2007年12月30日 日曜日
三鷹の広報新春号の1ページ目に大きく「太宰」の文字が。
「太宰に触れる三鷹の原風景を読む」という記事で、
大きく載っています。
来年3月、太宰治文学サロンがオープンするので、
おそらくそれまでは太宰がたくさんクローズアップされると思います。
大変喜ばしい事ですね。
うちの店もますます浸透していけるように頑張らなくちゃ。

いよいよ本日で今年の営業はおしまいです。
無事年末を迎えることができてホッとしていると同時に、
これ年内にしよう、と思ってたことができてない事に大反省。
来年こそこの悔いを少しでもなくしたい。

今年はある意味危機を乗り越えた年。
おかげさまで体調がこの1年で一番良好な時に年を越せそうです。
うちのお店は応援してくださるお客さんのおかげで、
こうして存在する事ができる。
お客さんがいなかったらただの空間。
自己満足ではいけない。来てくださる方にとって
心地よい場所でないと意味がない。
それにはここにいる私が健康で安定していなくてはいけない。
弱くなった時期もあったからこそ、実感できました。
心から感謝申し上げます。

年明けは5日(土)より通常営業いたします。
営業時間が12時〜20時に変更になるのでご注意ください。

私はこのお正月はのだめと大掃除三昧になりそうです。
まずは紅白を見ながらの年賀状書き(汗)
今年年賀状をくださった方、元旦には確実間に合いませんが、
なるべく早く届くようにします!

2008年も、フォスフォレッセンスをどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年を。

2007年12月28日 金曜日
お客さんから頂いたゆずで冬至にはゆず湯しました。
庭で育てたものなんですって。

これで風邪引かないといいな。
やっぱり日本人だからクリスマスもいいけど、イブの夜に輝いてた満月の
方に目がいく。今年最後の満月なんだな、って。

先日、いいかんじの雲り空の日、いつも本だけを買うお客さんが
珍しくコーヒーをお店で飲まれました。
「いや、今日みたいな寒い曇り空の日は、パリを思い出すから」って。
またそのセリフが決まる渋くてお洒落なおじさまなのです。
「パリにも似たようなブックカフェがあるから、こんなふうに窓辺でコーヒーを飲むと
時間が戻ったみたい」って。
これ文字だけ見たら、ちょっと酔ってる?っぽく感じるけれど、
ほんとにそれがごく自然で、その人の姿、背景、コーヒーの湯気、窓の外の灰色の空、と
風景ごと絵のようだったんです。
パリで長年生活されていたという人しか醸し出せない雰囲気がどこにはありました。

先日、別の洒落た帽子がお似合いのお客さんと水門の話もしました。
散歩の達人の特集で水門が取り扱われていて、それを読んでから水門が気になる話をすると、
お客さんはかなり水門に詳しくて、新宿御苑の近くにある水門のお話をしてくださりました。
玉川上水との密接な関係や、村上春樹の作品によく登場する井戸について
なんかも興味深くお聞きしました。
玉川上水が昔水流がすごくて自殺者が相次いだ時、三鷹市側と武蔵野市側から
棒で死体をつっついて向こう側に追いやった話とか。
この話は初めて聞く話ではないので、本当かもしれませんね。
玉川上水については図書館にも本があると思うし、今度見てみよう。


2007年12月27日 木曜日
最近なぜかまたB’zにはまっています(笑)
出始めの頃にリスキーのPVを見て稲葉さんにひとめぼれしたのが
かれこれ15年前くらい。しばらく離れていたのですが、今再燃中。一度是非ライブに行ってみたいです。
きっかけはMステライブをテレビで見たことかな。

SUPERLOVESONGなんてベッタベタなタイトルの歌をあんなにかっこよく歌う、
15年間止まることなく走り続ける姿に感動したというか、あの例の爆発ボン!ってなった瞬間に
私のハートも再び稲葉さんにボン!と打ち砕かれたようです。
勿論ミスチルの桜井さんも、ラルクのハイドも、桑田さんも大好きなのですが、
毎年の暮れにやってくれるお約束のB’zのボン!はマンネリを打ち破るかのように
私の胸に響いたようです。

それからはネット動画で当時よく聞いていたリスキーのPVなどをよく見ているのですが、
20代の私には見えなかった稲葉さんのキラキラした遺伝子が舞ってるのがよーく見えます。
ってなんか私気持ち悪いな(笑)
なんかアドレナリンが出るんですよね、この人の声。
今日も一日頑張れそう!となりますよ〜hot fation!♪


2007年12月25日 火曜日
クリスマスも終わってしまいましたね。
こんなかんじで店内を飾りつけしていました。

  
サンキライの木の実とリースを窓辺に。               クリスマスの絵本や特集雑誌などをラッピングして飾る

あんまりピカピカ感はなくちょっと地味目だったかも。
別にリュクス気取るわけでもなく、たまたまシックなかんじになりました。
来年はもう少し目立つかんじにしてもいいかも。

この秋以降は今年前半の引き篭もりを埋めるかのように、よくでかけました。
電車が苦手だったのが、一度お台場まで行けた事をはずみに徐々にならしていこうと
いう計画で、今のところなんとか問題なくでかけられています。季節とか体調の周期とかの
影響は大きいと思うのですが、克服していけたら良いなと思うのです。

立川とか白金とか行きました。白金は、先日お客さんがminaのミニバッグを持っていて、
minsのyukinohiというエッグバッグをオークションで売ってしまった事をかなり後悔していた
気持ちが甦って、もし在庫があったらまた買おうかな、と白金のお店まででかけたのです。
残念ながら在庫はなかったのですが、春もののサンプルのテキスタイルを見るだけでも
かなり感動しました。階段にさりげなく飾ってあるものとかにも乙女心が施されていて
勉強にもなりました。小さなピアノの上に詩集が開かれていて素敵でした。

庭園美術館に行ったら休館で、プラチナストリートのお店で友達とランチしました。
白金に行ったら必ず行くショラティエ「エリカ」でマボンヌを買うために並びました。

トップスのチョコレートケーキと並んで好きなチョコレートの定番マボンヌ。
相変わらず美味しかったです。あとここのミントの葉のチョコも好き。

立川は元々映画をよく観にいってたのですが、エキナカのエキュートに
ブックカフェが出来たと聞いてさっそく出かけてみたのです。
改札のところは新宿並に人が多いけれど、エキュートはゆったりしていてすごく良かったです。
私は平日に行動するからでしょうね。
最近新宿が人が多すぎて苦手になってきてるから、立川が今の私にとって新宿みたいなものかな。

ちなみに自分へのクリスマスプレゼントは吉祥寺で買いました↓

カメのブローチです。昔フランスで使われていたアンティークだそうです。
1200円と今の自分にちょうどよいご褒美だと思います。ラッキーアイテム風なのがお気に入り。

クリスマスにサプライズがありました!
お客さんからプレゼントを頂きました。すごく可愛いんです。↓


よく来て頂いているカップルさんから頂いたのですが、
見た瞬間一発で決められたそうな。たしかに私っぽい趣がある(自分で言うなって?笑)
うちの店のテーブルでお茶を飲みながらピレゼント交換をされていて、
すごく見ていて微笑ましかったです。
彼女は私の日記を見て、「ボンデケージョはこれじゃないですか?」と画像を送って
くれたんです。日本ハムの商品でした。これでボンデケージョを探す旅も実現しそうです!

