2008年4月14日 月曜日
雨が多く、まだ肌寒い日がありますけど、花粉症がマシになった分、今が春満開なかんじ。
大分と元気になりました。これくらいの時期っていいな〜、と日々感じております。
桜はあっという間に散ってしまって少し寂しいけれど、やはり春。
道端や民家の庭やポーチなんかに色とりどりの花が鮮やかに咲いているのに
気付いた時はちょっとした幸せな気分になる。
また、それを発見した人のちょっとした笑顔を見たり、会話を聞いたりするのもいい。
「あら、もうつつじが・・・」とかね。
あと時々すごく甘い風が吹いてきたりするし。あれは花の匂いが混じってああなるのだろうか?
こんなのって秋の金木犀か、春の風くらいですよね。

しかし相変わらずPCの調子は私限定で悪いです。先日はとうとう開店から閉店までに一度も接続画面にさえいかず、
ああもうダメなのね、と諦めていたのですが、夜ますたーが使用中の時は絶好調だったそうな・・・
この機械はきっと女の神様なのでしょうね(笑)
調子のいいうちにアップしないと!
ということで久々にしてはいまいち内容がないまま、とりあえずアップしちゃいますね。

大事なお知らせが2,3あるので早目に告知しておかないと。

まずはこのPC不調ですので、もしメールをくださって、定休日をはさみ2日以上返信がない場合は、
開けていない可能性が大です。急ぎの御用でしたらお電話にて確認いただけると確実であります。
ご面倒ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

あとGW中ですが、特に変則のお休みなどはありません。5月も毎週水曜日と第三火曜日のみのお休みですので。
ただイベントにより店内貸切が2度ほど発生いたしますので、イベントページにてご確認ください。
今のところ4月26日(土)17時からと、5月31日(土)18時半から、です。
せっかく駅から遠いところ来ていただいたのに、貸切だった、なんて申し訳なさすぎなので、
ご確認の方よろしくお願いします。

イベントについて詳しく、とかこの期間中のお客様とのこと、とかてんこ盛りに話題はあるのですが、
ここでプチッと電源切れたら泣きますので、一旦アップさせていただきますね。
あ、そういや春の読書会の事後報告も書けてないですね。楽しかったですねー、かなり。
その他合わせてPCの快調な時に徐々に書かせていただきますので、よろしくお願いします。

明日・明後日は連休となりますが、また木曜日以降のご来店、心よりお待ちしております。



2008年3月31日 月曜日
昨日、日記更新をアップしようと思ったらまたまた突然PCがプチッ!
どうしてますたーが使ってる時は順調で私が使ってる時はこうなるのだろう・・・
気を取り直して、今日はうまくいきますように。

朝は雨が降っていたけど、お昼には晴れましたね。
今日は明日放送のラジオの取材がありました。
4月1日(火)明日の早朝6時45分からニッポン放送の番組
トヨタハッピータウンサーキットにてうちのお店が紹介されます。
早起きの方、よろしかったら是非聞いてみてくださいね。
ただ今三鷹の紹介ということで、サイトを見ると他の場所も載っています。
レポーターの仲田さんは太宰は正直あまり読んだ事がない、とのことでしたが
30分ほどお話した後で、とても興味を持ってくださったようで、太宰さんすごいですねー
と繰り返されてました。今度読んでみますね、とも。
こんなきれいな女性読者がまた増えたら太宰は嬉しいだろうな


夕暮れ時、空がピンクに染まる頃のガラス窓からの風景、ほんの短い間だけど実にいい時刻。
是非見に来てくださいね。


2008年3月28日 金曜日
春です!
桜が咲きました
 
お店の前の樹、こんなに大きくなりました。            三鷹通りは桜通り ぐんぐん成長していってます


夜はこんなかんじ。目の前の中学校の校舎もライトアップしているので夜桜を見ながらお花見カフェはいかがですか?

