2006年4月28日 金曜日
土曜日夕方からますたーに店番変わってもらって
私は京都へ向います。
日曜日は終日ますたーが店番、
そして5/1(月)は勝手ながらお休みいただきます。
他は通常通り(3日は水曜なのでお休み)ですので、
よろしくお願いします。

昨日またテンションの高い日記になってるのは、
きっとキョンキョンかっこいいな、というのも加速されているのでしょうね。
なんか最近「青春は永遠ですもの♪ by明るい男女交際」をよく口づさんでた
のですが、ビックリです。夜テレビで歌っている亀梨君はとっても
生き生きとしていて、それこそ色気満載だったので、
いいのではないでしょーか。

「美しく生きる言葉」 中原淳一 の本に(イースト・プレス発行)

足にあわない靴は絶対はかないでください
あなたを美しく見せる、とても大事なポイントです とあって、
なるほど、と思いました。

足が22cmとひとしきり小さい私は、気に入った靴を発見しても、
試してみてピッタリ、って事がなかなかない。
だからこそ気に入って、サイズもぴったりだったら運命。
靴だけはなるべく直感を信じて出会ったら買うようにしています。

この夏、かかとをスベスベにケアして履きたいウエッジ・サンダル。
&シルバーのバレーシューズ。これで気分上げていきますよ。



では色々と時間切れなので見直しせずアップしまーっす。
誤字脱字・意味不明等あったらすいません。
皆さん素敵なGWをお過ごしくださいね。


2006年4月27日 木曜日
ものすごくこのところヒマであります。
ヒマなのでとるにたらない雑談させていただきます。
最近お客さんから受けた質問こぼれバナシなど。
「結局、木曜日のドラマはどっちをとったのですか?」
「隠し持ってる色気、なら最初から色気を振りまいてる人については?」と。
このへんをごちゃまぜに・・・

テレビの調子が悪い話は最近書いたと思いますが、
やはり気まぐれなままで、電源をつけてすぐ映る時もあれば
1時間以上経過してからやっと映る時もある、
なので継続してドラマを見るのはかなり難しい状況なので
諦めモードにあります。
最初はトヨエツと伊藤英明2人組のスーツ姿の勝ちでこっちかな?
と思ってたのです。足長くてスタイルいい人のスーツ姿は
新緑に実によく似合いますので。

しかーしっ!それ以上に、
とんでもなくスーツの似合う人に出会ってしまいました!先生!
その人というのは、雑誌「UOMO」等のモデルとして活躍中のアンドレ様(はぁと)
スペイン人、ってことくらいしか知らないのですが、もんのすごい色気です!
ということで、「UOMO」のバックナンバーでアンドレが表紙なやつ、
買取いたしまーっす(サザエさんの口調で)

先週まではホストの夕聖さん良いかも、なんて言ってお客さんに
本気で「店主さん、絶対はまるからホストクラブだけは行っちゃダメ!」と
釘をさされてしまいましたが、その心配はまったく無用。
そんなお金ありませんから。
例のアンテナ22でまたホスト特集やってたので見てみると、
癒し系のホストさんを発見。それが夕聖さん。ものすごい色気アリ。
ピアノやヴァイオリンを弾き、笑顔がとても素敵。牡牛座A型という事ですが、
頷けますね。私の好みのタイプです。
そんな事を話してると、ものすごくこの番組に詳しいお客さんに
「アクアがどうたら、ライバルのホストがどうやら」とレクチャーしてもらいました。
前からシリーズ化されてたそうですね。

ひろしにせよ、アンドレにせよ、夕聖さんにでよどこか出足が遅い私。
まあ、時々気分をアゲアゲ↑に持ってくには、
内側にせよ外側にせよ、表から裏から、後ろから前から
色気を浴びるくらいはいいでしょう。
フローム紙面とかブラウン管だけどね。

2006年4月25日 火曜日
新聞にも載っていたのですが、毎年恒例の桜桃忌にちなむ
太宰作品の朗読会、「太宰を聴く」今年は長塚京三さんが6/18(日)に
「帰去来」「故郷」を読まれるそうです。
これは聴いてみたいですね。いい声されてますし、
なによりご本人が素敵。ソルボンヌ大学卒、なんですよね。
今日も「チケットをとろうと問い合わせはしたけれど」というお客さんが来店。
いつもすぐ売り切れになるので、興味のある方は即問い合わせするのが
ベストかと思います。TEL0422-47-5122 芸術文化センター
演劇の方も恒例になってきたようで、私も一回くらい見てみたいんですよね〜


