2008年2月22日 金曜日
猫の日なので猫本をいくつか窓辺に並べてみました。
ねこ鍋の本を指差して見ていく人が多い。ふにゃっとした笑顔をしてくださる事も。
春の予感に溢れるおだやかな風、今日はなんかいい事ありそう!と
その予感的中。一番のお客さんは赤ちゃん連れの先日ふと久しぶりに訪れてくださった方。
「今は本を読む時間がなかなかないけれど、こうして本に囲まれているだけでなんか幸せ」
なんて嬉しい事を言ってくださる。

パスタを食べられている間、「ちょっと抱っこさせていただいていいですか?」と赤ちゃんを抱っこ。
赤ちゃんってなんであんなにいい匂いなんでしょう?
例えるならやはりミルクの匂い?そんな匂いに包まれていると、逆に私が赤ちゃんに抱かれてるみたい。
お店の雰囲気に慣れた?頃には笑顔も浮かべてくれて。
生まれたての赤ちゃんの笑顔を「新生児スマイル」というそうで、何もわからないけれど、
笑うことによって自分を見てくれることへの本能的な行動らしいです。
そんな赤ちゃんの笑顔でお店が程よくあったまったおかげで、結構お客さんが続々と足を運んでくださった日でした。
朝日新聞で今、没後60年に向けての太宰関連の連載記事が掲載されている事も影響していると思います。

その記事におそらく来週載る予定の、太宰作品朗読のホープ、原きよさんも来店いただき、
他にお客さんがいらっしゃらなかった間、「朝」の朗読を聞かせていただきました。
すごく良かった。自分で活字で読んでいた「朝」のイメージに色がついたかんじ。
実は今度の読書会のテーマの候補にも上げていた作品です。三鷹が舞台だから。
この作品の男性の心情を、あえて女性である原さんが読む、というのも成功している気がしました。
お店のコーナーにもチラシをおきましたが、
3月7日(金) 午後6時〜お食事、午後7時〜朗読、8時終了予定 2500円(お食事付)要予約
モダンタイムスにて「燈篭」「おしゃれ童子」他、の朗読をされるとのこと、
興味のある方はチラシをどうぞ。またはモダンタイムスに直接お問い合わせください(0422-47-0969)
原さんのお話によると、ここでチラシを見て前回参加してくださったご夫婦がいらっしゃったとのこと、
何かきっかけとしてお役に立てたかもしれないと思うと嬉しいです。

「3年程前に一度来たのだけど、まだ頑張っていて嬉しいわ、時々バスから眺めてはいたけれど・・・」
と女性のお客さんが満面の笑みでご来店。
ああ、なんとなく憶えているな・・・と思いながらコーヒーを淹れる。
「失礼だけど、あなた、前に居た人と同じ人?」と聞かれて「はい」と答えると、
「あらー、若返っちゃってどうなさったの?」と意外なお言葉が返ってきました。
もう嬉しくって、その夜ダンナに開口一番に話したんですけど、
「お世辞やな」の厳しい一言でした(笑)
もしお世辞じゃないとすれば、赤ちゃんスマイルマジックと、春の訪れで気分が高揚してたからかな?

話戻ってそのお客さんがお帰りになられ、外のガラス窓からもう一度笑顔で会釈された瞬間、
3年程前のそのお客さんの表情がフラッシュバックしました。そう、ハッキリ思い出しました。
切花を飾ってくださったお客さん。当時も同じように外のガラスからその花の造作をチェックされたそのまなざし。
今頃思い出すなんてちょっと遅かった・・・でもまた来てくださると良いな。

ここのお店のことは近所にいながらよく知らなかったけれど、今太宰治ボランティアの講座に通って
いたら、なんでこのお店のこと知らないの?と言われて慌てて来てみた、というお客さんも来店。
太宰の文庫を購入されて、「改めて今後ともよろしくお願いします」と深々とお互いに頭を下げる。

完璧な一日だったな〜といい気分でお店を閉めると最後にもうひとつおまけに良い事が。
永谷園のお茶漬けパックを買うと玉木宏のおしゃべり目覚まし時計が当たる!という企画があって、
ダンナに「協力して!」と言ってみたものの、気のない返事だったのですが、
さりげなくキッチンのところにそのお茶漬けのパックが置いてありました。
問うてみると「まあ、お茶漬け好きやし」って。ラッキー♪&ありがとうです。
さっそく応募ハガキを出します。当たるといいな〜。玉木さんの声で目覚めてみたい〜

PCは相変わらずで今日も3回突然プチッ・・・と切れました。頑張れ〜!壊れるな〜!


2008年2月18日 月曜日
相変わらずPCの調子が悪く、かといって故障ではないので
蛇の生殺し状態。
先日も何行か日記を書きしたためたものの、一瞬にして真っ暗けになり、
かなーり落ち込みました。今もひやひやしながら3行書いては上書き保存、状態。
ますたーが使ってる時はすごく機嫌がいいのに。
そんな状態ですが、なんとか頂いたメールはキャッチできていますので。
返信が遅れた場合は、調子が悪いのだなと思っていただければ。
今のところ、受信したメールを開いた日にはお返事できているのですが、
遅れても必ず返信いたしますのでよろしくお願いします。

ちょっと前までは5時の鐘が鳴る頃には真っ暗だったのに、
今はお店の前の道路を隔ててある校舎がピンク色に染まる時刻です。
春はこうして足音も立てずにやってきているのだな、と思うと嬉しくなりますね。
ちょっと鼻がムズムズした時も「あ、花粉?」と実感するんですけどね。

