2006年5月30日 火曜日
お客さんから花を頂く。↓こんなのです。花屋さんで買ったものではなく、
週末に野山に行った時に積んできた花、とのこと。目立たないけれど、可愛らしい紫の花、
なんとなく今のお店の雰囲気にピッタリ。今日は幸先の良いスタートでした。


野に咲く花、っていうのもいいな〜
このところ街に出ると庭で丁寧に育てられている薔薇にもよく出くわします。
あの出会いのかんじも、好きですね。薔薇園に見に行くのではなく、
ふと偶然目にするどこかの薔薇、ほんのり漂ういい匂いも好き。

薔薇の形をしたものって、なんであんなに心惹かれるんでしょうね。
石鹸とかチョコとかケーキとか。刺を隠しているからでしょうか?

私がスーツフェチなのも、なんとなく刺を隠してそうなのがそそるからなのかもしれない。
ってすごいこじつけ?かもしれませんが、最近本屋さんに行った時、
「メガネ男子」のシリーズで新しく「スーツ男子」という本が発売されていて、
気になって見てみたんですけど、確かに目の保養になりました。
内容も面白いです。

ただ、ジローラモは載っているのに、アンドレが載っていない!
アンドレと、あと袴田吉彦(今個人的に好きナノデス)がもうちょい上位に!
なんて個人的すぎますね。とりあえずテレビでトヨエツと伊藤英明のスーツ姿でも見ておこう。
長身でスーツが似合う、だけではダメで、脚が長くなくてはいけません。
この2人はバッチリクリアしてますからね。月〜金スーツ、週末でジーンズ、の配分だと
ジーンズ、スーツだと隠れがちな腰のあたりのフェロモンが増してグーです。
とまた店がヒマだと妄想日記になってしまいました。


UOMOのバックンンバー、私がアンドレをさんざん堪能した後、お店にも出すつもりです。
男性誌を読む機会ってあまりないけれど、なかなか面白いものですよ。
ラテン男、アンドレ様〜、私の周辺では「ちょっと濃いんじゃない?」と賛同者はいまいち増えない
のですが、好きな方いらっしゃいませんか?私ひとりだったら是非声かけてください。アンドレ萌え話しましょー。
「1冊まるごとアンドレ」って本が出たら絶対買うんだけどな〜


2006年5月29日 月曜日
久しぶりに昔の常連さんが来店。
毎日のように来てくれていた音楽と文学をこよなく愛する青年、
体を壊して実家に帰ったのがもう2年くらい前かな?
オープン直後に窓ガラスを拭いていると、懐かしい笑顔が近づいてきて・・・
感涙の再会、と言いたいところですが、
なんだか2人とも、つい先週会ったとこ、みたいな自然な挨拶で
「昨日のことのようで、なんか懐かしさはあるんだけど、時間がそんなに経ったように思えないね」
と言葉を交わす。

だけど、窓際の本や、私のクセのある「500円」とかいう字、
自分がいつも座っていた奥の席、本棚を見ると、
「あ、やっぱりくるものある」って言ってた。
その時はじめて「おかえり」って私も口にしてたかな。

でも今回はまた本格的に東京で暮らす、とかではなく、他のお店のライブイベントに
顔を出してまたすぐ実家に帰る、という事だったみたい。
でも一番心配していた彼の健康状態がその顔色からすっかり回復したようで、
お母さんのご飯毎日たらふく食べてるのなら、その方がいいと思った。
東京にはいつでもこうして、フラッと来れるんだから。

「とっておきの雑貨と出会えるところ」という本に載っている、
蔦のからまった入り口がとっても素敵で気になっていたお店が
実家に近いようで、どれだけその店が実際も素敵かを説明してくれる。
いつか行ってみたいので案内して!とお願いする。また旅したい街が増えました。

「実家にはこういったお店がないから今日は本を買いたくてウズウズしていて」と、
たくさん本を買ってくれる。ビート詩人とかの本が好みの彼が来店しなくなってから、
そういった本はずっと息をひそめて彼の事を待っていた。
「好み、変わってないよね」とか言いながらお会計していると、
「そらあるき」を見つけて、ブックカフェの「あうん堂」に行きたい、という目的で
金沢をひとり旅した時の話をしてくれる。「そらあるき」も3冊ともお買い上げで、
「これ読んだらまた金沢行きたくなると思うよ」と含み笑いで見送る。

面白そうなお店を知ると、遠くても実際自分の目で確かめないと気がすまないところとか、
ジャケ買いする本の好みなんかが私と似ているところ、変わってなくてホッとする。
この青年に幸あれ、と願いながらまた「おかえり」と何度も出迎えられる場所で
ありたいとも願う。元気で日々頑張る、っていうシンプルな思いがまたふつふつと湧いてきたのだった。


2006年5月27日 土曜日
雑誌をそろそろ整理していこう、という一貫で、
週ごとに100円企画を表の均一本コーナーにてこのところ行っている。
「今週限定でソトコトが100円」と出したら、またたく間に売れた。
「今週はSIGHT」はちょっと伸び悩み。
来週は、ちょっと方向転換して「anan」にしてみます。
そうそう、今週のananの付録のDVD、どんなもんだろう?と見てみたら
女性誌の付録にしては結構過激でした。とくにcapter2が・・・
ま、これから見る方のお楽しみ、ということで。