お客さんがチラシを持ってきてくださったようです。感謝です。

「いつも窓辺の本を眺めさせていただいてます。セレクトがいいな、と思って」と、
とっても嬉しい事を言ってくださるお客さんは、荒井良二の絵本
「バスにのって」が気になられたようで来店。

この絵本には書き込みがあったので、説明する。
ただその書き込みは、「ここで5秒くらい間をおいていっきに」とか
おそらく読み聞かせをするために使われた絵本?を思わすような
書き込みがいくつかされていたのです。
臨場感や、読み聞かせをする気合が伝わってきて、
鉛筆での書き込みだったんですけど、あえて消しゴムで消さずに
おいたのですが、こちらのお客さんは面白く感じてくださったようで、
ご購入に。「かわいい」と何度も言われていたその笑顔、素敵だったなー。



ゴオー!のところでの子供たちの目を丸くしている顔が浮かんでくる
ような、そんな気がしました。「バスにのって 偕成社 よりの1ページ」


2006年4月24日 月曜日
このところお客さんから、ここへ来る途中の八重桜が見事、
という声が多い。ほんときれいなんですよ、↓



この道をあと5分ほどまっすぐ進んでいくとフォスフォレッセンスに到着です。
桜のすぐ前にベンチもありますので、遠くから歩いてきてくださる方は
ちょっと休憩、はこちらで。すぐに右手に警察、図書館、と見えてきます。

八重桜といえば嵐山の近くに住んでいた時に、やはり見事な八重桜が
あって、ただ1本だけ河原の端っこにポツン、とあったんです。
その樹の下に腰かけてひたすらボーッとしたもんです。

もうすぐ京都に行ける。好きな場所だから当たり前のように嬉しいけど、
なにより「結婚式」という儀式に参加できる事がとても嬉しい。
なんだか新しい始まり、とても幸せでフワーッとしたもの、
簡単に言うと、哀しくて流すのではなく、嬉しくて流す涙、
そんな温かいもののシャワーを思いっきり浴びたい気分なんです。
また私も、祝福のシャワーを思いっきり浴びせられるように、
ベストコンディション、今から心がけないと。

「フォスフォレッセンス」の世界が大好き、という方からとても
あたたかい応援メールを頂き、こういう時フワーッとした幸せに包まれますね。
文中の「食欲も性欲も無い、涼しい恋の会話」という言葉が、
フォスフォレセンスの世界そのもののような気がするそうです。
涼しい恋の会話ってどんなだろ・・・ 寝る前に想像してフワーっと眠りに落ちたい。

2006年4月22日 土曜日
雑誌「散歩の達人」5月号が発売になり、吉祥寺三鷹特集なのですが、
うちの店もちょこっと載っています。
「岡崎武志師匠の古書コショばなし」というコーナーのヒトコマ
なのですが、「今元気のある古本屋さんは南口に集中している。
最南端のフォスフォレッセンスまで徒歩30分と。よい散歩コースです」
という文章になるほど、と。これから新緑の気持ち良い風が吹く季節。
散歩していただき、最終的にうちの店でコーヒー休憩も兼ねていただいて
から近くのバス亭から一気に吉祥寺までバック、というコースはどうでしょうか?
太宰ファンなら勿論禅林寺もコースに入れて。

久々に来店いただいたお客さんが、
ここのお店のおかげでネットで輪が広がってます、と。
ブックカフェ関連のコミュニティかな?同じくここのお店に来店くださった
事のある方と交流されているようです。
きっかけになれるなんて嬉しい事ですね。
最初に来店された時に、「詩を書いてるんです」と言われていたので
その後の事をお聞きしてみると、「覚えてくださってたんですか、
今はやっと雑誌にも掲載されるようになって、今後も発表の場を広げていけたら、」と。
すごい。発展されていかれてるのですね。
お店もお客さんの成長に負けないように頑張らなくちゃ。


2006年4月21日 金曜日
以前「一箱古本市」のチラシを良かったら店内に、と持ってきてくださった
お客さんが、月曜日に再来店されて、今度は「不忍ブックストリートMAP」
というのを数部持参された。すぐ連休に入ったのでちゃんと読めてなかった
事を思い出し、今日よく見てみたらすごい面白そう、というかたった一日の
イベントにこの丁寧なつくりとか気合がすごいと思った。
第2回ということで、4/29祝日に開催されるようです。
今ならまだ店内にMAP置いてますのでお持ち帰りいただけますよ。