あと毎年今年読んだ本のベストを印刷して持ってきてくださる本好きなお客さんが
いらっしゃって、そこに書かれてあったとり・みきの「ダイホンヤ」という本を貸して
くださった。書店に携わる人間ならきっと面白く読める本、だそうです。
お正月休みに読むのが愉しみです。

それと萩原恭次郎の「死刑館」という本と久保田万太郎の
「一に十二をかけるのと十二に一をかけるのと」という本を見せていただきました。
どちらもほるぷの本なのですが、造りが素晴らしいのです。
よくこんな丁寧な本造りをしたもんだ、と感心させられるほど。
いいものを見せていただきました。

とても良いクリスマスだったと思います。
家では一緒にケーキとシャンメリーを用意しただけのこれまた地味なものでしたが、
底の時にはどうなるかと思っていたけれど、今年も元気で無事終われそうというのが
とても幸せに感じることでした。
もう終わってますが、ハッピーメリークリスマス!と〆ますね。

2007年12月11日 火曜日
以前にうちの店で私が夏に使った時刻表をお買い求めくださった方が
今日コーヒーを飲みに来店されました。
「あの時刻表で茨城まで旅に出たんですよ」ですって。
嬉しいですね。自分が旅の手がかりにしたものがまたお役に立った。
時刻表といえば先日やってたドラマ「点と線」見れなかったんですよねー。
お客さんからも何度か「見た?」と聞かれたんですけど、
皆さん絶賛されるので、DVDになったら借りてみようかな。

今日はお客さんから面白い話をお聞きした。
昭和39年の東京オリンピックの時、立ちション用女子トイレが
設置されていたとか!主に外国人選手が使用したらしいですが、
しゃがんでるヒマもないというある意味すごい世界ですね。

で、太宰の「斜陽」の例のお母様のおしっこのシーンの話題になりました。
食べていくのが精一杯の時代、貴族のお嬢様の方がそういう事を
平気で優雅にやってのけるのはわかる、と。
あと庭にしゃがむとヘビに急所を噛まれるから、立って用を足す
という事に対して昔の人はさほど抵抗はないんだよ、とも。
なるほどー。これはちょっと例の場面を探るヒントになりそうです。

さて明日は休み。1週間は早いですね〜さすが師走。
今夜はドラマ「スワンの馬鹿」を見ます。
今クール唯一私がすべての回を見ているドラマです。
あと働きマンをながらでちょこちょこ見てます。ドラマはその2つだけですね。
来春からは勿論玉木君が主演の「鹿男おをによし」を見ます。
楽しみにしてます〜
スワンは視聴率悪いんですよねー。でも内容は地味だけど面白い。
上川隆也さんのスーツ姿を今夜も堪能しよう♪


2007年12月9日 日曜日
お客さんに「ここのホームページにあったあの本はまだありますか?」
と最近質問を受けた。在庫情報更新しなさすぎをおおいに反省しました。
見てくれてる人はいるんですね。
せめて売れたのを品切れにするのくらいはなるべく迅速にしないと。

多摩市にいいブックカフェがある、とお客さんが教えてくださった。
多摩地区にもいい店があるのに全く知らなかったんなんて・・・
京王永山駅が最寄り駅らしいです。あのあたりは未知の地ですが、
おいしいケーキ屋さんって多摩市に多いんです。
ケーキ屋巡ついでに今度行ってみなくては、と思ってます。

木を見て森をみず、じゃないけど、
ご近所の新刊書店さんについてもお聞きした。
「あの女性店主はものすごい博識なんだよ」って。
一度も入った事なかったけど、今度行ってみよう。
本を扱う仕事を越を据えてやっているという自負があるのなら、
地元の小さな本屋さんを応援してもないで
偉そうな事は言えないな、と感じるし。
この時代に長年小さな書店をを守っている女性、すごくかっこいい。
私もいつかそういう店主になりたいです。

2007年12月7日 金曜日
そろそろ布団に入ろうかという時、突然
「冷凍食品今日半額やで」と言われて、
半額と聞いてこのまま暢気に眠れますまい!と
無駄な情熱がフツフツと沸いてきて、
深夜の1時前くらいだったかな?
ますたーと2人で寒い中てくてくとサミットに行きました。
冷凍食品はあまり食べなかった私ですが、
最近このサミットで「ボンデケージョ」というのを
買ってみたら、すっげー美味しいんですよ!
チーズが中でトローッと溶けましてね・・・

で、やったー!ボンデケーキョが半額だ!と
ならばこの寒さもなんのそのと
スキップする勢いで行ったら、なんとないではありませんか!
お店の人に「ここにあったボンデケージョは売り切れですか?」
と質問したらやはりなかったら売り切れのようで・・・

するとますたーが落胆に輪をかけるように
「ここの冷凍食品売り切れたらそのままもうなくなることは
よくあること」なんて言うから
どこのメーカーのものだったか調べとけばよかった〜
レッツストップザ死に筋カーーーッツ!と手でエックスつくったり、
深夜の空いたスーパーのど真ん中で
ハイテンション全開で叫ぶ私なのでした。
その後も寝言で「ボンデケーキョーー」と言ったとか言わないとか・・・

サミットにあったボンデケージョについて情報をお持ち
でしたらどうか教えてください。よろしくお願いします。
しかし彼は私より半額情報とか詳しい。

2007年12月6日 木曜日
昨日は久々に都心の方まで足を伸ばしました。
毎年行ってるので日記には何度か書いてますが、
今年もaikoのライブに行ってきました。
会場はお台場だったんですけど、やっぱり海が近いと気持ちいいですね。
ヴィーナスフォートを少しウロウロしたけど、トイレがだだっぴろくて、
新宿とか渋谷ほど混んでないし、穴場だな〜もっと来たいな〜
って思いました。広場にあるブルーのツリーがきれいだったな

今回のライブ参加は実はいわくつきの秘話がありまして・・・
スタンディングだったのできついな、と今回は諦めることにして
チケットをとってなかったんです。
あれはたしか3年前、同じようにチケットなしで突然どうしても
aikoのライブに行きたいと思い立って、中野サンプラザまで出向き、
同じようにチケットを求めている人とその場でお知り合いになり、
その男子のお手製の「チケット譲ってください」の紙を手に持ち
サンプラザの角に立つ、という超恥ずかしい体験をした事を、
日記に書いたような記憶があります・・・

今回は別に恥ずかしくはないんですけど、
出会い系ってこんなかんじ?的な(笑)やりとりがありまして・・・

やはり直前になってやっぱり参加したくなった私、
1階スタンディングはきついやろうけど、2階なら揉まれずに見れる。
二階席で相方募集してる人いないかな〜?と2,3日前から
ネットを徘徊していたのです。
そしたらちょうど該当者が見つかり、メールのやりとりを始めた
わけです。先に入金した方が私の気持ち的にもラクだし、
知り合って2通目か3通目のメールで本名、電話番号、携帯アド、
をさくっとお教えし、チケットは日がないので現地で手渡しするので、
では明後日現地でよろしくお願いします、みたいな。
やったー!ライブ行ける〜aikoの生歌聴ける〜なんて
ルンルンでいたわけです。

