営業日記。

2003年2月28日 金曜日
お客さんとおいしいお店の話などしていて改めて気がついたこと、
自分はほんとに食にこだわりとかないなーって。
「仙川の方に、すっごくおいしいホルモン焼きの店があるのよ。」と言われて
私にとってホルモン焼き、というものは「じゃりんこチエ」の中の架空の食べ物であって
生まれてこのかた一度も口にしたことがないことに気がついたり
「無国籍料理」と言われても、ん?どこの国の料理?ってかんじでぴんとこなかったり、「通」とはほど遠く
全然いけてないかんじ。お菓子やケーキだけでずっとやり過ごしてきた感がある。
もったいないことなのでしょうね。 そのお客さんなんて飲食店に行ってまずい料理がでてきた時ほど
不機嫌になることはないらしく、「お店でおいしくないものが出てきてキレかけたこととかありません?」と聞かれたのですが
「んー、ないですねー。」と正直に答えてしまった。ノリのないやつですいません・・・ってかんじです。
私の輪をかけて夫がこだわりがないので、私たち夫婦の食費って全くたいしたことないと思います。
でもお客さんの「はじめて会う人やよく知らない人とお食事っていう時は意外とあんまり食べられない方なの。」っていう言葉には
「わかります。片思いの人とかに食事でも行く?って誘われたらわくわくしすぎて気持ち悪くなるんです、私。」
って今度は私がノリノリでちょっと飛躍しすぎたレスを返してしまったら
「その感覚、もう昔すぎて思い出せないわ。」と笑われてました。なんか楽しく会話して過ごしたひと時でした。

今日の閉店前、かなりスローテンポなおじいちゃんが来られパスタを30分近くかけて食べられていたのですが
食後のコーヒーをちょっと早く出してしまったような気がして、あちゃ、悪いことしたかも・・早く帰れとか決して思ってないので
おじいちゃん誤解しないでね、と心の中で思っていたら、お会計の時におじいちゃん私にモジョモジョとなにか訴えかけている様子、
わ、どうしよう、と思って耳をすますのだけどすべてにおいてスローなおじいちゃん、ちょっと何言ってるのか聞き取れない。
よーく聞いてみると「このお店、気に入りました。」と言ってくれていたのでした。なんか泣けたなー 最後の最後に。
いろんな層の方に来てもらえるとほんの少し世の中が見える。小さなお子様からおじいちゃんおばあちゃんまでに
気に入ってもらえるお店になることを目指していきたいです。

2003年2月27日 木曜日
今日の朝の第一声、「きゃーっ!」 年がいもなく黄色い声を出してしまいました。
ポストに長い封筒が入っていて、?と思って中を開けてみると
映画ムーンチャイルド写真集の販促用ポスターが!ハイドファンの私の感激度はかなりのものです。
書店でバリバリ現役で働いている友人が送ってくれたのでした。
すっごく嬉しくてすぐお礼のメールをしようかと思ったら、パソコンが壊れた時に
データが消えてしまってアドレスがわからないことに気がつきました。
もしここを読んでくれていたら、なんらかの形でお礼の言葉を伝えますんで
もう少し待っててくださいねー。&ハイドもの、中川家兄もの、あれば以後よろしく
なんて図太いことを言ってみたりして・・いや、中川剛等身大パネルなんてあったら
もう逆オークションするくらいの勢いです。ってたぶん生産される可能性は低いですけどね。
京都のある書店で太宰の「女生徒」と舞城王太郎の新刊「阿修羅ガール」が並列展示されてたそうです。
表紙が似てるらしいです。さっそく表紙のチェックせねば!
私も書店員時代にずいぶん仕掛け販売を試みていたのですが、気づいて反応してくださる方が一人でも居ると
とても嬉しかったことを思い出しました。そんなことを思っていると、入ってこられたお客さんが、
「ここでお茶を飲みながら手紙を書いてもいいのですか?」と聞かれたので「もちろんですよ。」と答えると
「ふだんは忙しくてこのお店の前を飾ってる本を見ながら通り過ぎるだけだけれど、いつか時間がとれた時に
ここでゆっくりとコーヒーを飲みながら遠くの友達に手紙を書くことが夢なの。」と言われ、
「あらいけない」と時計を見つめすぐに「またその日まで」と出ていかれました。
そんなかんじでこの場所を使っていただけたら本望だな、と思います。忙しい日々の中で自分を洗う時間、というか・・・
そういう時、本を読むのもいいけれど、青い空見ながら遠くの友人のことを思って手紙を書く時間というのもいいですね。
私も店をはじめてから手紙を書こう書こうと思いながらまったく書いていない。まずは色とりどりの文具店に便箋を買いに出かけようかな
私から手紙が届く予定の方、気長に待っていてくださいね。又、そんな気分にさせてくださった今日のお客さんに感謝です。

2003年2月25日 火曜日
つい先日、引越しのお知らせと長年勤めた会社を辞めたという友人からのハガキが届いて
ずっと気になっていた。返事は彼女も学生時代を過ごした京都から絵葉書を送ろうと思っていたのですが
今日、ふとお店のガラス窓から手を振る人が・・・彼女が来てくれたのでした。
心配してたのがふっとぶほど晴ればれとした表情をしていて、さっそく自分がやりたいことを始めていたし
今ハマっているという落語についてのさまざまな話を目を輝かせながらしてくれました。
東京で長年暮らし、これからもここでやっていこう、という人はやっぱり逞しい、とつくづく感じました。
「落語の本なにかある?」と聞かれ、古今亭志ん生の「びんぼう自慢」しかなかったのですが
つい先日入った本だったので、1冊でもあって良かったです。
落語にはその人の人生がそのままあらわれる、という言葉になんだかひかれ、私ももっと落語のことが知りたくなりました。
彼女の言うように、同じ時代を生きる落語家を好きになりずっと見続けていくことができたら幸せだと思います。
大御所の落語家の肉声はテープでしか聞けないことが多いですものね。
どうして落語にはまったの?という質問を投げかけると、落語はおもしろおかしいものだと思って見に行ったのだけれど
ある落語家の人情ものの話がものすごく泣けて泣けて涙がとまらなかったらしいのです。で、その落語家さんのおっかけに。
あいかわらずの感受性の豊かさだな、と思いました。昔からきめ細やかな人で、ツボや男の子の好みも人とちょっと違う(ごめんね)
今度寄席に連れて行ってもらいたい。もしかしたら私にはいまいちピンとこないかもしれない。
でも隣で彼女が涙するその姿をそっと見守りたい気がする。 いや、ピンとこないようなら自分の感性にダメ出しですね。
寄席を見にいくだけでなく、寄席文字を習ったりかっぽれも踊りたいという彼女の貪欲さ、すごい素敵。
私も本のことは一生枝葉のように追求していくつもりだけど、それ以外にひとつ、日本の伝統に関わるなにかを
そろそろ習得したい気がします。着物もいいけれど自らの眼や口や手、そう、肉体をしなやかに使ってできるなにかを
私も東京暮らしの中で見つけたいです。

2003年2月24日 月曜日
雪が降りました。
窓辺に梅の花を飾っているのですが、ガラス越しに外は白い雪が舞っている、というのが
なんともいえず「春と冬のあいだ」ってかんじで良かったです。
禅林寺に寄ってからうちの店に来てくださった方がいて、この後も太宰ゆかりの地をめぐる
コースを歩くので、と地図を開かれいろいろ説明したのですが、あの雪の中スムーズに目的地に
たどりつけてるか心配です。三鷹駅を中心に太宰治文学散歩をする場合、うちの店を中継していたら
かなり遠回りさせてしまうようでちょっと申し訳ない気もします。
お隣の図書館にはかなりの太宰関連本があるので、うちの店と図書館をセットでめぐられてはいかがでしょうか、
(これから太宰文学散歩される方へ)
でも今日来られてたそのお客さんは、雪の日をあえて選ばれたようなかんじでした。
話を聞くと、ずっと太宰治のお墓に来たかったけれど、いつも人が集ってるようなイメージがあって、避けていた。
誰もいない時にゆっくりと対面したかったので今日は思い通りになりとても良かった、ということなので
足元の悪さも気にせずに雪の三鷹をゆっくりとめぐられたのではないでしょうか。
もしむらさき橋のあたりで迷ってしまい地元の人に道を聞かれていたりしたら
その地元の人が親切に教えてくれていることを願うのみです。
ただ「武蔵野のぶるぶると煮えたぎる夕陽」も見たかった、それは今日は無理ね。と言われていました。
当時からすると後にビルやマンションがたくさん建ってしまい、太宰の見たのと同じ大きさの夕陽を見るのはもう無理かもしれませんが
なごりは感じられると思います。私も久々に「武蔵野の夕陽」が見たくなりました。
今度夕方ごろ陸橋のあたりにでも行ってみようかと思います。

2003年2月24日 月曜日
ども、ますたーです。
もうじき三月だというのに、まだまだ寒いですね。
そろそろ春の兆しが見えてきてもよさそうなもんなんですが、なかなかそうもいかないようです。
まあ、春になったらなったで今度は花粉攻撃に身を晒されてしまう訳なんですが。。

まだ東京に来て一年とちょっと。
軽くお花見なんてしてみたいなあ、等と思いつつも、こっち方面で桜の綺麗な場所なんて、全然
わかんないもんで(お店の前には桜の木が植えてあるんですが)、どこか隠れた桜の名所なんてあったら
教えていただきたいもんです。

