2005年12月30日 金曜日
最終日です!

お客さんが、お友達を引き連れて来店くださったんです。
うちの近所にはこんな店があるんだよ、ってかんじのお話をされていたので、
良いイメージを持ってもらえるといいな、と思っていたのですが、
会話の中で、「今日が最終日なんです」と、今年最後の営業日、という意味で言ったのを
今日でこの店が閉店する、ととられたようで、
「それはそれはお疲れ様でした」とどんどんねぎらいの言葉が出てくる。
あまりにも続くので、私ももしや?と思い始めたのですが、
間違いなく勘違いされているよう。「私の言い方が悪かったようですが、
最終日というのは今年最後、という意味なんです」とそこで笑い話になったから
良かったですけど、申し訳なさいっぱいな気分。
もしお店が閉店する事になったら、こんなふうに言葉をかけられるものなんだ、
と初めて考えもしなかったその寂しさをほんのちょっと疑似体験。
そんな日が絶対来ないように頑張らなくては、とあらためて思いました。
ちょっとセンチになっていると、「良いお年を」を言いに、お客さんが鎌倉の半月を持ってきてくださった。
ウサギが月から顔を出している半月のイラストすごく可愛いです。和みました。

ところで重曹、なかなか良いです。
映画「OUT]で、原田美枝子さんが新しい洗剤を試しながら風呂のタイルの目地を
磨いて、「これ、いけてるわ」っていうセリフがあったのですが、
今日その場面を思い出し、私も「いけてるわ、これ」って口に出してました。
いや、同じ掃除するなら、女優気分で、の方が楽しいし。

ところが、ところがです。初期段階でつまづきました。
換気扇の掃除をおっぱじめたのはいいのですが、羽のところとそれをかこう部分の
外し方がわからんのです。メールをいただいていたお客さんに返信がてら聞いてみたり、
ネットで検索してみたり・・・掃除方法は載ってるのですが、外し方まではわからない。

実家のお母さんからちょうど電話がかかってきたので、恥をしのんで
「換気扇の外し方、おわかりになりますか?」とお聞きすると、
「外れるよ。ダンナにやってもらったらどお?掃除させて。どんどん使ってやって」
とアドバイスしてもらったのですが、そのダンナは今日コミケに行っております、とも言えず
「あ、はい、そうします」と答えた私なのでした。
この日記を書いているいまだ、換気扇の掃除が未完成なので、帰宅後、はずしてもらいます。

あと、使用済みハブラシがこんなに役に立つとは!
昔話ですが、元カレの部屋に行った時、ハブラシが何本もささっていたので、
「あら、あなたその後ご活躍のようで」と突っ込むと、
「何いってんの?使用済みハブラシほど掃除に活躍するものはないよ」と言ってたことを
ふと思い出したのです。今使ってたハブラシは京都から持ってきた愛着のあるもの。
もちろんカーブ、歪み具合も時間を経ていいかんじです。
人生とは捨てる選択も時には大事、と、そのハブラシを「えいっ1」と
換気扇の網のすきまから、油まみれの羽につっこみました。
ひっこむくと、一瞬でブラシ真っ黒。でもそうなったら吹っ切れて、
ゴシゴシとこすりまくりました。
私もせっかちですね。外してもらってからやればいいのに。
まあ、一日重曹を水でとかしたものに浸して、明日ふき取りながらきれいにするつもりです。
は〜、掃除ってやりだすまでが腰重いですけど、やりだしたら楽しいかも♪

と、ほとんどが掃除の話になってしまいましたが・・・

今年の営業は本日にて終了です。
今年もこのお店を愛してくださった皆様、心から感謝いたします。
普段忙しい方、年末年始、ゆっくりと、穏やかな気持ちで過ごせますように。
年末年始こそお忙しい方、どうかお体に気をつけて。

皆様良いお年を。

フォスフォレッセンス2005年の営業日記、これにて終了。


2005年12月29日 木曜日
「良いお年を」そんな言葉がいきかう。
年の瀬ですね。
今日は朝から太陽が高くて、道路もいつもよりすいていて、
お客さんとも話してたんですけど、一足先にお正月がやってきた
ような雰囲気でした。終始穏やかな気持ちで過ごすことが出来ました。
でもそれはこのお店の前の道だけの話で、
近所のスーパーに行くとすごい人。

私は明日は店の大掃除しようと気合入れてたので、
重曹を買うことにしたんです。
しかし、普段そんなの買わないので、どこの売り場にあるのかわからない。
そこで、ウエンツに似た「実習生」という札をしたど若い店員さんを発見。
「すいません、重曹はどちらにありますか?」と声をかけると、
「じゅ、重曹ですね。少々おばちください」ってかんじで、緊張しつつ丁寧に答えてくれる。
かーわーいーいー 声に出していってしまいそうな心の声を繰り返しるんるんで待っていると、
彼がやってきて、「奥様、こちらです」と案内してくれました。
「お、おくさまあ?」と顔が真っ赤になりまがら重曹の前に誘導されたわけですが、
彼はまだアルバイト入りたてほやほやで、思わず「奥様」って言ってしまったのか?
それとも、このスーパーでは「奥様」と呼ぶのがマニュアル化されているのだろうか?
レジで並びながらもなんだか「おくさま」と繰り返しにやにやしてしまう私なのでした。

その話をお客さんにしてみると、
「それ、単に おきゃくさま って言おうとしたのが、舌がもつれちゃっただけの話では?」
そういわれてみたらそのとーりですね。なんかいつもの私らしい勘違いエピソードでありました。
いやー、しかしフレッシュなもの見たなー、いい気分なので万事OK!とか言いながら
こういうとこ奥様どころかおばさん化してるなー、とつくづく思う(笑)

2005年12月27日 火曜日
来年の今頃は・・・って話題が出てタイミングで
雑誌「一個人」最新号で、「一年後のあなたに宛てて手紙を出しませんか」って企画があって
クラフト・エヴィング商會特製封筒「時間差郵便」っていうのに反応して思わず買ってしまった。
ちょっと前の「ラピタ」の付録、梶井基次郎檸檬モデルの復刻版万年筆をもし持っていたら
その万年筆で書きたかったな。最近雑誌の付録が気になる私です。
ちなみにその「一個人」に太宰治から川端康成宛の手紙が載っています。
京都のカフェ、長楽館の窓辺でお茶を飲む小西真奈美が美しい写真の表紙です。

映画「花とアリス」で出てきた洗足池のカフェ「テラスジュレ」も載っていた。
映画館のスクリーンで、観ている途中でカフェや書店のシーンがあると、
身を乗り出してしまうくらい反応しちゃう。
雑誌や本やテレビ、実際に道端で目にするのはまた違った、独特なかんじがあるんです。

