2011年2月26日 (土)
昼間は随分とポッカポカで春が近づいてきていますね。
花粉もやってきて鼻や目がウズウズもしておりますが、そろそろ腰にカイロを貼らなくても良いかと思うと
嬉しくてたまらない反面、あの背中辺りからジワーッっとくる温もりに病み付きになりそうでもあります。

御嶽行きの延期の件は残念でした。いい歳して山ガール風なファッションで参加予定だったのですが(笑)
来年の冬の読書会アウトドア編に持ち越しします。本当は23日(水)にしようと思っていたのですが、
太宰のサインがあるという玉川屋さんが臨時休業とのことで、1週早くなったんです。それであの大雪です。
ま、来年に御嶽に行った方がきっといい事がザクザクあるのでしょう。
1年かけて周辺情報もじっくり集めたいと思います。紅葉の時期にでもロケハンしておこうかな・・・

今日はとにかく早く春のイベントをお知らせせねば!ということで、簡単ではありますが更新いたします。

春の朗読会が決まりました。

「春の太宰朗読会 太宰治と津軽弁の夜」」

2011年 3月26日(土)  午後7時〜8時

「フォスフォレッセンス」にて

定員10名様

お一人様千円(ドリンクつき)

「魚服記」・・・太宰治作

「まるめろ」より津軽詩・・・高木恭造作    を朗読予定

予約  フォスフォレッセンス  0422−46−1004 まで HPのメールフォームから、直接、などでお願いいたします。

朗読者である中村雅子さんのブログ〜言葉で紡ぐ愛〜もご覧下さい。


太宰の「雀こ」に影響を与えたという高木恭造の津軽弁の詩を合わせて聴ける
貴重な機会だと思います。
実はもう既に8名様のご予約をいただいておりますので、あと2名様のみの募集となります。
(27日に2名様のお申し込みがあり、定員となりましたのでご予約受付を終了させていただきます。
キャンセルがあった場合のみで良いので、という場合はご相談下さい)


高木恭造の「まるめろ」については中村さんとお店でお話した事もあり、今回の朗読会に太宰作品とコラボになったのも
不思議な導きを感じているんですよ。
先日日記に書いた写真家の小島一郎とも結びつきがありましたし、津軽の大きな空にまたがる白い雲のように、
すべて繋がっていて、雲をつかみたいと手を伸ばしている人にはちゃんと教えてくれる、そんな気がしてならないです。

お客さんがくださった小島一郎の特集番組のDVDのラストで、あるシーンを見てとても印象に残っているんです。
広い大地の下で松重豊さんがコメントしているシーン。あまりもの大きな雲を見て、
東京にはこういう景色はないな、と感動したのでした。
映画の「人間失格」でも津軽富士の圧倒的な存在感が影の主役だと感じたのと似ていますね。

津軽の空といえば、お正月に「ふぞろいの林檎たち3」の再放送をしていましたが、弘前のシーンがありました。
雪山の美しさに目を奪われたのですが、テレビをつけた時は残念ながら番組が終わりかけてた。
何かの機会でちゃんと見直したいと思っています。2人の恋愛の行方も気になるし。



原さんの朗読会もご紹介。チラシを持ってきていただきました。
この写真の海は津軽の海だそうですよ。きめが細かい演出ですね。
ひな祭りの日に「人魚の海」を聴く、というのも良いのではないでしょうか。
ネットワーク大学の朗読講座のお知らせのチラシも店内にありますので気になる方はどうぞお持ち帰り下さい。



お客さんが貴重な昔の味の素を寄贈してくださり、お店の太宰コーナーの味の素が3つになりました。
洒落たデザインで、赤が効いていて素敵ですよね〜。来店の際はどうぞご覧下さい。



太宰ラテも引き続き特訓中です。こちらはいかんいかん、セクシーな手が全然表現できておりませんね。鼻血も出てしまってるし・・
うーん・・・と唸りながら頑張っております。近日デビューの予定です。

今年は桜が早いとのこと、お店の前の桜がまた見事に咲いてくれるのを楽しみにしています。
あと春の読書会もそろそろ詳細を決めなければいけません。3月下旬か4月上旬の土曜日の18時〜20時となります。
この作品がしたい!発表します!という方大募集ですのでどうぞよろしくお願いします。

