくれ里の美しさに対する憧れが、ますます盛り上がってきました。
そしてそんな場所で毎日を生きるおばあさんたち、ものすごく素敵です。
「人生の秋」について少し考えさせられる、いい映画でした。

ショップカードのデザインをしていただいてるびぐさんに、フォスフォレッセンスオリジナルの素敵なポストカードを
作成していただきました。 販売していますのでお店に来られた方は、是非見てくださいね。
私もとても気に入って、自分用にも欲しいくらい。ますたー仕様のが特にお気に入りです。詳しくはお店にて・・

2002年10月8日 火曜日
昨日のハリスおばさんの本のお客さんは国立ご出身の方だそうです。
あの本は国立で見つけたものなので、不思議な縁をますます感じます。
子供の頃読んで忘れられなかった本が、自分が育った街で見つかる、なんて
偶然とは思えないですね。もちろん私はそんな事情は知らず、なんとなく国立に行ってみたくなって
はじめて訪れてみたのです。 そして古本屋さんでみつけたのです。
昔ながらの古本屋さんがちゃんと残ってる街を歩くと、ほんとにホッとします。
かくれ里もいいけれど、全国の古本屋さん行脚は是非やってみたいライフワークイベントの1つですね。
最近「古書狩り」という本を読んだのですが、古書マニアのすごさ、を痛感できる内容でした。そして「古書」というものは
時に魔物になるのだ、と思いました。やり方によってはものすごく儲かる商売、というかたった1冊の本で人生が大きく
変わることがある、そういうものを扱っているのだと実感しました。
でも私は私なりの違う方法で、本と向き合い、この仕事で絶対に幸せになってみせる、
またたくさんの人を本で幸せにさせたい、と思っています。 
たまには照れずに前向き宣言。 また本の神様に見方してもらえるように・・・

2002年10月7日 月曜日
本の世界にたずさわって10年以上になりますが
時折、偶然ではなく本の神様の仕業?と思う出来事が起こります。
今日、この日記で「ハリスおばさん」の本をお探しだった方に、見つかりましたよ
と呼びかけようかと思っていたのですが、ほんとに偶然、本日そのお客さんが来店されたのでした。
お探しのものに間違いなかったようで、なつかしそうにページをめくられていて、私も嬉しかったです。
とても素敵な着物の布のようなブックカバーをお持ちになっていたので、思わず「素敵ですね。」と声をかけました。
京都のものだそうです。 これも今の私にとってタイムリーなことです。というのは、着物への興味が高まっているのです。
昨日、白洲正子展へ行って「日本の匠」を感じさせられ、着物の美しさ、つくり手の気合、などをまのあたりにし、おおいに
刺激を受けたのです。会場の出口の先にきもの市が開催されていて、銀座のマダムやおしゃまなおばあさんが
慣れたてつきで帯を自らの腰にあてがっていたりして、その風景もとても良かったのです。
刺子の半纏姿の白洲正子がとてもかっこよくて、あんなのが欲しい・・と思っていたら国立のアンティーク着物屋さんに
似たようなのがたくさん並んでいたので、今度お金がある時に買いにいこうと思ってます。
半纏姿でレジに立つ私をお楽しみに・・・  そういえば国立の絵本屋さんの女性店主は着物姿で煙草をふかす
小粋なおばあさまだ、となにかで読んだことがある。 かっこいい年配の女性店主がたくさん居るのは嬉しいことです。

「日曜日は自分が店にいるからゆっくりしておいで」とますたーの方から申し出があったのに
昨日の日記読むと私がさぼりたいみたいじゃん(笑)
1日中店にいなかったわけじゃないですよ。 ありがたいお言葉は半分だけ甘えさせていただきます。
でもハリスおばさん仕入れられたので良かった。 

2002年10月6日 日曜日
ますたーです。
店主が「日曜はゆっくりしたい」と言うので、本日もお留守番です。
まあ、なんと言うか、僕が一人でいると、売上伸びないんですな(笑
困ったもんです、はい。

byますたー。

2002年10月5日 土曜日
今日はオープンの11時から武蔵野三鷹ケーブルテレビの取材がありました。
今回の店主インタビューは、なんとか普通に話すことができたのですが、
その直後鏡を見てギョッとしました。髪がボサボサ(半年間美容院に行っていない)
目は腫れてる、お化粧するのを忘れていてなんだかおばさんっぽいのです。
普段ノーメイクなのですが、カメラ取材がある、となるとやはりお化粧くらいはしたいものです。
なんでも今回の取材はケーブルテレビとはいえ、11月中の毎日、1日2回「わがまちジャーナル」の
トップの5分間、うつしだされるとのこと、「ま、まいにちぃ?」といったかんじで、それならお化粧くらい
しとくべきだった・・・なんて思ってしまいましたが、まあありのままの姿を見てもらった方がいいだろう、
と自分で納得してこの件は終了。 女性3名のスタッフで来ていただいたのですが、聞いてみたところ
ボランティアでやってらっしゃる、とのこと。 好きでないとできないことです、と言われていて納得。
お店のいろんなところをひきだそう、と一生懸命な姿に、なんだか心打たれるものがありました。
カメラを扱う女性の真剣なまなざし、映像の世界にひかれた、という。
無償でも、すべての経験が自分のこやしになる、そういう風に自分の時間を使うことのできる人を尊敬します。
きっといい映像になっていると思います。 今日は素顔で良かったのかも、ふと思いました。
 武蔵野三鷹ケーブルTV(パークシティ)5ch見れる方は是非、11月中毎日フォスフォレッセンス漬けになってください(笑)