今日、映画好きなお客さんがいらっしゃって、「今年のマイベストは?」って話題になり、
そのお客さんは「ある子供」と答えられたのですが、私は迷わず「ビフォア・サンセット」と答えました。
ビフォア・サンセットに登場した書店シェイスクピア・カンパニーの映り方は印象強い。
店の中だけでなく、すぐ前の通りとつながってるかんじがすごく出てた。
たぶんうちの店の音の響き方と同じ空気を感じたのでしょうね。

カフェは、パリやNYの小粋な映画にいくらでも洒落た店が登場するけれど、
私は「花とアリス」のテラスジュレが印象に残ってる。
すぐそばで、湖面が輪を描いてる、その様まで伝わってきた感があった。

そんな、行ってみたいお店が出来た時、スケジュール帳の最後の方の自由なスペースに
「このページは行ってみたいお店を書くページ」と決めて住所などのデータと共に書きとめて
おくのです。で、行けたらラインを引くようにしているのですが、今年はアンダーライン引けたのは
半分もない。来年はいろんな行きたいお店に行って、食欲だけでなく参考にできるところしっかり見たいな。


スケジュール帳は、ビジネス用のは別にしてあるのですが、
実はもっぱらこっちの亜土ちゃんのを愛用しています。もう3年目。
今年はちょっと小さいサイズのイラストがあまりにエロ可愛いのと、
最近5年前に買ったバッグに愛情がメラメラと復活してよく使っているので、
その小さめバッグに入るように、とちょっとヴァージョンチェンジしました。

あと、倖田來未ちゃんのようにグワングワン踊れるようになりたいから(謎)
ってのは冗談ですが、マジDVD欲しい。あの腰の動き、見てて飽きない!
ダイエットのイメトレにはなりそうですね。

ファンシーショップ(って今も言うのかな)の亜土ちゃんコーナー行くと、
少女時代に使っていたのと同じものが見つかったりしてかなり懐かしい気持ちになる。

明日は今年最後の定休日。そして営業はあと2日。油断して体調崩さないようにしなきゃ。


2005年12月26日 月曜日
開店後、クリスマスの飾り付けを片付けました。
本を読んでるサンタさんの人形の足の裏に、クリスマスが終って
こうやって撤収をする度に、マジックで正の字をつけているのですが、
あと1本で「正」の字が出来るんだ、と思うとなんだか月日の実感が湧いてきました。

昨年までは、あらかじめ透明なサンタ模様のラッピング袋に入れたものが
売れたケースが多かったけれど、今年は包装紙でラッピングするパターン
の方が多かった。だからよけいにだと思うけれど、
自らの手を経て、うちの本がクリスマスプレゼントとしてどなたかの手元へ
贈られていった喜びをものすごく噛み締められた。
本当に嬉しかった。幸せだった。
単純な事かもしれないけど、自分が一番満たされる瞬間って、
私の場合、この店の中で接客してる時だったんだ、と改めて気づけました。

つい先日まで物欲がすごくてあれこれ欲しいものが増えていくのに
買える現実が伴っていないからストレスも溜まったり、いろんな葛藤があったけれど、
そんな事よりもっと店に投資しなくちゃな、またそうしたいと思える気持ちで今はいっぱい。
このあたりはまたアレコレ悩み日記でもぼやくかもしれませんが、
情熱のありかの実況、ということで、見逃してやってください。
自分でも来年の今頃情熱のありかがどうなっているのか、楽しみです。
このおばちゃんはほんとにとんでもない事考えてたりするので、ほんと(笑)


2005年12月25日 日曜日
今日は朝から私が終日店番です。
な、なんと、聖夜だった昨夜も夢見悪いです。これなんなんでしょ?
この悪夢3連ちゃんで終了でありますように。

ちなみに今日のは、ロープみたいな綱渡りをしていて、後ろからヘンなものが
追いかけてくるんです。で、「はっ!もういきどまりだ!」と振り返ると、
そのヘンなものが「へっへっへっ、どこにいくのかな?」と、ニタニタ笑ってる。
まるでクラリスを追い詰めるカリオストロ伯爵みたいな、映画的展開でした。
またそこで目が覚めてホッ。でもちょっと半泣きなってました。
ちゃんとお店があり、普通に日常が始められるこの幸せを噛みしめられるので、
たまには悪夢もいいかもだけど、3日連続ってなにこれ?みたいな。

昨日は幸せな一日を過ごせたし、今日も大丈夫よね、と願いつつ、お店開店。
カップルさんにまったりと過ごしていただいたり、
お店の窓ガラスの前で、「お父さん、僕この絵本、お母さんに買ってもらう約束してるんだよ!」
って嬉しそうに言う小さな男の子がいて、ほころんだり、いいかんじでした。

が、しかし!あられもない姿になってしまう、というとんでもないヒトコマも!!!

今日はクリスマスだし、となんとなくフレアスカートにしたんですよ
(いい歳して!と自分で突っ込んでおきます)
自分へのミニクリスマスプレゼントで、アンゴラの靴下を買ったんですよ。
今まで身につけるものを買う時って、デザインで選んでたのですが、
最近素材で選ぶようになりました。これからは数少なくてもいいから
いいものを選んで大切に長く身につけたい、って。で、あのピロッとついてる品質表示なんかを
ちゃんと見て選ぶようになったんです。 正解です。フワフワしてかなり気持ちいいです。

ま、それは余談として、その靴下を初めて履いたので、嬉しくてスカートにした、
というのもあります。いつもは防寒対策も兼ねて必ずスパッツを履くのですが、
せっかくだからフワフワ靴下の感触を楽しもう、と厚めのタイツのみに合わせたんです。

それが後で大変なことになろうとは・・・

表の均一100\コーナーの本を手にお客さんがドアの前にいらっしゃったので、
すぐ中に入れない状況?っぽかったので外に出て行ったんです。
そしたらとても大きな犬をお連れで、またそのワンちゃんがものすごい動き回る。
すぐに察して、3冊お持ちだったので購入確認をしてレジまで行こうと本を受け取ると、
そのワンちゃんが私のスカートの中に突進してきました。というか、直撃(笑)
お客さんが「こらっ!」ってかんじで手綱をひっぱられ、事なきを得たというか、
こんなおばさんのパンツは晒さなくてすんだのでほんと良かったです。
見えてしまったら申し訳なさすぎる、と反射的に思ったのは、これどっぷりおばさん精神ですかね・・・

無事300円を受け取り、本もお渡しし、滞りなく?お取引終了、となったのですが、
最後の最後までワンちゃん動き回りなくりで、まさにロデオというか、マンガのようでした。
いやー、スパッツ履かない年にたった一度の日?にこんな出来事があるなんて、
これが若いおねえちゃんだったら通り行く人にとって「犬グッジョブ!」で、クリスマスの
面白いネタを提供できたかもしれないけれど。まあ、ネタはネタかな(笑)