で、当日。現地に着いたけれど、まだ会った事の1度もない男性。
ライブ会場の前はものすごい人だかりで人探しは困難しそう。
なので駅からライブ会場に向かう途中にあるパレットプラザの
でっかいクリスマスツリーの前、これならあとは服装などをメールすれば
簡単に見つかるだろう、と
「クリスマスツリーの前にいます。私は153cm(aikoと同じ)普通体型、
顔は丸いです。頭はお団子にグレイのボンボンをつけてます。
マフラーは茶色のもこもこしたやつです。タータンチェック緑のコートに
ブーツです。カバンはピンクです。ではお待ちしてます」
(今思えばなんて私ってアイタタ・・な奴なんだ(笑))

とメールを送り、後はカップルだらけのツリーの前でその男性を
待ったのでした。
もうすぐ駅に着く、という状態でいただいたメールには
「仕事帰りなのでスーツです」
これ、一気にテンション上がりまくる!
仕事帰りなのでスーツ、なんてスイーツな響き(笑)

こ、これって出会い系の待ち合わせみたい!
キャー!みたいなノリノリと、
待てよ、送ったメールを冷静になって読み返すと、
41歳でこの格好?なんちゅー若作り?とあきれられたり
ドタキャンされたらどうしよう・・・
という一抹の不安もありつつひたすら待ったのでした。

無事ご対面し、隣の席でライブを堪能し、ではありがとうございました、
とライブ後解散したのでした。はい、それっきりでございます。
ファンである限りどこかでお会いしたらその時はよろしくです、
と超爽やかに。いい人で良かった。

ライブは勿論楽しかったけど、こういうのも新鮮だったな〜と。
というかお台場でクリスマスツリーで男性と待ち合わせ、
こういうデートチックなのは超久しぶりでしたからね。

3年前の一緒にチケット探してくれた男子といい、
仕事帰りにaikoのライブに駆けつけるこの男性といい、
一期一会だけれど、とても気持ちの良い出会いでした。

何も食べてなくて超お腹すいてたので、帰り吉祥寺駅出て
すぐのラーメン屋さんで女ひとりバターラーメンを食べたくらい
勢いづいてました。美味しかったな〜 余韻ライブ気分で♪
夜空には星が瞬いていて・・・実にいい夜でした。
さあ明日からまたお店頑張らねば!
と今日オープンすると久々に忙しい。
きっとこれはaikoパワーですね
自分の持つ何かで人を感動させる人はすごいわ、ほんとに。
同じ身長、同じ血液型・視力・足のサイズ、出身地、と共通点
多い私も見習ってパワーアップせねば。


2007年12月2日 日曜日
トップメニューで年末年始の営業のお知らせと、
来年からの営業時間の変更と、喫茶メニューの価格変更の
お知らせをしました。また来年になったら改定してアップします。
変化があった分、中身を濃く、充実したものにできるよう、
努力いたしますのでどうぞよろしくお願いします。

今日は前に「太宰治の全集で創元社から出ているものは
ありませんか?」と質問されたお客さんがまた来てくださって、
その本を見せてくださった。

私も見たことがないものでした。
太宰治作品集、とあってからし色の本。
なぜこれがいいかというと、旧仮名遣いだからです、と。
それと字も大きくて良いから読む易いいらしいです。

たしかに旧仮名遣いの方が、よりその作品の持つ空気を
感じる事ができるような気がします。
お客さんはその作品集の2巻だけをお持ちで、
他の本を探しているけれどなかなかないそうです。
うちで揃えられるといいなー。

でも全集の端本の魅力というのもありますよね。
揃ってしまうと、追いかけ続けてきた情熱が燃え尽きて
しまう事もあるようです。
私もパズルが完成したものよりも、
欠けたパズルを探し求めてる方が好きなタイプかも。
いや、全集は揃っているに越したことはないのですが(笑)


2007年12月1日 土曜日
12月になりました。日々寒くなっていきますが、
町中がクリスマスムードになっていて個人的にはとても楽しいです。
三鷹駅前のパチンコ屋の屋上のサンタネコもお目見えしましたし、
中央通りの木々もライトアップされています。
どんつきのコミュニティセンターの灯りがなにげにすごい!
頑張ってるコミセン!

センスあるイルミも勿論惹かれますが、昭和から続いているような
不動産屋さんかなんかがクリスマスだからちょっと頑張ってみました、
みたいな、あまり似合ってないダサかわいい飾りつけも大好きです。
なんかホッとするんですよね。
少しタレ目の雪だるまを見たようなかんじ。

うちの店も飾りつけをしました。
あまり派手ではないのですが、小さいお店っぽい雰囲気は出ている
と思います。通り行く人が時々反応してくださるのが嬉しい。
窓にはサンキライの実を吊るしました。
吉祥寺のドライフラワーの店先で見つけて、
イルミでキラキラさせるのもいいけれど、うちのお店は
こういう赤い実を飾ったりするのが相応しいんじゃないかとピンときて。

本を読むサンタさん人形は定番。うちの店のクリスマスのアイドルです。
あとは小さなガラス細工のツリーやトナカイを飾って。
そして肝心のミニツリーですが、灯りが去年まではチカチカしていたのに、
今年はただ点いてるだけ。おや?と思ったのですが、
時間が経つとちゃんと点滅してくれていた。
これは琵琶湖近くのパルコで買ったんだったよなー、
あの頃の私は夫ともまだ出会ってなかったし、
今の生活は想像つかなかった・・・
などしばし感慨深く浸っておりました。

飾り付けが終了したら、そのドライフラワーのお店の近くで見つけた
可愛らしいお店で買ったチーズケーキを堪能。私好みの美味しさで
コーヒーと合わせて至福の時間でした。
塩キャラメルのキャンディーや、カルビーの紫いもおさつスナックなど
マイブームのお菓子がとぎれることなく現れて、ちっともダイエットが
進んでいない(笑)

今月中旬を過ぎたら窓際はまたプレゼント用の本を並べます。
本を贈るってすごく素敵だと思うんだけどな〜
さてアドバントカレンダーの初めくり。
今年も良いクリスマスになりますように。


2007年11月27日 火曜日
お店の前の通りも紅葉が始まりました。
今こんなかんじです。


夕方の空がすごく良かったので写真に撮ったんですけど、
どうも暗くていまひとつ良くない。またうまく撮れたら貼ります。
3連休はまーるい満月が煌々と輝いていて見とれてしまいました。
今年の満月もあと一回か・・・

久々に以前よく来てくださってたカップルさんがご来店。
とても仲が良くて見ているとこちらも和む。
今年の2月にご来店された時に一緒に撮った写真を頂く。
2月といえば、結構身体がしんどい時期だった。
なのに、私結構健康そうで、ちゃんと笑えてる。
笑顔がひきつってない。
おそらくこのお二人が自然体にさせたからだとは
思うけれど、このお店で幸せそうな自分を見る事ができて、
今日は収穫だった。

12月に入ったら正式に発表しますが、
来年から営業時間と喫茶メニューのお値段の変更を
させていただきます。
現在11時〜21時営業ですが、1時間づつ短縮させていただく
予定で12時〜20時となります。お休みは変更なしです。
あと喫茶メニューを100円値上げさせていただく予定です。
こんなところにも余波が・・・と感想を持って当然だと思うのですが、
お客さんからの提案がいくつかあり、考えさせていただいた次第です。

12月頭には正式にお伝えできるよう、web上と店内にて
案内を表示いたします。
年末年始のお休みのお知らせも一緒にいたします。

今年は体調を崩し、開店以来の危機がありましたが、
なんとか乗り越えられた気がしています。
無理をせず、長くこのお店を続けていきたいので、
決断いたしました。
どうかご理解いただければ嬉しく思います。