興味のある方はおでかけしてみてはどうでしょうか?
リンクで詳細分かると思いますが、このイベントのキャラクターの
しのばずくん(紙魚の生まれかわりだそうです・・・笑)が
ちょっと気に入ってしまいました。
MAPでのしぐさとか表情がいちいちゆる可愛くて、
当日は無理ですが、私も近いうちにこのMAP片手に
不忍ストリートをお散歩しようと思います。
パッと見ただけでも古本カフェが2つもある!どっちも行ってみたい。
「ブックストリート」って響きがますいいですね。
うちの前の通りも「フォスフォレッセンス通り」と勝手に命名しちゃ
ダメかしらん

2006年4月20日 木曜日
連休明けです。
2月頃体調を崩してからはお休みでもおとなしくしてたのですが、
リハビリ?っぽく少しづつ外出するようにしていって
今ではほとんど大丈夫になりました。
ご心配をおかけしましたが、私は元気です。

リハビリというのは、都内の書店を少しづつ巡る、というのに
主に時間を費やしたかな?
電車に乗って、書店に行って少しだけブラブラして帰ってくる、
そのブラブラの時間をちょっとづつ延長していく、ってかんじかな。
やっぱりたまに書店に行かないと、ダメな身体に?なってしまっているようです。
あの新刊のインクや紙の匂いに囲まれるとホッとするんです。
これはもう少し湿った古本屋の匂いではちょっと物足りないんですよね。

最近では恵比寿のアトレ内の書店とか、池袋のリブロとか行きました。
手作りポップとか見るのもすごく好きで、
うちにもある「ゾマーさんのこと」に「佐野洋子さんが人生で1冊だけ
読むとしたらこの本」ってコメントしてあるポップとか発見して、
へー、そうなんだ、と勉強させていただいてます。

そして書店に限らず素敵な店員さんを見つけるのが楽しいですね。
ひそかにファンになって応援する人、もう都内に何人いるだろうか・・・
ドラマの「プリマダム」で加藤雅也がファーストフード店長役やってるけど、
おきまりな制服着てても色気が隠しきれずはみ出てる、
そういう店員さんがすごく好き。
だから制服とかは地味なら地味なほど良い。
本人は今は仕事中だから、と封印したつもりになっている
色気、そういうのを見つけるの楽しい。見つけたからって
絶対声なんかかけれないですけどね。

一番身近な人がうちのダンナさんかな。
メガネの奥にすごい色気を隠し持ってる、って時々タンスとかの影から
そーっと見てるのですが(キモイ!)最近メガネかけてない時が多い。
本来その方がいい筈なのに、かけてなければないでなんか物足りない。
へんなのー

今日はお客さんがとってもブルーになっておられて、
一日に2回も来店してくださった。持ってこられて忘れられていた
桜の花びらの跡がその哀しさを物語ってたけど、
少し話すとスッキリされたよう。早く元気になりますように・・・

2006年4月17日 月曜日
今日は久しぶりにさわやかな風が吹く陽気な散歩日和。
なんとなくまもなくやってくる5月を思わせるような、そんな一日。
そのせいかたくさんのお客さんに来ていただきました。
嬉しかったな。

このところ開店直後に素敵な女性現る、現象が続いていますね。
いい傾向ですねー。
でも見とれてうっかり自動ドアのスイッチを押すのを忘れていて、
2番目に来られた方がドアの前であたふたしてしまわれていて・・・
申し訳ない!

お客さんのお財布があまりに素敵だったので、
歓声をあげてしまったら、なんと手作りだとか。
「大きなボタンが好きで」と、アンティーク?ボタンなどをいくつか無造作に
つけられているそのお財布はほんと、芸術品でした。
朝からいいもの見たわ〜と浸っていると、
前の席に座ってらしたお客さんも、
「素敵な財布でしたね〜」って。

なんかそこからとてもいい波動が生まれて、
とても一日流れが良かったので、
あのボタンはきっと素晴らしく縁起のいいボタン。
お財布って、肌身離さず持つものだし、
本当に気に入った良いものを永く使いたいな、と思います。
私は今のお財布、もう10年越し。
京都河原町三条のビブレのバーゲンで買ったやつ。
そろそろ変えたいかな。