あ、でも来年は犬年だから、これできっと悪夢払いができたに違いない。うん。そう考えよう。

と思ってたら贈り物に本を、ってお客さんが続けて来店。
あのワンちゃんは福犬だ、きっと!
小学校4年の女の子への本、とか、5歳の男の子への本、とか
ここからまた本が旅立っていき、すごく嬉しいけれど、勉強不足も痛感しました。
もっとうまく、おすすめできるように、本の事も説明できるようになりたいです。
今、すごくやる気湧いてる。この気持ちを忘れることなく、新しい年も、次のクリスマスも
次の次のクリスマスも、もっともっとたくさんの本を旅立たせる事ができるよう、努力していきたいです。


2005年12月24日 土曜日
クリスマスイブです。
夕方までますたーが店番。イブというのに全然人来なかったようで、
ちょっと落ち込みモードで交代。
実は今日も夢見が悪かったんですよ。
今日のは、なぜか中・高校時代くらいに戻っています。
今から部活なのに、グランドの手配が整っていない。
その交渉をする役がどうやら私だったらしいのです。
皆から責められモードのところで起床。
はー、夢で良かった。と心から思いました。しかしなんでこんな夢見るんでしょうね?謎です。

夕方からは、お客さんがクリスマスの飾りの付いた可愛らしいパンを持ってきてくださったり、
ダイヤモンド富士の写真をポストカードにして、オリーブ石鹸を素敵な風呂敷に包んで
オリジナルなラッピングにした素敵なプレゼントを持ってきてくださったり、嬉しい事が盛りだくさんでした。

一番幸せを感じた瞬間は、ラッピングをしている最中でした。
奥様に本をプレゼントしたい、という男性のお客さんが来店され、
いろいろ相談しながら本を選び、では贈物用のラッピングで、ってなって
包んでいる時、自分のお店でこうして愛情込めた贈り物が旅立っていく、っていう事に興奮しました。
ものすごく満たされた気持ちになった。

百貨店内の書店勤務時代なんかは、イブ前後はそれこそマシーンのように
ラッピングしていたところがあったけれど、今年齢と経験を重ね、
自分のお店というものを持てて、その場所でこうしてラッピングしている、
っていうのは、喜びもひとしおです。天職、という言葉を初めて意識しました。
おおげさかもしれないけど、ずっとこういう事をしていきたい、と実感しました。

また、奥さんのために本を真剣に選んでいるそのお客さんの表情とか、
優しい気持ちの表れが伝わってきて、こちらもとても柔らかな気持ちで、
それこそ「包む」ことができたのだと思います。
あ、幸田文の「包む」が読みたくなった。

というかんじで、本当に結局終りよければすべて良し、の幸せなクリスマスイブになりました。
それに、こんな寒い日に、お店の前をピザ屋さんがサンタさんの格好ですーっと
バイクで横切っていきました。なんか、クリスマスに忙しい人って、応援したくなる。
その時一緒にその光景を見たお客さんが、
「娘が小さい頃、東急百貨店では、クリスマスの配達はサンタさんの格好で
配達人がやってきてくれた」という話を聞かせてくださいました。
ドアを開けて、サンタさんが立っていたら、ものすごい驚きでしょうね。
今もやってるのかな?


とうとう全部の窓が開いたアドベントカレンダー、
24日の窓を開けると、天使のようなベイビーがいました。

Merry X’mas 聖なる夜、たくさんの幸せが降り注ぎますように☆

2005年12月23日 金曜日
調子の悪い日、ってありますよね。
夢見が悪く、歩けばこける、今日のスタートはちょっとそんなかんじでした。
なんと悪魔に背後からベタッ!とおんぶおばけみたいにはりつかれる夢。
これ、どういう深層心理なんでしょうね?こわひぃぃぃx・・・

いつもそうなんですけど、こんな時はお客さんに救われる。
とってもいい匂いの方の来店で、すっかりアロマ気分になって
ちょっと回復した頃、福祉関係のお仕事されてるお客さんが、
論文で最優秀賞を受賞され、満面の笑みで来店いただき、
嬉しい報告でこちらもその福を分けていただき回復できた、ってかんじでした。

明日からクリスマス。
ここでおすすめ本をご紹介。


ターシャ・テューダーの「人形たちのクリスマス」
うちの店の人形たちを集めてみました。(左画像)         ↑この一番左の女の子、ひそかにクセ毛で、
                                  後ろでひとつに纏めていて、なんとなく他人に思えない。

えりあしも前髪も、纏めてもどうしてもチリチリしてしまうのが
悩みのタネ、ってのをもう40年近くやっている私にとって、
この絵本はちょっとした救いの神でした。勿論ターシャ・チューダーの溢れる愛情が伝わってくる
ような仕上がりが一番の魅力なのですが、左の女の子を見ていると、
前髪とかえりあしがちょっとクルクルッとなってるのって、
なんてキュートなんでしょう!って思えてくる。
天然パーマのコンプレックスを少しだけ吹き飛ばしてくれる。
是非実際に絵本を手にとってごらんになってみてくださいね。なんとも穏やかな気持ちになれます。


2005年12月22日 木曜日
今年最後の連休でした。
もう街へでかけられるのも今年最後かも?と、
とにかくクリスマスの輝きをいっぱい浴びたくて
ものすごく久しぶりに六本木ヒルズに行きました!

直接行くのではなく、前々からずっと行ってみたかった
麻布十番から歩いたのですが、やはり下調べが必要ですね。
気ままにブラブラと行き当たりばったりの散歩もいいのですが、
行きたい目的地がある場合は、住所とかひかえておくべきでした。
そもそも私が「麻布十番」に憧れを抱いて、いつか行ってみたいと思いながら
イメージしていたのは、江戸の街なのに、洗練されてる、ってかんじ。
駅の出口を上がれば、たいやき屋さんとか、神社とかがあると思ってた。
きっとあることはあるのでしょうけど、適当に出口上がったら普通の六本木と
変わらない雰囲気でした。次回はちゃんとリサーチしてから来よう、と誓った瞬間、
ものすごく綺麗なモデルさんみたいな人がマンションの自動ドアから颯爽と
出てこられました。スタイル抜群。麻布十番のセレブってこんなかんじなのね、
と見とれていると、なんとそのセレブな女性、がらがらーぺっ!みたいな、
よくおっちゃんがやるみたいに喉をならし、びっくりしたのですが、
人通り結構あったのですが、ギョッとしてるのは私だけ。
おお、これぞ麻布十番のヒトコマな風景なのですね、と平静を装いました。
そのセレブな方も、ちょっと喉の調子が悪かっただけのようです。
ま、たまたま見たヒトコマというわけで。