先週の水曜日に電車に乗った時に、窓から一面夕陽がきれいで、
これぞ武蔵野の夕陽!と夢中で見ていました。
富士山のシルエットを探していた時、前の席のおばさま方が、
「今日は春の匂いがしたわよね」という会話をされていて、
その付近ではそのおばさま方だけがおしゃべりしていたのですが、
黙って座っている人たちも心の中で「うんうん、今日はちょっと春を感じたね」って
つぶやいているような気がしました。
思えばこういう言葉って、ある程度人生に年輪を重ねている人が口にする方がしっくりくる。
本来電車の中って私はすごく好きだった、いろんなドラマが詰まっていることを思い出せたかんじ。
いろんな人々をゆっくりと観察できるのって電車とか通りが見えるカフェとかですもんね。

似たような話で、昨日お客さんとラーメンの話をしている時に、
吉祥寺に洗面器のような大きな器でラーメンを出すお店があって、
さすがにそれは頼まなかったのだけど、部活帰りの高校生が何人かお店に入ってきて
近くの席に座った、その高校生たちの前にその洗面器のようなラーメンが置かれると、
満面の嬉しそうな笑みでその洗面器(ラーメン)を受け取った、
その光景が微笑ましかった、
その情景を話してくださった時、目に浮かぶようでした。いーなー、ひとつの詩みたい。

あと「1億4千万円の恋」というブログを元にした小説を最近読まれたそうで、
その本の話を聞いていたらすごく読みたくなってきた。
あるホストに恋した女性が1億4千万円を貢ぐ、というストーリーらしいのですが、
お客さんの説明がとっても巧いんですよ。私ケータイ小説とかブログ小説とか一切読んだことないんですけど、
初挑戦してみたくなりました。

今週は久しぶりに来店くださったお客さんが多くて、嬉しい。
みなさんお元気そうだし、何か変化があったりするお話をお聞きするのは楽しい。
今日も先日の日本アカデミー賞の話題で盛り上がったり。女優さんのファッションを中心に
毎年楽しみに見ているので。

あ、そうだ。電車に乗ったのは、立川で念願の「ラスト・コーション」を観たんですよ。
これはもう一回観たいです。
というのも、着席した時、両隣が女性だったのですごくホッとしたんですね、
ですが片方の方が、ひじょうにリアクション豊かな方で、シーンのごとに声を発されるわけです。
私はそういうのもこれも縁、という考えで苦にはならないんですが、
さすがに例のベッドシーンではまいりました。からみが大胆になるごとに、
「うはー!」とか「ありゃりゃー!」とか「ほえー・・・」とか言われるんですよ。
正気で見れるわけがありません(笑)
でも映画自体はすごく良かったです。ますますトニー様に夢中になりました。
タン・ウェイとトニーがひとつの画にまとまってるだけで、すごく絵になる。うっとりします。
映画館に行く、というのはこういったハプニングごと楽しむ事と思うので、いいんです。めげません(涙目)

そんなかんじの1週間でした。
まだまだ寒いですが、風邪などに気をつけて・・・寒いとえば雪の影響で残念ながら
三鷹の市民マラソンは中止になりましたね。「走れメロス賞」なるものが設置されたようなので
気になっていたのですが。来年以降も賞はあるらしいので、是非目指していただきたいものですね。
お店は明日明後日連休です。木曜日以降、またお待ちしております。



2008年2月5日 火曜日
おかげさまで本日6周年を迎えることができました。
今まで支えてくださったすべての方に心より感謝いたします。
またこれからも応援していただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

このところ三鷹でも閉店するお店が多い。
よくモーニングを食べにいってた喫茶シャノワールの閉店は痛かった。
ソーセージにマスタードをかけて朝からピリッ!シャキッ!となるのが好きでたまに行ってた。
下連雀4丁目のラーメン屋さんも最後に食べにいったら、おやじさんの背中が淋しそうだった・・・
産業プラザの1階にあったカフェはとうとう一度も行けずじまい。
北口の多摩書房さんも12月末で閉店、と最後に行った時は張り紙があったけど・・・
なかなか厳しい時代ですね。
店じゃないけど、雑誌NIKITAが休刊だそうで。申し訳ないですが一度も購入したことはないのです。
新聞の広告や書店で立ち読みをしては、気分を上げさせていただいてた(時には当て字に感心して
笑わせていただいてた)ので、残念ですね。

うちは去年が一番危機でしたね。病院通ってた頃。いつ発作が来るだろう、と思うと
予期不安が襲ってきてお店にいても落ち着かない時期があったのです。
お店大好き、ここにいられれば幸せ、のお花畑人間の私が、です。
でもなんとか乗り越えられたと思ってます。
一度ますたーに、深刻に相談したこともあった。その時彼がじゃ諦めよう、と言っていたら
今頃お店はなかったかもしれません。
一番感謝すべき人は、お客さんの次にやはり夫なのかもしれません。
あの苦しい時期があったから、今すべてに感謝の気持ちで接することができる。
人間いい時もあれば悪い時もある。悪い時が自分にもたらすプラスのものを見つけ出せれば
大丈夫、と思う。

この商売、不安定であることには間違いない。
今年になって1月はすごく良かった。でも2月はさすがニッパチ、というだけあって
出足はパッとしない。でも信じてやっていくしかない。
それに今はとても楽しいから。諦めなければ続けられる。なら大丈夫そうな気がしています。
この柔らかい空間をいつまでも
これからもどうぞフォスフォレッセンスをよろしくお願いします。


とても綺麗なお花を頂きました。      昨日頂いたコーヒーカップの刺繍のハンカチ。湯気がちゃんとあって大感動!
雪の結晶がついているところがツボです。

6周年お祝いのお言葉ありがたく受けとめました。ありがとうございました。


次回更新時に冬の読書会の詳細をアップいたします。
日付は3月1日(土)18時スタート。
通常は2月ですが、この日に太宰治文学サロンがオープンするので、
遠方から来られる方がサロンに寄ってから来られるように、と今回はこの日にしました。
作品は「ヴィヨンの妻」です。今週末にはアップ予定ですので、よろしくお願いします。