なんか、随分と気の早い書き込みになってしまいましたが、それくらいに寒いのが嫌っつーことで。。


byますたー。

2003年2月22日 土曜日
「おめでたですか?」とお客さんに聞かれ、
「いいえ。」と答えたあとちょっと考えて大爆笑してしまいました。
あ、なるほど。どおりで最近お客さんが遠まわしに「最近、変わったことあって?」と聞いてくるわけだ。
前に着ていたエプロンがボロボロになってしまい、臨時にどうぶつ占いのエプロンをつけている、
と先日の日記に書きましたが、京都に行った時に買ったまましまっていたエプロンがあるのを思い出し
さっそく新調したのです。古門前通り付近の アンティークきもの屋さんの軒先に
「傷もの500円」と吊るされていたからし色の絞り?っぽい柄になんだか魅せられて
これなら着物を着た時にも使えそう、と購入していたのです。
ただかなりゆったりしていて丈も長いので、小さな私が着るとちょっとぶかぶかなかんじなのですが
そういうのは嫌いじゃないので(小さな女の子が長いくるぶしすれすれのスカートはいてるのとか大好き)
店ではこのエプロンで出ていました。 お腹のあたりもストンとしてるので、どうやら勘違いされる方続出、
だったようですね。 今のところ経済的にちょっと無理なので突然のおめでた報告はないと思います。
先日1周年でしたが、やはりまず3年は店のことを第一に考え安定させていきたいと真面目に考えていますので。
まだ半分もきていないのですからまだまだこのお店もひよっこ、という気がしますね。
話戻りますが、頭もまとめてネッカチーフをつけています。なんか頭巾みたいです。
髪が伸びてきたのでなんとかスキッとする方法はないかとまず後ろでしばってみたのですが
サイドがたれてくるんですよね。それでエプロンをとりだした時におなじく買ったままにしていた夢二の玉椿柄の大きなハンケチをみつけ、
それを購入した二年坂の「港屋」の店のおばちゃんがこの玉椿のハンケチをバンダナ風にかぶってたのが妙に可愛かったことを
思い出し、自分もやってみたのです。おしゃれ系とほど遠い、どこかださいかんじがなんか心地いいのです。
ほんとは自分はショートヘアが定番の人、だと思っているので早く切りたいのですが2月は日が少ないし
もうちょっと売り上げが上がったら、美容院に行こうと思ってます。
当分は、ポケットにいつも本を忍ばせて休憩時間に読んでいるちょっと昔の店子さん、ってかんじのイメージでいきたいと思います。

2003年2月21日 金曜日
昨日、お店に来てパソコンの電源をつけるとどうも画面が暗い。
もしや、また調子悪い?また壊れる気?なんて不安に思いながらも
なんとか動いていたのでおそるおそる使っていたのですが、昼すぎになると画面が真っ暗になっていて
いくら電源を押しても反応がなかったのです。とうとう壊れたかー、ああまたしばらく日記が書けない・・
なんて憂鬱になっているところで閉店時間に。 帰ってきたますたーに「パソコンがー」と説明するし
見てもらうとキュイーーンと起動し、「動くやん。」の一言。
私の炎の指は電化製品まで影響するのかも・・そんなことはないと思うのですけどね。
ということで無事日記が書けているわけですが、何日も同じ日にちでとまっているようなことが
今後あれば、ああ、パソコンが壊れて修復中なのだな、と思ってください。

こうゆう時に限ってネタが満載な2日間でした。お客さんから嬉しいことをたくさん言ってもらった。
「私にはちょっと小さすぎたから」と吉屋信子の小説に出てくる少女が着用してそうな
胸元に刺繍のついたセーターをいただいたり、「春の訪れだよ」と梅をいただいたり
店内で即席朗読タイムがはじまったり、それは太宰の「満願」を読まれたのですが、とっても
良かったです。もうひとりのお客さんも「今日お店に来て良かったわ。すばらしかった。」と言われてました。
その朗読者の方は毎月13日の午後に太宰の墓前で朗読をされている、ということなので
聴きたい方は13日に墓前まで足を運んでみたらどうでしょうか。

梅の匂いがかすかに漂ってきます。
ピンクってなんて柔らかい色なんだろう、と思う。目の前の レシートの端もピンクになってきてます。これはもう交換時、というしるし。
あーめんどくさい、っていつもは思うけれど、今日はすぐそばにある梅のピンクとのコントラストがきれいなので
もう少しこのままにしていよう、と思う。 なんて言うとまたますたーが
「メルヘンするのは仕事以外にしてくれ」とか言いそう(笑)

2003年2月18日 火曜日
お店の隅に私の宝物置き場のようなコーナーがあるのですが、そこに
昔のなかよしかりぼんの付録だったと思われる陸奥A子のイラスト付き下敷きがあるのです。
「これ、当時私ずっと使ってました!。」とお客さんに言われ、なんだか嬉しかったですねー
同じ世代の方かな? 普通は「なかよし派」「りぼん派」とかあるようですが、私は「平凡」「明星」同様
両方買ってしまう派、でした。それは両方の付録が欲しいから、という理由が大きかったように思います。
タロットカードのようなものが付録であったように思うのですが、ボロボロになるくらい使ったような気がします。
「なつかしー」この店の片隅で、これからもそんな声がたくさん聞けるかもしれませんね。

近所のお客さんに「実は最近泥棒に入られてしまったので、おたくも充分気をつけてくださいね。」
と言われちょっとびびっています。たぶんここのお店はどこから見ても儲かってそうな風には見えないから大丈夫だろう、
という気のゆるみが正直今まではありました。ここはガラス張りだし警察に近いから大丈夫、
ドアのところでポスターのハイドさんの瞳がつねに不審者チェックしてくれてるし(妄想失礼)
とかちょっと甘甘だったかも。でも戸締り関係に関しては、社会人時代のクセで私はとても厳しくチェックしています。
問題はますたーです。とここで書いておいたらちょっとは気を引き締めるでしょう。
ガスの元栓を締めろ、と言っても時々忘れたりするので戸締りチェック表を作ったくらいです。
ちゃんと活用してくれてるのでしょうか・・・
まあとにかくいい警告だと思って、今一度火の元、他厳重にチェックしてから毎日帰るようにすることを
徹底するようにしましょう! ね、ますたー メイド喫茶もサミットのパンもいいけど(笑)

2003年2月19日 月曜日
ども、二日連続ますたーです。
えーと、今日は昼過ぎまでお店に出てまして、それからちょっとお出かけしていたので、ちょっとお店以外の話題を。。
吉祥寺に最近できたコスプレ喫茶に行ってきました。
いや、あやしいところじゃなくて(笑)。
秋葉原にもあるメイド姿の女の子たちのいる喫茶店です。
いや、これがもう・・、めっちゃ恥ずかしいです(笑)。とても一人では耐えられません。
まあ、単にウエイトレスがメイド服ってだけであとは普通の喫茶店と変わらないのですが
(いや、かなり素人っぽいところはなんか文化祭的なノリなのかもしれませぬ)、こう、妙に緊張しちゃうんですな^^;
ご近所の方は一度行ってみればいかがでしょう。恥ずかしくて、萌え萌えになることうけあいです(笑)。

BYますたー。

2003年2月17日 月曜日
ども、ますたーです。
いやぁ、寒かったですね。
雨降ってたし・・、つーか、雪だったし。
天気が悪いと客足も途絶えがちになるので、お店で一人震えておりました。
そうそう、客足といえば、最近、オシャレ系な若い女性の一人客が増えてきたような気がします。
これも「散歩の達人」効果なんでしょうか。
最近、お隣の「いちごリング」なるパンにハマているますたーでした(ホントに激ウマ)。

2003年2月15日 土曜日
最近甘酒にハマッてます。
甘酒といってもコンビニでお徳用パックで売っている、固形のとかして飲むお手軽なやつです。
お店に来るとまず朝いちで熱いコーヒーを自分で淹れて飲むのですが
夕方ごろ、17時の「ゆうやけこやけ」の鐘が鳴ったあとくらいに無償にあつーい甘酒が飲みたくなるのです。
パッケージに「しょうがやレモン汁など加えてお楽しみください」と書いてあるのを本日発見し、
帰りにスーパーで生まれてはじめて「しょうが」を買ってみようかな、と考えてます。
なんかすごい体に良い飲み物に化けそうな予感がします。
今日話した一見健康的な若い女性も、先日話した白くて透き通る肌のOLさんも
頭痛や胃痛に悩んでいるようです。 まったくそんな風に感じさせないけれど
みんなしんどさを顔に出さず日々頑張っているのですね。 甘酒にしょうがが身体にやさしいようだったら
マジでメニューに加えようかな・・・「トースト」みたく幻メニューになるかもしれないけど
ちかごろちょと調子の悪いあなたへ、ってサブタイトルつけてさりげなくメニューボードのはしっこに書いていこうか、
などと考えていると、お客さんから健康になるおやつの差し入れが。
津軽小泊特産天然切干わかめ、津軽産ふのり、津軽海峡産のしするめ、下北半島のイラストが北のムードあり、です。
 なんか津軽づくしですが2月前半はチョコなり甘いものを食べすぎてたので
後半はこれらをおやつにし、りんごをすったものと混ぜてみたりいろいろ試してみようと思います。

2003年2月14日 金曜日
というわけでバレンタインデーですが、今のところお店周辺はいまひとつの盛り上がりです。
カップルを全く見かけない。けっこう寒いし殺伐としてるくらい。
 バス亭が近いのでサラリーマンが夕方以降はよく前を通るのですが
手元にファンシーな紙袋とか提げてる風景が今日は見れるのかな?なんて期待してたのに
そういうのも見ないなー。 三鷹のサラリーマンはみな照れ屋さんなのでしょうか
アタッシュケースの中に無理矢理押し込んでるのかも・・・
ガラス面には映画「ショコラ」のパンフレットやペイネの絵本などを並べ、
ラブラブロマンチックなムードをかもしだそうとしたんですけどねー