というかんじで、明日明後日は連休になります。
木曜日よりまたフォスフォレッセンスをどうぞよろしくお願いします。

2006年4月15日 土曜日
「あの猫ちゃんはどこいったの?」とお客さんが来店。
ん?うちには猫ちゃんいないな、と思っていると、
どうやらこの猫のようです。↓



町田純さん創作のネコ、ヤンの物語「善良なネコ」
こちらを飾っていたのですが、入れ替えた後の出来事です。
この話日記に書こう、と思って再度飾って写真を撮ってみました。

この店の前を通っては、このネコちゃんが気になって仕方
なかったとか。あ、今日もいる、今日もいる、ってかんじなのかな?
ガクトの隣でどこか孤独感が漂っていたせいもあるのかな?

「ここにいますよ」とまだ売れてなかったので、
本をお渡しすると、本というよりは、この表紙のヤンに
話し掛けるように「おおー、まだおったかー」みたいな
表情にパッと変わられたのが可愛かったー。

また今度読みにきます、とお帰りになられましたが、
あー、こんな時私にもっと料理の才能があったら、と思いました。
最後に美味しそうなピロシキの写真がでてきて、
レシピも載ってるんですよ。

この本は内容もとても良さそうなのですが、
私の大の苦手なネズミちゃんのイラストが何度か
登場するので細かくはちょっと読めてないのです。
舞台はイスタンブールかな?
光る砂漠でロール♪でなくてピロシキ〜♪(ちょっと字余り)

この物語を読まれてるお客さんに、
「こんな裏メニューあるんですけど」なんて
あくまでさりげなくさしだせる店主がいたら素敵だな〜


2006年4月14日 金曜日
お子さんとご一緒にお客さんが来店。
お話していると、今と昔の子供の遊びの環境のギャップに
改めて気づかされました。
子供時代、「お母さん、○○ちゃんと遊んでくるー」って声かけると
「いってらっしゃい、気をつけてね」で、
どこでも遊びに行ってた。淀川でザリガニだってとっちゃったりしたし、
泥んこになって田んぼに手を突っ込む事にも抵抗なかった。
椿に口をつけてチューチュー蜜を吸ったりもした。
友達の家で遊んでいると、そのお家のお母さんが
美味しいクッキーとジュース持ってきてくれたりするのも大好きだった。

でも今の子はちょっと遊びに行く、となると
必ず送り迎えをする、と。
でもよく考えたら当然ですよね、どこにこわい人が
歩いているかわかりませんもん。
そう思うといい時代に子供だったのかも、なんて
考えが浮かんできたりして。

でも例えを置き換えてみると、
この今、でないと、フォスフォレッセンスが4年も続けていけたか?と
いうと難しかったと思う。
インターネットがあるから、こうして日々の出来事をダイレクトにお届け
する事もできる。ネットでの本の販売が成り立つから、
店舗のみの売上を補える。

今の自分を取り巻く運命を受け入れつつ、
自分がどう立ち回っていくか、ひとつなのですね。
うーん・・・色々考えさせられました。

この店の灯りがほんの少しでも「安心」や穏やかそうなものを
生み出せればいいのだけれど・・・
そうでありたいですね。

2006年4月13日 木曜日
お客さんから素敵なおみあげをいただきました。
じゃーん↓



山形銘菓さくらんぼ餅。さくらんぼのカタチをしているんですよ。
モチモチしていてすごく美味しい!
それとさくらんぼ模様のタオルもいただきました。かわいいー!
何より、
「これを見た時に、みゆきさんを思い出して」って言ってくださったのが
嬉しかったです。
そうよ私はエンジェルチェリーみゆきでっす!(ドラマネタよりパクリ)
しばらくこれでほっこり休憩できます。
ほんとありがとうございます。

甘いものって本当に幸せになれるお薬。
昨日はお天気悪いのに、新聞広告にあった
デニーズの4/12期限の割引チケットを目の前に、
しばらく悩んでいましたが、結果チャリで20分かけて最寄の
デニーズまで「自家製苺のミルフィーユガレット」を食べにいきました。

ものすごく美味しかった!
うんと前にデニーズの深煎りカフェが好き、と書いたと思うのですが、
今回一緒に味わって久々のまったりとしたおやつタイムを過ごしました。
ガレットって大好きなんですけど、都内のちょっとしたお店だと
少々お高いですよね。たまにだとブルターニュ気分ですごくいいんですけど、
500円で味わえたのはナイスでした。
結構新聞広告にはさまってるチケットは活用してますよ。
ただでさえファミレスデザート大好き派ですからね。