2008年2月4日 月曜日
京都の書店員時代に、店長仲間だった方からメールを頂くサプライズが。
どうされているのか気になっていたので、とても嬉しい知らせでした。
相変わらず本や音楽にめちゃくちゃお詳しいようで、こういう方が本屋したら
面白いだろうな、と勝手なことを思ったり。

昔の書店仲間で、京都で古書店をされている方がいることは過去にも書きましたね。
よくブログや雑誌で目にします。今度京都に行ったら絶対行ってみたいお店のひとつ。
他の方たちも、こっちで新聞社に勤めていたり、本にずっと関わっていたりすることが
多い。もう私が勤めていた2つの書店はどちらも今は閉店してしまっていて跡形もないけれど、
いつか私に余裕が出来たらここか京都で同窓会をしたいなー、と密かに計画しております。

でも人って環境に溶け込んで変わり、順応していくことができるものなんですね。
書店に就職したての13年前のちょうど今頃、正直悶々としていました。
それまでパート勤務していた大学の生協書籍部があまりに居心地が良すぎて、
そこの人間関係も良好すぎて、ちょっと職場ホームシックみたいなのに陥ってました。

でもそんなの半年もすれば消え去り、きつかったけど百貨店の中の書店にそれなりに順応し、
転勤になって移った書店では順応どころか、ものすごく楽しかった。
でも三鷹に来てから何かに導かれるように新たな夢が生まれ、あんなに充実していた京都での日々を終え
ここにやってきた。そして6年。
すっかりこの生活に順応している。不思議なものですね。
でも今があるのはすべて人に恵まれていたからだと言い切れる。
そのことをずっと忘れずにいたいです。
私に関わったすべての人に感謝。縁というものの大切さも歳をとるごとに実感できますね。

レジ前に置いてある「そらあるき」に反応してくださったお客さんが、
ここに書いているある人の文章が好きで、と2冊ほど購入されてゆかれました。
ジワーッと「そらあるき」の良さは広がっていってるみたいで、私も嬉しいです。
昨日みたいに雪が降ると、ふと金沢に行ってみたくなる。勿論そらあるき片手に。

貼ってある酒井駒子さんのイラストのポスターを見られて、
東京新聞で連載されていた、長田弘さんの文と酒井さんのイラストの組み合わせは最高だった、
と。私知らなかったです。そんな素敵なコラボ、本になったら新刊でも購入したい。
そして、お客さんも執筆者であるらしいという「そらあるき」にテイストが似た小冊子を
「読んでみてください」とくださった。それがすごくいいんです。いいもの見させていただきました。
まだ具体的には決まってないですけど、うちでも置かせていただくことになるかもしれません。
また決まったらお知らせしますね。



2008年2月3日 日曜日
大雪の節分でしたね。
こんな寒い中、来てくださった方々、ありがとうございます。
窓際の席に座ってコーヒーを飲まれていた方は、白い景色を堪能してくださったかな?
いつもと違う光景ですからね。

私はこの雪の中、閉店後にTSTAYAまでチャリに乗って借りていたDVDを返しに行きました。
延滞でお金払うのはひじょうにもったいないし、加えてバス代がもったいないので。
そうです。今の私はかなり切り詰めているのです。
だったらサミットで不二家ハートチョコレートを見かけても無視したらいいのに、
コンビニで53円のお札チョコレートを見かけてもスルーすればいいのに、
それらのものは買ってしまうんですよね。お札チョコレートは中から逆さ富士のお札カードが出てきた
時にすごく感動して、なんとなくちょこちょこ買ってしまうんですよね。

ってことで何度も滑りそうになりながら、ゆっくり徐行運転でチャリを進めていきました。
真っ白な部分に、いくつか前の人がつけてレールの線があるじゃないですか、
そこを上からたどっていくようにしていたら、滑られない。しかもどんどん楽しくなってしまって、
久しぶりに童心にかえってジェットコースターを何度もただ乗りした気分で帰ってきました(笑)
数回雪だるまを見たし。なんかいいことありそうな節分でした。
勿論、恵方巻をかぶりつき、はやってしまいました。

いろいろ世知辛い世の中ですが、鬼は外、福は内。
でも鬼が入ってきたら鬼の話も聞いてあげようじゃないか、
そんな余裕が持てますように。
目がぼやけるのが続いてある日突然もっとぼやける、ようなことがありませんように
活字に関わる仕事してるものにとって両目は命。
ぼやけていくのは当たり前のことだけど、あまり一気に衰えませんように
お店に来てくださる皆様がここで幸せな気分になってくださるように
お店の主2人とも健康でいれますように


2008年2月1日 金曜日
最近女の子同士の会話が楽しい(女の子?と突っ込みはなしの方向で)
30日は女子だけで飲み会でした。
一人の若い子が彼氏にもらった指輪をしていたのですが、
T&coと刻印があった。ティファニーといえば水色の箱が定番と思っていたのに
「今箱の色緑ですよ」と言われて少々パニくる。私ドッキリされてる?
こまどりの卵を意味する青、ほどきやすく考えられた白のリボン、このティファニーの定番が変わった?
確かめにお店に行かねばなりません。

このところの私の悩みは、時々左目がぼやけるのです。
41年間こんなことは一度もなかった。元々自慢の2.0♪
チカチカではなく、ボヤーンボヤーンとした、虹が目の中にあるみたいなかんじに
なるのです。一日一回くらいこの現象があります。歳なんですね・・・やはりPCも原因でしょうね。
レーシックとかはする事はないと思いますが、メガネをいつかかけるかもしれませんね。
それはそれでちょっと楽しみだったり。
と、そんな私が今ティファニーに行って水色が緑色に見えるような事がありませんように、と祈るのみです。