お客さんが昔の禅林寺の様子を教えてくださいました。
私たちが知ってる今の禅林寺は、あの白き門をはじめかなり整備された後のようで
今はきれいだけど昔はなんともいえない風情があったのよ、と言われ
美知子夫人の「回想の太宰治」の禅林寺について触れている一文を思い出しました。
「所々に欅の大木がはえていて、武蔵野の街道の俤を残していた」というものです。
そのあとに続く文章で、ススキの穂を束ねて煤払いをしようとして天井を一撫でしたら
綿の毛のようなものが部屋中散乱し失敗した様子を太宰は、ばかとは言わずにお前は詩人だ、
と批評した、ってところがすごく好きです。
つい先日、この「回想の太宰治 著・津島美知子 人文書院」が売れました。
なので今うちの店に在庫がないのですが、常に切らしたくない1冊です。
今まで不思議ととぎれることなく、偶然よく手に入る本、みたいな存在になってたのです。 再入荷しなくては。
昔の三鷹、というと仕入れた本の中に第九(1階が本屋さん、2階が音楽喫茶だった頃の)のチケットがはさまっていて
ちょっと感激しました。 本を買うと2階の喫茶の割引券がもらえる、とお客さんに聞いて知っていたので
すぐピンときました。それも「D券」というのがまたツボです。1991年6月30日まで有効、と書いてあります。
この券で買いたての本を抱えて2階への階段を上がりたかった・・・
この券は元の本にはさんでおきますので、また誰かになつかしがってもらえることを願います。

2003年2月11日 火曜日
金沢に行った時、ある人への贈り物を選んでると
ふと「あ、ピッタリかも」と選んだ九谷焼のカップ、今日やっと本人に手渡すことができました。
花の絵の端にさりげなく金箔がついていて、きっと彼女の美しい手に似合う、と思ったのです。
なんだかんだすれ違いで手渡すのが遅くなりました。
そしたら大阪から上京していた友人が来店し、おみあげに
「みなみさん(私の旧姓)ぽい町娘のイメージで選びました。」と赤い小花柄の信玄袋に入ったお餅をくれました。
私って町娘っぽいんだ、なんとなく納得。鈴木清順の映画に出てくるような着物姿の艶やかな女優さんたちに
憧れるけれど、太秦映画村?で襟に恋文をしのばせてる町娘の方が親しみを感じます。
京都に行った時もそうだけど、こうゆう小布を見るとほっと落ち着くのは、はるか昔の記憶のせいでしょうか・・・

先日、「この本をずっと探してたんです。」と「太宰治愛の遺稿集 虎見書房」を手にとって
太宰についていろいろ話してくださったお客さんがいて、「もうすぐ三鷹を離れるので
その前にもう一度、ここへ女房を連れてきます。11日は開いてますか?。」と聞かれていたのですが
今日はずっと雨だったこともあり来店されませんでした。でも三鷹を去る前に知ってもらえてギリギリ間に合ったーというかんじです。
また三鷹に来るようなことがあれば是非ここへ立ち寄ってほしいと思います。

三鷹駅から雨の中歩いてきてくださった2人組のおしゃれなお客さん。
マフラー、帽子、手袋、いちいちおしゃれ!すっごい可愛くてジロジロ見てしまいちょっと反省。
どんなに歩いても見つからず、お店らしいものさえないので「ほんとにお店あるのかな」と不安になりながら来られたそうです。
特にあの図書館横の田んぼ、あそこは昼はのどかでいいけど夜は人里離れたような雰囲気があります。
あのあたりに「フォスフォレッセンスまであと200M」とか看板掲げたら、やっぱ警察に怒られるでしょうねー
遠くから心細い思いをしてやってきてくださる人がいることを忘れず、いい空間づくりをしていきたいです。

2003年2月10日 月曜日
今まで使っていたエプロンは、京都の同じ書店で働いていたスタッフのイタリアみあげの
ものを使用していたのですが、さすがに1年たつとボロボロになってしまいました。
昨日、ますたーと交代時にお店に行くと彼が可愛らしいエプロンをしていてびっくり。
適当に店に余ってたエプロンをとりあえず着用したようですが、それは私が書店員時代に
もらってきた小学館文庫のどうぶつ占いのエプロンでした。クボキリコさんのかわいらしいイラストは
いいとして、いまさら動物占いって!みたいなずれっぷりが微妙に笑えます。
ちょっと出版社名がでーんとあるようなのはどうかと思うので、とりあえずつなぎで使ってます。
でもこのエプロン、よく見ると少し黒ずんでいました。さていつ着たっけ?と思い出してみると
このお店の開店準備で、棚を動かしたり、本をつめたりしてる時に汚れてもいいもの、という感覚で
着ていたものでした。 1年前のあの頃のことを思い出しました。
はじめて自分で本に値段をつけた時の感動は、ファーストキス以上のものがありました。たとえヘンかな?
古本屋ほど素敵な商売はない、とまで思いました。 ああなんて毎日楽しかったんだろう・・
もちろん開店してからの方が充実しているのですが、準備期間の楽しさといったら、永遠に続いてほしい
という冗談が飛び出すほどです。 たぶん苦労したことは全部忘れるのでしょうね。
でも思うと一種の長めのハネムーンでした。あんなにたくさん夫婦でいろんなところに出かけられた時期、
というのはもしかしたらもうないのかも、と思うと少し淋しさを感じますが、一緒にお店をやっていけることの
喜びに比べたら全然こっちの方が大きいので大丈夫です。
たとえば昨日、どうぶつのイラストがついた黄色いエプロン姿の彼を見つけた時のプッとなるかんじとか・・・

遠方から太宰治の足跡めぐりが目的で三鷹に来て、うちに寄ってくださる、ということがあります。
今日は新潟から来られてる方が来店。 ついこの前まで太宰治にとくに興味はなかったのだけれど
河村隆一のファンで、映画ピカレスクを見たことがきっかけだったらしいです。
それからいろいろ読み始めている、とのこと。きっかけはなんであろうと「ピカレスク」だけでなく
他の本や太宰作品に触れられてるというのは嬉しいです。4月から就職のためこちらに住むので
また来ます、と言って帰っていかれました。 まだ太宰のことを気になりはじめたところで
「桜桃忌ってどんなことするんですか?」とか「太宰治ってどうゆう人だと思いますか?」とか
すごいピュアなまなざしで聞かれるのでこっちとしても新鮮でした。けどもっと勉強しないと・・と
いつものことながら感じました。4月までに私ももっと勉強しておくのでこの春上京組の太宰ファンのみなさんに
是非お店に遊びに来てくほしいです。

2003年2月10日 月曜日
どもども、ますたーです。
いやあ、今日は、忙しかったですよー。
お客さんが、小刻みに、しかも切れ目なく来店しちゃって、大変でした。
洗い物が追いつかねぇよ。って感じ。
今日は、お客さんにチョコとタイヤキをいただいちゃいました。たまーに、こう、貰い物ラッシュの日があって
お腹一杯です。なんか、店員が客に食べ物をもらうなんて、立場が逆転してますなあ^^;
そんなこんなで、売上もばっちり、充実した日曜日なのでした。

BYますたー。

2003年2月8日 土曜日
今日は夕方ごろまですごくヒマで、来てくれた後輩とまったりと雑談してたのですが
暗くなるにつれてあれよあれよと忙しくなり、何人か満員だったのでお帰りになられる、という
申し訳ないようなこともありました。いやー、こればっかりはうまいこといかないもんですねー
ほんの少し前までガラガラだったんですけどね。図書館でちょっと時間つぶしてきてもらえば
嬉しいんですけど土日は早く閉まりますしね。 この近くって夜は静かでなにもなくて
サミットかカラオケのビッグエコーくらいしかないので。
なぜかうちのフライヤー置き場にはそのビッグエコーの割引券がありますので
1時間ほど歌ってきていただいて時間をつぶしてきていただく、というのはどうでしょうか?
私もこの前、ひとりカラオケに行きましたが、メニューがファミレス並に、いやヘタしたらそれ以上充実
していてビックリしました。でも注文してその品物がやってくる時、さすがに一瞬歌中断しますよね、
って私だけでしょうか?あのバツの悪さはみなさんどうしてるのでしょう。
ちなみに早見優の「passion]の「にーつまるかんじぃー♪あーゆりるはっぴー♪」ってとこでバタッと戸が開いて「失礼しまーす。」
だったので、心の中で「オトコならはっきりしてよーかもんかもん。」と唱えて、ああ!ここええとこやのにーとか思ってました。

その後輩の男の子が京都出身の子で、なんともいえないやわらかい京都弁で話すのがすごく耳に心地良くて
京都弁の女の子はモテるというけれど、京都のぼん、ってのもいいよなーなんて思ってました。
そのあと知り合いのお客さんが来店されたのですが、となりに座ってたお客さんが
「あのー、失礼かもしれませんが高橋源一郎に似てると言われませんか?。」とたづねられ、
私も「似てますよ!ってことはもてる相ってことですよ!。」なんて口出ししたりして、いやほんとに似てられるのですよ。
そしたらその方、「あー、言われます。はい。でも春風亭昇太の方が似てると言われます。」
そのあと一瞬間があったのが、本日の私的爆笑どころでした。「それ、誰?」みたいな・・・
ピロピロリ〜♪とその方の携帯電話の着メロが鳴り「すいません。」と遠慮ぎみにされてたのですが、
そのメロディーがどうも落語の番組のオープニングみたいな雰囲気だったので、「その着メロはもしや・・」
とたづねてみると案の定「勧進帳です。」という答えが返ってきて、なんかツボでしたね。
そんな楽しい一日でした。 あーおもしろかった。