そらあるきの03号が入荷しました。今までの号と同じ300円です。



今ならバックナンバー全て揃っております。金沢へ旅したくなりますよ。
つい先日、テレビを点けたら、浅野川と犀川を散歩する人が映ってたんですよ。
旅番組だったかな? 金沢だということは後からわかったんですけど、
川沿いの画面が映っただけで、「これ、犀川じゃない?」って不思議とわかったんです。
本来浅野川の方が好きで、自分に近いと思ってたのですが、
そらあるきを最初の号からずっと読むにつれ、犀川の良さもすごくわかってきた。
おそらく、犀川の方が風が強く吹いているイメージ、野性的なのに惹かれてるのかな。
犀川は男川、浅野川は女川、と言われているそうですが、なんとなくわかる。

そろそろ本格的に金沢に行きたくなってきましたね、行けるかな、
松本も行きたいな。新しい文学の香のする街発掘、もいいかな。
いや、今年は体調を崩したからとりあえず温泉かな、
榊原温泉の話を三重出身のお客さんとチラッとしたら行きたくなった。
美人の湯も良い。せっかく関東に来たのだから草津温泉も行かねば。
旅に思いを馳せるのはまだまだちょっと早いけど、書くのと妄想はタダだからま、いっか。


2006年5月26日 金曜日
今年も太宰朗読会があるようで、店内にチラシを貼っています。
「第7回 市民が読む太宰治作品朗読会」
6/11(日)13時開演、参加費無料 連雀コミュニティセンターにて。
「黄金風景 母 庭 眉山 富嶽百景(長田さん朗読です)」

金木の「太宰治生誕祭」も行われるようで、長田さんが送ってくださったポスターを
貼っています。生誕97年、あと3年で生誕100年なんですよね。

そしてうちの店内でもこじんまりとですが、今年も桜桃忌ダザイヴェートを行います。
詳細は「イベント」のページにありますので、よろしかったらご参加ください。
あらかじめ予約が必要ですので、来店時かメール・お電話などでお知らせください。
お電話は、ひとりで営業している都合上、出られないことがあります。
またかけ直していただければ、いつかつかまると思います。または折り返しさせていただきますので。

桜桃忌、店を始めてからはもう5回目なのですね。今年は雨が降るのでしょうか?

「おうちカフェ」を開く予定、というお客さんが来店。
さっそく「かもめ食堂」をおすすめしておきました。
私はその影響で水曜以来、おにぎりが食べたくて、もう3,4個食べたかな。鮭・梅・おかか、とり五目。
お客さんはいくらのおにぎりがお好きだそうで、
水戸にあるとっても美味しいおにぎりのお店の話を聞かせていただいたら、
いますぐにでもいくらのおにぎりが食べたくなって。
具は勿論ですが、醤油が決めてですよね、いくらのおにぎりって。あのプチプチした感触・・・味わいたい!

京都で映画を観た後、錦市場でおにぎりと具沢山お味噌汁とお茶と団子のセットを
食べた、という友人に対抗?して、築地市場まではさすがに行きませんでしたけど、
コンビニのおにぎりではなくて、人の手で握られたてホヤホヤのおにぎりが食べたいですね。
「市場」っていう響きはなんかいいな〜。
ここから一番近い市場はどこだ? 今から調べてみます。


2006年5月25日 木曜日
私に「かもめ食堂」をおすすめしてくださった方々に感謝したいと思います。
まだ劇場でやってるけど、この前映画観たところだから2週連続はきついかな?と
思ってたんですけど、「一緒に美味しいランチでも食べた後、私ポンペイ展行くから
あなたはかもめ食堂観なさい」というなかば強引?な友人のお誘いに乗ってまたまた渋谷まで
出かけてみたところ、すごく良かった。
「このお店、あなたに似合ってる」って言われた時の喜びを思い出せました。

「かもめ食堂」はうちと同じようにガラス張りのお店なので、外から人がのぞいてるシーンなんかは、
すごくリアルな感覚で見ることができましたし、なにより料理とか店内の掃除とか、
ものすごくしたくなって、ウズウズしてくるくらい。これはDVDよりも劇場の画面でみなくちゃ、でした。
ネタばれになるのでこれくらいにしときますけど、今日はなんだか気合が違いますよ。
窓ガラスをぴかぴかに磨いてみたり、テーブルや食器を拭く、コーヒーを淹れる、
すべての仕草が楽しくてたまらない・・・と言いたいところですが、そのはりきりとは裏腹に
お店は激ヒマでして・・・。でもそんな時間をどう過ごすか、なんですよね。

昨日劇場を出たらさっきまでの日差しとは打って変わって、滝のような雨が降っていた
ので、本当は行きたいカフェがあったけど、とりあえず東急本店で小雨待ち、
とウロウロしていると、好きだったローラ・アシュレイのティールームがなくなってる!ショックでした。