今朝はニッカンスポーツを見て、ハンドの宮崎選手のショットにしびれる。
「この撮り方、グッジョブすぎませんこと???」など年甲斐もなく興奮してしまいました(恥)
久しぶりにスポーツ新聞を購入してしまった私・・・

久しぶりに友人が来店。元気な顔を見てホッとする。
旅行のお土産をいただいたのですが、お花のブレスレットかなり可愛い!気分が上がります、こういうの。
「福」のついたポチ袋は中国のお年玉袋だそうです。赤と金というコントラストも手伝って、開運の匂いがするので
身近なところに置いています。ちょうど節分にも合いそうなお色目です。



私が今どうしても「ラスト・コーション」が気になる、観たい、と言うと
彼女も気になっていたようで、トニー・レオンの魅力について語り合う。
ラスト・コーションは予告動画でトニーの背中の美しさに見とれたのが気になったきっかけなんです。
彼はまず太宰にそっくりだし、決してイケメンじゃないけど仕草や表情が色っぽい。
トニー・レオンの「非情城市」の表情の切なさはいいよ、と教えてもらったので、
今度レンタル半額DAYがあったら借りてみよう。
太宰似といえば、岡本健一さんが「人間合格」の舞台で今度太宰役やるらしいですね。
なんと三鷹の稽古場に通っている、とのことで、「え?どこどこ?」状態なんですけど。。。
かなり興味あるので、見にいけた人は是非報告しに来てください。

時々ある半額レンタルの時は必ず映画DVDを借りてみてます。
旧作のみだからこそ見逃した名作をチェックできる。
テレビの調子が悪いから壊れる前に見とけ、ってのもあるかな?
最近良かったのは「飢餓海峡」の左幸子、「ひまわり」のソフィア・ローレン、「ピアニスト」のイザベル・ユペール、
皆さん決して若くはない女優さんですが、演技が素晴らしく、幾たびか号泣させられました。
歳をとることは悲観的なことばかりではない、とこういう女性たちを見ると勇気が出ますね。
「ピアニスト」はさっそく原作を図書館で借りてきました。

思えば読書と映画、音楽が趣味の人って幸せものです。歳をとっていくほど、時間を重ねていくほど、
自らに蓄積されたものがどんどん増えていく。まさにビューティフルライフ(発音よく)ですね。
私は超ミーハーだけど、好きなものを追いかけてゆくのはやっぱり楽しいんです。
消化できるものはできる限り消化したいですね。早くこいこい半額DAY
休みを水曜日(レディースデイ)にした自分を褒めてあげたい。早くこいこい水曜日♪木曜日は鹿曜日(笑)



2008年1月29日 火曜日
「樹木医になりたかった」というお客さんから、
聴診器を樹に当ててみると、地下から水を吸い上げる音が聞ける、と
教えてもらってから、聴診器が売ってそうなお店をチェックしたりしています。
意外とと100円ショップにあるかな?そりゃないかな。

そろそろ2月。2月5日でうちの店も6周年です。
感謝セールとして、30%オフセールを企画していますので、どうぞお越しください。
2月5日にネット注文してくださった本も対象です。
でも全く更新していなくて申し訳ありませんが・・・

ああ、またバッテリー切れのオレンジのランプが・・・
PCですがますたーの使用中にはなんの問題もないようなのです。
なぜ私の時だけ・・・
最近触った電化製品はよく壊れとりますが。
先週、郵便局のATMで引き落とししていたら「故障中」となるし・・・
そうそう、ポストも壊れていて、さしかなにか長いものをポスト穴に突っ込んで
郵送物を取り出しています。クリスマスに素敵な手作りものを贈ってくださった
お客さんには申し訳なかった・・・新年になってから気づいたり。
FAXもそうだし、単に寿命なのかな?>いいから早くなおせっ!ですよね。

そして2月の下旬に冬の読書会を予定しています。
レジュメつくるからこの作品してほしいです、という声が2月上旬までになければ、
久々に私が作品を決めたいと思いますー。
お気軽にお問い合わせくださいね。

あとうちの店の一角で(階段の後ろのコーナー)イラストを展示したいという
お客さんからのご提案があって、実現するかもしれません。
隅のコーナーになりますが、それでもよければ展示してみたい、という方は
声をかけてくださいね。目安として三ヶ月の期間の展示を予定しています。
無料ですが、DMなどの発行はお客さんが請け負っていただくことにはなります。
あと小さなお店で平面しか余裕がないので、立体でないものに限らせていただきます。

6周年・・・とくにこの1年は厳しいものでした。やっと霧が晴れるかな?
何事も10年は続けないと意味がないと思うので、まだまだ後半戦に差し掛かったばかり。
10年経って見えてくるものを楽しみにして、今日も明日も大切に過ごしてゆきたいです。


2008年1月28日 月曜日
昨日はますたーにお店をお願いして「太宰治と戦後」加藤典洋氏の講演会に
行ってきました。会場満員で、補助席が出るほどの盛況。
「太宰と井伏」という本を書いてらっしゃるだけあって、2人の関係の話が中心でした。
まだ未読だったので、これは読んでみよう、という気になりましたよ。

一番印象に残った事は、太宰が井伏さんの「薬屋の雛女房」を読んで激怒した理由について。
初代さんをモデルにしているということだけだろうか?と。
この作品はひじょうに良いもので、太宰がこの作品の良さをわからないわけがないのに、
なぜ激怒したのか、という話。

しかしひじょうにお恥ずかしい話ですが、私、トイレが近いという持病があるんです。
全部聞きたかったのですが、いいところでやばいな、となり一時離席いたしました。
失礼ながら申し訳なかったですが、こればっかりはどうも・・・
私がイベントの類に参加を見送ってきた理由はこれもあるのです。
冬は特にダメなんです。