2003年2月7日 金曜日
ここでもたびたび私が植物をいつも枯らしてしまう「茶色の指」の持ち主だと書いてきましたが
「私もそうです。」というお客さんがいました。 こうゆうのってやっぱ生まれ持ったものなんでしょうかねー
という話になりましたが、いや、そうやって逃げるのはよくないのではないか、
努力することを忘れずに、いつか「この花、(または樹)は私が育てあげたのです。」と言えるような
日も夢ではない、と最後にはふたりとも前向きになっていたのでした。
うちの店の前にある小さな苗木は、桜桃なのですが、何度ももうダメか・・・というところまできて
あきらめかけた時に、新芽がニョキっと出てくる、という繰り返しでなんとか現在に至るのですが
なんかこう、けっして美人ではないかんじなのです。 なんせ茶色の指の持ち主が手入れしてるので。
昨日いただいた小さなシクラメンは、「小さいながらもたくましい花です。」と手紙にも書いていただいてた
こともあり、この小さな花だけは決して枯らすまい、と決心しているのです。
小さいながらもたくましい、このお店もそうなっていきたいので、強い意志を持って茶色い指から緑の指へと
変化する奇跡を成し遂げたいなあと。ちょっとおおげさかもしれないけれど
ここで宣言しておくと「やっぱりまた枯らしたのね。」って言われないように努力できるように思うので。

お会計の時お客さんに「甘いものは好きですか?」と聞かれ「大好きです!」と答えると
チョコレートをいただきました。嬉しかった!
今日ますたーに「1周年お疲れ様&少し早めのバレンタイン」ってことでコンビニの季節商品棚にあった高級チョコレートを
プレゼントしました。で、「早く開けてよ。」と目の前でせかし、1つ2つ食べてもらったあと
「私もおやつに食べていいよね。」と言って「うん。」という返事を聞くやいなやほとんど自分で食べてしまいました。
14日まで何回いろいろこじつけてバレンタインチョコ渡すのでしょう・・・ま、いいですよね。

2003年2月6日 木曜日
トップページでもお知らせしていたとおり、本日1日だけですが
フォスフォレッセンスオープン1周年を記念して
ちょっとした感謝の気持ちを込めて企画を行いました。
本を1割引、喫茶の方、また店に来店くださった方に
ますたー手作りのクッキーをふるまいました。
前半ヒマだったのですが、夕方からけっこう忙しくなり
いいかんじの1日でした。クッキーが好評で良かった。棒茶出番なし、でした。
くまのプーさんのお祝い電報をいただいたり、可愛らしいお花をいただいたり
「おめでとう」の言葉を言いに来て下さる方がいたり、感激しました。
目の前を三鷹市役所行きのバスが通り過ぎたので、気が付いたら飛び乗って
「おめでとう」を言いに来た、と息をハアハア言わせながらピューっと店に入ってこられて
その気持ちがただただ嬉しくて、なんかお店やってて良かったーと思う瞬間でもありました。
このお店がずっと開いてますように、となにより私自身が感じています。
いただいたお花、きれいな桃色の和紙がはさまっていてとりだしてみると
とっても美しい字で、お祝いの言葉を連ねてくださってました。
きれいな字は永遠の憧れです。いただいたお花は、ここと同じように若い夫婦で切りもりしている花店で買い求めた
ものだそうです。 手紙を読み終えて力が湧いてきました。ありがとうございます。
閉店の時間になり、受験生のお客さんがお会計、という時
「これ、いいでしょ。」と携帯にひっついてる小さなキーホルダーを見せてくれました。
それは透明なお茄子のカタチをしていて、中に縁結び、小判、お米、が入って鈴がついています。
聞いてみると京都、仁和寺で売ってるもので、「なす」=「成す」をかけた縁起物のようです。
友達にもらった、とのことですが、仁和寺なかなかやりますよ。デザインがいいっ!私も今度京都行ったら
仁和寺寄って自分でゲットしようと思います。 京都のあのあたり、きぬかけの道、と言われるところは
想い出深いし、一度ゆっくりと訪れてみたいと思ってたのです。 春なんていいな
たしか「細雪」にも祇園の桜の盛りが終わってしまっていたけれど、御室桜は遅咲きなので調度良かった、みたいな
表現があったはず・・・彼女も春には京都の大学へ進学できますように。
とにかくこの1周年企画の一日が終わるときに、なんとも縁起のいいお茄子に出会えたのは心強い。
なんとなくすべてが味方してくれてるような気分になる。 もちろん現実は厳しく、2年目からが勝負どころなのだけど
今のこのあたたかな気持ちをくださったみなさんに心から感謝し、明日からまた一層頑張ります。

2003年2月4日 火曜日
昨日は節分でした。 そうなんです。なぜかタコをもらったのですが
柔らかくておいしかったです。残った分は冷凍してあるので、酢の物にして
きゅうりと一緒に食べようかな、と思ってます。
大家さんいわく「幸せを吸いとってください。」ということなので、タコがもし
節分と関係なくともとにかく縁起のいいものなのでしょう。
恵方巻きもいただいてたので、家に帰ってからこっそりと南南東の空に向かってパクッと食べました。
こうゆう姿って絶対に他人に見られたくないですね。
もし隣のベランダの人に見られたりしたらそれはそれは恥ずかしいでしょう。
みんなどうしてるのでしょうね。

今日は開店してすぐに前にディズニーの絵本を探されてたお客さんが来店され
「例の絵本、紹介していただいた絵本古本屋さんで英語版だけどみつかりました」
と報告に来られました。英語版だけど、それはそれで訳すという気長な楽しみもできたし
イラストは同じだったので、探されてた娘さんはほんとに喜んでいる、とのこと。
良かったー!わざわざ知らせに来てくださるなんて嬉しいです。
前回ユーモアのあるお客さんの話を書きましたが、また一組のおもしろいカップルが来店しました。
ふたりの世界では普通のことを普通に話すのは厳禁なのでしょうか・・・ こんな会話されてました。
彼女「ねえ、太宰治ってどこの国の人?。」
彼氏「ボスニア・ヘルチェゴビナだったかな。」
彼女「ふーん」
思わず私は吹き出しそうになりました。彼女の答えが「なんでやねん」でなく「ふーん」なとことか、
それって都市ちゃうん?みたいなつっこみをいれたくて仕方なかったです。
でも考えてみると、私たち夫婦も自分たちしか通用しない会話とかしょっちゅうしてますからね。
いやー、おもしろかったけど空気になる立場としては笑いこらえるのに必死でした。ゲラですしね。

そんなわけで明日、2月5日(定休日ですが)でフォスフォレッセンスは開店1周年を迎えることになります。
これも店に来てくださる皆様のおかげです。感謝の意をこめて6日にはなにかちょっとしたことを考えてます。
またあさって6日にこのサイトでお知らせしますのでよろしければご覧ください。

2003年2月3日 月曜日
節分ですね。ますたーです。
ワタクシ、昼間は例によって出稼ぎに出ていたのですが、店主によると、昼間に2階でマッサージ院を経営している方と、ここの大家さんが一緒に
来られたそうです。なぜかタコを手土産に(笑
世間一般では、節分って、タコなんですか?
いや、まき寿司ならわかるんですが(まき寿司ももらいました)、タコ・・。
しかも、丸ごと一匹持ってきたらしいです(店主のゼスチャーによると・・)。
そんな訳で、今、お店の冷蔵庫には、やたらとでかいタコの足が鎮座ましている訳なのです。
いや、タコが常識なのなら、ごめんなさい。

BYますたー。

2003年2月2日 日曜日
お店をやってるといろんなお客さんが来る。
中にはほんとにおもしろい人、ユーモアたっぷりな人がいる。
お店もあと20分ほどで閉店、という時にやってきたお客さんも楽しい人だった。
最初は、「オトコとオンナの本が読みたい。」「ぼく、さっき一杯飲んできたとこなの」
なんて言うので正直ちょっと警戒したのですが、
「今の時代、こうゆう変わったスタイルの店で工夫するのはいいことだねー。」と
コーヒーをふうふう言いながらスプーンで一口ずつすすり、「おいしいー。」と飲んでくれる小さな背中を見てると
ちょっと安心。話を聞いてみると、 太田垣晴子の「オトコとオンナの深い穴」という本が店内に
あるのが見えてそれが読みたかったらしいです。それで「オトコとオンナ」か・・と ますますホッ。
しかしそのおじさま、実際は「オトコとオンナの深い穴」には目もくれず
「閉店の時間になったら叩きだしてね。」と言って20分ほど、機関銃のようにしゃべり続けました。
私の口調から関西人とわかったのか、阪急電車と阪神電車について語りだし、(小林一三が親戚、とか言ってました)
三鷹1中の歴史について語り、それが酔ってることもありすごい大きな声なのです。
正直しずかに読書でつくろがれてるお客さんが他にいなくて良かった・・と思ったくらいです。
で、21時1分前前に自分から「はい、お会計。オトコとオンナの本は今度読みにくるよ。」と立ち上がられました。
帰り際、「もうおさむちゃんのお墓は行った?」とさりげなく聞かれ、「はい。三鷹に来たきっかけも太宰がもとなんです。」
と言うとますます大きな声で、「やっぱそうじゃないかと思ったのよ。でもこうゆうことは最後にとっといたんだよ。」
「じゃ、ゆーぞーちゃんのおうちはいった?」「さねあつちゃんは?」などおちゃめにみんな「ちゃん」づけで連発され
「はい、はい。」と答えていると
「じゃ、ともみちゃんは?」と言われ、そこで一瞬とまりました。
まるで宇多田ヒカルのようにきょとん?としていると「はい、これ次までの宿題ね。」と言って嵐のように去っていかれました。
はて、三鷹出身の有名人、文化人で「ともみ」っていましたっけ?