帰宅してからその事をますたーに話すと、
「麻布十番はセーラームーンの舞台だからねふふふ」
とさすがオタク!風な笑みを浮かべてましたが、
あの街にセーラームーンたちが住んでいた、というのがいまいち想像できない私です。

六本木ヒルズはキラキラしてました。ここ、迷わずマスターできたら最高にいいところ。
というのは、東京タワーがほんとにきれいに見えるからです。
ちょうど夕闇の時刻、よく見える渡り廊下にちゃんと椅子があって、
しばらくそこに座ってボーッとタワーを見つめてました。
こんなに長く東京タワーを見たのは初めてかも。
多摩地区に住んでいると機会ないですからね。

うんと若い頃、東京に憧れていた自分を思い出して、
「今東京に住んでるよ」って過去の自分に語りかけるような不思議な時間を
過ごしました。移り住んできて4年、早かったようで、いろんな事がビッシリ詰ってる。
その後、すぐ隣に書店があったので、リリーさんの「東京タワー」勢いで買っちゃった。
今年は新刊の単行本を2冊しか買わなかった気がする。その2冊目。
ホテルでひとり過ごす静かな夜にでも読もう。

あ、そうそう、おそらく「ぷっすま」の収録だと思うけど、
鶴瓶さんとユースケさんと草薙君を目撃してラッキー!
早押しクイズしてたので、その音に反応して近づくと発見、ってのが笑える。
さあ今年最後のおでかけも楽しんだし、年末までラストスパート元気に頑張ります!


2005年12月19日 月曜日
いきなりですが、自分へのクリスマスプレゼント、決めました。
正確には、自分へのクリスマス&お年玉、かな?
最近よく目にしませんか?「超特価お正月ホテルステイプラン」みたいなやつ。
あれにしました。前から気になっていたんです。
都心のシティホテルのレデイースプラン。エステやスパ、充実したアメニティ、等がセットで
ついてくるやつ。でも高くて手が出なくて、時間のゆとりもなく、自分には夢の世界だと
思ってました。でも、調べてみると、あるんですねー。
半額以下になっているプランが。ちょっと迷いましたが、
クリスマスプレゼントとお年玉をここで自分に課すことによって、
かえってこの年末年始に張りが出るんじゃないかと思い切りました。

さあ、予約したで!(やはり素の関西弁が出ますね、こうゆう時)
年明けまで風邪なんか引いてられへんし、それまでめいっぱい働くでーおらおらー!!
みたいな気分になってくるじゃありませんか。
昨年のお正月、東京で過ごして感じたのですが、3日くらいになってくると、
あまり自動車が通らないせいか、空気が澄んでくるんです。
あのかんじが、なんだか好きになりかけていて、もっともっと実感したくなったんですよね。
それに、「リフレッシュ」というより「リセット」できそうだから。
新しい年を向え、自分の中の弱い部分とか負の部分を気おさめとしても捨てたいのかな。

朝起きて、ホテルの窓から富士山が見えたりなんかしたら、
「今年いっぱい、また頑張るわよ」と(こっちは標準語)朝っぱらから
バラの花びら浮かべたお風呂なんか入ったりしたいじゃないですか。
そんな贅沢も年に一度、それもお正月くらいなら私のようなものでも許される気がする。

と、少し緊張感のある午前中だったのですが、
今日は昨日のヒマさとうって変わって、いろんな方がいらしてくださった充実した一日でした。
どうやらホテル予約が縁起を運んできたようで、バラのお風呂に入っている自分を
イメトレしてよい気分になった事がプラスの気を呼んだのかも。
ちなみにイメトレでは、ちゃんと身体がくびれている・・・笑
(我ながらおめでたい奴ですね。どこの女優さんでしょ)

今日は、まだお店がオープンしたての頃に、野ばらちゃんのホームページの掲示板で
お話した事がある方が来て下さった。
その時、お店に行きますからね、とレスくださって、私もちゃんと覚えていました。
お名前を教えていただくと、太宰関係の論文などで目にしていた方でびっくりしました。
今度今まで書いたものを送ってくださる、とのことで、太宰のお話もちょっとしました。
同じく文学を研究されている元?学生さんも引き連れて来店いただき、
本を見ながら「これ、なんか学生時代を思い出すね」とかいう会話が聞こえて、
私もいい場面を見せていただきました。

素敵な方たちの訪れですっかり気分が良くなっていたら、
久々のカップルさんが来店。相変わらず仲が良いな、とか思っていると、
「最近引っ越してきたんです。ここの近くにしたんですよ」と。
なんだかとっても嬉しくなった。

その後は、近所のスーパーのバイトさんが来てくれて
椎名林檎とラルクが表紙の雑誌をお買い上げだったので、私と趣味が似てる!と思って
話し掛けると、表紙でなく、両方の雑誌に載っているバンプオブチキンの記事が読みたかった
そうです。でもなんか、いつもスーパーで「可愛いな、この人」と思ってた人が
お店に来てくれたのでちょっとドキドキしました。
不思議なもので、うちのお店で本越しに見ると可愛さ100倍。
で、しかも「スーパーで働いてる人ですよね」と話し掛けると、
「この前来て下さいましたね」と答えてくれた。わお!顔覚えられてるんだ!って。
その時は嬉しかったけど、冷静になってみれば、寒いので、いつも頭がすっぽり
かぶれる帽子をかぶってるんです。でもそれ、知ってる人の前ではちょっとかぶれないんです。
ますたーが何度見ても大笑いするくらい、なんかヘンらしいです。
それかぶってる時は、話し掛けないで、ってくらいの。だからちょっと不安です。
ま、いっか。ということで後半、女子高生の日記のようになってしまいましたが、
今日は本当に良い一日でした。
これであと、ジャンボ宝くじが当たれば、最高なんですけどね。(まだ言うか)

明日明後日は今年最後の連休になります。
ものすごい寒さですが、風邪には気をつけて、良いクリスマス前をお過ごしください。


2005年12月17日 土曜日
午前中はクリスマスフェアと称して、窓際のコーナーを
プレゼント本をズラーッと並べてみる作業をしました。
毎年恒例になっていますが、ラッピングした状態で飾っています。
ますますクリスマスっぽくなって、嬉しい限りです。
さっそく反応いただいたお父さんと娘さんが本日の一番のお客さん。
お父さんは関西、奈良のご出身、ということで、
関西トークしてしまいました。やっぱり男性の関西弁のイントネーション、
いいですね。やはり血が憶えているのでしょうね。
ああ、このトーンこのトーン、って心の中でざわざわしてました。