先日映画観た時も、やはりダメで一回途中で離席。
キイとなる場面を見逃してしまったようで残念です。
なぜパンフ売り場に信玄餅が置いてあるのかな?と不思議に思っていたのですが、
あとでパンフを見て結構重要な場面で信玄餅が出てきたのだな、とわかりました。
DVDになったら確認しよう。
こういう悩みがあるので集中できない事があるんですよね。

講演会は本編も良かったですけど、最後に会場の方からの質問のところで、
「先生が戦後について追いかけられているのはどういう理由からでしょうか?」
の回答の時が一番説得力があって饒舌に感じたのは私だけでしょうか。
でもこの先生好きです、私。著作を読んでみようと思います。
そしてまたますます太宰のことが好きになり、太宰本を読みたくなりました。
今読みたいのは「おさん」かな
また、こんなに太宰の話に耳を傾けている人がいる事を嬉しく感じました。
太宰治文学サロンも3月にオープンらしいですし、ますます太宰づいてくる大きな波に
うちの店もうまく乗れますように。


2008年1月26日 土曜日
昨日お客さんからお借りしていたとり・みきの書店が舞台のマンガをお返ししたのですが、
面白かったです。すごく芸が細かくて。
テレビだけど4chで「紙魚子さんと栞さんの冒険」というマンガも始まりますよ、と
教えていただきました。要チェックですね。

書店が舞台のマンガといえば、古書店が舞台の芳崎せいむ作「金魚屋古書店」
に出てくる斯波さんの大大ファンなんです(はあと満開)
お客さんに、「この人がいいんです!!」とページをめくり指差して興奮していた私は
後から考えるとかなり恥ずかしい姿・・・

でも我を忘れるほどのいい男なんです。
すっごいイケメンで、心底マンガを愛していて・・・ああ、こんなお兄さんが欲しかった。
私の心の王子様にそっくりなんですよ(誰だそれ笑)
どんなイケメンか見てみたい、という人はうちの本棚にもありますので
見てください読んでください斯波さんのかっこよさについて話しかけてください!
以上テンション高いモードでした


2008年1月25日 金曜日
最近遠方から来てくださるお客さんが多い。
「バスって前から乗るんですよね」と質問された時に、
私も上京した時に後ろから乗ろうとしてしまって恥ずかしい思いをした昔の自分を
思い出したり・・・
嬉しいのは皆さん本がお好きなんだな、ってこと。
私も旅先でよく本屋に行きますが、どうしても荷物のことを考えると
買う本をセーブしてしまう。でも皆さんすごくたくさん本を買ってくださるんですよね。
中にはブックカフェをいつかしたい、という夢を持ってらっしゃる方もいらっしゃって、
そういう方の未来のお店の本棚にこれらの本が並び、いつか私がその本と遠い街でご対面する、
なんて時を超えた出会いも可能なわけですよね。
そう思うと古本屋ってなんて素敵な商売なんだろう、とまた感動せずにはいられないのです。
本の寿命は人の寿命よりうんと長いですからね。
このお店の空気を吸い込んだ本が私が死んだ後にも存在し続ける事を思うと
救われるんです。

まさか「谷が辻町」の名をここで聞くとは思いませんでした。
うちの店のデータを何も知らずに、ただ通り過ぎてふと入店されたお客さんは京都在住の方でした。
出張でこちらに来ていて、気になり立ち寄ったとのこと。
私が嵐山に住んでいたことを言うと、ふとその町の名を言われて、
まさに谷が辻子町に住んでました!みたいな。びっくりしましたよ。
そしてその方も立命の2部出身の方で、共通点がぽろぽろ出てきて驚きました。

実は海の見えるカフェがいつかしたいと思っている、と。
昔石田ゆり子の出てきたドラマで湘南の海の見えるカフェが舞台のものがあって、
それを見て以来温めてきた思いらしいのですが、ドラマ大好きの私でも題名が浮かんできませんでした。
神戸の塩屋にもそういうカフェがかつてあったらしいです。

湘南で海の見えるカフェ、私もいくつか行ったことがありますね。
高校の卒業旅行で藤沢の同級生の友達のところに泊めてもらって、いろいろ連れて行ってもらった
記憶があります。えーっとイエローサブマリンってお店。まだあったらすごい。
それから逗子マリーナにも連れていってもらって、これ日本?おしゃれすぎー!と感動した記憶。
社会人になってからひとりで出かけた山手のドルフィン、
親友を旅行に連れ出しラ・マレ・ド茶屋でボウルの使い方がわからなくて焦った夜、
一番新しい記憶は逗子のcoya、お店に入ったら他にもお客さんがいたのに猫ちゃんが私の膝の上に
ぴょんと乗って動かなかったことがすごく嬉しかった。
ここは海辺までには少し歩くけど、逗子駅に下りた瞬間もう空気が違う事に感動した。

すぐ思い出せる分にはそんなかんじかな。
どれも素晴らしかった。潮の香り、波の音、ゆったりとした時間、海辺のカフェは最強だと思います。
営業マンとしてトップだったというその方の温めてきた思いが、
この店に来て私と話したことでなにか弾みになれば嬉しいです。
コブクロの小渕さん(むちゃタイプです)も、関西の会社で営業トップセールスマンだったんですよね。
でも今は夢を叶え開花されてる。蕾は何度聞いても飽きないいい歌だと思います。
人生の中で、なにか人に影響を与えたり、感動してもらえることを成し遂げられたらすごい幸せですよね。
少しでも近づきたいですね。


2008年1月24日 木曜日
PC故障なるか?と予告したものの、日記をアップです。
1日に何度も急に電源が切れるので、今もハラハラしながら
キイを打っているのですが、完全に故障していないうちに何か書き留めておこうという
気持ちが働いているのか、正常に作動している時よりも書きたい意欲が湧いてくるから不思議。

カメラマンの方とお話した時に、中東で取材の時何度か生命の危険をおびやかす場面に
遭遇した、と。その時なぜかものすごくセックスしたくなった、と教えてくれた事がある。
子孫を残さずに死ねない、という本能の指令。その感覚に近いのか?全然例えがちぐはぐですね?