行きたい、という方がおられたら差し上げよう、と思っていた7日まで銀座でやってる「白洲正子の世界」の招待券
もったいないので明日ちょっと行ってこようと思います。

2002年10月4日 金曜日
今日もお昼は忙しいかな?と気合を入れて準備していたら、思ったよりヒマでした。
ほんとに読めないですねー。だからこそ商売は難しいのですが。
逆に言うと誰が突然やってくるかわからないからこそ、おもしろいんですけどね。
今日、宮本輝の「錦繍」が売れました。 秋にピッタリな1冊なので、
「今日の1冊コーナー」に移動しよう、と今朝思ってたところだったのです。
往復書簡ものではかなり好きな小説です。 谷崎潤一郎と渡辺千萬子の往復書簡も
気になっているのですが、まだ読んでないのです。 あれは小説でなく事実の本のようですが。

今日もお客さんが太宰治の資料を持ってきてくださったのですが、その1つの冊子に昨日来てくださった
方の記事がありました。 朗読は独学でなく、教室に通って身に付けたもののようです。
例えば朗読時間35分の「走れメロス」は月4回の練習を最低2年やらなければ人前でやってもいいという
許可がおりない、と書いてあります。そんな裏の努力があったなんて・・・何事も簡単には身につけられないものですね。
もちろん才能がベースにあるのでしょうけど。
「走れメロス」といえば、「桜桃忌」という名前に落ち着くまでに、「メロス忌」というのも
候補にあげられていたそうです。「桜桃忌」の方が私はしっくりくると思うので良かったです。
「メロス忌」だとなんだか走っていかなくちゃいけないような気が・・しませんかね。

2002年10月3日 木曜日
トップページでお知らせしているとおり、2日予定の放送は台風のため9日に延期になりました。
早起き、またはビデオしてくださった方、すいません。 もし早起きして待ってた、という方おられましたら
コーヒーをごちそうしますので遠慮なく言って下さいね。

うちはいつからパスタ屋さんになったの?というくらいお昼どきにパスタが集中しました。
このお店でどう過ごすか、はお客さんの自由なので全然困らない事なのですが、
お待たせしてしまうのが申し訳ないですね。 
今日はうわさの人、にお会いできました。 太宰治の「駆け込み訴え」をはじめ朗読がとてもすばらしい、と評判
の男性がいる、という話は前々から耳にしていたのですが、そのご本人が店に来店してくださりました。
「もうちょっと広かったら、ここで朗読会とかできるのにね。」と言われ、
「5年、か10年後にはもっと広い場所にうつりますから是非その時はお願いします。」と返すと
「その時はわしゃ生きとらんよ。」と、わっはっはーと笑われました。
金木の生誕祭のポスターや、太宰関連の冊子やチラシなどをいただきました。 それだけでなく、
うちのお店の紹介文が載った「くろすとーく」のページを何枚もコピーされていて、
「これを配って、このお店のこと宣伝してるんだよ。」とも言っていただき、ひたすら感謝でした。
いつも持ち歩いている、というオリジナルの太宰治帖を嬉しそうに見せていただいた時、
ああ、私たち、次世代のものも、この人たちのやっていることをしっかりと引継ぎ、伝えていかなくちゃな・・
と強く感じました。 だから、遠慮なく多くのものをいただこう、とも。
貴方の 「駆け込み訴え」この耳で絶対聞いて見せます。どうかしばらくお元気でいてください
後姿を見送りながら、そっとつぶやいたのでした。

2002年10月1日 火曜日
今日は夕方から調布FMのラジオの生放送がありました。
こちらの方は、あまり緊張せず話せたように思います。自分の声がリアルタイムで電波に乗っている、という実感は
あまりなかったですが、後日テープを送ってくださる、ということなので楽しみにしていようと思います。
なにより私のリクエスト、ということで「flower]が流れた時は、ほんとに嬉しかったですね。マジ感動した。

昨日、お客さんから三鷹の中央通りに、ブックカフェのような雰囲気のお店が出来ていた、という情報をいただき、
地図まで書いてくださったので、さっそく閉店後、ますたーと二人で行ってみました。
お客さんいわくお店は地下にあるのだけれど、通りから見えるガラスのウインドウに本が素敵にディスプレイされていて
そこに漱石の本もあった、名前は「文鳥舎」という、と聞いたらもう早くこの目で確かめたくなって雨の中チャリをとばしました。
お店の扉を開けると、なんともいいかんじの空間、本がたくさん飾ってあって、自由に読めるようです。
カフェタイムは15〜17時、17時〜23時はバータイムになってるようです。食事もおいしいし、お店の人がとても親切です。
場所は中央通りのたいやき「たかね」の近く、同じ筋にあります。火曜日はお休みだそうです。
これくらいの広さがあったらいね、とずっとますたーと話してました。最後に少しお話できたので、上連雀で古本カフェを
運営していることを言うと、ご存知だったようで、正直嬉しかったです。詳しいことはHPをもたれるようなので、その後、またご紹介します。
女性一人でも気軽に行って、本を読みながら過ごせそうな、ほんとに素敵なお店なのです。文壇バー風かも・・
お店の方はやはり本や文学にたづさわれるお仕事をされていた方のようで、昨日は詩人の方が来られていました。
同じ三鷹で、オープンして間もなくて、本がある空間、こういう場所が増えると地域の文化的発展にもつながるのではないかと
思うので、嬉しいのです。 それにそこのお店の方、ものすごく本に詳しそうなので、私ももっと勉強しなくちゃ・・といい刺激になるのです。
これは余裕とかそうゆうのじゃないです。 広い視野を持って毎日を過ごしていきたいのです。


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