贈り物の本のおすすめをコーナーにアップしましたので見てやってくださいね。

ファッションの話が続いたので〆を。
「LEE買いました? やっぱりあのポーチ、なんだかんだ言って欲しいわよね」
から始まり買い物情報などを会話してたお客さんに、
「もっとやるべき事が目の前にたくさんあるのに、
物欲がすごくて、とまらないんですよ」とふと漏らすと、
「でもね、物欲がある、っていうのはそれも情熱のうちのひとつ、
と思ってうけとめてバンバン買って失敗したらいいのよ。」と。
バンバン買う事ができないからストレスも溜まるのですが、
こうやって悩むのも情熱の仕業か。ちょっと気が楽に。
プライオリティを間違えないようにさえすれば、少しくらいは
物欲が湧くのも良い、かな。 ということで、
自分へのクリスマスプレゼントは今年もやはり欠かさないでおきたい。

毎年自分へのクリスマスプレゼントを送っている私。
去年は銀座でジャケット買った。その前はハンカチだったかな
ツモリチサトのパジャマ、ってのもあったな。
今年はどうしよう、インナーかパンプス、というのが今のところ有力。

これからは身につけるものは量より質で勝負したいお年頃。
貧乏なりにも靴とか下着とか素肌とか、今まであまり行き届かなかったところの
オシャレも楽しみたいですね。というか、上質な下着を身につけて、
ひとりでレストランへランチしに行く、とかやってみたい。
シャキッ!とできる気がするんですよね。


中原淳一の素敵なカレンダーをいただきました。感謝。
まだ表紙。1月になる楽しみがひとつ出来ました。
毎月1日になる楽しみも。
そう、2006年のなによりのテーマは、おしゃれもいいけど、
生活を愛する事が第一、です。過去にも何度もそう書いてるかもしれません
けど、今回は大マジです。きっぱり。

2005年12月16日 金曜日
昨日の話の続きになりますが、
その発見した下着屋さんについて少し。

それは「amphi」というランジェリーショップでした。
可愛い下着が揃っているだけでなく、
お店の雰囲気とか装飾とか、お客さんと店員さんのパワーとかが
私が入店した時間、すごく店内に溢れていて、
「いいお店見つけた!」ってかんじ。
クリスマス前、という事もあり、勝負下着を選んでるのか?
白かグリーンか紫か、3つのブラを並べて真剣に悩んでるっぽい女性の方とか
見ていてなんか可愛らしい。
「彼の好みを考えて下着を選ぶ」なんて、
もう遥かかなた昔の世界ですからね〜(笑)
アクセサリーや髪飾りなんかもたくさんあって、
キャミをアウターとして着るコーディネートの提案とか、
私もあと10若ければ参考にしたかった。

可愛い毛糸のパンツや、ばばシャツとかないのかな。流行りそうなのに。
女はいつくになっても、かわいらしいもの身につけたい、って人多いですもんね。
さくらんぼのついた毛糸のパンツとかなら、外からは見えないから
「歳のくせに」とか言われる心配ないし、でもなんか内側からじんわり
ラブリーさがにじみ出そうな気がするんですけどね。自分で編もうかな・・・


さくらんぼ柄は、きっと永遠に好きだと思います。
カタログで見つけたノスタルジックチェリーなるこの下着がほっしー!
そんな私の今日の服装もチェリー柄です。チラ見せしてます。
京都の伊勢丹で買ったマークジェイコブのカットソー、もう5年越しで着てます。

2005年12月15日 木曜日
休みが水曜日なのにはさまざまな理由があるのですが、
そのひとつに「レディスデーで映画が1000円で見れるから」というのがある。
このところ実はよく見に行ってるんですよ。
昨日も行ったのですが、見逃してしまいました。というか入れませんでした。
50分から、という事だったのですが、チケット売り場に長蛇の列。
やっと受付ブースにたどりついた時は、51分。
すると、「途中入場できませんので」とのこと。
今ならまだ本編ではなく、予告編なのでは?と思ったのですが、
「ああ、そうですか」とすんなり引き下がりました。

でもせっかく電車ではるばるやってきたのに、そりゃないだろお〜?
なんて思いがふつふつと沸いてきてしまった。
これ、大阪のおばちゃんなら、「なにせこいことゆうてんのん?ええやん、いれてや」
とか文句言う人絶対いそうだな、など思いながら
映画代は、お年玉ジャンボ宝くじとお茶代にして消えました。

なかんじで、素敵な下着ショップを見つけて心はずんだものの、
少しブルーな気持ちをひきずったまま家に帰ったのですが・・・
この出来事を夫に話すと、
「なに言ってんの?君。そんなの当たり前やん。
映画というのもは、上映時間の10分前くらいには入場して、
始まる前の余韻を楽しんだり、この映画を観に来る人の観察をしたりするのが普通」
と言われた。そうだね、よく考えてみればそうだ。
この映画館が正しいわ。と納得し、なんか気が楽になりました。
単純かもしれませんけど、1000円で観れるから、と気楽に足を運んでいる間に
緊張感がなくなっていたかもしれませんね。
と寝る頃にはスッキリ。あー、これであと宝くじ当たってたら最高!


「female」パンフより(右画像)
今日の夕方、空がうっすらと薄紫になって、満月がぽっかり浮かび上がっていて、美しかったです。
薄紫色が似合う人、といえば大塚寧々さん。「女神のかかと」での寧々さんはそれはそれは素敵でした。
(映画femaleより)この写真はよだれを垂れてうたた寝してるシーン。小学生の男の子が、そのよだれ姿に
見とれてしまう、という、なんともエロスを感じる場面でした。
私もこんな上質な薄紫のシンプルなシャツが似合うようになりたい。


2005年12月13日 火曜日
三鷹警察が長い移転期間を終えて近所に帰ってきてホッとしています。
なにかあったら走っていける距離ですからね。
もうあと少し離れたら、きっと今の歳では息切れしてたどり着けないと思いますが。

最近お客さんと話していたのですが、三鷹は平和な街、っていうイメージがあるのに
このところ殺人事件が続いてますよね、ってのが気になっています。
お店があるのは上連雀8丁目ですが、2丁目で事件が発生してしまったんですよね。
亡くなられた方は、居酒屋さんにお勤めをされていて、
いつか自分のお店を、と四畳半アパート一人暮らしの生活の中で
こつこつと資金を貯められていた、ということでなんとも言葉がみつかりませんね、
本当に残念な事です。三鷹警察なんとしてでも犯人を見つけてや!
と前を通るたびに呟いてます。

近所のお客さんが、「ここは防犯の役目も果たしてもらってるので」と言ってくださる
のですが、それくらい夜はシーンとしていて、スーパーサミットが出来てなかったら
今より全然人通りなかったでしょうね。
そんな時に、店の灯りが、帰り道の人たちにちょっとした安心感を
生み出せているのなら、嬉しい事ですね。
私もこのガラス窓の内側から、いつも通りゆく人を見ているので、
このあたりの小さい子供さんとかはできるだけお顔も覚えておくようにしたいですね。
成長ぶりはもちろんですが、あれ?今日は知らない大人の人といる?とか
今日は顔色悪いな、ってところまで把握(はちょと無理かもしれないけど・・・)
なんらかの異変にはすぐに気づくようにしておきたいですね。