2007年11月26日 月曜日
私を道端で見つけると「太宰さん!」っていつも声かけてくださる
お客さんが来店。結構大声で呼ばれるので、周りが一斉に振り向き、
正直恥ずかしかったりもするのですが、満面の笑みで手を振られるので、
悪い気はしない。

「ここいつも開いてないってみんな言ってるよ」と意外な一言。
うちの前の通りって、市役所や図書館が近所にあるだけあって、
早朝に人通りが多いみたいなんです。
おそらく図書館と同じ9時10時台に思ったよりも
覗いてくださるのかな?と予想しています。

「今日開いていたら窓から見えた文豪がなんとかっていう
本を代わりに買ってきてほしい」とお友達に頼まれた、とのことで
そのお客さんはやってきてくださったのだった。
その本は柴門ふみ「恋する文豪」でした。
この時は装丁が着物柄風な本を集めて窓に並べていたのですが、
模様替えをしてから「この前ここにあったあの本」というかんじで
問い合わせが多く、目立つ柄が通りを行く皆さんの目に留まった
のだと思うととても嬉しい。

「太宰さん!」のお客さんは、表情豊かで、声も大きく、
なんだか今も舞台稽古をしているような、とても軽やかな
ステップでこの小さなお店を行き来されて、
ついでに昭和の鼻歌も歌われて、
こちらもなんか楽しくなってきて、逆に私はお客で、
一人芝居の舞台を見ているような気になってきた。

良さそうな本を見つけては、「こんないい本があるなんて
すばらしいね、ここは!!」といったかんじ。ちょいオーバー。
ここ最近ヒマだったのが嘘のように店の空気が活気付く。
こんなに喜んでもらえて、良かったね、と本に言いたいくらい。

ちくま文庫の「絵本 たけくらべ」を見つけられ、
「これはすんごい掘り出し物だ!今日は出てきて良かったよ。
今日はいい日だ!」ととても喜んでお買い求めくださった。
たしかにそう言われてみたら、ものすんごい(笑)素敵な本に
思えて、「しまった、売れる前にもう一回読んどきゃ良かった」
と後悔したくらいです。

江戸川乱歩の推理文庫「陰獣」を見つけて
「これ、香山美子主演で映画化されてね、見にいったもんだ。
おっぱいがポロリと出ちゃってね」
なんてちょっとはっちゃけた発言もありましたが(笑)
おちゃめなおじさまでした。
「陰獣」といえば「INJU」としてフランスで映画化されるようで、
すごくタイムリーな話題だったんですね。
太宰や乱歩がフランスでどう受けるのか気になります。


2007年11月22日 木曜日
最近本による連鎖反応が次々起こっていて
嬉しい悲鳴です。

来店くださったお客さんがジルボーグの「医学的心理学史・
神谷美恵子訳」とフロムの「人生と愛」を購入され、
後日に、「フランクルの「夜と霧」が棚にありましたね。
未読でしたら是非読んでみてください、
この本にはどれだけ励まされ厳粛な思いを味わったか」
と教えてくださったのですが、
「人生と愛」と入れ替わるように、直後、
別のお客さんが「夜と霧」を購入されたのです。
なんだか不思議ですよね。
「夜と霧」ちゃんと読んでいなかった、
学生時代にざっと目を通したくらいなので、
次回入荷したらじっくりと向き合ってみようと思います。

「人生と愛」についても、「あること」と「もつこと」の意味に
ついて、また神谷美恵子についてのエピソードを教えてくださり、
ちょっと文学とは違ったジャンルの本も読んでみたいなと
思いはじめています。

「この本、ちょうど探していたのよ」と来店されたお客さんは、
窓ガラスにある白川静の甲骨文字についての本が目に留まったようで。
この本との縁の由来を話してくださった。
本を撫でながら「もう嬉しくて嬉しくて」と。
そんなに喜んでいただけたらこちらもやりがいを感じます。

そんな私も連休中に不思議な事が。
今読んでる本の作者さんを街で偶然お見かけしたのです。
そこはかとない色気、とはこの人のためにある言葉、
と一瞬思いました。
いやー、嬉しかったな。美しい風を受けたような気分で
帰り道を自転車で駆け抜けました。
このふわーっとした気持ちをお店に持ち帰ろう、
とひたすらにペダルを漕ぐ私は全く色気がなく呆れた。
化粧っけなどなくとも内面から溢れ出るような輝き、
身につけたいな〜。いつか。


2007年11月19日 月曜日
昨日一気に真冬になったくらい寒くてびっくり。
暑い暑いとつい最近まで言ってた私もさすがに
寝る時用のおこたを探したくらいです。

こんな時はあたたかいお風呂ですね。
入浴剤を探しにまたロフトに行こうかな〜2007年11月27日 火曜日 8:12:50 PM
石鹸も105円とかで無添加のものとかあるし。


今使ってる入浴剤はこれです↑
その名も蓼科で作ったバスソルト。「蓼科」の文字に思わず惹かれて、
少々お高めでしたけど石鹸を105円にした分、入浴剤は
ちょっと贅沢に、精神で購入しました。
バラの香りに包まれてなかなかいいですよ。

「石鹸はその日の気分によって使い分けてます」
というお客さんと会話してて、
いいな、よしマネしてみよう、とロフトで3個くらい安い石鹸を
買ってみたものの、アパートの風呂場は広くないので、
石鹸3個置くとせめぎあいになってしまった(笑)

明日から連休です。
お客さんに美味しい餃子のお店を聞いたので
食べにいこうかな
休み前くらいしか食べられないので。
そろそろ爽アイスはお預けして
温かいものを体内に吸収してみよう。
今年も風邪引かないぞー!


2007年11月116日 木曜日
最近、もしかして季節で一番好きなのは
秋かも、と思う。
ずっと冬一位だったのですが、逆転。
そんな事をふとお客さんに話すと、
お客さんは春が一番いいと言う。
歳をとると春がよくなってきますから、って。
そうなのかもしれないな。
まさに私にとって今は人生の秋を
ゆっくりと味わっている最中かもしれない。

おばあさんが外から均一本を手にお店のドアを開けられる。
「元禄快挙録」上下巻2冊を手に持って、
入店しただけでよろっとイスにもたれかかって。

お店にいたお客さんが
「その本は私らにはまだまだです。」と声をかけると
おばあさんは「これで当分楽しめます」とニッコリ。
ゆっくりゆっくりと帰られる後姿を見送りながら
本はすごいなーとつくづく感じました。
長い間売れずに残っていた本だけど、
いい場所に旅立っていけて良かった。

そういえば東京に来て初めて神田の古書祭りに行かなかった。
水曜日もかぶってたのに。
今度近場で古書市あったら行ってみよう。
本を見ながら生き生きとしたたくさんの人の表情が見たい気分。


2007年11月11日 日曜日
11月になりました。
近所のお店のいくつかはきれいなクリスマスの装飾を
施されていてとてもいいかんじなのですが、
うちのお店はもう少し枯葉が似合う店先に
していようと思います。

このお店は秋が一番似合う気がする、
そう言ってくださるお客さんが多いですし、
私もそう思うのです。

やはり更年期?のせいか
なんだかカラダがほてっているというか、
全然まだ寒さを感じないのです。
アイスばかり食べてます。
自宅の冷凍庫には「爽」の温州みかんヨーグルトが、
10個くらい入ってます。
近所のサミットで88円で売っているのです!
カゴにいっぱい「爽」を詰めた私を目撃しても
あかかたく見守ってくださいね。