7回目の桜の時期を迎えることができました。やはり何度目でもいいものですね。桜大好きです。
上を見ながら歩こうとすればすれほど、樹の根っこにちょこんと生えてる小さな草花にも目がいくものです。
スミレかな?あー、こんな時、自分も40年以上生きてきたおんなのひとのひとりなのに、
小さな花の名はあまり知らない事を悔やみますね。春は桜だけじゃない。これからでも遅くない。
可憐で小さきものを愛する、そんな自分のオリジナルテーマも、
卒業も新生活もない、少しづつ枯れゆく41歳の春こそこしらえてみたいものなんです。

春の憂鬱も正直実感しています。喘息持ちにはこの季節は辛い時でもあり、
そして花粉症との戦いも相変わらずで、PCも時々プチッ!と死に、これまた言い訳三昧な春です、はい。

でもそんないろんな事を差し引いてもやっぱり春の陽気は気分を良くしてくれる。
ようやく夜風が気持ちいい、生暖かい夜がやってきたと思うとワクワクしてくる。
窓際に置く本も、ふわっとしたかんじの本をセレクトする事が多い。
「ひねもす」を出していた時、ひとりのお客さんが「あらまあ、見つけてしまったわ」と入店されて、
「このシリーズの本だけは借りるのではなく買うようにしているの。
新刊で買ってもいいから欲しいと思っていた本が安く手に入るなんて、私ってなんてついてるの!」と
ものすごく嬉しそうにリアクションしてくださって、私も本を出した直後にこんなに喜んでくださる方が
見つけてくださるなんて、なんてついてるの!とニコニコしていると、
今度は文庫コーナーの「冬の旅」をなつかしーーー!とナイスリアクションで手にとられる。
「昔はこういう本をちゃんと読んでいたの。また読む時間があったのよ。
テスト勉強をほんとはしなくちゃいけない夜に、夢中になって徹夜で読んだことを思い出すわー」
というお言葉に、私もそんな夜があったな、何かしなくちゃいけない事がある夜のよそ見読書ほど
集中できて楽しめるものはないな、と共感してみたり。
お買い上げいただいてこっちが「ありがとうございます」なのに、何度も「ありがとう」を言われ、
「今日は最高に良い日です」とも言ってくださって、こちらもますます気分が良くなってしまいました。
たしかにこの小さな本屋の中で探してた1冊があった、というのはすごく確率だよな、と冷静になってみれば
わかることなのですが、これもひとつの「引き寄せ」現象だなーと思いましたね。

引き寄せで思い出しましたが、私は今年は絶対いい年になるんです。なるに決まってるのです。
というのは、正月早々、なんとなくテレビをポチッとつけたら、そこには好きなアナウンサーの渡辺和洋さんが
ふんどし姿でうつっていたのですよ!!何?この引き寄せは!とびっくりしましたけど、
かくし芸大会のパフォーマンスだったようなのです。特にチェックしていなかったので、全くの偶然、
ということになりますが、とにかく今年はいい年になる、と確信したのでありました(笑)

話それましたが、「ひねもす」「空の名前」「色の名前」などの風景写真の本って普段はじっくり見る機会が
ないけれど、この季節はそういうものをゆっくりと見たい気分になりますね。
お店の窓際で桜を時々見ながら、写真集を眺めたりする、というのもお奨めですよ。

先日、大学生の方がカフェの研究の発表があるので、お店で取材のようなものをさせてください、と
のことでご来店いただいたのですが、どんなものが仕上がったのかこちらも興味があります。
完成したら届けてくださるということで楽しみですね。
写真の撮り方なんかひとつとっても被写体のモデルさんとあーでもないこーでもないと自由に
やりとりしているのを見ているのは新鮮でしたね。
その時は窓辺に桜はまだ咲いていなかったのが少し残念。
桜って朝いまひとつ蕾状態でも、午後になると一斉に花を咲かせたりする、というのは
今年初めて気付きました。いつのまにか咲いていて、という印象だったのですが、
急にくるんです。自然の力を見せつけられたような、不思議な1日でしたよ。


2008年3月27日 木曜日
3月の連休、まだ桜は咲いていない雨の日、春先の下町散歩に出かけてきたんですよ。
ずっと前から行きたかった千駄木・根津のあたり。学生時代からの友人と。
このお店をオープンして間もない頃、弥生美術館に行くためだったかあの辺りは歩いたことがあって、
谷中の墓地を妙に気に入ってしまった記憶はあるのですが、それ以来。
私はブックカフェと本屋・古本屋、彼女はたいやき屋さんといせ辰、と行きたいところを提案しあって
ゆるゆると散歩。根津神社にも立ち寄って。この話を後日お客さんにしたら
「乙女神社可愛いでしょ」と言われました。たしかに歩きながら2人とも反応したし、赤い鳥居の独特な造りとか、
ちょっと普通の神社と違う雰囲気があったな。
近くのお菓子屋さんで夫へのお土産に金太郎飴を買いました。
ふるほん結構人ミルクホール、ブーザンゴ、オヨヨ書林、往来堂書店、とすべて周れて私は大満足。
どこも行ってみたかったお店なのでなんだか達成感がある。