そんな私の今の問題は今夜のドラマですよ。
北村一輝と佐々木蔵之介見たさに「医龍」を選ぶセンが強いけれど、
裏のトヨエツ、伊藤英明、のドラマも捨てがたい。
おまけにNHKでは時任三郎が出る番組があるし
ううー、どうしよう・・・みたいな事をちょっと漏らしたら、
「その中の人が全員つきあってください、と言ってきたら
誰をとるか、その人が出るのにしたらいいんですよ、簡単じゃないですか」
と言われてしまい、そんなあるわけない想像できるわけないだろ!と
言葉にしつつ、頭の中で妄想チャンネルに切り替わってる私でありました。
結論:すべて見ます。今の私ならできる筈です(謎)

たまにはこんなグウタラな日があっても良いだろう、うん。

2006年4月11日 火曜日
先日の読書会に参加予定だったけれども、当日来れなかった方が
来店し、「その時のレジュメが残ってたら見せていただけますか?」と。
過去の読書会はすべて出席されていたのでやはり気になられていたご様子。
前回の富嶽百景の時に、私が
「結局太宰のモテ自慢炸裂がすべての作品の奥底に流れている」
なんてとんでも意見を発すると
「みゆきさんの好きな発想ですよね」と私のこのどんどん上がってしまう
能天気テンションにさっとお湯をかけてくださる役割(笑)の
お姉さまなのです。
通しで出席していると、それぞれの作風が段々わかってきて
これまた面白いのではないかと思います。

もうお一人当日体調を崩して来れなかった方からも、
次回は女生徒ということで楽しみです、とメールいただきました。

「ジェーン・オースティンの読書会」という本が最近よく書評などで
取り上げられていて評判良いですが、私も読んでみたい本ですね。
6人の読書会のメンバーについての話だそうで、
「太宰治の読書会」の参考にしようと思います(笑)

桜は散ってしまいましたが、窓際の席で話ていると、
時々4枚、5枚、と続いてハラリハラリと花びらが落ちる瞬間があります。
そんな時、お客さんとしばし無言になって10秒後くらいに、
「今の、良かったですねー」と。
断続的ではなくて、ほんと奇跡の5枚、みたいなかんじで
ガラス窓のすれすれを辿るように、ゆっくりと、
まるで人生の最後の瞬間をいざ美しく、とでも言うかのような落下の仕方。
まさに芸術でした。

「今年は桜が頑張ってくれましたよね」というお客さんの言葉に
大きく頷きました。来年もまた、ひとまわり大きく咲くのを楽しみにしています。
こっち側も頑張らないとね。

その時お客さんが聞かせてくれたお話は、
「おつきあいして10年になる彼が、どんどん出世していくので悔しい」と。
「なぬー?です。私なら泣いて喜びますよ、そんなの。」とほざいていると
「自分も同じくらい成長していたらいいけど、そうじゃないから」と。
そんな事ないのに。そのお客さんが笑顔でお仕事されている姿、ちゃんと見ています。
でも詳細を聞いたらその出世ぶりに目が丸くなりました。す、すごい・・・
もっと詳細をお聞きすると、ものすごく尽くすタイプの男性のようで、
これまたその事に喜びを感じる人のよう。
つきあってる人に尽くされる気分ってどんなのだろう?あんまり経験ない。
ちょっと羨ましいけど、そう思うのならまず自分が尽くしてみるべきか。
お店にね。見返り求めず尽くしまくる事に喜びを感じる、
これ、実行月間にしてみよう。もう半分しかないけど・・・


2006年4月10日 月曜日
開店してすぐにとても上品でセンスの良い女性が来店。
コートからアクセサリーからバッグから素敵なものを身につけられていて、
かっこいいな、これぞ大人の女性、と思ってました。
柄谷行人の本のページを開きながらコーヒーを飲まれている
ショートカットの後姿もとてもさまになっている。

店内で過ごされていた間ずっと、同じ本を何度も見つめられては振り返り、
見つめられてはまた振り返り、
帰り際レジでまたふとその本を見つめられては、
ふっきったかのようにお財布を差し出されたので、
何か気になる本があったかのかな?と思っていると、
「郷隼人さんのこの本、また出会ってしまいました」と静かに話されました。
私にではなく、本に呼びかけるような優しいトーンで。
それは「隼人」という終身刑で米国の刑務所に20年間暮らす
郷隼人さんの歌文集。300円コーナーの本の入れ物を雨だから
店内の隅っこに置いていたものの中の1冊です。