勿論、今日はポッキー・プリッツの日ですから
ポッキーを食べますとも。
ダイエットはどうなった?
ゲンはかつがないと(言い訳その1)

そういえば先日、久しぶりに髪を切りました。
肩までのボブです。
お団子に飽きたので。
雨の日は天パだからめちゃめちゃ広がるんですけど、
久々ゴムでアップにしない感覚を楽しんでいます。

カットに行った帰り、駅前図書館へ足を伸ばしたら
さくらのみち」のお店の灯りに誘われて、
とーってもお久しぶりに店主さんにお会いしました。
柔らかい空間って、広さは関係ないよなーって
思わせてくれる場所に来ると、原点を思い出せるというか、
ここにこういう可愛らしいお店があって、
変わらぬ店主さんの笑顔が迎えてくれて、
自然とホッとするんですよね。
自分がお客さん側になるとわかる事いっぱいある。
私もお店頑張ろうーって思えるんですよね。
また美味しいタルト食べに行こうっと。

そらあるき6号入荷しました。
入荷した翌日に、この小冊子のファンのお客さんが
3ケ月ぶりくらいに来店され、まさにナイスタイミングでした。
「冬の金沢にも行きたいねー」なんて話しながら。
いつになったら行けるのやら。

雨が多い今日この頃、風邪引かないようにしないと。
良い11月になるように。


2007年10月30日 火曜日
27日の読書会、無事に終了しました。
ものすごい雨風で一時はどうしようかと思ったのですが、
遠方からもう出発してくださってる方もいらっしゃる事も考えて
決行しました。
皆さんお足元の悪い中来ていただいて感謝します。
斜陽は思い入れのある分、うまく分析できなかった上、
毎度の事ながら清書間に合わずきったない字でレジュメを
配布してしまった・・・反省点が多いです。

でもやっぱり楽しい時間でした。
外は嵐なのに、この小さな空間で斜陽について語るひととき、
昭和23年頃に思いを馳せ、
「あの時代にリーゼントが流行?」と不思議な発見があったり、
ごはんに鮭缶?とその組み合わせを考察したり、
離婚率は明治時代に30%もあったって?と発見したり、
作品から広がる愉しみも読書会の醍醐味。

当時のベストセラー第一位は尾崎秀実の「愛情は降る星のごとく」
二位が「斜陽」(一位二位入れ替えのデータも有)
でも「斜陽」の方が圧倒的に後世に残っていますね、

一応私は、なぜ愛人の子を生む話なのに、当時のベストセラー
になるまで受け入れられたのか、という点の追求がテーマでレジュメに
したのです。文学かモラルか、と当時話題になったのなら
反対派の声も拾いたかったのですが、そこまで資料を集める
事は今回できませんでした。
あの激しい時代、混沌とした、従来の道徳より
求められていたものとうまくマッチしたからヒットした?
勿論、女語りをさせたら抜群の太宰の文章のうまさが
斜陽の一番の魅力なのだけど。
しかし今回もまた見事なパクリ方なのですが(笑)

しかし最後の最後に、参加者さんの発言
かず子の独白で
「昨日は何も無かった
一昨年は何も無かった
その前のとしも、何も無かった」
という面白い詩の引用があるんだけど、
敗戦によって価値観が180度変わったなど太宰は思ってなかった。
何も変わってはいないのだ、
主義や思想や信条など信じていないのでは?

という一言で、全部もっていかれた感が(笑)
私が苦し紛れにでっちあげたレジュメで、
「あの時代だから」「激動の時だったから」と繰り返す姿より
よっぽど落ち着いたたしかなてごたえを感じた瞬間でした。

太宰の心の眼にもっと興味が沸いてきた。
戦争中も果敢に作品を生み出していた太宰、
もっと調べてみたい事、読んでみたいものが増えてきた。
読書会をしたこの直後の気持ちを、ちゃんとキープできるように
しなくちゃ。いつもすぐモードが日常に入ると忘れちゃうから。
今回こそ、レポ早めに書きますからね。

堅い話題ばかりではなく、
かず子の恋の視点や、キスだけで6年もひっぱるから
愛が膨らむんだよ!とか(笑)
直治の遺書は太宰の美知子夫人への
愛情を感じる、とかその裏にはリアルな妊娠の事もあってだろうな、
とか
「斜陽」は現実と小説がリンクしてどんどん広がった作品だから、
常に小説とリアルのタイムテーブルとにらめっこしながらの読書会でした。

は、すごく長くなってしまった。色々書いてうるうちに
思い出してきたのですが、近日中にレポにまとめますね。
さて、次回は来年、冬の読書会ですが、
我こそはこの作品をしたい!レジュメつくるから!発表するから!
という方がいらっしゃったら早めに申し出てくださいね。
できれば冬を感じる作品だと雰囲気が出るのですが、
無理には言いません。

今回、「斜陽」は秋の描写がとっても多かったんですね。
読み返して気が付きました。選んでくださった方に感謝です。
そしてものすごくたくさんの植物が登場してました。
若い頃読んだ時はあまり気に留めなかった事が、
歳をとるとひっかかる。
またいつかの秋に、じっくり読み直そう。

ではまた。読書の秋本番、よき本との出会いをどうぞ。


2007年10月23日 火曜日
月曜の夜、残念ながら流星は確認できませんでした。
でもじっと空を見て何かを待つ、というのは
それだけでとってもドラマチックな事なので十分でした。

そして今日も十三夜、イベント目白押しですね。
やっぱり買ってしまった、月見団子。158円のやつ。
ダイエットはどうなった?いや、お月見は別格でしょう。
日本の四季を感じる行事はスルーできませんね。
お月様の中にうさぎがいるかも?なんて考えるのは
日本人だけなのでしょうか?

うさぎとも月見団子とも全然違うけど、ジュゴンのかたちをしたパンを
井の頭公園に近いパン屋さんで見つけて思わず
買っちゃいました。すっごいキュート↓


うさぎにちょっと似てるので思い出しました。


最近、「前から気になってたんですけど、今日やっと来てみました」
というお客さんのご来店がよくある。
昨夜来店された方は太宰の最高峰は「親友交歓」だと思うんです、
と少し珍しい作品を挙げられた。
最後の一行にうちのめされたんです、と。
なんだか気になって今日読み返してみたんです。
たしかに面白い。最後の方、ちょっと吹き出してしまった。
朗読作品に選ばれることはあまりなさそうだけど、
これ男性の声で聞いてみたいと思った。

そんなかんじな今日この頃、秋の気持ちよい空気の中でも、
うちの店は正直不調。
こういう時って、通り行く人にも
「儲かりそうのない店だなー、大丈夫かなー」って
思われているような気がする事もある。(はいはい、
被害妄想は一種のダザイズム?)

でも今日お店の棚から「親友交歓」はどの文庫に入ってるっかな〜♪
と探して、「みっけ♪」とすぐ奥の席に
「ヴィヨンの妻」の文庫を抱えて座り込んで、
お茶いれよっ!っとゆっくりと湯気がたつのを待ち、
静かに読みふけることができた時間は幸せだった。
忙しい時ではなかなかできない光景。
もし自分がお酒が好きだったら、きっと飲みながら読みたく
なるんだろうなー、って気がした。
で、呂律の少しまわらなくなった自分の声で読むのも
いいかもしれないなー、なんて思いました。

ではそろそろ斜陽週間のモードに入ります。
いやー、手ごわい。でも楽しく浸ろう。



2007年10月21日 日曜日
秋ですねー。秋といえば空。
最近、毎日空を見るのが楽しみです。
本日22時頃がオリオン座流星群が見れるかも、という事ですが
東京の空じゃ無理かな?