ブックカフェは、本だけでなくカフェの方もすごく美味しいものを出している。
お客さんもよく入っていて、黙々とお互い好きな本を読んでいるお二人連れとか、
カクテルを飲みながら本を読まれている女性のおひとり様とか、
愛されている場所として機能しているのが伝わってきました。
友人とも、ゆきとどいたていねいさがあるね、ととてもいい時間をお店で過ごさせていただいて
私は同じようなお店を営んでいることもあり、勉強になることがとても多くて、行って良かったですねー。
またひとりで行くとどうしてもお店の人側の目で見ちゃう部分もあるのですが、彼女の感想とかも新鮮で
なんだかんだおしゃべりしながら散歩するには、こういう街って最高、と思いました。

また男性店主さん達、若いのにひたむきに頑張ってらっしゃるなーと感心したのですが、
それぞれタイプの違う男前さんで素敵です。
オヨヨ書林さんの店主さんは面識があったのでご挨拶を、と思い
「4年ほど前の事なので覚えてらっしゃらないと思うのですが・・・」と自己紹介をすると、
やはり覚えてらっしゃらなかったようでした(笑)
でもまたその正直さがなんともいえずシビレてますますファンになってしまいました。
また4年後くらいに行ったら同じようなリアクションしていただきたく・・・遠くから応援しております。

帰りに谷中銀座でふいに目に飛び込んできたのがマッキーがクシカツかなんかをかじっているパネル写真。
「マッキーも大好き」みたいなポップがついていたような・・・今度私も食べてみたいです。
そういえば吉祥寺のメンチカツもまだ食べたことないんだった。
この時、知らずに「夕やけだんだん」を歩いていたのですが、後でお客さんに「夕やけだんだん」歩いた?
と聞かれてから地図を見て気付いたのでありました。次回は夕暮れ時に訪れてみたいです。
あとで地図を見ると他にも行きたいところがたくさん出てきた。また下町散歩したいです。
地図というのは散歩の時も片手にしてた「不忍ブックストリートMAP」
これすごくいいですね。以前に一箱古本市に関わった方がお店に置かせてください、と
持ってこられたこともありましたけど、実用してその良さを実感。イラストも可愛いし。
散歩して感じたのですが、そこに住んでいる人が文化を大切に思っているのがわかりますね。
そしてそれは紙上やネット上のものだけでなく、暮らしに基づいている事。
ないと気持ち悪い、くらいの大切な空間。
だから良いお店があって続いていくんだろうなーと。
「文豪の街」というアーケードもぐっとムードを醸し出してますしね。

後日、ご一緒した友人から桜の花の美しい絵葉書が届きました。
メールで連絡が基本の現代ですが、こういう粋なはからいができるのって素敵だな、と感激しました。
学生時代、女友達二人で彼女の家に遊びに行った時、「さっきつくったので」と
手作りのケーキでもてなしてくれた事をふと思い出しました。
その帰り道で「こういうのがさりげなくできるっていいよねー」なんて話してた時間を
不思議と鮮明に頭に浮かんできた。懐かしい・・・時間がたくさんあった京都でのひととき。

私は字が汚いので今では全然手紙を書かなくなってしまいましたけど、こういうのいいですね。
ちなみにポップは大得意。丸っこいヘタな字も生かすこともできるんですよね。
それってまるで私の人生のよう。不器用かもしれないけど、万人受けはしないかもしれないけど、
平積みではなくとも、書店のコーナーの一角で「おっ」と思われるような、棚差しの本を買おうと
思ってもらえるようなポップを描いていきたいのかも。
私もひたむきに、描いていきますとも。良かったら見てやってください。