「新聞に載っていた時から読んでいたけれども、
こうして1冊の本になった、と思うと、やっぱりまだ読めない、
持って帰れない、と決心してしまう」と。
そうして避けていると、なぜか本屋さんに行くとこの本に度々出会ってしまうとか。
ちょっと「好き避け」を思い出しました。まったく次元が違うけど。

思い入れがありすぎて、読めない本、買えない本があるということ、
目の当たりにしました。出だしからちょっと衝撃的でした。
お洒落で軽やかな人が思わずそっと洩らしてしまった
この声を、きっと忘れないだろうなと思います。
印象深い小雨の朝になりました。

気になりだすと男女の仲のように絡まりだす不思議な本との運命、
まさに本との出会い系?
いつものクセで私風に話がどんどんそれていくと
この女性の想いに対してちょっと失礼な気がするので
今日はストップかけときます。

気になる人が(ブラウン管のなかの人です)
嫌いな女性のタイプは、30過ぎてミーハーな人、と発言しているのを
目にしてちょっと凹んでいる私であります。
明るく前向きなミーハー目指したいと思います。ってダメか・・・

2006年4月8日 土曜日
読書会、終了しました。
参加いただいた方、ありがとうございました。
といっても、今日はこのところの寒さで体調を崩してしまった等
当日キャンセルの方が続き、かなりの少人数での読書会でしたけど、
とても有意義な時間でした。

桜の方はかなり散っていて、葉桜状態でしたけど、
昨年のまだ咲いていない状態よりはいいと思いました。
満開のタイミングだとベストなんですけどねー。

あとサクランボをおつまみに、って事だったのですが、
スーパーに行ってもサクランボがない、ないっ!
仕方が無い、これでなんとかしよう、と
遠めに見るとサクランボに見えなくもないプチトマトを買いました。
こんなかんじ↓ 無理があるかな?



それがですね、嬉しい誤算?というか、トマトって
やっぱり美味しいですね。そのまんまの姿で食べることは
このところほとんどなかったのですが、ちょっとおつまみ、の手が
とまらない。食べてはヘタをとり、食べてはヘタをとり、
桜桃なければトマトで十分、とおもいたい、状態。

読書会の内容はまたレポしますが
って2つたまってるでしょ!梅雨までにすべてレポアップ完了するのを
ノルマにします。時には自分にムチ打たねば。
トマトでもつまみながら。

ってマジで、このほんの少しの酸っぱさが、
邪念をふりほどき、今やるべき事に頭を集中させてくれる。
おやつにプチトマト、いいかもしれません。

「桜桃」を読んでから「おさん」を読むと、泣けましたね。
私の今回の発見はそんな意外なことろに転がっていました。
それで私がその「おさん」の泣けたところを延々と説明するのですが、
今回は参加者すべて男性だったので、ちょっと浮いてしまってたかも。
でもその浮き加減がなんか心地良かったかも。
テーマは「桜桃」であったけれど、主に家族を主題とした作品全般
に話題が広がった感がありましたね。
「桜桃」を読んでから「おさん」は勿論、「ヴィヨンの妻」を読むと
ほんと泣ける。私はますます太宰にはまりそうですよ。

次回の作品テーマも決まりました。
またもやウエンツ似君の鶴の一声で「女生徒」に。
でもこれは、そろそろ女生徒あたりいきたいな、と思ってたので
「いいですね、決定」と言いながらやった!ってかんじでした。
「次はじゃあ「おさん」ですか?」という声もあったのですが、
家族ものは今回で少々お腹いっぱいというか、
そろそろ女言葉かたりものいきたいな、と。
次回のフォス研は桜桃忌なので、作品研究ではなく、
太宰全般がテーマですので、
大分間が空きますが、女生徒お好きな方、
読書会に興味を持たれている方、是非ご参加くださいね。


2006年4月7日 金曜日
開店するのを待っていたかのように、
女の子とおばあちゃんとお母さん?がお店の前に立っていて、
「ここにあるリラックマの本ください」
と女の子が駆け寄ってきた。
はい、ちょっと待ってね。と本を渡してあげると、
「あー、良かった。私にも読める!」と満面の笑み。
表紙が可愛くても、中の内容が漢字ばかりだったり、
実はゲームの攻略本風だったりして
「あなたにはまだ早いから買っちゃダメ」って言われることが
少なくないみたい。