今朝5時頃、秋のひとつぼし、ファーレンファウトがきれいに
輝いていました。普通南の空に浮かぶらしいですけど、
私が見たのは東の方に出てた。なので自信はないけれど、
澄み切った淡いブルーにひとつだけ、ちいさく光ってたから
間違いないと思います。

昨日の朝の空はなんか、秋代表!的な雲の広がり方で、
うろこ雲とか飛行機雲とか勢ぞろいなかんじで素晴らしかった。
こんな日に公園に行ってのんびり雲の動きを見たいなー
って思ってました。
火曜日に深大寺方面の公園に行ったんですけど、
雨がポツポツ降ってきて、少々の雨なら傘はささない方だけど
ちょっと残念だった。
自由に出向ける日に当たり!ってかんじの秋空だといいのに。


写真は昨日の夕方の空です。この時期の夕暮れも、当たり!な日は
空を真っ赤に、あるいは淡いピンクに染めますよね。

今年の夏、暑い暑い夏に何度か本を買いに来てくださっていた
お客さんが、赤ちゃんを抱いてご来店。
「お生まれになったのですね!おめでとうございます」と
抱かれた赤ちゃんの顔をのぞきこんでみる、
こんな生まれて間もない赤ちゃんを見たのは久しぶり。
すごい感動でした。
季節は巡り、確実に時は流れてる事を実感するのは、
知っている方のお子さんを見た時ですね。
すくすくと育ちますように、また
この店でお母さんと一緒にたくさん本を見てほしいな。

三鷹に長く在住されているお客さんから、
太宰が入水した時の事をお聞きした。
すごかったのよーって。
玉川上水に捜索のためのボートが浮かんでいた事も
憶えている、と。その事件の後に三鷹事件も起きて、
三鷹駅は当時大変だったのよ、と。
今は太宰サロンの計画があったりするけど、それは時が流れたから。
やはり愛人と心中、それも玉川上水で、という事で、悪く言う人が
まだまだ昔は多かった、とも。
でもそんなお客さんも、今では太宰がお好きらしく、
陸橋を散歩する度に思いを馳せているのだとか。

「今の駅前のコラルがあったところに冨栄さんのいた美容室が
あったのよ。冨栄さんの事が知りたいから、今度本入れておいてね」
たまたま今は1冊も在庫がなかったのです。
読書週間ももうすぐ、求められる本を補充したいな〜

一応22時頃、空を見上げてみよーっと。
流れ星、カモーーーーン!かかってきなさい!?


2007年10月2日 火曜日
秋の読書会のお知らせを、アップしました。
詳しくはイベントページをご覧ください。
読書会についてよく、「レジュメとか用意できないし」
「太宰作品についてそんなに研究できてないし」という
声が毎回寄せられますが、ご想像よりもっと、ゆるいかんじというか、
あくまで作品が下地なんですけど、自分自身の普段考えている事
何気ない事が、重要なキーワードとなって、作品解明の
新たな糸口となって広がっていくような事が多いです。

斜陽を読んだことのある方、また27日までに読んでみようかな、
という方は、スケジュールが合えば良かったらご参加くださいね。
毎回、今回がお初、という方はいらっしゃいますし、
年4回の読書会の中でも、秋は「読書の秋」で、
親しみやすさは一番あるかもしれないし。
ってレポ書けば様子がもっとわかるんですよね。
頑張ります・・・反省。

太宰がお好きで、私が弱っていた時に励ましのお言葉を
くださったお客さんが、久々にご来店。
可愛らしい花束を持ってきてくださって、
秋風のファッションが軽やかだった。
「気分転換の方法は?」と質問を受け、
私の場合は、散歩です、と答えた。
街を歩いているだけで、私なんか幸せな気分になれる。
特にこれからは歩くのが気持ちよい季節ですよね。

あとやはり秋だから、服を1着買うとすごくスキッとする。
これも気分転換。
年に2回、バーゲンしか服を買わない、とは以前にも
日記で宣言したと思うんですけど、
この夏は、信州旅行に行く分、服は我慢したんです。
その反動もあってか、なんか新しいワードローブが欲しい。
シンプルな真っ白なシャツが欲しい!と思いついたんです。

私って、こういう時、頭の中がその事でいっぱいになっちゃう
タイプ。なんとか安くて着心地よく、かつデザインも自分に似合う
白シャツはないだろうかと、先日無印良品へお出かけしました。
無印ってこんなに素敵だったんですね。
まるで遊園地みたいです。
白・生成り・ラベンダー色、に絞ってシャツを物色しました。
もう、なんか見てるだけですごい気持ちいいんですよね。
鏡の前で身に当てているだけで、着心地の良さが伝わってくる。
コットンやリネンって大好き。あー、タオル買って帰ったら顔を
埋めようかな・・・
など考えて狙いを定めて、帰りました。

は?なぜ買ってないの?と疑問に思われましたか?
気に入った商品名とサイズを暗記して、
帰ったらPCに向かう。
そうです。オークションでより安く買うのです!
貧乏ライフを楽しむ術です。
USEDでもいいんですけど、新品タグ付きで安く出る事も
あるんですよね。
そんなかんじで300円のシャツをgetしたり、400円のボレロを
見たりして楽しんでます。
白いシャツを着て街を散歩したら気持ちよさそう。

安いといえばユニクロも好きですよ。
中谷美紀さんのCM見ると黒もいーなーって思う。
秋深まるまでは、白い服を着たおしてみるとしよっか、
と考えております。

今日のお客さんの秋色、ってかんじの草色のショールも
素敵だった。ショールはいくつかあるので、今年は使いまわそう。
白いシャツに合わせると可愛いかも”
秋になるとやっぱりファッションに目がいったりしますね。
通り行く人々の洋服も、秋めいてきている。
やっぱり大きな窓はいーなー、と思うのです。
季節感を感じる第一歩は、いつもこのお店の大きな窓。
お客さんは、借景って表現してくださった。うん、そのとおりです。

ここのところ立ち読みもしていない女性誌をめくりたい。
本屋と図書館に行こう。
あ、栗きんとんも出てるかチェックしに行こーっと。
秋は結構忙しい。毎日空の色違うから楽しい。
夜は虫の声に包まれて眠るのがいい。


2007年10月1日 月曜日
10月になりました。
雨の朝です。ぐっと冷え込みます。
先週と服装のスタイルが、私も、道行く人も変わった。秋冬ものに。
今年もあと三ヶ月なんて・・・
でも大好きなクリマススとお正月がやってくる。
それだけで胸弾んでくる。
書物の世界の本番を迎えるのだから、
気合も入れないと。

土曜日のラジオ、聴けました。
なんだかとても素敵なお店のように紹介してくださったので、
実際足を運んでくださった方に、想像してた方が良かった、
と思われないようにしなくちゃな、と思うくらい。
BGMをバックに、「フォスフォレッセンス」という言葉が
東京FMの電波に乗って流れた、というのはとても嬉しい。
早起きでラジオを耳にした方に、なにか余韻が残れば
尚嬉しい。
例えお店に来ることがなくとも。
お店のことをのぞいても、この不思議な言葉が好きだから。