いや、実は昨日は映画「人のセックスを笑うな」を観て来たんですよ。その前置きです(笑)
朝起きて窓を開けたら雪が降ってたじゃないですか。それもハラハラと舞う理想の降り方。
これはでかけなくちゃ!と休みなのに7時半に布団から出ましたよ。
バスで吉祥寺駅まで出たんですけど、途中で見た井の頭公園の樹氷はきれいだったな〜
次に雪降ったらデジカメ持っていって撮影したいです。

かなりドキドキしてました。窓口でタイトルを言うわけですよね、ちょっと恥ずかしい (>_<)
並んでて前の人もその前の人も「セックス1枚」とか「セックス2枚」とか言ってたらどうしよう!
私そんなん言われへん。人の・・・となってしまいそう、など妄想していたのですが、
こうなったら堂々と言うのが大人の女の余裕よね?と度胸がついたものの
エレベーターの扉が開いて劇場に到着すると、係員のお兄さんが
「はーい、人のセックスを笑うなをご覧のお客様はこちらの列にお並びくださ〜い」と大声で叫んでる。
ちょっと拍子抜けしたような、ホッとしたような気持ちで列に並びました。
大盛況のようで、私の後ろ5人目くらいの人は、「はい今回の上映分は満席となりました」と言われて
らっしゃいました。なんともラッキーでしたねー。

永作博美をずっと見つめられるのならそれだけでもう十分、と思ってたんです。
でも松山ケンイチもいい。蒼井優もかなりいい。私は好きな映画でしたよ。
1カットが長いので、万人受けはしないかもしれませんが、正しい奔放さ、下品でない奔放さ、
というものを学んだ気がします。あと人の身体の線ってきれいだな〜、って見とれること多く、
全く退屈しなかったです。スイートすぎないセミスイートな風合で、東京でなく群馬が舞台なのが良かった。
屋上のシーンでもバックにちゃんと山並みが見える。洋服だってコロコロ変えず自分に似合った一品を
素敵に着こなしてる。上質なベージュのコートが欲しくなりました。
これから観にいく人もいるでしょうし感想はこれくらいで。

映画を観た後は街をブラブラするのが好きです。
そして今日は寒空に雪舞う平日。表参道ヒルズは好きなので行ってみると、予想どおりすきすき。
ゆったりとウインドーショッピングを楽しむことができました。
のだめSPでロケ地になっていたので行ってみたかったスタージュエリー、
千秋先輩がのだめに贈ったハートのペンダント、ミステリアスルビーを見せてもらいました。
放送後はやはり効果があったみたいで、全国で品切れになり、現在はオーダーのみで購入可能、
3週間ほどかかる、ということで、お金もないのに目にしたら買いたくなるからかえって良かった、
など思いつつ、その輝きに魅せられましたねー。
こういうシンプルなジュエリーが欲しいと思っていたところだったから。

ちなみに店員さんに、「玉木さんここに来たんですね」と言うと
「スラーとして顔が小さくて素敵でしたよ」ですって。
せっかく商品を見せていただいたので、「こちらはおいくらですか?」とお聞きすると
さらっと「6万何千円です」と笑顔で。内心「たかっ!」と思ったのですが、平静を装い
ちょっと見得をはって「今度主人を連れてきますね。どうもありがとうございます」と
しゃなりしゃなりと帰りながら商品を横目で見ていく。一万円台のもので可愛いものもある。
よし、決めた!今年のクリスマスに自分への贈り物を買うためとしてもう一度ここに来よう。
その時に自分に見合ったジュエリーが見つかりますように、と願いをこめてお店をあとにしました。

となかなかリフレッシュした休日を過ごしたのでした。
最近かなり出かけている印象ですが、1月なのでおでかけついでに神社で初詣したり、
バーゲンに行ったり、電車に乗るリハビリをしたり、とたまたま用が重なったかんじ。
明治神宮がパワースポットというのはわかる気がする。表参道が気持ちいいのも関係あるかも。

2月以降はかなりおとなしくなる予定。もうお金がなぁーい!
でも思うんですけど、この仕事で重要なのってセンスだと思うんです。
それには私のような元々才能があるわけではないタイプは、
ストリートのいろんなものをリアルタイムで見なければいけない。そして感じて、得ていくもの。
そこを店に還元していく。これをやめたら流れが滞る。
私にとって1月はたまたまOUTの月だった。溜め込んだ新しい波を忘れないように。大切に。



お知らせ
パソコンがやばいかんじです。寿命かもしれません。
昨日・今日と急に電源が切れます。バッテリー不足のオレンジの光がずっと
つきっぱなしなのも気になります。
今回の更新は書きっぱなしでアップしますね。
誤字・脱字・意味繋がり不明あったらお許しください。
あー、もう死にそうです、PCが。チカチカいtってます

もしかしたらしばらく更新なかったらパソコン修理中と思っていただけますでしょうか
お店はなんとか営業しておりますので
どうぞご来店ください。
ますたー、後は頼みます
2008年1月22日 火曜日
北原武夫なんか今読む人いないよね〜
と本を手にしみじみとつぶやかれたお客さんは、
元編集者で、北原氏の担当をしたことがあったらしいです。
宇野千代とケンカしてる時で、ひとつの家を完全に分けて
行き来しないようにしてたんだよ、とこぼれ話を聞かせていただきました。
なら読ませてみましょうホトトギス、じゃないけど、
今度、が無理ならこの先いつか、
「あの本売れましたよ」とお客さんに報告してみたい。
こんな時代でも、読む人はちゃんといますよ、って。