待っていても全然小降りにならないので、諦めて渋谷の街を歩き出してみると、
なんだか気持ちいいんです。ものすごい雨で雷も鳴っているのに。
私、歩きたかったのかな?と傘の群の中、青山通りをひたすら突き進む。

anan先週号でユーミンがオススメしていたシャンパーニュチョコをふと思い出して買ってみたりしながら、
nakata,cafeを通り過ぎ、表参道ヒルズまで来ちゃったので中を少しのぞくとさすがに今日は空いてた。
せっかくだから映画にも出てきた「marimekko」で靴下を買い、原宿駅から電車に乗り帰途。

ビチョビチョに濡れたけど、なんか気持ちいい雨のお散歩でした。
歩く事は基本だと思った。こんなに長い距離をただ歩くのは久々だったけど、すごいスッキリ。
明日からうちも丁寧にがんばろ〜って思えました。
この窓から見える風景、通り行く人々、車、もちろんドアを開けてくださるお客さん、
すべてのものを愛したい、って気分に満ち溢れている。
こんなヒマで大丈夫か?っていう危機感も持ち合わせながらの幸福感、はてさて、ずっと続いていけるかな?



パンフレットも聞いてはいたけど、こんなに可愛いんですよ!    marimekkoの靴下「エバーグリーン」って名前に即決。
                                      フィンランドの青い空と白い雲を足元に、今日も頑張ろう。


2006年5月23日 火曜日
朝、お店に来てみてびっくり。
窓際に可愛らしいお客様がひょっこりとおめみえ。↓

 

窓際には本も飾っているけど、リラックマとかアリスもののフィギュアとか本の側にちょこん、と
置いていたりするので、「このこたちもお仲間に」ってどなたかが思ってくださって、かもしれないし、
お子様の可愛いイタズラ?かもしれないし、とりあえずしばらくこのまま様子を見てみます。

昨日、「若草物語のジョーのイメージ」とも言われました。
なんか最近、小鳥ちゃんとか嬉しいですね。
でもジョーと言われたのは初めてではなく、何度かあるのです。
社会人として書店員1年生だった時、同期の女性社員が3人いたのですが、
先輩の男性社員に「南さんはジョーやんな。」とキャラ付けされましたし、
(あ、南というのは私の旧姓です)

あとクセ毛なので、キャンディキャンディはたまに言われてました。
キャンディといえば、そばかす、なのですが、私は女性のそばかすってすごくチャーミングだと
思うんです。顔だけじゃなく、背中にできるニキビは困りものですけど、
背中にあるそばかすは時に魅力的に映ることがある。

例えば映画「ビフォア・サンセット」のジュリー・デルピー、
キャミ1枚の時に背中が大胆に見えて、そばかすがたくさんあるけれど、
それを隠そうともしないのがかえって素敵なパリジェンヌに見えた、と
誰かも書いていたのを本か雑誌で読んだ記憶がある。
手入れしない事とはまた別で、野生美っていうのかな? 

話戻って、最近テレビで同い年なので私がずっとライバルと言い放っている?ソフィー・マルソーを見ました。
ま、負けた、完敗、向こうは女優さんだから美しさでは負けて当然なんですけど、
なんというか、内面からあふれ出てくるみずみずしさ、匂い立つような色気、
これはあらゆる面から自分を磨いていないと醸し出せないと思うのです。
まさに野生美、っていうのかな。憧れるな〜

はっ、ダザイヴェートのアップ、と思ったらもう閉店。
今週中には詳細アップしまーっす。


2006年5月22日 月曜日
奇跡、奇跡、って連呼してましたが、
この店が5年目持ってる、って事が一番奇跡だよな〜

今日はお客さんと楽しくケンカ?しました。
よく来てくださる方なんですけど、
「リリー・フランキーの東京タワーの売り方とか、帯に品川商亊が新幹線の中で一気に読んで
最後には涙で窓が曇って、とかいういかにも泣かせようという商法が気に食わない」という
お客さんに、「いや、それは私はこう思います」みたいなかんじで。

どんどん話が大きくなって、
「この右向け右の売り方がナチを感じさせて」とお客さんもまったく引かず、
さんざん言い合った後、
「すいません、ちょっと熱くなりすぎました」
「でもなんかスッキリして気持ち良かったですよね」と爽やかな風が通りすぎました。

書店員時代は、お客さんに本の事で反論する、なんてできなかったですけど、
今は結構空き放題かな?もちろん時と場合によりけりですが。

そのお客さんも、
「ブックカフェの良さが今日ちょっとわかりましたよ。
こういう時間は書店ではなかなか過ごせない」と嬉しい事を言ってくださって、
結局私に今日購入して買えるおすすめの本を教えてほしい、ということで、
好みだとかいろんな事をお聞きした結果、「体の贈り物」を差し出し、
お買い上げされていかれました。激論中も含めて終始楽しそうにされていました。

「口角に泡を飛ばすくらいの激論」なんて、歳をとるごとになくなっていく。
でも、たまに熱くなるのもいいかもしれませんね。
「汗」とか「泡」とか「息」とか、そういうものがヒントになって、セレクトしてみました。


2006年5月20日 土曜日
ポエマーは嫌いですか?
今日のこの空の気まぐれさって、身体や心がうまく順応できなくて、
ポエムのひとつやふたつ謳いたくなりません?
あくまで「詩」ではなく、「ポエム」なかんじ。