ちょっと暗い話になってしまったので、気分を変えてリラックマくん登場。


お風呂でリラックマ。ぷか〜と浮いてくる    小豆人形(ひとつ300\で販売中)に紛れ込む
かわいい奴です。                  リラックマくん。


バター飴のプーちゃんと並ばせてみました。         ツリーの下で昼寝中。


野クマ?をプロデュース。机の上で寝るリラックマくん。

和みましたでしょうかー?
毎日お店のいろんな場所に移動させてます。
来店されたら見つけてやってくださいね。画像では見えてませんけど
おしりにラクガキされていてちょーカワイイ!んです。


2005年12月12日 月曜日
昨夜、東京では初雪が降ったようです。
なのに、なのに・・・私が気づかないなんて!
なんのために外の様子がよくわかるようにガラス張りにしてるのか・・・
日曜日の夜に初雪なんて、今年最初の雪の華を〜♪現象で
街はすっかりラブラブムード↑だったのでは?
「ちょうどサザエさんの時間で鬱度ムード↑」の時間帯でもありますね。
いい時もあれば悪い時もあります、ほんと。商売もそうです。

ものすごく久しぶりのお客さんが来店され、
「とにかく気分が明るく変われるような本を探しに来ました」と。
「かなりお久しぶりですね、お元気でしたか?」とお聞きすると
「あのね」とそこで一呼吸。
「色々あったんですよ」と。
それ以上は私もうなづくだけで、その「明るくなれるような本」
をいつくかセレクトして、お客さんの目の前に置いてみました。
「一応参考程度で。あとはお客さんがピンとくるものをじっくり探してみてください」と。
するととてもストレートに喜んでくださって、
「買い物とか本買うのも吉祥寺になってしまうけど、
こんなふうに本選んでください、って言えないし、なんかいいね」って。
言えばセレクトしてくれるかもしれないですけど、
大型書店とかで「明るくなれる本選んでください」とはたしかに言いにくいし、
個人の古本屋さんでもよほど店員さんと懇意にしてないと同じく言いにくい。
何度か通ってくださっていて、その方の事を少し知っているからこそ
選べる、というのもある。店主とお客さんの距離感って、一筋縄でいかないけど、
住んでる町に一軒でも、自分の事をよくわかってる店主さんがいるお店がある、
っていいんじゃないかと個人的には思う。
別に本屋さんじゃなくても、カフェだったり、クリーニング屋さんだたり、八百屋さんだったり。
東京だからこそ、特にそう思う。

話戻って、室井佑月の本を「この人私と波乱万丈さいい勝負」と呟かれたり、
川上弘美の「おめでとう」は、文庫の背表紙の解説の部分を読んで、
中身を読みたくなった、とか本のページをめくりながら、本の背表紙を流しながら、
時々私と話したり笑ったりしていると、来店された時よりかなりお元気になられた様子。
ハードカバーの小説と、その「おめでとう」を手に帰っていかれました。
自分だけの読書の時間を、楽しんでください。

映画「大停電の夜に」で、キャンドルショップの女店主さんが、
「あなたに良い事がありますように」ってキャンドルに灯をつけて
渡すのですが、店主さんの表情が炎に照らされてすごくきれいで、
声に力があって、これ言われてキャンドルもらった人、
マジで良い事ありそうな気がするだろうな、と思いました。
ちょっと照れくさい言葉を、実際に声に出してみると不思議な効果があるかも。
いつもヒマそうなキャンドルショップが、停電でお客さんがいっぱい溢れてる店内の
映像が印象に残りました。きれいで、なんか温かくなった。

「良い事がありますように」
本当に、綺麗事でなく、そんな想いで、
来て下さったお客さんを見送ってます。
今年波乱万丈だった人、平坦だった人も、私も、
来年は良い事あるといいですねー。
ってまだ2005年は半分以上残ってます!クリスマスだってザ・ベストテンだって
これからです!(今年もあるよね?きっと。歌番組大好きなので楽しみなんですよ)
日々大切にしていきたいですね。

ってことで、アドベントカレンダーの登場です。ジャーン!


クリスマスものの新顔、紹介し忘れてました。
アドベントカレンダーのポストカードを飾っています。
毎朝、クリッとその日付の窓を開けるのが楽しみなんですよ。
国立の素敵な絵本屋さんで購入しました。

2005年12月10日 土曜日
近所のきれいな奥様にもうすぐ赤ちゃんが生まれます。
なんておめでたいんでしょう。
でももうすぐ三鷹を離れられるので、正直とっても寂しいです。
よく旅行先のおみやげを持ってきてくださるのですが、
今日は北斗星でしか打ってないお菓子とコースターを。
いつもありがとうございます。ご主人が「メーテル列車」?
なるものを乗りに北海道へ旅行されたそうで。
松本零時デザインの車両だそうです。
とりあえずこの「北斗星」コースターはうちのダンナ様がものすごく喜ぶだろう、
と予想してはいたのですが、案の定でした。

私達の新婚旅行が「トワイライトエクスプレス北海道の旅」だった事は過去に書いた
と思いますが、「北斗星」と「カシオペア」には絶対乗ってみたい。
でもどうせ乗るなら一番前に乗りたいですね。

トワイライトエクスプレスで何が気持ち良かったかといえば、
普通に大阪駅とか通過するので、向かいのホームでズラーッと
環状線の乗車待ちとかの人がいるわけですよ、
そこをこっちはサロンカーで、普段足なんか組んだことないのに、
シャロンストーンか叶姉妹か、ってくらいの自意識過剰満開で
「見てないよ、そっちの世界なんて、今の私には目に入ってないわよーー」
と言わんばかりに少し視線をずらしながら、目玉のはしっこの方だけを使って
しっかりその群集を見ている。短い足組みながら。
が、誰も私のことなんか見ていないんですよね(笑)

でも「あ、トワイライトだ、いーなー」って車体ごとの視線はバシバシ受けるわけですよ。
だからトワイライトに乗ってる時はいかに車体とひとつになれるか、ですね。
その域に到達できたら、ほんとに気持ちいいですよ。
ホームだけでなく、こんなとこになんで人がいる?ってところで
ガッと高級カメラをこちらに向けてる人たちに、この長い旅路で何人も会います。
今までの人生でこんなに注目されたことないよなあ、と。
いや、普通は車窓風景を楽しむのが正しい楽しみ方なんですけどね。
こういうとこやはりちょっと太宰っぽいですよね。
「ずっと寝てたクセに」とダンナに突っ込まれそうなのでこの話題このへんで終了。

今日は夜の部で、私のまわりで今年一番波乱万丈なK子さんが来てくれた
のですが、ますます波乱万丈になってました。
思えば5年近くK子さんのいろんな話を聞いているので感慨深いものがあります。
こうなったら蝶のように羽ばたくのを見届けたいですね。幸せになってねー
モテる女ってやっぱキラキラしてます。なんか、発光してましたもん。
いやー、私もキラキラ分けてもらお。と自分に金粉をふりかける私。
(金粉って発想がそもそもおばさんだ!)