何度かご来店いただいた時は、あまりお話にならずじっと本を吟味されてる
イメージがあったので、この北原武夫の本がきっかけでお話できたのなら
嬉しいですね、すごく。
またその本の隣に「フランスには、なぜ恋愛スキャンダルがないのか?」
という本があったんですけど、その本を次は手にとられ、宇野千代の奔放な人生の
話とからめて、「男女の仲、恋というものだけは人間の判断力を超えたところにある。
頭で計算するものでなく、感覚でするものですからね。大統領が恋愛しようが構わないよね」
みたいな事をお話され、すごく説得力があったんですよ。
さすが元編集者さん!みたいな。「恋はおちるもの」と言われてもちょっとその表現お腹いっぱい、
なかんじがあるけれど、白髪のしぶいおじ様からこう言われると、私ちょっとしびれてしまいましたです。
北原武夫本マジック、なかなかです。隅におけない本です。

2日連続で映画「飢餓海峡」をお客さんにお薦めされました。
これはなんかあるな、と調度ツタヤで半額クーポンやってたので、借りてきました。
1週間以内に見なくちゃ。また感想を書きますね。

そのお二人目のお客さんも、気になっている事があって、うちの店内で本を色々見ていると
次々にその情報が目に飛び込んできて、「すごい、シンクロしまくっている」と嬉しい事を
連発してくださった。「こういう現象を活字が立つ、というそうです」って。
今の私の気になるキーワードは「鹿」かな。玉木君のドラマ「鹿男あをによし」を勿論見たのですが、
奈良の風景と鹿にすごく癒されたんです。それ以来「鹿」という字がよく目に飛び込んでくるんですよ、マジで。
奈良に行きたいな〜。奈良は京都に住んでる時、休みの日が小雨だったりすると思いついて
近鉄電車に乗ってひとりブラリと訪れたりしてました。
夫と行った事もあるし、独身時代、友達以上恋人未満の人とデートした淡い思い出もあります。
ゆったりしていて、ただそこにある、万葉の時を超えた風景、あー行きたい。今すぐ奈良に行きたいです。

2008年1月21日 月曜日
「私の20世紀書店」はじめ長田弘さんの本の素晴らしさを
語ってくださったお客さんがいらっしゃって、おおいに感化されて棚を
見渡したのですが、今は1冊も長田さんの本の在庫はなかったのです。
図書館の検索をしてみると、「人はかつて樹であった」という詩集を発見して、
ちょっと気になってます。最近の私は大きな樹を見ると、抱きつきたくなるくらい
樹が好き。なんかホッとするんですよね。
今のところのマイベストの樹は、大國魂神社の鳥居の前のケヤキ(かな?)
そばで見てるだけですごい迫力でした。あとは近所の神社の樹、深大寺の近くの公園の樹、
少し離れてるけど三鷹市内の秘密基地にしている場所の樹、など
まるでたくさんの彼氏を抱えた気分(笑)
遠距離恋愛でもしっかりとその抱きしめた感触を思い出せる樹というのもあって、
主に京都に多い。抱きしめてないけれど見つめるだけで気持ちが落ち着く熱田神宮の大楠、
など目を閉じれば数々の安らげる場所が自分にはある、嬉しいことですね。

話は戻りますが、それでなんとなく詩の本を読みたい気分になったのです。
川崎洋さんの「ほほえみにはほほえみ」が目にとまったので、読んでみると
すごくいいのです。スーッと言葉が入ってくるかんじ。
これはきっとさきほどのお客さんのおかげ。
詩って何か余裕のある時にしか味わえない読み物のような気がするのです。
そんなフワフワのスポンジみたいな気持ちを、お客さんが分けてくださったので、
久々にゆったりとひとつひとつの言葉を吸収していくことができた。
詩集は言葉の宝石箱とはよく言ったものです。
私はアクセサリーはあまりつけないのですが、洋服はシンプルでいいから
何か身につけているだけでホッとできるような、大樹をスッポリ抱きしめているような
気持ちになれるようなジュエルが欲しいなとふと感じました。


2008年1月20日 日曜日
ブックカフェにお詳しいお客さんが、「ライブラリー・カフェ・ヴィッセン」のパンフを
いくつか持ってきてくださりました。うちの店の入り口すぐのフリーチラシ置き場のところに
ありますので、興味のある方は是非チラシを参考におでかけしてみてください。
サイトを見てもお店の事がわかると思いますが、こんな広くて本格派で雰囲気の良いブックカフェが
多摩地区にあったなんて!と私も少々驚きました。地域に愛されるお店を目指す、
本好きな方に愛されるお店を、という点では共通項があるかな?と勝手に思わせていただいてます。
近くにこんなお店があったら、本好きな人はとても幸せだと思うのです。

お客さんに先日「たしか多摩永山に美味しいスイーツのお店があった筈だから、
そことこのお店に今度行きます」と言った私の一言をちゃんと覚えてくださっていて、
「おそらくこのお店では?2つのお店を巡るには駅からこういうコースがいいですよ」と
お手製のルートマップを手渡してくださったんです。大感謝。