いせ辰で購入した千代紙。ブックカバーにしょうか、包装紙にしようか、どこかに貼ろうか・・・
こういうものは目にしているだけで気分が明るくなりますよね


2008年3月17日 月曜日
妥当花粉症!な毎日です。
大分春らしくなってきましたね。
まずは春の読書会のお知らせをアップしました。
4月5日(土)18時スタートです。確実にお店の前の桜は開花している事でしょう。
楽しみです。もうすぐこの通りがピンク色に染まるのですね。

「おさん」は、ヴィヨンもそうなのですが、かなり好きな作品。
やはり女言葉ものはどれも太宰は天才。天才という言葉さえ陳腐でふさわしく
ないのでは?と思えてくるほど繊細な世界。
今回読み返してみてまた太宰に惚れ直した、という表現が一番しっくりくるかな。
四季のダザイヴェートの中でも春の読書会はもうひとつの主役、桜がありますからね。
7回目の開花ぶりはどんなものでしょうね。より一層大きくなっている?
別にそんなに頑張らなくてもいいから、とにかく花を咲かせてくれて、
じっとこのお店を見守っていてくれたら、と願います。
参加希望の方、また参加しようかな、と迷っている方、質問のある方、
どうぞ気軽にお問い合わせ、お申し込みくださいね。

女言葉といえば、おととい朗読でおなじみの原さんが来店くださって、
「女生徒」の好きな部分の抜粋をまた朗読してくださったんですけど、
とっても良くって、また女生徒にはまりそうです。
女性の生声で聴くと、頭で文字を追って読んでたのと全然違ったものになります。
台所に腰かけて〜のところ、哲学のしっぽと出てくる辺りのところがお好きとの事で
読んで頂いたのですが、高校生の時に読んでこれ私私、と思われたそうな。
女生徒に関しては、お客さんによって好きな箇所が千差万別でおもしろい。
「きゅうり」のところが好きな方もいらっしゃるし、ラストで泣ける、という私
みたいな人も。一言で「でもパクリだし」なんて決して言えませんよ(笑)

原さんの太宰作品朗読の6月までの予定表をお店のフリーペーパーの
コーナーに置いています。興味のある方はおとりくださいね。
午後9時からのバータイムもできたようです。
6月には前にも書いた、口琴奏者の小川さんとのコラボで「猿が島」「桜桃」
を朗読されるようです。ちょっと話ずれますけど、何が悲しいって
「桜桃」とキイを叩いて「応答」と最初に出る時の悲しさと言ったら・・・
ま、どうでもいい話でしたね、失礼しました。気を取り直して!

この予定表チラシに書いてあるのですが、CARE-FitWEB STATION Kizzna
というネットラジオの文学館朗読の時間というコーナーを原さんがアナウンス
されています。現在はまついのりこさんの「美しきもの」という作品の朗読
なのですが、かなりお奨めです。とても聴き心地の良い声で、この朗読作品の
本を読んでみたくなりました。「聴いてから読むか、読んでから聴くか」
みたいな世界ですね。バックナンバーも聴けるし、良いものを知りました。

ネットラジオ自体、聴く週間はなかったのですが、いつでも好きな時に、というのが
便利だし音もクリアでフィットしてます。
サービス介助士というものをも恥ずかしながら知らなかったのですが、
例えば駅で困っている人がいたら手を差し伸べたりする、そんな人たちの事のようです。
ちょっと心強いですね。電車に乗って具合が悪くなっても、誰かが助けてくれる、
勿論常設して介助士さんがいるわけではないだろうけど、知れて良かったな。
だから思いやりに溢れた雰囲気の番組になっているのかな?と感じました。

こうして日記を書いていると花粉症の辛さも忘れて、春っていい事づくしのような気がしてきた。
この前向きさのままで、連休に入らせていただきます。
同じように花粉に苦しめられている方々、共に頑張りましょうね。
木曜日以降、またお待ちしております。