お母さんとおばあちゃんに
「私にも読めそうだよ」といって、お金をもらっている。
おつりを渡すと、ものすごく嬉しそうに本を抱きしめてスキップしている。
その姿を見て、おばあちゃんもお母さんも満足そう。
開店早々、ああ、もう今日はこれでオッケーな日だな、と満足してしまった
エピソードでした。
あの家族に、とても良い風を与えることができた、
1冊の本のパワーってすごいな、としみじみ思いました。

夜は夜ですごく大人なかんじなんですよ。↓



桜にそっと浮かぶ「phosphorescence」の文字、
一時も同じ表情を見せることはない、動く本の1ページみたい。
私が世界で一番好きな場所。
そう言い切れるってことは、とても幸せな事なのでしょうね。

またカラオケの話になりますが(すいません、)
この前「桜色舞うころ」も歌ったんです。ナカシマミカの。
どうか樹々たちだけはこの想いを守って
っていう歌詞のところで、この樹のことが浮かんだ。
どんなにお店を続けたいという強い気持ちがあっても、
先のことはわからない。天災だって起こりうる。
やむなく移動せざるを得ない状況にもなるかもしれない。
そんな時にはせめてこの樹は、そこから見えるいろんな景色を
封じ込めておいてほしい、って。

とか最近センチメンタルなのは、やはり桜が散っていってるからでしょうね。
桜吹雪、ものすごくきれいですけど、毎年この時期はすこし切ない。

お客さんが野ばらちゃんの「カフェー小品集」のヴィオロンの話が
好き、ということでお話してくださったのですが、
必然は運命を乗り越える?みたいな内容ですごく説得力があった。
もう一度ヴィオロンの章を読んでみたくなりました。

必然か・・・
運命に逆らってでも店を守りたい。
桜は散るけど、また来年もっと大きな花を咲かすでしょう。
センチになってるヒマはないな。頑張らなくっちゃ。


2006年4月6日木曜日
最近古内東子ばかり聞いている私。
その影響で、なんだか現実は何も無いのに、
頭の中だけものすごい恋愛モードスイッチオン、なかんじなのですよ。
知らぬ間にフレーズを口ずさむクセが離れないし。
昨日は私が特に好きな曲「雨の水曜日」にまさにピッタリな一日で、
どうしてもこの歌を自らねっとりと歌いたくなってひとりカラオケに
繰り出したのですが、アルバム曲なので入っていなかった・・・残念。
でも定番の「誰より好きなのに」や「大丈夫」などを
誰も見ていないのをいいことに、バターになりそうな勢いで
ネェーットリ歌ってきて雨降りでも大満足なのでした。

部屋でダンナと話してる時に、そばにあったものを取り出して、
「なんでこんなのわざわざ借りてきたの?」と突っ込まれて少々慌てたその雑誌は
図書館で借りたananの「2006年前半の恋と運命を占う」特集。
ゴホゴホと咳き込みながら、「いや、ほら、お客さんがさ、
占いの特集は後から読んで当たってるかどうかを見て楽しむ、って言ってたやん、
それで読んでみたんだけど、聞いてー!当たってるんよ。
牡牛座のとこ、3月に体調を崩すので要注意、ってなってる。」
と一気にまくしたてたのはつい昨夜の出来事。

新しい出会いとかに期待してるとか、恋とか運命とかそういうのは
結婚しているので縁がないのだけど、やっぱりいくつになっても
女性は占いが好きな人多いですよね。昔から鵜呑みにしたことはないけれど、
ananの占いだけはずーっと読んでましたからねー。
ひとつの気合を入れるアイテムというかなんというか。

お店を開く時には、店がうまくやっていけるかの占いをしてみる、
なんて発想はまったくなかった。まっしぐらだったのかな。
占いの対象って、頑張ってどうこうなるものではないものくらいに
しておいた方がいいのかも。だからきっとこの先も、
「ラッキーアイテムはシルバーのもの」なら、明日はシルバーのバレエシューズで
出かけよう、みたいなテンションを高める程度に気にしていくんだろうな。