2003年1月31日 金曜日
今日、中学生のお客さんがひょっこり顔を出して、
「あれ?学校は?。」と聞くと「学級閉鎖」ですって。
インフルエンザ、大流行なのですね。
風邪はもう一回ひいたから、と油断してたらダメですね。
かと思えば、めちゃくちゃ元気な女の子がお母さんと来店。
まだ小学校低学年くらいなのに、その女の子が注文からなにから
すべてしきるのです。おまけにパスタとフレンチトーストとワッフルを注文し、
ぺろりとたいらげてしまったのはお見事。
お母さんはつねに聞き役のようで、松井のヤンキース入りの話とか、外国文学の話などを彼女は次々とお母さんにしている。
私もキッチン側でコーヒーとかつくりながら、
ふんふん、そやそや、松井で盛り上がってるけど、イチローみたいに割り切れず
周囲に気を使ういい人すぎる面が少し心配だ、とスポーツ新聞に書いてたなー でも頑張ってほしいなー
と勝手に心の中でつぶやきながら、この子、おやじのような女の子だな、(いい意味で)なんて思ってました。
元気な女の子は宝だ、と思う。
その時お店に来店していたおばあさんが、まぶしそうに女の子にまなざしを向けていた光景も良かった。
小さな本屋はいいな、と思う瞬間。
小さいから儲けは雀の涙でも、そのぶん信頼関係が築きやすい。
大きな本屋は便利だし儲けは出るかもしれないけれど、今の世知辛い世の中では理不尽なことも起こりえる。
でも大きな本屋で戦ってる人達を私は尊敬する。子供が間違いを起こしたらちゃんとしからなくちゃいけない。
だからただ店、としてあるだけでなく街や人とも共存していけたら、と願う。それは本当に難しいことだけど。
私なんか従業員の未来とかまで考えなくてもいいし子供もいないしまだまだ背負ってるもの小さいけれど、
まっすぐな店主さんたちのことを応援する気持ち、なにかできることがあれば行動すること、については常に心がけていたい。

2003年1月30日 木曜日
最近、太宰関連の質問をよく受ける。
先日も電話で、玉川上水について太宰治が書いてある小説はないか、という問い合わせを受け、
「乞食学生」という作品に表現があり、上水沿いにポケットスペースとして文中の引用が刻まれている、
というところまでは答えられたのですが、「なんと書いてあるのですか?」と聞かれ
とっさには出てこなかった。たしか青葉のトンネル、という言葉があったように思うけど
さすがに丸暗記はしていなかったので、ちょっと焦ってしまった。
こうゆう時スラスラと答えられたら良いですね。 ちょっと時間があったらすぐそこの本棚の資料を確認できたのですけどね。
確実の方がいいと思い、「乞食学生」を読んでもらうことをおすすめしました。
太宰治の文庫で、安西水丸さんが表紙イラストを書いたものはないですか?
という質問も受け、すぐにピンとこなかったのはちょっと恥ずかしかったです。
新潮文庫の例の白黒のやつが定番ですが、角川文庫の望月通陽の表紙のも結構好きなのです。
でも安西水丸版はノーチェックでした。と思っていたらそのお客さんがメールをくださり
安西水丸表紙、女生徒の画像を貼り付けてくださってました。それを見て、あー!見覚えあるある、
これは再び是非この手に抱きたい本だ、探し出そう!という意欲が沸き起こってきたのでした。
今日もお客さんが最近の太宰関連の記事のコピーをおみあげがわり、と言って持ってきてくださいました。
HPでは知っていて、いつか行ってみたいと思っていた安田屋旅館の資料もありました。
「太宰治と伊豆」についてはまだまだ不勉強な私。
あの「斜陽」だって安田屋旅館で書かれたというし、「人間失格」は熱海の起雲閣で書かれたらしい。
来年は湯湧温泉に行きたい、なんて言ってた私ですが、まず太宰ゆかりの旅館を先に訪れてみようか、という
気にもなってきました。伊豆だったら交通費だってぐっと安くなるのだし・・・水上や甲府にしても湯湧よりは近い。
とにかくお客さんがいろいろな情報をくださることに感謝の気持ちを忘れずにいながら、
自分自身ももっと勉強していきたいな、と思うのでした。求められる、ということは幸せなことなのだから
そう、まず日々勉強、旅行は2の次、と自分に言い聞かせます。 でも温泉入りたいな(ぼそっ)

2003年1月28日 火曜日
赤ちゃん連れのお客さんが時々来てくださるのですが、
手のあいてる時は私が赤ちゃんをちょっとの間抱っこして、
お母さんはほんのわずかな時間でコーヒーと読書を楽しまれる、
というのがいつものパターンだったのです。
その赤ちゃんが今日はなんとしっかり立つのですよ。お店の椅子の足を支えにして
立ちながら歓喜の声をあげ続けるのです。
初めて会った時はお豆さんのような、ほんとちっちゃい存在だったのに
表情もどんどん豊かになって、たくましい男の子になっていってる。
時は経っているのだな、と実感しました。
私のはじめての喫茶店の記憶についてはコラムに書いてあるとおりなのですが
彼はいつからこのお店のことを記憶にとどめてくれるのでしょう。
そういうことを考えると、将来が楽しみになります。

なぜ朝の中央通りをチャリで走っているのかというと(by昨日の日記)
好きな食べ物は?という質問に、チョコレートのマ・ボンヌとモーニング。と答えるほど
喫茶店のモーニングが大好きなのです。このお店の開店時間が11時、と少し遅めなのも
私がいろんな喫茶店でモーニングを楽しみたいから、というのも理由の1つです。
オヤジさんたちに混じって、スポーツ新聞等のとりあい競争にもしっかり参加しながら至福の時を過ごすのです。
というわけで、朝の中央通りで私を見かけたら「あ、モーニング帰りなのだな。」と思ってください。

2003年1月27日 月曜日
今朝、雨の中中央通りをチャリで走っていたら
すれ違いざまに「あーーっ!」って言われたのでキキーッとストップし振り返ると
お客さんが「散歩の達人、見ましたよー。」と手を振っていたのでした。
「どうもー。」とか照れながら言いつつ嬉しかったですね。
その方は、かなり前にお店に来られた時、時給は今のバイトよりかなり下がるけれど
自分は事務よりも接客がしたいような気がする、と悩んでおられ、
前回来店された時、思い切ってバイトを変わった、と報告していただいた方でした。
今朝のほんの一瞬だけ交わした笑顔と、道端でも元気な声を響かせていた姿で
毎日店頭で楽しく接客されてる姿が目に浮かびます。
なんだか朝から元気をもらったようないい気分で店を開けました。
雨がやみそうにないのですが、窓ガラスの水滴を見ながら
「ベルベットイースター♪」なんて歌いながら気分よく過ごしていると、
いつも熱心にガラス窓から店の中をのぞきこんでいるおじいさんが今日はめずらしく
お店に入ってこられました。 それからとても熱心に話し続けられました。
そのおじいさんは中国人の方で、ひとつひとつていねいに日本語を選んでゆっくりと話されます。
で、話を聞いて驚きました。そのおじいさん、いずれ中国でこのお店のような古本と喫茶のお店を
開きたいのだそうです。 ここ2,3年の中国の発展はめまぐるしく、日本と変わらないくらいになってる。
自分の住んでたところはすばらしい景色のいいところが存る。その景色をながめながら、
本を読んだりお茶を飲んだり話をしたりする場所を創りたい。経済が発展したら文化交流だって
求められるはず、のような内容のことをしっかりと私に伝えました。
先日日記で高齢になっても新しいことに賭けていく、ような内容のことを書きましたが
そのおじいさんがそんなことを考えていたなんて正直驚きました。
このお店が少しでもヒントになって夢を感じてくださったのなら本当に嬉しいです。
「こうして看板を掲げてお店を開いていることの社会的な意味、影響は、あなたの想像以上にあるのですよ。」
というようなことを言われて、背筋がちょっとぴんとしたかんじです。
このお店のガラス張りにすっかり慣れましたけど、慣れきってしまっておなかかいたりしてるところを(たとえです)
通り行く人に目撃されないように、注意しようと思います。ってちょっと次元が低すぎるたとえだったか・・・