2008年3月14日 金曜日
今日はこのお店の前を何度か通るので気になっていたけど、勇気を出して来店してみました、
という82歳のおばあちゃんが色々お話してくださった。
ひとりで気軽に入る店、というのはそう多くないけど、町でいくつか決めておくと
心強いの、ここもそのひとつにさせてもらうわね、と嬉しい事を言ってくださって。
「コーヒーって不思議で、どんなに高くて美味しい豆を買っても、
ひとり分だけ挽いていれても全然美味しくないのよ」
この言葉で思い出したのが映画「かもめ食堂」のワンシーン。
マルック・ベルトラがお客として登場し、点主役の小林聡美に
「コーヒーは人に淹れて貰うから美味しいのだ」という名シーン。
短いシーンだったけど、あのワンシーンで映画がかなり引き締まったような、
ものすごい存在感を醸し出してたベルトラ。しかしかっこよかったわ。
アキ・カウリスマキ監督の「過去のない男」もいつか見なくちゃ。

そのおばあちゃんが私の結構ボロボロになっているビルケンに反応され
「あなたすごくいい靴はいてるわね、どこで売ってるか教えて。
またその色がすごくいいわよ。私のこの靴はもう8年履いてるんだけど、
全然疲れない。三鷹のオートフィッツで買ったのよ」って。

さすがにボロボロなのでお客様に失礼かも、とそろそろ履き替えようかと
思っていたこのビルケンを誉めてくださったことが意外だけど嬉しくて、
「吉祥寺の(なぜか基地常任と出る!笑)ビルケンシュトックですよ」と説明。
おろしたての時あまりに嬉しくはしゃいで日記に写真をアップしたような記憶の
あるビルケンの白、今はもう白だった面影はなく、アイボリーのくすんだ色になってる。
時間は確実に流れたんだな、と少し感慨に浸ったり。
でもそんなに素敵と思ってくださったのなら、もう少しこのくすんで傷んだかんじを
味にして履いてみよう。時の流れは宝物、ですしね。
そういえばお店のやかんの色をイラストレーターの方がとってもいい、と誉めてくださった
事もあった。長い時間を生きてらっしゃる方の眼は、私には叶わない。
その眼で誉めてくださったご縁を大切にして、これからも使い込んでいこうと思う。

でも新しい靴にも目がないミーハーな私も健在でして。
春って何が買いたくなるかというと、靴なんですよ。
流行のチロリアンテープの裾のワンピースも比較的安いので欲しいけれど、
バンズやナイキの新作スニーカーもシンプルなアクセサリーも欲しいけど、
それらは皆雑誌やウインドーショッピングで十分満たされる。
でも靴・パンプスなど華奢な靴に限っては、試してフィットしてれば欲しくて
仕方がなくなる。私のようなサイズ22cmの小さい足のものは、フィットするものを
見つけたら買え!迷わず買え!二度と巡りあえないよ!の教訓も理解しているし。
でも今シーズンは我慢しました(涙)年二回のバーゲン以外は買物禁止令を
自分に出しました。マジお金がない!
卑弥呼のピンクのストラップパンプス、ツモリのビジューパンプス、
試着ピッタリだったけどさよならです。鏡の前で約1分間のシンデレラです。
シーズンオフの頃、オークションサイトでものぞいてみよう。

でも今、金欠を逆手にとってはまっている事は「節約を楽しむ」です。
吉祥寺とかに行っても、以前は一回は必ずカフェ休憩をしていたのですが、
今はしない。ジューススタンドかファーストフードです。
サンロードのマックばかり行ってます。だってチーズバーガーとコーヒーでも
200円!それかコンビニで軽いフランクとか買ってペッドボトル水常備!
お菓子は安売りのまちのお菓子やさんでまとめ買い!
音楽を聴くのも自分の持ってるCDを再度。今は季節的にもスピッツよく聴いてるかな。
こんなかんじで結構楽しんでますよ〜♪

もうすぐ桜が咲いたら花見するだけで楽しいからそれも節約ライフの一貫として
楽しめそう。
この前、京都の大学に行ってるお客さんがこっちに帰ってきていて
久しぶりに寄ってくれた時に、
「良かったらここの川べりの桜の道を私の代わりに見てきてください」
と手書きのマップを渡しちゃった。
本当は京都の桜が死ぬほど見たいけど、お客さんが代わりに見てくれたら
それだけでなんか満足。前に住んでいた西苔寺川沿いの桜道と、川沿いのカフェ
なんですけどね。京都・奈良の旅、お金と時間ができたら一番したい事かな。