2006年4月4日 火曜日
何年か三鷹を離れていて、この4月から三鷹に帰ってきた、
というお客さんが来店。うちのオープンの時期の頃にちょうど
離れたそうで、
「とても素敵なお店とは思ったんですけど、
失礼ながらすぐつぶれるかと思っていました。
都心ならいいけど、このあたりは保守的すぎる気がして」
と正直な感想をおっしゃってくださったけど、
そう思ってらっしゃる方が大半だったと思いますよ、
なんて笑いながらお答えして、しばらく三鷹のここ4年ほどの変貌ぶりに
ついてお話しました。
ごきゅう書店や駅前の渡辺書店がなくなってしまった事、
駅前に大きなスーパーができたり、図書館の隣の田んぼがマンションに
なってた事・・・
そして、三鷹通りの桜が少し成長して大きくなっていたこと。

こうの史代さんのコミック「夕凪の街 桜の国」(↓画像)で、
「この町ってこんなに狭かったっけ」と主人公の女の子がしきりに言い、
「狭くなったと思ったのは桜が大きくなったからだ」としばらく町を歩いてから
ポツリと呟く台詞を思い出しました。


当店販売価格500円です。
表紙を飛びぬけて実際桜の国を駆けて行きそうですね。
ガラス窓際コーナーは今、桜に纏わる本をいくつか飾っています。
隣の本は「葉桜の季節に君を想うこと」です。

桜が大きくなったら、この小さな店はますます小ささが目立つのでしょうね。
ガラス窓の向こうに見えるさまざまなもの、私を含め輝かす努力をしていないと
かすんでしまう。桜に埋もれて負けぬよう成長していかないといけませんね。

先日お客さんが、「駅前の渡辺書店が閉店しましたね」と教えに来てくださったので、
前を通りかかった時にシャッターに貼ってある張り紙を見てきました。
60年も営業されてたのですね。本当にお疲れ様でした、という気持ちです。
高齢のおばあさまたちで雑誌の束を開けていらっしゃった光景が目に浮かびます。
開店当初は娘さんだったのでしょうか。
私も本に人生預けたようなもの、こうなったら今の背より小さくなっても、
ずっと本に触れていきたい。この三鷹で永く腰を据えていきたいです。
そのためにはちゃんと健康に気を配らないとね。頑張ります。


2006年4月3日 月曜日
開店直後から京都の友人がやってきてくれる。
綾辻さんのサイン会のため上京したようで、
今日お店に行くよ、とメールくれた時から
現役書店員としてもバリバリ働いている彼女と話ができるのを
とても楽しみにしていました。
相変わらずのほんわかした可愛らしさを持っている人で、
女の私でもくぃーっと惹き込まれる魅力があるのです。
仕事モードの時はこわい人、と周囲から言われているらしいので、
今度関西にゆっくり行く事ができたら、彼女の働く書店に突撃したい、
なんて密かに思っています。オフでなくオンの時はどんななの?って。

「東京の男の人って言葉が柔らかいよなあ」
「そやねん。でもけっこうその柔らかさ、嫌いじゃないねん」
なんて話もしながら。
まだ「あのさー、君さー、」みたいな「さー」使いはいまひとつ慣れないんですけど、
東京の男の人の柔らかい話し振りは、とても好きですよ。

新入社員?新入生?風な人々がこのところよく前の通りを歩いています。
こういう光景を見ると、4月だなー、って思いますね。
京都から上京して新入生や新入社員になった女子はきっとモテるんでしょうね。
「京女に東男、っていうアレ、ホントだよ。
君はそういうの、信じないの?」とか柔らかい口調で口説かれるんだろうなー
いやー、若いっていいですね。

私はそんな光景を見ながら、
店内で熱いお茶とともに阿闍梨餅を頬張っています。
友人がおみあげに持ってきてくれたのです。ひゃっほ〜い!
はー、幸せ。東の都にて京の銘菓を味わう、これですよ、大人は。

2006年4月1日 土曜日
4月になりました。
桜も満開。



今日は、オープンからお客さんがわらわらとやってきてくださって、
狭い店内に10人くらい満杯状態に。
お花見散歩で朝早くから行動されてる方が多いのでしょうね。
いつもは開店後1時間くらいはお客さんが来店される方が珍しいので、
少しあたふたしてしまう。

公会堂で津軽三味線の講演があったみたいで、その帰りに寄ってくださった方もチラホラと。
一日の終わりに気づいたことは・・・・ウソをつくのを忘れた!
こんなエイプリルフールは人生初かも。もったいないー
来年はどんなウソをつこうかと今から1年かけて考えよう。


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