そしてこれまた知らなかったのですが、調布に15年前くらいからブックカフェがある、とかで
そこのお店も紹介していただきました。調布なら機会あると思うので行ってみますね。
ここはおそらく本は売ってなくいと思うんですけど、行って確かめてみます。
あと国立で私が通り過ぎた時、なにか特別なかんじがした喫茶店があって、
そこの店主さんは昔「ひょっこりひょうたん島」で人形を操っていた方なのだそうです。
画廊喫茶らしいです。
ちょっと前までは、結構カフェ・喫茶通みたいに勝手にうぬぼれていたのですが、
全然でした。色々教えてくださるお客さんに感謝です。


2008年1月19日 土曜日
新聞屋さんのお客さんが、太宰の記事が載っていたということで
わざわざ届けてくださった。感謝です。
先々週くらいには日経にも載ってた、とも聞きましたし、
来月の文学館開設を前に太宰が盛り上がってきていて嬉しい限りです。

27日には文芸評論家・加藤典洋さんの文学講演会があるそうで、
テーマは「太宰治の戦後」。午後2時から三鷹産業プラザにて無料(先着150人)だそうです。
興味のある方は参加されたらどうでしょうか?もういっぱいかもしれませんが、
問い合わせは市コミュニティ文化室(0422-45-1151、内線2517)

昨日は新聞記者の方も来店され、今度太宰の記事を書く事になったのだけど、
どこも文学サロンの事を取り上げている。太宰を褒め称えるだけでなく、
アンチの意見も聞いてみたい、ということで、お店に来店された
アンチ太宰の方々の意見等を色々お話しました。どんな記事になるのか楽しみです。

たしかに表があるなら裏がある。そしてその裏を知りたいのも人の性。
ましてや太宰治、ザ裏表人生。嫌ってる世代の人がこぞって年を老いたり亡くなったりした
とたんにただ持ち上げられるのは納得がいかない、という人もたんといると思う。
そういう人の、その硬い石のようなものを溶かす太宰作品も必ずありそうな気がするのも事実。
うちの店の役割としては、硬いものを柔らかく溶かす柔軟材みたいなものに、
たったひとつでも、ふたつでも、例を増やして確実に実になっていければ本望かな、そんなスタンスです。

そして今、太宰作品を読む人も存在する。
以前、うちの店の紹介でアナウンスしてくださった事のある原きよさんが、
太宰治作品朗読ライブを行っています。
詳しくはうちにあるチラシをごらん下さい。

1月25日(金)開場午後6時 開演午後7時 会場 三鷹「モダンタイムス」
料金2500円(食事付き)要予約0422-47-0969
朗読作品 処女創作集「晩年」より、「葉」「思ひ出」より1部抜粋、「魚服記」ほか

そこで不思議な事が。時々うちに来てくださる男性のお客さんと、原さんが昨日
一緒に来店されました。いつもお一人で来店されるのでこちらとしては不思議なかんじなのです。
お話をお聞きすると、その男性の方は口琴を吹かれる方だったのです。
太宰の「猿が島」を原さんの朗読とその方の口琴でジョイント(っていうのかな?)
が実現するかもしれないそうで、なんてロマンチック!と感動した次第であります。

実際口琴を吹いて見せてくださったのですが、小さな楽器なんです、ほんとに。
幻想的な音色で、余韻があるんですよね。音が鳴った瞬間から、
店内にポッと虹が広がったような、心地よい響きでした。
うちの店でもいつかお二人のジョイント(っていうのかな?何度も言うけど)で
太宰作品朗読のイベントを、というところまで話が広がってます。

そう、太宰関係のたとえば朗読会をしてみたい、とか何かイベントをしたい方は
ご相談くださいね。少人数しか入らないので定員は基本13名までとなりますが、それでも
よろしければ。あとノーギャラでもよろしければ、というのと、1オーダー以上はご注文いただく、
というのとこちらとスケジュールが合えば実現させていきたいと思っておりますので、
お気軽にお問い合わせください。


2008年1月12日 土曜日
新しい年初めての日記です。おめでとうございます。
子年ということで、今年は1の年。古いものが去り、
新しく何かが始まる年、ともよく言われています。
私個人的には今年に入って、結構あらゆることが順調に回ってきているので、
良きスタートを切れたのだ、と思い込むようにしています。
どの雑誌の占いを見ても、今年の牡牛座は良い感触だし、
お店の方も良い流れになってきているような気がします。
なんだかんだ言って今が一番幸せなのでは?
ならもっと日々大切に感謝の気持ちを忘れず
生き生きと楽しくやっていこう、って前向きモードです。

昨年はそんなかんじで年を明けながらも1月後半で
大きく傾いたので、慎重さは忘れず、まずは健康第一!というかんじです。

HPもマイペースだとは思いますが、ぼちぼち更新していくつもり
ですので、よろしかったら今年もお付き合いいただければ大変嬉しいです。

お正月はどう過ごしていたのかというと・・・かなりゆっくりしました。
予想どおり、掃除とのだめとバーゲンと、ってかんじです。
バーゲンの戦利品は、のだめ風ワンピースです!(いい歳して)
白のタートルをユニクロで買ったのでそれと合わそうかな〜って。

ますたーの方はコミケに鷺宮神社(らきすたなんとかで有名?)に
と相変わらずのオタク道を突っ走っているようです(笑)
せっかくお休みが一緒なので、coco1とか松屋とかに一緒にご飯を食べに
行きました。バーゲンもちょっと付き合ってもらって発見した事,
客観的な意見が聞けるので、自分をセーブできるんですよね。
「これどう?可愛い?」と服を当ててみても、
「おばはんぽい」っと容赦ない一言キター(笑)で一瞬しょげるんですけど、
後になってみると、うん、あれは確かにおばさんぽい。
買っても1度も着なかったかも、と冷静になれて彼に感謝の気持ちが湧いてくるんですよね〜

とそんなかんじで、特に大きな変化はなくふわふわしてます。
もうちょっとピリッとスパイス混ぜて、極上のさじ加減の空間創りを
今年も目指してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



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