   

朝から天気が良くて、久々の晴天。でも夕方、嵐のような雨風に襲われ、
今まで聞いたこともないような爆音、といっても間違いないような雨音に
すごく怖くなって。今日はたまたま珍しく夕方まで店番はますたーだったので、
私は家で掃除をしていました。 突然の滝のような雨音、怖くて小さな子供のように家で膝を抱えてた。
でも時間になってお店に来ると、すごく心が落ち着いて・・・

しばらくするとさっきまでの雨が嘘のように晴れ渡り、
夜の18時を過ぎているのに、外はすごいお天気。 ↑画像参照。

強い雨に打たれた後、光りに反射された葉の美しさといったら・・・
どんな絵画よりも眩しいこの今のきらめき、滴り落ちるような生命力、さっきの雨よりも強く、遠慮なく瞼を打ってくる。

5月を愛し、5月によせる詩をたくさん書いた先人たちの想いがわかる。
5月は一番奇跡が起こりうる季節。
たとえば今日の空。
膝を抱えるのではなく、この窓から自ら両手を広げて雲をつかみに行く奇跡。
優しくも無く、狂気じみた気まぐれな人を、
いつの時も受けとめ、ただ愛し続けるような奇跡。

この季節に生まれた歓び、雫はやがて湖となる。
これからはただ奇跡を起こすためだけに呼吸を繰り返す。
今までの奇跡がかすむくらいの大きな奇跡を、
待ってるのではなく、おこすのだ。

どしたん私?ってくらい、ポエマーにさせた今日の空。
そして今も尚響いている「ロチェスターからエリザベス・バリーへの手紙(1675年)」へのオマージュとして。

2006年5月19日 金曜日
桜桃忌まであと一ヶ月を切りました。
昨日も書いたけど、この季節はまず太宰。
今年度の太宰賞も決まり、(今回応募多数だったそうです)
またこの季節がやってきた感を連日の雨が加速させ、周囲がなんとなくざわめいてきました。
週明けまでにはダザイヴェートの詳細をアップさせていただきますが、
桜桃忌6/19(月)19時から店内にて行います。参加希望やお問い合わせはもう受け付けますので
来店時でもメールでも結構ですのでお待ちしております。

お子さん連れのお客さんが、「今寝てくれてるのでチャンスだと思って」と来店。
まずは窓際にあった姫野カオルコの「ツ、イ、ラ、ク」の話をする。
あのラスト、どう思います?と質問を受けたのですが、
あれは私はとてもわかるし、似た体験をした事があるので、納得のラストです、
と答えたところ、さすが恋愛至上主義、みたいな展開になってきて、空気も和らぎ、
太宰の話、本の話などを興味深くお聞きする。

川端康成の文学の旅ツアー、みたいなものに参加された時のお話を伺って、
私も早く湯島に行ってみたい気持ちが高まる。伊豆の踊り子由来のトンネルとか、
真っ暗なんですって。で、皆で手をつないで進んだのですって。
その話を聞いた時、ひんやりしたトンネルの湿度とか想像して、
でも人と手をつないでいる、というのがなんともいえずエキサイティングなかんじがして、
想像しただけでドキドキしてきた私なのでした。
こういう時、すかさず気になる人の隣にさりげなく身をおけるのが、文化系女子の事が多かったような。
活動系は意外と奥手なんですよ。
あー、温泉行きたいな〜。

そこへフリーペーパーを持ってお客さんが来店。前にも日記に書いた、素敵なボタンのサイフの方です。
可愛らしい女の子が眠っていた事もあって、お客さん交え精米の話、だとかアクセサリーのお店の話
とか、色々と女の子話をしばらくする。やっぱりこういうの楽しい。
「それならきっとあのお店気に入りますよ」「ちょっと待って、お店の名前メモしますから」みたいなノリで。

フリーペーパーの事は前もって話は伺っていたので、見せていただいて、さっそく置かせていただく。
「こうやってフリーペーパーを持ってお店を訪問するのは初めてなのです。よろしくお願いします」
「こちらこそ」とお互い頭を下げてお辞儀して、親しき仲にも礼儀アリ、的な
雰囲気が漂い、心地良い緊張感を感じました。
「はじめて」「デビュー」の時に自分が立ち会える幸運、とても新鮮で初心を思い出せます。

当店ではいつくかフリーペーパーを扱っています。狭いので、宣伝チラシなどと折り重なって
もう満杯状態になってますけど、入り口のすぐ右側にコーナーがありますので、
どうぞお持ちかえって、またはコーヒーを飲みながら読んでみてくださいね。
なにかを発信しようとして、ちゃんとその表現をカタチにできる人たちはすごいですね。


フリーペーパーのコーナーです。
狭い通路の前なので、前を通る時に当たってしまうと、時々ドサッ!と落ちますが、気にしないでください。
すぐ拾いにいきますので。


2006年5月18日 木曜日
親子で来店され、本の話とか男の子の話?とか
楽しまれてるのを見ていてなんか良かったな。
「これ見て、この本、かわいいー」とか店の奥側から聞こえてくると、
こちらも幸せな気持ちになります。お母さんも若いから、話が合うんだろうな。