2003年1月27日 月曜日
ども、ますたーです。
今日も、例によって店番をしていたわけなんですが、なんというか、今日は、妙に疲れちゃいました。
お店をあけてからずっと暇で、ぼーっとネットしてたんですが、一人お客さんが来るとそれからもう来るわ来るわ。
いきなり満席状態でクルクルしちゃいました(笑
これもやはり「散歩の達人」効果なんですかね。
夜に店主と交代して、ちょっとお出かけしていたのですが、電車の中でも「散歩の達人」読んでる人が居て一人で恥ずかしがってしまいましたよ^^;
まあ、そんな訳でして、明日からまたお仕事モードですので、このあたりで失礼いたしまする。

byますたー。

2003年1月25日 土曜日
このお店で初めて会ったお客さん同士が会話されるのを見る、というのは
こちら側としてはなんとも嬉しい光景なのですが、今日はそんな光景がチラホラありました。
久しぶりに会って話もはずむころ、ふとお店をのぞきこまれる若い女性の方が見えると
窓側に居たお客さんが「どうぞどうぞ。」と手招きして中へ迎え入れました。
いろいろ話を伺うと、イラストの勉強をされてる方、ということで既にお店に来ていたもう一人の方も
偶然イラストレーターだったのでちょっとびっくりしました。
このいつも来店されたら窓際に座って、お店に入ろうか迷ってる人を発見するとお誘いして
それだけでなくおごってしまうこともある、というおじさまは70歳なのですが、今日はイラストレーターの方の
さまざまな話におおいに刺激を受けたようでした。
「今の日本は100歳以上の人口がすごい勢いで増えてる、現在1万8000人もいるけど今後もっと増える。
100歳で作家デビュー、なんて人もいまに絶対出てくると思う。きっとまだ頑張れると思える。」
というようなことを言われてました。 そう、文学は歳とってでも可能な夢、ですからね。
その方に、いつかこの店のことを書いたものを世に出してほしいな、なんてひそかに思っているのです。

胃の調子がいまいち、と先日の日記に書いたら、心配して胃痛に効くツボ、などがわかるサイトを
紹介してくださった方がおられました。深く感謝します。さっそく押してます。効きそう・・・
ちょっと若いころのようには無理できない、って程度ですのでどうぞご心配なく。

お客さん情報で読みたい本が2冊できた。1冊は「春の戴冠」辻邦生
分厚い本らしいですが、例のおじさまがこの作品のすばらしさに焦がれてフィレンチェを旅したそうで
なんだか読みたくなった。
もう1冊は「忘れられた記憶の博物館」ネシャンサーガ書いた人の最新作らしい。
この小説の壮大さをえんえんと語ってくださったお客さんがいて、ストーリー全部わかっちゃったけど
ちょっと読みたい。歴史の勉強にもなりそうだし、深い意味で。

2003年1月23日 木曜日
雪が降りました。
でもお店を開店する頃には雨に変わっていて、ちょっと残念でした。
こういう日はヒマですし、それならひとり窓からしんしんと積もりゆく雪を見たかったので
ほんとに残念でした。

よく年配の方の集まりで、身体の調子の悪さ、持病自慢のようなのを耳にしますが
最近の私はすっかりそのノリです。 友人と話しても調子の悪さからはじまって
どの栄養ドリンクが効くか、なんて内容。ちっとも色気がありません。
そう、私はほんのつい最近まで栄養ドリンクなんて飲む習慣なかったのですが、
このところ試しはじめているのです。
今日はお客さんともずっと身体の話。このところ胃の調子が悪いことを打ち明けると、
りんごをすって食べる習慣をつけるといいわよ、とのこと。
たしかにりんごは1日1個で医者いらず、とか言われてた気がする。
太宰の小説「愛と美について」でも母親が5人の兄弟にりんごをすって汁を飲ませる
シーンがあったように思う。たしかにりんごは胃にやさしそう、すりばちですると果実の匂いが漂うのもいい。
「そのりんごのすったのに、最後青海苔をいれるといいのよ。」とお客さん。
「青海苔ですかあ?。」ちょっと驚く私。
「おもいっきりテレビで言ってたので間違いないわよ。」
出た!おもいっきりテレビー!さすが午後はまるまる。うちのお客さん、けっこう見てる人多いです。
ではりんごと青海苔買いにスーパーにこれから行ってきます。

2003年1月21日 火曜日
本日発売の雑誌「散歩の達人 吉祥寺・三鷹特集」でうちのお店が紹介されています。
首都圏の方、よろしければ見てみてくださいね。
記事は小さめですが、えっ?という、うちのお店をよく知ってる人にはわかる不思議な部分があります。
まあ答えは見てのお楽しみ、ということで。
今日さっそく「散歩の達人を見て来ました。」と言ってくださった方が二人おられました。
三鷹が雑誌のメイン特集になるなんて久しぶりのことなので、コンビニにも散達がズラーっと並んでたし
駅前の本屋では、特製ボールペンまでおまけにつけて売り出していたとのこと、
大学生協前の関西ウォーカー売りのノリを思い出す・・・でもちょっとそのボールペン欲しいぞ、ってかんじです。
たくさんの散歩好きの方にうちのお店を知ってもらえそうで、期待度大!です。
私もこの雑誌、じっくり読んでみたのですがかなり充実してました。てくてくと歩いてでかけてみたいところが
たくさん増えました。若者向きの流行のお店とかじゃなくて公園はもちろん水車小屋とか里だとか、
三鷹には3つの里があるのですね。 牟礼の里しか行ったことのない私は、あと2つの里に足を延ばしたい。
もう忘れかけてたどんぐりの感触を確かめたいです。

首都圏に住んでないので、見れない。 という方に、出たのはかなり前ですが、本を紹介。
「ぼくの伯父さんのスクラップブック喫茶店百科大図鑑」カメラとペン沼田元氣 ギャップ出版
全国の大きな書店だったらたいていあると思うのでこの本の45ページを見てみてください。
古本屋と喫茶店、というくくりでうちのお店が紹介されています。
なにより嬉しいのが私が大好きなお店ばかりに囲まれて紹介されていることです。
ヌマ伯父さんにお店の写真を撮ってもらった、というのもすごく嬉しいこともあり記念の1冊です。

「散歩の達人」を読んで感じたのですが、みなさん20年、30年、と店を営業し続け、ずっと愛されてる。
これってほんとにすごい事だなと思う。 憧れちゃいますね。目標です。
手が届くかもしれない、とても地味な日々を重ねていくことに対して貪欲でいこうと思う。
これからもよろしくお願いします。

2003年1月20日 月曜日
「本を探してるんですけど。」と入店されたお客さんがいて、詳しい話を聞くと
講談社のディズニー名作童話全集11ダンボ を探してる、ただし
昭和44年発行の「文・足沢良子」のものでないとだめ、ということなのです。
まずうちの店にはなく、ネット上の検索サイトを2,3ケ所当たってみたところ
この版のものは在庫がなかったので、三鷹台の絵本古本屋さんの連絡先をお教えしました。
探しているのはお客さんの娘さんのようで、この方の訳の仕方が良かった、と
あくまでこの本にこだわられているらしいです。
そういう話を聞くと、私たち店主側もそこまで本に思いいれを込めて探してくださる方がいる
ということにやりがいを感じます。と同時にたとえ書名が同じでもこの世にまったく同じ本、
など1冊とてないのだから大切に扱わねば、と緊張感に覆われます。

今日は文鳥舎の方が来店してくださりました。
商店街の斜陽のレリーフのすぐ手前の地下にある私も大好きなお店です。
と何度か日記にも書いてますね。斜陽のレリーフの前なんて羨ましいです、と言うと
「でも商売的には斜陽、というのは良くないですよね。」と笑顔で返されたのがちょっとおもしろかった。
文学と商売の両立の難しさについて、だとかいろいろお話できました。
5年後くらいに「あのころは厳しかった」とか言えるように、うちも頑張らないとっ

2003年1月19日 日曜日
最近歳を感じることが多くなりました。
今までだったらちょっと胃が重たい、なんてことがあっても
一晩ぐっすり寝たら翌朝には治ってたのですが、このところはそうはいかないです。
今までと同じような心持じゃもうだめなんだ、今後は健康管理を常に意識していかないと
経営者としては失格、ますたーに甘えてばかりいるとそれが当たり前になってしまうのがこわい。
たった一人で店を切り盛りされてる数々の女性店主の細き腕を思うと、自分はまだまだダメだと思う。
今日、ふと友達がお店に来てくれて、「飛ばしすぎじゃないですか」と身体を気遣ってくれました。
弱ってる時にはなにげない一言が身に沁みます。
ゆっくりでいいから着実に、でいいよね。と自分に言い聞かせました。
浅田次郎が好きな彼は映画「壬生義士伝」をさっそく見に行ってきたそうです。
泣ける映画、とは聞いていましたが、ほんとに涙があふれてとまらないそうです。
中井貴一がめちゃくちゃいいそうで、彼の言葉を聞いてたら見に行きたくなりました。
どうも私の中井貴一の印象って、松田聖子と共演した「プリメリアの伝説」のヨットや馬乗ってるまま
とまってるのですが、それはもったいない話ですよね。私の中の中井貴一像、打ち破ってくれるでしょうか
浅田次郎は「蒼穹の昴」とかもいろんな人からすごくすすめられるんですけど、どうも歴史モノは苦手で・・
喰わず嫌いなんでしょうけどね。
ますたーからも歴史モノはとりあえず「燃えよ剣」を読め、と100回くらい言われてるので
読んでみようかな、と思ったそばから店にあった文庫の上、下巻売れてしまいました。
縁がないのかな・・・なんてこと言わずに、まあ今度読んでみましょう。

2003年1月18日 土曜日
えーっと、店主がちょっと体調を崩してしまいまして、急遽お店番のますたーです。
あ、いや、体調が悪いといっても、多分一晩寝ればカナリ良くなるとは思うのですが。
そんな訳ですので、まあ、本日はこの辺りで。。

byますたー。

2003年1月17日 金曜日
ひまだったのですが、今日はひまで良い、と思った。
家族でテレビを見ながらでも、震災のことについて話したり考えたりする時間を
過ごしてほしいと思うから。
ガラス面のところにも関連の本を並べました。 バスの中からチラッと
「ああ、今日なんだ」って忙しく過ごす人達がほんの一瞬思ってくれるだけでもいい、
東京を気に入ってずっと住んでいくつもりでいるけれど、あの震災の日のことは絶対に忘れまいと思う。
並べた本のなかの1冊、「赤い月」ー著ロ・ジンヨン 学研1995年出版ーという詩の本に「夜明けの灯火」という詩がある。
家の隣の文化住宅の角の一室からもれる光にいつも励まされていた、
光の発信者は学習机の影から受験生だと想像する、でもその朝、光は押し潰されてしまった
いつも力を与えてくれたその光をぼくは消さない、といった内容の詩なのですが
その灯火のような存在に、いつかなりたい。 たくさんの人にとっての光となれるようでいたい。
この店は 押し潰されることなく存在できるよう、たとえいばらの道でも、すすんでいこうと思う。