ラジオ、いいですね。最近とんと聞かなかったけど、
ちょっとまた聞いてみようか
秋だし。


2007年9月25日 火曜日
中秋の名月ですね。
早朝は大雨だったのに、かんかんでりになった今日の三鷹。
見事にきれいな満月が浮かんでましたよ。
勿論、月見団子を用意していたので、食べました。
4つ入りを、全部ひとりで食べてしまいました。
昨日太った宣言したとこなのに!
ま、月見団子は今日この日この夜の満月を見ながら食べる、
が正しい道だと思って(と言い訳その1)

今日は私のしゃべりを聞いて、「もしかして関西の方ですか?」
とおっしゃるお客さんがいらっしゃって、
「はい、守口出身です」と答えると
「まあ!私、枚方出身なんです」と。
松下電器がどうこう、枚方パークがどうこう、と
しばし京阪沿線ローカル話になりました。

その方はなんというか、リアクションがとってもユーモアに溢れていて、
「もしや芸人さん関係かな?」ってくらい、話し方からなにやら
おかしみがあったんです。
そしたら「関西出身ってのもあって、よく芸人さん?と言われる」
ですって。いやー、ほんと楽しかった。
少しの時間だったのですが、なんか元気になりましたもん。
お客さんも、同じ沿線の出身者とふと出会われたことを
嬉しく感じていただいているらしく、「うれしいわあ」を
連発してくださって。嬉しい時は嬉しいと伝える事って
いいですね。なんか店内がふわふわしてくらいだった。
全国アホ・バカ分析の本を買っていかれました。
その素敵なリアクションで、面白おかしく読んでいただけたら
本も喜ぶでしょう。

井伏鱒二とお父様がお知り合い、というお客さんも、
「いいですね」を連発してくださった。
古い時計のいいお店を教えてくださった。
うちの時計は、文字盤が紙で出来ているんですよ、って。
見たことないな。街の文学館とかにあるかな。

今日はいまひとつヒマでしたけど、このちょっと変わった小さなお店を、
いい!と褒めてくれる人が連続で現れてとてもいい日だった。
こんな日々が続くように、とお月様に祈ってしめくくろう。
「それにはちゃんと努力しいや」と返事が返ってきそうな勢いの、
すごい久々にくっきりきれいな満月ですよ。

読書会の詳細、今日アップしようと思ってたんですけど、
次回更新時にします。
10/27(土)19時スタート、テーマは「斜陽」です。
参加希望の方はお知らせくださいね。


2007年9月24日 月曜日
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
私、ぽっちゃりと太りました。
今までの人生で一番太いかも。
しかも5月頃はめちゃめちゃ痩せていたんです。
久々にお会いする人は皆「げっそりしてどうしての?」と
口にするほどでした。
それが短期間で太ってしまいました。

秋だからチョコレートの新製品の食べすぎ?
たしかにアルフォートの塩キャラメルやストロベリーチョコ
のバナナ編とか小枝チョコレートとか試してみたけど、
最近はマ・プリエールのチョコが好きで、なるべく普段は
市販のお菓子を食べないようにしている。

それは「私の願い」という意味のあるケーキショップで、
ショコラティエともいえるのかな
新宿とか銀座にあるお店だと高価な印象がありますけど、
ここはいろんな名前のついたチョコレートが、
一包み200円台でショーケースに並んでいるんです。
それなら私も買える。とっても美味しいし。
それを買って、大切に大切に、
丁寧すぎるくらいなテンションで食べるのが好き。
ちゃんとお茶を淹れて、一粒のチョコのために
贅沢な時間を創るんです。
トイレとか、お風呂とか、どこか掃除をした後、
ご褒美にその時間を過ごす、というのが今のマイブームかな。

勿論ケーキもとっても美味しいお店ですよ。
三鷹の北口もスイーツが充実してますね。
吉祥寺、三鷹、と散歩する時は誘惑が多くて大変。
こないだも、食事した後なのに、たかねのたいやきの
前を通ったら並んでなかったので、これはチャンスと思って
たいやきを買ったし。井の頭公園まで行って、ベンチで食べました。
食べる分すごく歩くからカロリー消費してる、と思うのは甘いかな。
MINISTOPのアイスも美味しいし。近所になくて良かった。
あったら通ってる。と食べ物話全開ですがこれにて。
そりゃ太るわけだな・・・


2007年9月23日 日曜日
ラジオの日付間違いの件、申し訳なかったです。
私も聴いていたら「ナックファーイブ♪」と
流れてきて「あちゃ、チューニング間違ってる!」
聞き逃した!
と思っていたので結果的にはラッキーでしたけど。
最近ラジオを聴く機会がめっきり減っていたので、
土曜の朝にFMを流す、というのは新鮮でした。

聴こうとしてセッティングしてから聴く曲もいいけど、
ふと懐かしい曲が流れてくるというのも実にいい。
いまだに音楽番組が大好きなのに、
帰宅時間には大抵そういう番組は終わっているのが
ちょっと悲しいかな。ま、ちょっとなので別にいいんですけどね。

ipodは勿論、MIDIも使いこなせないアナログ人間なので、
外で音楽聴くのは未だにウォークマン。
今は原田真二の「doing wonder」のCDが入ってる。

生まれて初めて男性の歌手のファンになったのは、
原田真二さんだった。
当時盛んだった音楽番組で
生バンドを率いて演奏する事の下地を
作った人たちのひとりだと思う。

初めて音楽に興味を持って、何度もラジオから録音した
「キャンディ」や「シャドーボクサー」を聴いていた。
小学6年の日曜日は、朝9時には起きて、
歌謡ベストテン系のラジオを聴き、飽きもせずに
また別のベストテン系の番組を綱渡りしてた。
テープに録音するにはイントロとかDJの声がかぶってる
けど、それもまた味。
眠っているカセットテープをランダムに聴いてみるのも
いいかも。昔の曲をふと耳にすると、懐かしい匂いも
脳内にワーッと広がるから不思議。
これは音楽独特の現象で、読書にはない事。
と、秋の夜はそんな事を思いつく。

中学になるとサザンのファンになって、真二さんの音楽から
自然に離れていったけど、バイオグラフォーとか見ると30年間
コンスタントにずっとアルバム出されていて、音楽一筋で
やってこられてたんだな、と思うとまた聴きたくなったんです。

私が中学、高校、大人になって、ディスコで踊っていたり、
洋楽大好きだった時期も、ずっと音楽を地道に創られてたんだ、
と思うとその間の時間を取り戻すかのように、アルバムを探した。
中古品しか買えなくて申し訳ないけど。

他にも好きだった歌手、番組、ドラマ、本、
いろいろありすぎて、でもそれらをすべて紐解く時間はないし、
今やるべき事から片付ける、という事をしなさすぎる自分がいる。
掃除しても出てきた雑誌を結局読んでもう夕方、みたいなかんじ。
最近ずっとそんな時間をグルグルしてるような錯覚に陥る。
打破せねば。勇気を持って。
好きなことやものが多すぎて困る、というのはわかるなー。
長所でも短所でもある。
引き出しが多くても乱雑じゃ意味ないからな。
昔から整理整頓が苦手な私の克服すべきところだな。
努力してみよう。みたい。みれば。みる、みれ・・・?