連休明けなので本日の日記ちょっと長いかもです。
久々の更新の時ってついつい書き連ねてしまうようです。

抹茶ピノとか、紗々新茶とか、そんなものにハマってる今日この頃です。

ブルボンの新茶の季節のチョコ、表面が薄くてきれいでとても良いです。

というわけで連休でした。
雑誌「GINZA」最新号のp141に出ていた塩バターキャラメルのクレープが
あまりに美味しそうで、前から行ってみたかったけど、定休日がうちと同じ水曜日なので中々
行けなかった「オ・タン・ジャディス」というお店に行き、神南あたりをブラブラお散歩しました。
クレープ、美味しかったー。同名の手芸店ではフランスのレースや刺繍糸なんかがあって、
すっかりロマンチック気分に。古着屋さんやネックレスのお店などを巡り可愛いものに
たくさん触れ、久々の遠出外出ももう大丈夫そうだな、と自分の中の元気の源を
確認できました。GWの京都で自信がついたかな。

一度体調を崩すと戻るのが時間がかかるのも40代。そう思ってかなり用心していましたが、
このまま梅雨も突っ走れたらいいな、と思います。
そうそう、調子に乗って次の日「かもめ食堂」を観にいこうと思ってたんですけど、
起きたらもう夕方近い!これにはビックリ。もう「かもめ食堂」は間に合わない。
でもこの調子の良さで、なんとか久々の映画館に行けそう、どうしても今日行きたい!とムキになり?
調べてみた結果、立川シネマシティで21時からスタートで「リバティーン」がやってる、
しかも19日までなので今日を逃すともう行けない!ってことで思い切って出かけてきました。
お腹が空いていたので三鷹コラルのレストラン街のお蕎麦屋さんで「生湯葉せいろ」食べて、
(そば湯をもっと味わいたかったけど、上映中トイレ行きたくなるとまずいのでほんのちょっと。ってのが惜しかった)
いざ、立川。で映画観てきました。いやー、なんとも後から尾を引く作品でしたね。

確かに同じ世代でジョニーデップという美しい人を堪能できるのは喜ばしい事かもしれない。
例えばキスシーンひとつにしても、その最中、指先で優しく頬を撫でる動きが
もう、ため息もの。デリケートな楽器を弾いてるよう。
キスはクチビルよりも、指でするもの、みたいな錯覚を起こさせるくらい。
最近男性の指ばかりに目がいく私ですが、ジョニーデップは指も美しかった。

ただ西洋史をちゃんと勉強しておけば、もっと深い視点で見れただろうな、と思う。
「それでも私を好きか?」って最後に言うジョニーの表情と声が、時間が経てば経つほど
くっきりと浮かんでくるんです。 ちょっと重症かな?
どっちにしろ、やっと映画も観れるようになって良かった。映画の良さを痛感できたし。
一度ばかし咳き込みそうになったけど、水と飴でなんとか治まりました。
無理はせずに、徐々にリハビリしていこうと思います。

映画好きな友人が来店。店がこれまたヒマだったので、いろんな話をしました。
ペパーミントグリーンの服が素敵だった。私もこの色を今すごく着たい気分。新茶モノの影響もアリかな?
三島の「憂国」、私もコンビニでパッケージを見て以来気になってたのですが、
彼女は観たそうで、その影響で小説の方を読んでみたら泣けるほど良かったらしいです。
ちょっと以外だった。その文章の美しさについて語るのを聞いていたら私も読みたくなってきましたよ。
でも今月、来月は三島もいいけどまず太宰ですね。そろそろ近づいてきたかんじです。


2006年5月15日 月曜日
江國香織の「ぼくの小鳥ちゃん」の主人公のイメージですね、
とお客さんに言われました。なんか嬉しい。
先日、「よく頭の中お花畑って夫に言われます」という笑い話を
していたところなので、そういうヒントもあって、のようで。いい意味で。
頭の中お花畑って、時にファンタジーに化けるんですね。

今日は、「雑誌のダ・ヴィンチで文化系女子の特集をやってましたけど、
店主さんは文科系のようでそうでないですよね」とも言われました。
クラスでもおとなしい系、というよりは、ディスコ行くー?とか
男子の話題とかエッチな話題も恥ずかしがらず話す方のグループ派でしたし
(ちょっと自分で書いておきながら照れますね)
地区のお祭りとか大好きな子でした。活動的、ではあったかな。

「カフェ」というキーワード的には文化系女子、のイメージですよね。
日記なんかも木漏れ日が溢れている様な雰囲気で。
でも私の場合は平気で少々お下品な事も書いちゃってますからね、
やはり文化系ではないのかもしれない。

そうです、ちょっとお下品な話題の前置きでした(笑)
私、恥ずかしながらこの歳になるまで、足とか腕のムダ毛処理なんて
した事なかったんですけど、普通するものだ、という事を知り、少々カルチャーショックを
受けております。女としてあるまじき事でしょうか。
いや、若い人だけの事だと思ってたんですけど、おばちゃん以下のたしなみ、だそうです。