2005年12月9日 金曜日
東京下町散歩の本が来年のGW頃発売になる予定なのですが、
今日はその取材がありました。
下町、というと、ちょっと三鷹は方向が違うような気がしますが、
「文学の街」という番外編?ぽいコーナーで三鷹を登場させるようです。
かなり先なので、ちょっと忘れた頃に届く?ようなかんじですが、
新緑の気持ち良い風が吹く中、文学散歩ついでに立ち寄ってくださる
方が来店いただけたら嬉しいですね。
ってこの寒さだと、あまりうまく想像できないけど。
はっ!店の外観写真など、サンタさんやらクリスマスツリーが一緒に写ってしまってる
かもしれないけど、大丈夫かな。まあ大丈夫でしょう。

先日、風の散歩道のあたりから井の頭公園まで散歩したんですけど、
やっぱこのあたり良いわ。紅葉がすごくきれいなので、枯れ落ちる前に堪能しよう、
ってのもあったのですが、自転車でほんの2,30分でこのあたりまで来れる、
というのは最高だと思いました。

朝日新聞の夕刊に「風の散歩道」が紹介された直後の、みたか観光ガイド協会
の太宰治文学散歩はものすごい数の人が押し寄せたそうです。
そういえば駅前のホームのすぐ傍に新築の空き店舗があるのがすごく気になってる。
何屋さんになるのだろうか?

2005年12月8日 木曜日
「ブックカフェものがたり」という本がもうすぐ発売されます。
表紙イラストがシンプルで、帯にはオーディネールの写真、素敵です。
これ書店に並んだらとても目を引くと思いますよ。
三鷹では文鳥舎さんの物語が載っていて、読んだらお店に行きたくなります。
というか、店主さんたちに会いに行きたくなります。
また三鷹のいろんなお店に行けるように、私も頑張らなくちゃ。
うちの店もちょこっとですが紹介されてますので、よろしかったら
手にとってみてください。来週の今頃には店頭に並んでると思います。
発行所は幻戯書房です。他のブックカフェもたくさん紹介されてますし、
なにより将来ブックカフェをやってみたい人には店主さんたちの体験談が
読めるので必携書だと思いますよ。

2005年12月6日 火曜日
図書館で本を借りて、その帰りにお店に寄ってくださる、
というパターンは多いのですが、時折
「こんな本借りたんですよ」と見せていただける事がある。
今日は太宰関係の書籍を見せていただいた。
「メリイクリスマス」のモデルになった林聖子さんに関する
「風紋25年」(だったと思う)という本です。
ちらっと読ませていただきましたが、たまたま目にとまったページに、
新宿の武蔵野館の近くに当時「タイガー」という喫茶店があって、
そこに聖子さんのお母さんが勤められていた、
太宰もそこの常連客だった、という興味深い内容が書かれてあり、
全部読んでみたくなりました。

あと古本チェーン店が付近でオープンすると、同業者の方が
来て下さることもあります。
「こんな獲物とれましたよ、ほれほれ」と、まるで釣りのあとの
ような一場面もあったり(笑)
結構楽しい話が出来たりするのですよ。

うちの店の近くで今工事をしていて、てっきり家が建つと思ってたら
店舗ができるかもしれない、ということで、
もし古本チェーン店だったら、と思うとそれはそれで危険と隣り合わせな
ような気もするのですが、女性向のお店になる可能性もある、との情報あり。
このあたりってあまりお店ないけれど、増えるといいな。
三鷹通りの、なんとかストリートとか名付けられて、
人を呼び込めても楽しいかもしれない。
三島カフェが出来て切磋琢磨しあうのも、それはそれで面白いかもー
いや、三鷹に由来がある方がいいですね。旬を考えると寂聴カフェ?

2005年12月5日 月曜日
窓側に置いていた新藤兼人の「小説田中絹代」が目にとまった
ようで、お客さんが来店されました。
「これからサミットにからあげのお肉を買いにいくところなんだけども
気になる本があったので入っちゃいました」と。
なんだかいいなー、と思いました。
からあげのお肉を買いにいく途中で、ふと目にとまった文庫本を買う、
これって、家を出る瞬間にはまったく予期していない事なんですよね。
お店の前を通り行く人々に、そんな甘いワナをしかけられたらしめたもの、かな

お話を伺うと、大学の時の「溝口健二監督の映画を鑑賞する」というゼミの時間を
思い出されたそうです。田中絹代主演の溝口健二監督の「西鶴一代女」は、
最初きらびやかな女が、娼婦となり、どんどん堕ちていくさまを描いた、
それは凄まじいものらしいです。井原西鶴の「好色一代女」が原作とのこと。
見てみたい。吉永小百合が田中絹代を演じた「映画女優」も見てみたい。

このところ、先日やってたドラマ「女の一代記」の話題がよく出ます。
今になってちゃんとビデオ撮っておけば良かった、と悔やんでます、と話すと
二話目、三話目ならビデオ撮ってますのでお貸ししますよ、と声かけてくださった
お客さんがいらっしゃった。感謝。私も最後の1時間くらいは、寂聴さんのと
杉村春子のは見ました。一部だけでも、すごく面白く見応えあった。
お客さんとは、「阿部ちゃんって、こんなにかっこよかったんですね」で大抵盛り上がる。
あと、40歳で25歳の若い男を夢中にさせるなんて、杉村春子羨ましい、ってのも。
成宮君だったら私なら寂しい思いなんかさせない!ってあたりで、
あ、ちょっと私だけ盛り上がりすぎたか?と大抵反省するんですよね・・・

2005年12月3日 土曜日
クリスマスの飾り付けをしました。
毎年ひとつづつ飾りを増やしていくつもりなのですが、
今年はこのトナカイくんたちです。↓


実際はもっとキラキラしてます。from国立のトナカイくんたちをよろしくどーぞ。

そうやってひとつひとつ増やしていったら、10年後にはすごい派手なディスプレイの
店内になりそうですね。夢はお店の前にツリー(もちろんキラキラの)を設置して、
鳥かごみたいなのをつけて、その中に本を入れる、
とってもクリスマシング?な表の均一コーナーを展開したい。
いつかたくさんクリスマスものが溢れる店内になれたとしても、
これは2003年もの、これは2005年もの、とか全部記憶してる自信はある。
中には欠けてしまったガラスのミニツリーもあるけど、
翼が片翼だけになったクリスタルの天使もあるけど、かたちある限り
すべてこの時期にはお店に登場させてます。
不完全なもの、失ってしまったものしか出せない輝きもある。