「太宰治文学サロン」ボランティア養成講座の帰りに立ち寄ってくださったお客さんとのお話など、
色々書きたい事ももっとあるのですが、またおいおいと。今日はこれにて失礼します。



2011年2月2日 2:22:22 AM
ただ今ネットがサクサク快適なので、調子のいい今のうちにいっきに書きます!
時刻もゾロメで縁起を担ぐ、と。

2月になりましたね。5日で当店はおかげさまで9周年を迎える事ができます。
感謝の気持ちを込めて年に一度の店内の本30%オフ、今年もやります!
2月5日(土)1日限りの企画です。この機会に是非、ご利用下さい。

9年か・・・まだ実感が沸かないけど、ますますこの小さな空間の坩堝に嵌っていってます。
飽きるなんてこと、考えられない。
ならテーブル直せよ、椅子直せよ、FAX修理しろよ、とか突っ込みどころをあげればきりがないのですが・・・
わかっているんですよ、頭ではわかっていて、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、のエンドレス。

でも9年経って本当に自分は器用じゃないというのは痛いほどわかった。
そんな自分とどう折り合いをつけていくかが今後の課題かな?

もし私がやり手の起業家ウーマンだったら・・・
三鷹に太宰の小説のタイトルの店が3,4店舗くらい今頃あったかもしれない。
時間は確実に流れているもので、2011年となった今は「人間失格」なんて名のカフェが出来てもおかしくない空気。
ついこの間も、お客さんがとっておきの不動産情報を知らせてくれた。
「サロンから徒歩1分で飲食可よ」なんて。

でもここからはもう離れられないだろうと思う。金銭的な大きな壁は別として。
3年ほど前にお正月割引で占いに行った時のこと、
その年の正月は明治神宮に初詣に行った。その帰りに寄ったからよく覚えてる。
たしか新年のスタート・正月限定企画1000円占いだったかな。

その時に、大きくなる植物を育てていますよね?と質問されて、
いいえ、私は茶色の指の持ち主で手にした植物すべて枯れてしまうんです、と
内心当ってないな、なんて思いながら答えてしまったのだけど、今思えば、店の前の桜の樹に違いないと確信出来る。
その植物に守られていますよ、って言われたのですから。

後になって分かる事多いな〜、
でもこの歳になるとそれでは遅い事もあるから、早く気付かないと。

あと持病のデパートなのもうまく付き合っていかなくてはいけない事のひとつ。これがあるから出来ない事が多いけど、
このお店で生きていくのは可能だ。

いつも物静かなお客さんがお店の掲示板ノートに「大当たりでした!」とお店の事を書いてくださっていたこととか、
「世界の文学」を購入されたお客さんが、後日「HPを読んだら切抜きの事が書いてあったので」と、
はさまっていたらしい発売当時の宣伝広告の切抜きを持ってきてくださったこととか、
お母さんが本を選んでいる間に赤ちゃんに絵本を少し読み聞かせてあげると、
その赤ちゃんが本の両端をしっかりつかんだ力強い感触だとか、
ご近所さんが本を買ってくださって、「あなた時々夜遅くにお店で寝てるけどちょっと心配よ、気をつけてね」と
優しい忠告をしてくださったりとか、そういうひとつひとつがとても嬉しくて大切なこと。私とお店の時間を創っていってる。

私って昔からどうしても眠くなったらその場でうたたねしてしまうんですよ。
やばいですね、ご近所さんで物騒だと噂になってるかもしれません。今後は気をつけよう。
そういえば生協書籍部でパートしながら2部の学生してた時も、
どうしても図書館で眠くなってしまって、パカーって口開けて寝てしまっていたようで、
翌日に書籍部のカウンターに「口開けて寝るのはやめた方がいいですよ」と言いに来てくれた人がいた(笑)
抜けてるところは変わってないですね、全く。

近頃はお店に出勤すると、たまにだけど、入口の椅子のところに本だとか、
タヌキのいやげもの風な飾りが置いてあったりします。とにかく自分のお店ながら不思議な空間です。

外での行動もどんどんお店で吸収したものに侵食されていってるような・・・
よく行くイートイン有りの境のパンカフェとか、綺麗なお姉さんが経営している三鷹通りのリサイクルのお店だとか、
全部お客さんに教えてもらって知り、ファンになった。
みなさん、私の好きそうなものにとっても詳しいんですよ。