「え?剃らないの?」と言われて、いろんな人に聞いてみたところ、
ちゃんと処理しているそうで、「ヴィーナスっていうのがいいですよ。ツルツルになりますよ」
とお教えいただいたのでさっそくドラッグショップで、「アイムァヴィーナス、ヨーデザイア♪まっさかさーまーに♪」と
るんるんしながらその「ヴィーナス」という剃刀を購入し、ついでに安売りしていたボディものを少々買い、
待ちに待った夜の風呂場で、生まれて初めてふくらはぎにメスでもいれるかのような気分で
「えいっ!」と施してみると、本当につるつるになりました。

40代こそ、女としても美しさをできる限りの範囲で保とうとする努力、していきたいな、と
つい最近思いましたところ、基本的な事がまったくできていなかった事を反省した結果の行為
だったわけですが、こういう時間って楽しい。
誰の為でもなく自分の為に塗るペディキュアとか、こういった自分の身体を磨いてあげる
時間を、少しづつ増やしていこうと思います。

「よっぽどヒマでネタがなかったんかい!」という突っ込みはナシの方向で(笑)
いや、それくらい「つるつる」嬉しいもんですよ。マジ。
「毛深い子は情が深い」 これはこれですごい昭和なかんじでオツな言葉ですけどね。
感傷に浸るよりも、目の前の「つるつる」を取る。現代を生き抜くには・・・・っておおげさな!


2006年5月13日 土曜日
先日、雨の午前中、むらさき橋通りのあたりを自転車で通った時、
「ああ、またこの季節が近づいてる」と思いました。
梅雨が近づくと、イコール桜桃忌が近づくと、特別な匂いがするんですよ。

雨の時間をうまく自分の中で取り入れてる人って魅力的ですよね。
ここで買った本を、こんな雨の日に読むのはピッタリで、
繰り返し読んでますよ、というお客さんからの言葉に感化されて、
私も温かいお茶を淹れて、何か少し読んで休憩を、と思っていると、
可愛らしいカップルさんがご来店。

終始本の話なんかで盛り上がっていて、ソウルメイトのように
気の合う2人なのかな?と微笑ましく思っていると、
「はい、アーン」とワッフルをひとかけら、彼女が彼の口元に持っていってた。ちょっと冗談っぽく。
彼が焦っていて、そこがまた可愛い!どうやらふいうちだったみたいです。
と思っていると、後半には「前向かなきゃ」とか少し元気のない彼女を彼が励ましていたり、
そんな優しい時間とは裏腹に、外はますますの強い雨が降り・・・

最後は相合傘で仲良く帰っていかれました。
きっと今の2人の気分はなんとなく、晴れてるんだろうな、と思いました。
店を始めた当初は、いずれは玉川上水のあたりに移動したい、太宰さんにもっと近づきたい、
と思っていました。でも今は、なにか事情が変わらない限りは、この場所で続けたいと思ってる。
それは、この店で過ごした時間を「思い出」として宝物のように思ってくれている人が
いるから。私自身も、「思い出の場所」というのは自分の胸の奥の大事な引き出しにしまってある。
ふとまた辿り着いた時、変わっていないとホッとするから。

映画「かもめ食堂」、私は観てないんですけど、観た人から続々とおすすめの声をいただいてます。
中でも、映画を観終わって劇場を出て行く時に、みんな「カフェに行こう」って言われてた、っていうのが
そういう気分にさせるなんてすごいな、と思いましたね。
映画館を出る時って、一抹の寂しさが訪れることって時にありませんか?
さあ、現実の時間のはじまりはじまり、みたいな。
でも劇場を出る時に、「カフェに行こう」って笑顔で言えるような気分、いいですね、これ。
これはなんというか・・・パフェなかんじですよ(謎)

ジーンと来る映画を観た後は、外に雨が降っていても、その雨がとても優しく感じたりしますよね。
あのかんじを久々に味わいたいので、2月以降ノドの調子が悪かったので行ってなかった映画館、
そろそろリハビリをはじめようかと思ってます。

2006年5月12日 金曜日
昨日ちょっとお店で泣いてしまった。
新たな出会いもあれば、別れもある。
南の島に引越しを決心されたお客さん、
おそらくこのお店に来るのももう最後?と、レジで清算を
すませた後に、すっと右手を差し出され、握手したのです。
握手って、するの久しぶりでした。昔は意味もなく友達とよくかわしてたよな・・・
とても固い、握手でした。

「ここは私のオアシスでした」って握手しながら言ってくださった時、
涙が自然に出てきました。「笑顔で見送ります」と手を振ってごまかしましたが、
(やはり泣く、というのは歳をとるごとにちょっと照れくさくなります)
しばらくなんとも胸が痛いかんじが続いていました。
どうか、お元気で。これからの人生、良い事がいっぱいありますように。

最近三鷹に来られて、二度目の来店をしてくださった方とお話していて、
江國香織の「とっておき作品集」の中の、父親の江國滋の「香織の記憶」という
のがとてもいいんですよ、と教えていただいて、さっそく空き時間に読んでみました。