もうすぐクリスマス、町中キラキラしてる、ってだけでなんか頑張れる。
12月は大好きです。いや、キラキラすぎも、ロハス的にはよくないのでしょうが・・・

この週末は土曜日にますたーに店番を途中までしてもらいました。
昨日、「明日お店に行きたいのですが」とお電話いただけた方が
無事たどりつけたのかが気になっています。
というのも、市役所前でバス亭を降りてからの説明をした後、
「はい、わかりました。ただ念のためもうちょっとだけ教えてください。
野球のホームベースで例えると、そのスーパーサミットがファーストとしたら、
セカンド、サードはどんなかんじになりますか?」
と質問いただき、野球の事がまったくわからない私は余計パニクってしまい
「申し訳ありませんが、私、野球の事全然わからないんですけど、
サミットがファーストなら、ガソリンスタンドがセカンドで、カラオケビッグエコーが
サードだと思います」とか答えてしまった。うう・・・
野球の基礎知識の勉強してきます。
ドカベンとイワキのタイプ別攻略法より私にとっちゃ難問だわ、これ。


ついでに新入り傘立てのご紹介。from自由が丘。安かったので購入。
文字通り、傘のデザインが気に入りました。

2005年12月2日 金曜日
今朝、22日早いサンタさんがうちの店にやってきた!性格には昨晩、かな?
昨日はやじまいしたのは大反省なのですが、おかげさまでその後そっこーでベッドに入り、
今朝までゆっくり睡眠をとったのが良かったのか、だいぶましになってました。
というかほとんど7割方治ってましたので、今日は通常どおりの営業が出来たわけです。
お店の前に、袋がひっかかっていて、中を見てみると、お客さんからメッセージ入りゆずジャム
の缶が入っていました。お客さんの実家から送られてきた、ゆずジャムだそうで、
「母の手作りなのでタネとか入っていますが、お許しを!」と書いてありました。
とても嬉しいお心遣い、本当に感謝です。お客さんには小さなお子様もいて、
お忙しいのにわざわざこちらを届けていただけたと思うと・・・。

そのゆずジャム、そのまま舐めたり、例のレディグレイのマーマレイド代わりに紅茶に沈ませて
飲んだりしていたら、どうやら風邪は完治した模様。すっかり元気に回復しました。
今年の風邪はお腹にくる、というそのとおりで、かなりお腹が弱っていたので、
このゆずジャムはありがたかったです。その「タネ」が、地元のお母様の手づくりのかんじが
ますます伝わって、紅茶を吸う時、タネがクチビルに当たる度に、「健康が一番よ」という
母の声が聞こえるような気がしました。
この紅茶を薄めて今日は何杯も味わいました。
途中でハチミツを加えたり、色々体に良さそうなものを入れて、これぞごった茶?状態。

昨日「ゆっくり休んだら?」と言ってくださったお客さんからもお電話いただいたりして、
本当にご心配おかけしましたがおかげさまでもう大丈夫のようです。
これに甘んじず、ほんとマジで体調管理しっかり取り組もうと思います。
そしてこれを読んでくださってる方も、ほんと気をつけてください。
今年の風邪は急にきます。お腹直撃型なので逃げ場がないです。早めにゆっくり休むのが一番。
私も久しぶりに充分睡眠をとったら治ったので、疲れが溜まっていたのかもしれません。
そこでお客さんにお教えいただいた、風邪の予防のお茶をここでご紹介。

「梅しょう番茶」というそうです。
梅干しひとつを湯のみにいれ、そこにオロシショウガを小さじいっぱい程度とお醤油を2滴くらいいれ、
熱い番茶を注ぎ、箸かスプーンで梅をつぶしながら、熱いうちにゆっくりと飲む、梅も食べてしまう、
おなかにくる風邪にとくに効果があるようです。
なんだか書いて読んだだけで、効いてきた(そんなわけないけど・・・)
調子悪いかも?と感じたら、朝からこれを飲むことにしよう。
月末まで短いようで長いです。ガス欠状態にならぬよう、元気で乗り切りましょう!

2005年12月1日 木曜日

12月1日、朝から「結婚します!」と京都の友人より電話があり、
「12月の頭でこんなハッピーな報告、ますます縁起がいいわ!」と答えると、
「元気そうでなによりです」と、そんなハイテンションな、素敵な幕開けだったのに、
その時は元気でピンピンしていたのに・・・

今年の風邪って急にやってきて、ぐちゃぐちゃに暴れて、その名のごとく風のように去っていく
のですね。私の場合はそうでした。
その後、なにかがふっと急に悪い菌?がやってきて、急激に私の頭と胃腸を刺激したのが
みるみるわかりました。「ああ、きたな、」ってかんじで。
後はもう5分に一回トイレへ駆け込む状態。情けないですが、風邪にやられてしまったようです。
早じまいしたくない。でも、時間がたってもまったく良くならない。
常連のお客さんに、ついつい「風邪引いてしまったようです」と漏らすと、
「早く店閉まってゆっくり休んだら?」と声をかけていただき、なんだかそれが、
天の声のような響きを持っていたので、そうすることにしました。
と書くと自分に都合のいい解釈だとは百も承知なのですが、
来ていただいて、お金をいただいてお店って成り立っているんですよね。
せっかく来ていただいて、私がトイレ往復状態、ではちょっとお金をいただくわけにはいきません、
そう判断し、思い切って夕方17時にてはやじまいさせていただきました。
もしその後来て頂いたお客さんがいたら、大変申し訳ありませんでした。
その旨お伝えいただきましたら、コーヒー一杯サービスさせていただきます。

昨年の今頃もこんな事ありましたね、たしか。成長ないな。
自営業するなら健康第一。これからもっと体調管理と健康への感心を高めなくちゃ、
とつくづく思います。

そうそう。その友人の「結婚式」で来年4月に京都行きが決定しました。
それまでに売上もあげて、体調も万全で新幹線に乗って祝福の笑顔で京都に行けるよう、
もう今から色々準備しなくちゃ。ここに書くことによって、自分を励まし頑張れることもある。
気合入れまくろう!懐かしい人たちともおしゃべりしたいし京都行けるのも嬉しいし、楽しみだわ。
風邪なんか引いておれるかーーー!

トップページでもお知らせしましたが、金沢のミニコミ誌「そらあるき」の取り扱いを始めました。
詳しくはおすすめコーナーをご覧下さい。金沢を旅したくなりますよ。もう私なんかウズウズ状態です。
店頭で販売してますので、是非手にとってごらん下さいね。


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