「大事なことはみーんな猫におそわった」という本を見つけられ、
「この本、子供が持ってますよ。先生にもらったんです。
すごい太っ腹な先生がいて、絵本とかどんどん生徒にあげちゃう人なんです。」
と話してくれたお客さん、「今度娘と来ますね。」とニコニコと帰られました。
そういう先生っているんですよね。 きっと地震の時も自分のことより生徒のことで必死だった先生がいた筈。
そういう人たちにエールをおくりたい。 そして私もがんばろう

2003年1月16日 木曜日
「おすすめの本教えてください。」
そう言われて入店された女性のお客さんがいて、
「ジャンルはどんなのがいいですか? 軽めのものかズシッとしたものか・・」等質問していったのですが
「なんでもいいです。」と言われ、正直焦りました。
たいてい「おすすめを・・」という方は、傾向くらいは言ってくれるので焦点をしぼれるのですが
「なんでも」と言われると、難しい。でもこうして鍛えられていくのでしょうね。
こういう時に、ちゃんとその人にあった本を薦められるようなブックアドバイザーみたいな能力も
本と関わってるからには絶対必要だと思う。 アドリブもきかせられないと。
これなんか・・と薦めた単行本は、いまひとつの反応だったので予算を聞いてみたら
「できるだけ安く」とのこと。「電車の中とかで気軽に読める本」ということで「なら文庫がいいですね」
となり、「これなんかどうでしょう、おもしろいですよ。」とある本を薦めると「じゃあそれください。」
となり購入されました。 
そのお客さんはその本を手にとることもなく「じゃ、それ」と即決されたのです。
その瞬間、信用された、ってことになるけれど、なかなか責任重大、と感じました。
1冊の本を読み終えるまでにはけっこう時間を有するものですからね。
この店で出会った本がその人にとって「時間の無駄」だった、というのだけは避けたいですからね。
「この人の薦める本を、読んでみたい」そう思わせるような店主になりたい。
それにはもっと修行が必要ですね。 かなり昔のことですが、絵本屋さんで「○歳になる女の子の
誕生日プレゼントに本を贈りたいんですけど」と相談したことがあったのです。
その女性店員さんは、自信あり、といった口調で説明してくれました。絵本を手にとりながら熱く本について
語られる様子は、その本にどんどん魔法をかけていくようにも私には見えました。
毎年数々の絵本が出版されますが、内容について熱く語ってくれるような店員さんの手へ飛び立って
いけた絵本はしあわせものですね。そういう手からまた子供たちの熱い視線に注がれるところまで旅立てたら
本望でしょう。そしてまた私たち古本屋店主のもとへ帰り、また新しい子供たちへと巡っていけたら・・・
私も魔法使えるくらいのとこまで到達できるようになりたいですね。 

2003年1月14日 火曜日
お店やってて飽きがこない、と感じる瞬間はたくさんあるけれど
初めてこの店をみつけてくれて喜んでくれた時ほど新鮮なものはない。
自分にとっては永遠の日常でも、お客さんにとっては真新しくうつるこのお店、
その反応を見るたびスタートラインにいつでも立てるような、初心を忘れない気持ちになれる。
今日もひとりで店に入ってこられた女性の方が、開口一番
「こうゆう店を探してたんですよー。」と言ってくださって、「落ち着く〜」を連発されてました。
こうゆう時ほど嬉しいことはないです。
近くにこんなお店があったなんて!ってダイレクトに反応してくださると、それに答えなくては・・って思うし
お店を見つけた時の感動を持続してもらえるよう、店自体もいつでもどこかあたらしい部分、ってのが
ないといけないな、と思います。
個人商店の古本屋をみつけたら嬉しくてたまらない、というおじさまも来店されましたが
このお店をみつけて自転車を停める瞬間から、店を覗き込みながら子供のような表情をされていました。
ガラス窓の内側からそういう人たちの表情を見つけるのも楽しみのひとつです。
その方から板橋区の方で古本屋を経営しながら本の出版もやり、自ら本も出してる人の話を聞きました。
店の奥にガリ版が置いてあるそうです。そういうの、ほんといいですね。
一日中紙やインクや本の匂いに囲まれる、というのも悪くないですね。

今日はあるお客さんに前からずっと探していた本をプレゼントされました。
普通だったら本屋が本もろうてどないする!みたいなとこあるかもしれませんが
以前、そのお客さんとの会話でその本のことがよく出てきてたのです。
私がよっぽど欲しそうに話してたんでしょうね。今日の本を手にした瞬間の喜びもそうとうなものでしたが。
読みたかった本を手にした夜は、遠足の前夜のようにソワソワしてしまいます。
つまみとジュースを買うから太るんですけどね・・

2003年1月13日 月曜日
今日は成人式だったので、振袖姿の女性がたくさんお店の前を通りゆき、
目の保養になりました。 襟足とか足元の動きなんかが実に初々しく、
またどんな派手な柄の着物を着ていても、お顔は白く透き通ってはりがあるので下品にならない。
若い輝きって良いなーと思いました。いい天気で良かったですね。
振袖といえば、例年紅白を見る時、演歌になると違うチャンネルを見てた私ですが
今年は演歌もじっくりと味わいました。それは歌手さんたちの着物姿を見るためです。
歳がいくつになろうと振袖を堂々と着れるのは演歌歌手の特権ですからね。
で今年はじめて「天城越え」をちゃんと聞いて、こんな歌詞だったんだ、スゴ なんて思ったりして・・

今日、小さな女の子がお店に入ってきて
「このまえこのガラス窓に置いてあった アリスのお料理の本はまだありますか?」と質問してきたので
「まだありますよ」と本を手渡してあげるとしばらくパラパラとめくって
「この本、おとりおきしておいてもらえますか」と言うのでとっておいてあげることに。
ほんとまだ小さいのに、自分の意志で欲しい本をとっておいてほしい、と言える、
そういう本との出会いを彼女に与えられたことをとても嬉しく思います。
その本はジョン・フィッシャー作「アリスの国の不思議なお料理」という本で、さまざまな創作料理
「永遠にもらえないジャム」や「鏡の国のケーキ」など題してそのレシピがちゃんと載っている、という
10歳未満の女の子にはちょっと大人っぽいかな?っていう内容なのですが
テニエルの挿絵ですし、なかなか良い本だと思います。彼女の想像力をおおいに刺激してほしいです。
昨日のますたーの日記に店主とは逆のスタンス、と書いてありましたが
さっきのアリスの本もそうですけど、店の在庫のほとんどがHPの目録には載っていません。
web目録だけで在庫を見ても薄っぺらいかんじがするかもしれませんし、傾向がつかめないかも
本当に売りたい本ほど載っていないかもしれない。この本に関してはぜひ店で実際手にとって買ってほしい
この店でこの本と出会ってほしい、本に触れながら「これ買おう」と思ってほしい、その表情が見たい、などが理由です。
って私のわがままかもしれませんね・・。ある本を探してる人たちに可能性を広げることも考えると
もうちょっと柔らかく考えた方がいいかも。 趣味性が濃いのは変わりないと思いますが。

2003年1月12日 日曜日
ども、店番ますたーです。
本日の一人目のお客さんが、いつか古本屋を開きたい、と仰る方で、いろいろと、質問されてしまいまして、
一応、ワタクシは店主ではありませんのでどこまで答えればよいのやら・・、等とちょっととまどってしまいました。
お店を開いてもうじき一年(早っ!)になるのですが、当の本人たちに未だお店を持っているという自覚がちょっと
なかったりして^^; なんというか、どこまでも、趣味の延長だったりするのです、はい。
で、いろいろと、聞かれるままに業界のお話なんかもしたような感じなんですが、果たしてどこまで参考にしていただける話
なのか、それすらも怪しい状況です(汗)。
まあ、そのお方は、古書店といってもオンライン専門を考えているようなのですが、実はワタクシ、個人的にはやはりオンライン
を強化していきたい希望をもってまして(店主とは逆のスタンスと言えるかもしれません)、そういう意味では、非常に気になる
出来事でした。オンライン古書店、無事に開店できるといいですね。

byますたー。

2003年1月11日 土曜日
金曜ヒマ説が消滅したかと思いきや今度は土曜ヒマ説?
ってくらい最近の土曜はパッとしないです。従来だと土曜日が一番売上がいいんですけどね
まあ3連休ですし、頑張りたいですね。
今日はお客さんが、「あなたが好きなGLAYのことが新聞に出てたから切抜きを持ってきて
あげようと思ってたんだけど忘れてしまったよ。」と言われ、「ん?」と思っていると
「このポスターの人、これってGLAYの人でしょ。」と言われようやくわかりました。
入り口に貼ってあるポスターのハイドのことを間違えたようなのです。
「切り抜いていただいたのはすごくありがたいんですけど、実はこの人、GLAYの人じゃないんですよ。
まあ間違えるのにも無理はないですよ。」と言うと
「あ、そうなの?じゃあこの人はどこの人?」と言われたのですが、
このお店同様長いバンド名だし、年配のお客さんだし知らないだろうな、と思いながらも
「ラルクアンシエル」というバンドのボーカルさんです。と説明すると
「ああ、知ってる知ってる。」と答えられ、おじさんだから知らないだろうと決め付けるのは
良くなかった、と反省モードでいると
「シェルじゃなくてシ・エ・ルのラルクアンシエルでしょ。」と言われ思わずふきだしてしまいました。
そんなCMあったなーって。そんなハイドもガクトさんと映画に出演するんだから
時代は変化していってるのだな、と感じます。 この映画「ムーンチャイルド」展がラフォーレ原宿
で催されていて、私もさっそく行ったのですがなかなか楽しかったです。
ミニムービーが常に映し出されていて釘付けになって見てました。
期待どおり、ハイドとガクトのちょっとした抱き寄せシーンなんかもあり、かなりツボでした。
でも公開のG?Wまでかなり日があるので、それまでにもちょっとした楽しみは欲しいものです。
とりあえずルミネで中川家を見れる日が近いといいな、と思う日々です。
正月実家でさんざんテレビに出まくっていた中川家の兄、剛さんのファンになってしまいましたので・・
ま、ときめきは増えるほど良い、ということにしておきましょう。
ますたーは金さえ使わないなら何にはまってもいい、みたいなことを言ってるので
とりあえずはテレビで我慢します。はい。