2008年3月13日 木曜日
文学サロンのものはレプリカなんですよね、と教えてくださった方が
いらっしゃっいました。いつもありがとうございます。
私ってそういう基本的な事を全く気にしないようなところがあって、ある意味幸せな人?
感動のスイッチは単3が4つ必要なところでもひとつ欠けてても補えるくらい単純かも。
でもオーバーな表現は時に不親切に働くこともある。
ほんと未熟者ですいません。いつも方向を導いてくださる方々に感謝です。

あとコラムで見れないページが発生している事も最近ご指摘を受けたので
この機会に説明させていただきます。
最近ニュース番組で「アダルトチルドレン」の表現を間違って使用してしまった、と
お詫びをされた司会者の方がいらっしゃいましたけど、私も同じ間違いをしていました。
中身が子供の精神のまま大人になってしまった人間の事をそう言うのだとてっきり
思い込んでいて、「私ってアダルトチルドレンやし」みたいなノリで書いてしまっていて、
申し訳ありませんでした。深くお詫びいたします。

その訂正をしようと思っていじっているうちに誤って全部消えてしまいました。
ニュースを知って一度ちゃんと説明しておかないと、と思い出したのでした。
また記憶を掘り起こしていつかアップしし直し、というか改訂版を書きます。
言葉ってとても大切なものなのに、自分は過去に軽はずみな表現をしすぎていた
と反省の日々であります。
その他のコラムや日記も、読み返すとすぐ閉じてしまうほど恥ずかしい事が多々
あるのです。40を過ぎると、自分に圧倒的に欠けているもの、というのが
そろそろわかってきたりします。でも注意しすぎて守りに入ると、たちまち
つまんなくなるんですよね。その辺りの加減を勉強しながら、
このお店で起きた事、出会ったお客さん、感じた事、これからもつらつらと
書いていくと思いますが、どうか見守っていただけたら、と思います。
そしてこれからも導いてくださったら、と感謝の気持ちを忘れることなく
ゆっくりとでも歩んでいきたいです。

そそ、以前にもうひとつご指摘しただいた「三十路乙女の本棚」については
現在私は四十路突入しましたが、ま、おおめに見てやってこのままにさせてくださいませ。


2008年3月4日 火曜日
すっかり春らしくおだやかな気候になってきて嬉しい反面、
さっそく花粉にやられております。ティッシュが欠かせません。
くしゃみ連発で対策に励む日々です。こういうのKKKなんてどうでしょう?
花粉でくしゃみでクリネックス(笑)
たしかにKKKみたく三角の帽子を首までかぶって歩いたら
花粉どころか人もよけてくれそう・・・

土曜日は無事に読書会を終了。
今回こそは早めにレポを書きますよ(はいはい、そのセリフ聞き飽きた)
と言わないでください。今回は違います。
限りなくレジュメに近い、私のレジュメより遥かなる膨大な情報量、のメモ書き!
を作成してくださった参加者の方がいらっしゃって、ただ今お預かりしているのです。
一日大学図書館にこもって作成してくださった、とのことで予期せぬ嬉しい誤算に
読書会も一層厚みのあるものになる事ができ、大変感謝いたしております。
あと、前にここで太田治子さんの鎌倉での講演会の事について
触れた事がありましたが、読書会に参加していただいた方で
この講演会の参加者さんがいらっしゃったので、
お話をお伺いしたのですが、聞けて良かった。
「ヴィヨンの妻」とは少し離れましたが、今日のしめくくりとして良い時間でした。
読書会に参加された方はきっと同じように思ってくださったでしょう。
その他読書会の詳細は今回こそ、お早めにレポにてお伝えします!
確定申告が終わり次第、3月中にアップしまーす!宣言。

と言っている間にすぐに桜は蕾を開き、辺りを桃色に染める季節がもうやってくる。
次回4月の春の読書会の作品テーマは「おさん」です。
こちらは土曜日の読書会の参加者の方が、自らレジュメを作成します、と
ご提案くださったので、決定です。
日程は近日正式にお知らせします。
桜満開が理想ということで、5日が濃厚です。
「おさん」は「ヴィヨンの妻」とは背景になった時代もテーマも似ているので、
私もレポ進行ついでに下準備できそうで助かります。
この辺りの作品はほんっとに大好きで、何度読み返しても新鮮で、
太宰のストーリーテリングとしての力量に感服させられるのです。

太宰治文学サロンにも行ってきましたよ。
まずドアを必死に引こうとしてずっこける、これ私の次来た人もやってた
のでちょっとホッとした(次の人ごめんね)
みかけとは違って左右にスライドするタイプの斬新なドアです。
でもそのドアを開けると太宰の素敵なうつむき顔(私の好きなやつ)が
待ってますのでドアの開け方がわからないフリをしてでもじっと見る価値アリ。

写真パネルの中でふと目を止める一枚が。
本の中の写真として見た時は気にならなかったのですけど、
太宰の家の写真の背景右上に暖簾のようなものが見えるのですが、
その右側の白い絵がコーヒーカップのように見えるのは気のせいかな?