「香織の一生が仕合せで、すこやかで、美しいものでありますよう・・・」という、
そんななんともないシンプルな文章に泣けてくる。
もうひとつ印象に残ったのが、一緒にお風呂に入った時、香織さんは
お父さんのシンボルを見て「パパのアイスクリーム!」と何度も叫ばれたとか。
微笑ましいエピソードなのですが、何を隠そう私も小さい頃、よく父とに銭湯に
連れていってもらっていたその都度父ので遊んでいたそうです(笑)
あ、なんか過去にこの話は何度か書いた事がある気がしてきました。
今後もきっと何度も同じ話をするのでしょうが、見逃してやってくださいね。

2006年5月11日 木曜日
私、40代をスタートさせました。
30代最後の晩餐は、調布駅近くにあるマクドナルドで、「エビフィレオセット」。
あのハンバーガーを持ってニコッと微笑むエビちゃんスマイルの看板を見て、
今乗ってる人のオーラにとりあえず便乗しとこ、みたいなノリでズカズカと
2年ぶりくらいにマクドに入りました。

レジのお姉さんはきっと平成生まれなんだろうな・・なんて思いつつ、
エビのハンバーガーを頬張ってはみたものの、ポテト、小さいサイズにも関わらず、
全部お腹に入らないんです!これは事件でございますよ。
フライドポテトって結構好きなんですけどね、フレッシュネスバーガーのポテトが特に好みかな、
なのにあのポテトの紙をはみ出る長さのやつは余裕で食べれるんですが、
底の方に3cmくらいのがめちゃたくさんあるじゃないですか。おまけに堅い堅い。あれを全部食べる事が
できなくなってました。やはり歳とりましたね、40代にはちと無理ですよ、あれ。

というのも、40代になったからにはもっとキッチンを愛そう、と思ったからなんですよね。
勿論ファーストフードもたまには味わいたくなるだろうし、断つわけじゃないんです。
何かを茹でたり、油でいためたり、そういう作業って結構無心というか、
楽しいと思うんですよね。そういう時間をもっと大切にしたいな、というかんじ。
ひとつの食器にも愛着を込めてみる、とか。

そんな時タイムリーに、イタリアの素敵なスプーンをプレゼントしていただきました。
アレッシィ社という1921年に設立された、キッチンウエアメーカーのもので、
しかもハート型なんです。これでパフェタイムも完璧?
そしたら偶然にもまた食器をいただいて、スプーンやカップひとつにも愛情を注げるような
そんな風でいたいな、と改めて思ったのでした。



ハート型がなんともキュートなスプーン。デザートタイムに花を咲かせそう。


2006年5月9日 火曜日
これから夢を実現しようとしている方とお話すると、
初心に戻れるというか、こちらにも新たな発見がある。
今日は海外からメールでいつかお店を開きたいと思っている、という
方、そして実際お店に来店され、ただ今開店準備真っ只中、という方、
2人の方の想いに触れ、こちらもおおいに刺激を受けたのでした。

来店してくださった方は、6月(予定)にcalcutta cafe というインド風カフェを阿佐ヶ谷に
オープンされる予定。リンクしているブログで活動日記が読めます。
まだ工事中の店舗の画像なんかもあって、これから完成していく工程が楽しみであり、
応援したくなります。インド風のパフェもメニューに加える予定、とのことで、
大のパフェ好きの私はそこで思わず声を大にして「パフェ、それいけます!」とテンションが
一気に上がってしまいました。カレーとパフェを食べに、オープンした暁には是非
私も行ってみたいと思っています。店主の卵?さん(なんか天使の卵、と発音が似てる・・・関係ないけど)
の柔らかい雰囲気にホッとさせられ、この方のおつくりするお料理、食べてみたいな、って思いました。

もうおひとかた、メールをいただいた方は、カナダからのメールだったので、
「ラーブレターフロームカナダー♪という歌を思い出しました」とお返事の最後に書いて送信してしまってから、
「あ、やばい!これもうわからん世代の人も多い!」と焦っていたら、
その気持ちを読んだかのように「同じ世代なのでわかりますよ」とお返事いただきホッとしました。
みんな夢が叶うと良いな〜

2006年5月8日 月曜日
小説本はやはり作家のあいうえお順の方が良いかな?と
店5年目にして本の並べ方を変えてみようか?
その方がやはりお客さんにとって親切なのではないか?と思い直し、
徐々に棚変更していっていたのですが、
「本の愉しみ、書棚の悩み ファディマン著 筑摩書房」という本を読んでいたら、
古本屋の棚にある本はアルファベット順でない方がいい、
猫が昼寝しているような、そんな雰囲気が望ましい、みたいな事が書いてあって、
たしかに。と頷き、やはり雑然でもいいかな?
いや、やっぱり順序正しく?など、楽しく悩んでいる。

本の並べ方は、開店以来ずっと、「なんとなく」直感型配置、にしていました。
最近では「尾崎翠全集」と吉野朔美の「瞳子」を隣り合わせで配置していた時は、
それに気づいてくれたお客さんの反応が嬉しかったりしました。
その本の中に、その物語の中に出てくる本、をどんどん連鎖して
ネックレスのようにじゃらじゅら並べられたら面白いかもしれない。
お客さんにその列を崩してほしくてウズウズしたりして。