2003年1月10日 金曜日
金曜ヒマ説消滅一歩手前、といったところでしょうか
本日はなかなか忙しかったです。手ごたえを感じた一日。こういう日があると
やっていけそう・・と思う。けど油断大敵、です。
けっこうポカポカと暖かい日だったので、散歩がてら来てくださった方が多いのかも
散歩の休憩に寄れる店、図書館に本を返す時に寄る店、そういう位置になってきてたら
嬉しいです。 今日、ちょっとホロッとさせられることがありました。
お客さんが持ってこられた冊子をちょっと読ませていただいたのですが
そこである方が私たちの店について書かれている文章を目にしました。
店がうまくいくように、と太宰さんにお願いした、というところを読んで目頭が熱くなりました。
素朴だけど曇りない、心を打つ祈りの言葉がそこに在りました。
私は自分以外の願いで手を合わせたことがあまりないので、こういう心の広い人を
すごいな、と思うのです。 無駄な祈りにならぬよう、頑張らなくては・・

今日はこれからますたーがお雑煮をつくってくれる、ということで今となりで
トントンと料理してくれてます。おいしそうな匂いも漂ってきてるし・・
私も15日までにぶりのお雑煮でもつくってあげようかしら、と思ってみた。
さて、どうしようか

2003年1月9日 木曜日
今日はじめて、金沢で買った九谷焼のカップでコーヒーを飲みました。
何度も器の表面を撫でてやりながら茶をすする時間はなかなか格別なものです。
ますたーが帰ってきたらさっそく初コーヒー淹れてあげようと思います。
私が器に興味が湧いてきたのは、益子焼きのカップでコーヒーを飲んだのがきっかけなのです。
江古田のある喫茶店で、コーヒーカップを選ばせてくださるところがあって
なにげなく選んだカップが益子焼きのものだったのですが、
器の表面を撫でながら飲むコーヒーの味わい深さ、もちろんコーヒーそのものがとても美味
だったのですが・・ずっと冷めないことも含めとても心動かされるのもがあったのです。
そうするとあのろくろで職人さんの手のぬくもりからひとつひとつの器が練りあがっていく
過程まで想像でき、いつか店で出すカップも自分で焼きたい、なんてことまで考えるように
なりました。今はまだ余裕がないので従来通りのカップで提供させていただきますが
その後に期待していてください。 まずは絵付け体験からかな
今日読んでいた本の中に、
「生地を丸めるときに少女の肌のような張りをもたせるーおいしいパンのコツ」
という言葉があったのですが、器にしろパンにしろ原形は粉だったり泥だったり
するわけで、それを職人の手によって、イマジネーションによって姿を変えていくのだな
と当たり前のことを思いながらコーヒーを飲み終えたのでした。

前回の日記で書いた江戸の商売の神様についてですが、
「酉の市」の説明をお客さんにしてもらっていたことを忘れていました。
昨日出かけたきものの展示会で偶然にも「酉の市」と出会いました。
江戸っ子でのおしゃれを競うステージだったそうです。熊手のかたちの帯留が目にとまり
とっても欲しくなりました。縁起良さそうだったし・・
師走まえにあるらしいので、そのころには着物姿が板についてることを目標として
ひとりで着付けに慣れるよう頑張ります。

2003年1月7日 火曜日
昨日の忙しさとはうって変わって今日はヒマでした。
その分お客さんとゆっくり話できましたけどね。
元旦に必ず禅林寺に行く、という方がいて
毎年2,3時間太宰の墓前に佇むそうです。いつも元旦にはあまり人が来ない
のに、今年はぞろぞろと人が来て30人くらい集まったそうです。
とても嬉しそうに話されてました。

商売の神様、といえば大阪では戎さんが有名ですが
東京ではどこに行けばいいのかわからなかったのです。
今日お客さんに教えてもらいました。赤坂見附の日枝神社というところが良いそうです。
東京の神社のそばにある良いお店もいくつか教えていただきました。
神田明神のとなりにあるという「あまや」という甘酒屋さんや、府中にある
江戸時代から続く酒屋さん、ちなみにここは蔵を喫茶室として開放してるらしいです。
他に銭型平次の世界そのもののお店、とか行ってみたいところがたくさん増えました。
初詣の帰りに寄るお店、ってやはり「初」なので適当に決めてしまうのはもったいないですものね。
私の初詣は、近くの八幡さんとそのお隣の禅林寺だったのですが、
生まれてこのかた夜中から詣に出かけたことがないのです。
午前1時とかに普通に着物で人々がいききする姿、真っ暗なのに人がいっぱい
って思えば元旦だけしか目にすることはできないんですよね。
人がたくさんいすぎるからいや、とか言ってないで今度挑戦してみようと思います。

2003年1月6日 月曜日
あけましておめでとうございます。
お正月明けの本日、けっこうたくさんのお客さんが来てくれました。
大人になったらお年玉なんて無縁だと思っていたのですが
「これ、お年玉がわり」といって秋田の新聞で連載されていた太宰関連の記事のコピーだとか
店に飾る賀正グッズだとか里でとれたおみかんだとかいろいろ持ってきてくださるのが
すごく嬉しかったです。ありがとうございます。
中には「この漫画はいいよ。」と「蟲師」というコミックをお年玉替わり、というのがツボでした。
この漫画は他のお客さんにもすすめられていたので読んでみようと思いましたが
いただいたのはなぜか3巻のみだった、というのがなんともいえずまたまたツボにはまりました。
「講談社は人を育てる気を感じる」と語られたことからはじまり、
漫画業界のいろいろを教えていただいたのですが、手塚治の本を大阪の古本屋さんが
手がけたことがあるそうですね。それも小さな古本屋さんだそうです。
古本屋から生み出されるものの可能性を感じました。

太宰の生家だった「斜陽館」の館長さんと親交があるお客さんが来店され、
「年賀状で、三鷹で太宰治ファンの若い夫婦がお店を開いたことを報告したら
とっても喜ばれてましたよ。」と言ってくださったのには感激しました。
喜びをかみしめながらの初仕事(フルでは)になった私はしあわせものだと思います。
精神面での充実と比例してこのお店も定着し、街角のシルエットとしてとけこみ
来てくださる方に愛されるようになっていけるよう努力いたしますので
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

2003年1月5日 日曜日
ども、店主が帰ってきて、久々に二人体制での営業でした。
夕方からは、つかの間の正月休みモード。ちょっとお出かけしてきました。
月曜からは平日モードですね。
少しは世間も落ち着くのでしょうか。
でわでわ。ワタクシも明日からお仕事なので、このあたりで失礼を・・。

byますたー。

2003年1月4日 土曜日
どもども。ますたーです。
今日は昨日と比べれば暖かかったですね。
天気も良くていい感じでした。相変わらずヒマでしたが(笑)。
本日でお留守番モードも終わり、明日からは通常(?)営業です。
まあ、昼間はワタクシ一人でやることになると思いますが。
今ごろ店主は電車の中でしょうか。
多分、熱海とか横浜近郊をカボチャ色の113系で走っていると思われます。
一応、お風呂沸かしておこうかな。。

byますたー。

2003年1月3日 金曜日
さむい!
エアコンも動かなくなるくらいの寒さ。
どもども、ますたーです。
本日もカナーリお暇でございました。
寒さに震えながら(雪が降ってましたなあ。。)お店を閉めてソッコーで熱い風呂に入って極楽気分。
明日の夜遅くには店主も帰ってまいります。
三が日も終わって、明日からようやく通常モードな日常が戻ってきますね。

byますたー。

2003年1月2日 木曜日
あけましておめでとうございます。
餅を焼いてる間に年を越してしまったますたーです。
えーと。
実は・・、今日もヒマでした(笑)。
しかも寒い。ちょうどレジの前が店の中でも一番冷え込む部分でして、エアコンかけてても足が冷たいです。
思わず移動したくなります。
ついさっき、帰省中(兼旅行中)の店主から宅急便が届きました。
中身はコーヒーカップらしいです。帰ったら、これでコーヒーを飲もう、と、いうことでしょうか。

byますたー。


過去の日記。

[2002年2月の日記] [2002年3月の日記] [2002年4−5月の日記] [2002年6−7月の日記] [2002年8−9月の日記] [2002年10−12月の日記]

inserted by FC2 system