「津島修治 太宰治」菓子箱で作ったというあの表札、ほぢい・・・
原稿はおそれ多くて欲しいとは思わない。しかるべき場所にあるべきもの。
時々無料で見れるだけで、素晴らしく幸福。

あと武蔵野税務署宛の「審査請求書」これもいいなー。
火鉢はうちの店に置くスペースがないのでこれまた時々見に行けるだけでいい。
でも表札なら、うちに置ける。
何か生身の太宰の残した何かがどうしても欲しい。
こたつ板がもしかしてもらえないか?と出かけた過去がある厚かましいこの女。
現マンションの、元仕事部屋が取り壊される時、
階段やらなんやらを持って帰った人が何人かいた、と聞いていますが、
羨ましいな。でもそれはその持ち主さんたちの運と実力ですからね。
どうか、あの表札を譲ってくれませんでしょうか・・・神様がいるのなら・・・
とか書くと、実際もしあの表札が盗まれたら調査が入るだろうか?
やはりあの場所が相応しいと理解できてますので大丈夫。

とにかくこういうサロンのような場所が出来た事を心から嬉しく思います。
私が行った時は、中年の男性の2人組の方が、壇先生が、とか
亀井勝一郎氏が、とかお話されていた。
こういう場には最高のBGMでした。
うちの店に来てくださったお客さんの感想では、「ちょっと拍子抜けだったよ」
なんておっしゃる方もいらっしゃったけれど、
文学館と古本屋と女房は古い方が良い、というし(ほんとか?!)
時間が経つにつれて豊かな香りが増していくと良いなと思います。

文学サロン開設見学のついで、で久しぶりのお客さんが続いてお目見えして
太宰話に花が咲いたりして楽しい3月の滑り出しとなりました。
サロンとは関係なくとも、偶然久しぶりの方の来店が続きましたね。

京都の最初の配属の書店で一緒に仕事していたアルバイトさんが、
大人っぽくなって彼氏と一緒に来店してくれたり。
「もう30ですよ」と言われて確実に時は流れたのだな、と実感しましたが、
話すとコロコロ笑う声とか全く変わってなくて、妙にホッとしたり。
この書店は京都近鉄百貨店の中にあったもので、今はもうないのですが、
当時のバイト仲間さんたちってとっても仲が良いみたい。
バイトさん同士で結婚した人もいて、そのうちお子さんと一緒にお店に
来てくれるかな?と楽しみにしています。
5階の社食の窓から見えた東本願寺の屋根の形をまだ憶えてます。
あのロケーションは最高だった。疲れた心身を癒してくれた屋根のシルエット。
近鉄の烏丸通り挟んで向かい側にあったUCCカフェプラザにもよく行ってた。
またあそこでコーヒー飲みたいな
早番で仕事が終わったら地下街ポルタでひとりご飯食べてから帰ったり、
その後苔寺行きか大覚寺行きのバスに乗ってただ外の灯りをボーッと見たり、
独身時代というのは自由で良かったな、とも思う。
けどその最中は悩んでばかりいたような気もする。

あと懐かしい系では、私が昔バイトしていた寝屋川駅前のTSTAYAで、
私もバイトしてました、という関西ご出身のお客さんがいらっしゃったり、
どんなところで繋がっているかわからないところが面白い。
来店する度に好きな女子の話をしてくれるお客さんも久々に来店、
その度に相手が変わってるけど(ごめんね!)
でも恋多き季節は若者の特権ですからね。
こちらも話を聞いて若返らせていただきました。
懐かしい!久しぶり!を連発した3月皮切り、このまま桜開花まで走ろう。
花粉症対策しつつ、元気に頑張ります!


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