悩んだ結果、きちっと並べたい日はそうすればいいし、
そうでない時はパパッ!と変えたらいい。自由でいたい。
これくらいは、店を持つもののわがままとして許されるでしょう。
猫が昼寝、これはいいですね。でもうちは飲食も携わっているから、
永遠にそういう事はないと思うので、どこかそんな古本屋さんを見つける時の
楽しみにとっておくことにします。
武蔵野市のクレープ屋さんで、ほんものそっくりのネコの人形が昼寝している
のは見たことあるけど。はっ、クレープが食べたいかも。少し皮に焦げ目がついてるやつ。

うちの店の在庫はもう売れてしまったんですけど、
上記の本、おすすめです。
忙しい日々の中で好きな本を読む時間もなくストレスが溜まっている人には特に。
本を愛する人、本に対する愛情、というものが伝わってきます。

今週は雨が多いようですね。
温かいお茶を飲みながらゆっくり読書、できるかな

2006年5月6日 土曜日
5月になりました。
新緑眩しく良いお天気が続くGW、いかがお過ごしでしょうか?
恋愛番長の私メは京都でおおいに羽を伸ばしてまいりました。
こんなにはしゃいだのは久しぶりですね。

「恋愛番長」というのは、私が勝手に名付けたのではありません。
今回は友人の結婚式、という事での京都旅行だったのは前に説明していますが、
旦那様がグラフィックデザイナー、ということもあり、とっても凝った手作りプログラム
になっていたのですが、出席者の紹介コーナーのページを開けてびっくり。
ひとりひとり、キャラクターが設定されていて、私のはビョークの顔写真が使われていました。
たまーに「ビョークに似てますね」と言われる事があるんですよ。
で、紹介文は「恋愛番長 オスッ!現在三鷹でbook&cafe経営」となってたんです。
他の方々の紹介もホント個性的で笑える。披露宴も型に捕らわれないものすごく楽しいもので、
一番ツボだったのが「新郎の趣味はプログラムには寺社めぐり、とありますが
真実は・・・美少女アニメ!」というのを面白おかしく替え歌にしたもの。
こんな笑いころげた披露宴は初めてでしたね〜。

とても可愛い花嫁さんはじめ懐かしい人たちに予想以上にたくさん会えて、
1から10まで楽しい時間を過ごしました。あと、ひっそりとたくさん涙を流しました。
幸せな涙、そして笑顔、幸せそうな新郎新婦、これだけで来て良かった、と思えた。
披露宴は円山公園そばの長楽館だったんですけど、料理も美味しく雰囲気は申し分なく。
控え室がある中の方に入れたのですが、ステンドグラスなど素敵で貴重な体験でした。

皆で楽しく話してる時、「みなみさん(私の旧姓)が変わらないから、私らも変わらず
こうして楽しく話せるんやと思いますよ」となにげなく言ってくれた言葉が
印象に残りました。昔泊まりっこしたみたいな夜とまったく同じノリで、
2時とか3時くらいまで恋の話などをして眠り、朝ご飯にトーストを焼いてもらって、
「トーストONハムマヨネーズって美味しいんや」とか言いながら
また朝から恋の話に花を咲かせ(注:私以外はお年頃の独身女性なので)
髪をセットしてもらったり、着物をたたんだり、服のコーディネートで遊んだり、
今回ばかりは私もお年頃な女性に戻ったような感覚で終始声のトーンが高かった
ような気がします。いやー、ほんと楽しかった。体調も終始好調でホッとしました。
なので今回はほとんど京都のどこかへ行く旅、というよりなつかしおしゃべりタイムでしたね。
みんな幸せになるといいな、と心底思えたひとときでした。
さあ、胸いっぱいの幸福感をおみあげに、私もお店頑張らなくっちゃー!

新緑の京都の旅写真館



後姿の私。京都で着物姿はやはり気持ちが引き締まる。   唯一観光した松尾大社で山吹が見所でした。

    

京都時代、近所だったのでよく行ってたティールーム「アンダンテ」鈴虫寺へ行く時の帰りのお茶タイムにオススメです。
今の季節、お庭でお茶するのも気持ちいいです。カントリー調の店内も素敵です。
春にはここの前の道をはさんだ川辺の桜がとてもきれいなんですよ。
久々にこの道を歩きましたが、なんとものんびりしていていいんですよね。

松尾大社で「おみくじ」でも引こうか、と見てみたら、普通の「おみくじ」と「恋みくじ」というのがある。
普通のおみくじは200円、恋みくじは300円。
結婚もして落ち着いているというのに、非日常な旅の途中、恋愛番長モードな私は、迷わず「恋みくじ」をGO!
当然?のごとく「大吉」でした。この話をすると「恋愛体質だから仕方ない」と言われました・・・

大吉な出来事?なのかよくわかりませんが、東京へ帰るとダンナさんが眼鏡を新調していて、それが黒ブチなのです。
すごくタイムリー!ちょうど「黒ブチメガメの男の人が好き」談義を京都でしてきたところだったので。
こんなことを大吉、と思えるお目出度さが自分で書いててなんとなく笑える。

GWもあと1日!お疲れ出ませんようにー



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