2007年9月21日
明日22日の朝8時、
東京FMの「Lovin’Drive」というコーナーで、
フォスフォレッセンスが紹介されるようです。
良かったら聴いてみてくださいね。


29日の間違いでした!
申し訳ありません
ひとまず訂正にて。


2007年9月9日日 曜日
今朝の朝日新聞で知ったのですが、伊勢元酒店跡に
太宰治文学サロンが開設するらしいです。来年2月の予定。
再来年の生誕100年に向けての記念事業のひとつとのこと。
これは期待大ですね。
実際に太宰が足を運んだ場所が次々なくなっている中、
跡地に新しい場所が生まれる。
市が動くのですから、貴重な資料なども見ることができるように
なるのではないかな?
太宰治プロジェクトというのがあるのは知っていたけど、
文学サロンの事はこの新聞記事で初めて知りました。
ファン交流・散策拠点に、ということなので
生誕100年に向けて、盛り上がるといいですね。
上連雀のうちのお店も頑張らなくちゃです。気合が入ります。

例のフランスの監督が太宰治ドキュメント映画制作、の件ですが
映画の実現が確実となった、とメールをいただきました。
こちらも楽しみです。まだこちらでの撮影の予定があるので、
先の話ですが、再来年くらいには完成するのかな?

今日は大学で勤務している、という方が来店され、
学生さんで太宰を研究する人がやはり多い、と言われてました。
あとは谷崎も人気らしいです。

昔、偽学生マニュアル、みたいな本が流行って、いろんな大学の
講義にもぐりで紛れこむ、みたいな内容だった記憶があるのですが、
近代文学のゼミ体験してみたい。
キャンパス周辺のお店って学生さんがいるから、
うちみたいに基本的にヒマな店は皆無なのだろうか?
そのへんのもちょっとレポしに学生街へ出かけたい気分。

この夏が終わり、風が生暖かい時期って、
妙にノスタルジィに浸りやすい。そのうち金木犀の香りとか
してくるともう・・・ね。まあそれが秋というものか。
とりあえずチョコの新製品を買おう。


2007年9月8日 土曜日
ポストに太宰関連の資料をよく送ってくださる方からのお葉書が。
10月13日鎌倉商工会議所ホールで、太田治子さんの講演会が
あるそうで、お知らせいただいた。いつも感謝です。
テーマは「太宰治の愛」とある。 これはかなり貴重ですね。
聞きにいける方は、行かれてみればどうでしょうか。
お問い合わせ(カルチャー鎌倉 0467-40-3316)

たくさんの方から頂いた太宰関連の資料、今は棚にランダムに置いて
あるだけだけど、なんとか見やすいように工夫していく必要があるかも。
今日は「この資料、面白いですね」とお客さんが言ってくださった。
かなりじっくり色々と見られていた。
でも逆に、資料を見たいのに、中央の席に座れなかったから
見れなかった、というお客さんもたくさんいらっしゃったと思う。
狭い店内ではいろんな制限があって、このあたりは難しい。

最近いただいたものは、
マンスリー「とーぶ」という東武鉄道の広報誌。
太宰治と船橋が特集になっていたので、お客さんが送ってくださった。
こういうものは、売ってないものなので、ひじょうにありがたい。
これを読んだら、船橋に行きたくなった。

「太宰治の夾竹桃」を目の前にものおもいに耽りたい。
エッセイ「十五年間」では、上京以来25回もの転居を繰り返したなかでも
最も愛着が深かったのは、船橋だと記している。
「たのむ!もう一晩この家に寝かせてください」というのがなんとも・・・
船橋って遠いようでそんなに遠くない場所、あまり天気の良くないどんよりした日に
突然思い立ってでかけてみたい。

朝日新聞の「東京シルエット」が三鷹の陸橋だった時、
お客さんがその切抜きを持ってきてくださった。
実はその絵・文の作家さんが桜桃忌前に来店されて、
「私は太宰を感じる場所は陸橋です」なんてお話してたんです。
新聞をめくりながらいつ出るのかな?と思っていたので、
掲載された時はおおー!と感動が大きかった。
勿論切り抜いてあったけど、わざわざ持ってきてくださった
お客さん持参の方を棚に貼っている。

そうそう、無料の情報冊子といえば今出ている武蔵野の
地域文化情報誌「くろすとーく」に、私が登場してます。
今朝郵便局に行ったら、たくさん置いてあった。
地域の情報誌はかなり好きで、旅先ご近所問わず、よく読んでます。
今日、もしかしたらこれを読んで来てくださったのかな?という
おじいちゃんがいらっしゃった。
パスタを注文され、「おはしがいい」とのことでおはしを用意。
食後のコーヒーの後、「ようじあるかな?」と言われたのですが、
さすがになかった。ごめんなさい。
幅広い年代の方に、ちょっとでもお店の事を知ってもらえたら、嬉しいな。


2007年9月2日 日曜日
9月になりましたね。
一気に涼しくなりました。
夜、虫の声に耳を澄ましながら過ごすひと時がとても気持ちいい。
今日の夕方、お店で普段聞き慣れない虫?鳥?の鳴き声を耳にしました。
森林の中でよく聞くやつ、ぴこぴこぴこーみたいなかんじの音。
あれがひぐらしなのかな? 無知なのでよくわからないけれど。
蝉の鳴き声に混じって目立ってた。
一瞬、森の中のカフェみたいな気分を味わえた。

最近、テレビの旅番組に「信州」の文字をみつけては録画までしている
自分に驚いている。つい先日、上高地をやっていて、
ほんの一瞬だけ穂高連峰が映った。
その一瞬だけで恋に落ちそうに(笑)

やっぱかっこいいわ。シャープなラインはしびれますね。
ちょっと眩しすぎて直視できない。一瞬、くらいでちょうどいい。
そんなかんじで、41歳の秋を迎えるわけですが・・・

いやー、今年は甘いかんじの要素がゼロですからね。
例年、秋は○○の季節で・・・とか浸りまくっていた記憶があるのですが、
とにかく今年は試練の年。
自分の中のロマンチックさなんてどんどんしおれていってる。
ひとり旅に出かけても、イケてるメンズなんて全く目に入らず、
どこを歩いても、視界にある限り山の尾根を見上げてうっとり
していた、と思う。

そんな山ボケなここんとこにナイスタイミングで目の前に現れたくれた秋、
この秋に感謝ですよ。
すっかり太宰さんがお休みになってた感があるのですが、
そろそろ本読めよ、秋の読書会も準備だよ、と
紅葉トレッキングなど行くお金も時間もない私を
うまい具合にシフトしてくれそうです。

山雑誌で迫力アル山肌を写真で見ながら行った気になってよう
と思います。こーゆーのは得意だから(笑)
ということで、読書の季節到来。皆さん、本はいかがでしょうか。

ふと富士日記の事を思い出した。
富士山麓の山荘での日々を綴りながら、
見えている山の風景は毎日違う、日々新しい、というような
事が書かれていた記憶がある。
なんだか本をもっとたくさん読みたい気分になった。
実はこのところの読書は健康本がメインだったので、
ドアが開けた気分。
今世に残された文章をもっと読みたい。知りたい。
簡単なことを忘れていた気分。

今年もあと四ヶ月、調子よく駆け抜けることができる事を願います。

お詫び
8月9日の日記に訂正があります。「ベネベッタ」と書いてしまって
ましたが「ベネデッタ」が正しいです。お店の名前を間違えるなんて
大変失礼いたしました。
店主さん手作りのごまのクッキーをいただきました。美味しかった!
こちらが間違えたのにお気遣いいただき恐縮です。
私はこういうつめの甘さがダメですねー反省。
ま、ドンマイでいっとこ。


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