リサイクルのお店では、イタリアのブランドのジーンズを1000円でget!サイズがピッタリでラッキーでした。
こちらのお店の方は少しお話しただけで、明るくてつやつやしたオーラが飛び火してきたようないい気分になりました。
こういう店主さんだと通ってしまうだろうな、とつくづく思った。これも学び。

映画だってそう。お客さんに薦められたものはすぐでなくても観るものリストに加えます。
ビクトリア調のスタイルを貫いているお客さんがお店で「エンジェル」のパンフを見つけられて
「このお店に来るといつも何か欲しいものが見つかる!」と喜んでくださってとても嬉しかった。
続きがあって、この映画の良さを熱く語ってくださって、私も頷くにつれてどんどん観たくなっていったのですが、
最後のオチまで話されてしまう可愛らしさにますますファンになってしまったのでした。

ラストの内容を知った上でレンタルして鑑賞した「エンジェル」なかなか良かったですよ。
いやー、泣いたわー・・・ 映画館で観たかったかも。

ちなみに他にお客さんに薦められて鑑賞し、映画館で観れば良かったと思ったものは、
「スラムドッグ・ミリオネア」「PARIS」あとやっぱり「アバター」かな。
スラムドッグはとにかくワクワク感、疾走感がDVDでもすごかったから。
PARISはラスト5分。これは劇場で味わいたかった。
アバターはやはり映像かな。

そういえば先週も映画館へ出かけたんだった。「バーレスク」これはスクリーンで観た方がいいかな?って思って。
あとダイエットしたいモチベーションアゲに繋がるかな?とも。
アギちゃんも良かったけど、シェールの歌が心震えた。
「エンジェル」のシャーロット・ランプリングといい、美しく成熟していく人は良い。私も何かになりたい。

鑑賞後、チョコチーズのクレープを食べながら、お客さんに差し入れしてもらって世間話してるお店の人を見つめ、
ザッカーバーグよりもアレギラよりもこの女性の人生が気になる、と思ってみたり。
自転車飛ばしてすぐに吉祥寺に来れる幸せを噛み締め、いつものように太宰の足跡を思い帰路につく。

映画のせいかめちゃくちゃ歌いたい衝動にかられ、カラオケに。
「この夜を止めて」「あなただけが」「一番綺麗な私を」など昨年のヒット曲を歌いまくりました。
そして翌日店でその出来事をお客さんに話したりしてる、そんな私の毎日。
続いていきますように そう心から祈り続ける毎日よ、10周年まで突き抜けて行け!


明日は太宰治文学サロンで朗読会がある日。木村綾子さんが「ロマネスク」と「フォスフォレッセンス」を
読まれるそうですよ。素晴らしい企画ですね。作品名を知った時、とっても嬉しかったです。
応募して当った人だけが行けるので、明日サロンに突然行っても聴く事はできません。
お客さんで行かれる方がいらっしゃるので、後日報告を楽しみにしたいと思います。
HPに詳細がありますが、2月9日は原さん、翌週16日は中村さんが朗読されます。
2月の太宰まわりは熱いですよ。15日の冬の読書会・アウトドア編については詳細をイベントページに載せたので、
参加希望の方はお知らせ下さいね。

朗読といえば・・・先週、福島から上京時に時々来店してくださるお客さんがいらっしゃって、
太宰作品を朗読するので、点数をつけてください、とおっしゃるのです。
基準は「ここで過去に朗読をされた方々に比べて」とのことなので
色々と考えたのですが、お客さんの望まれるとおりにしました。

「フォスフォレッセンス」を読み始められるお客さん・・・・拝聴する私・・・シンとした空気。
1ページ分くらい読まれたところだったか、「どうですか?何点ですか?」と言われたので、
正直に「うーん・・20点!」と申し上げました。

私って意外と辛辣なところあるかもしれないですね(笑)
でもここは思ったとおり答える事をお客さんは求めてらしたでしょうし。
それにしても20点はどうかな・・・と今でも洗い物とかしながら考える小心者の私なのでした。

でもそのお客さんとも思えば何年越しだろう・・・遠方からわざわざ立ち寄ってくださる嬉しいご縁。
あそこで遠慮は不用だったのだと信じたい。それに声は男性特有の太さのある、
しっかりとした響きを残してくれる良い声で、そこはちゃんとお伝えしました。
しかしこんな勇気のある申し出、私は出来ないな、「何点ですか?」って。そこは羨ましい気もします。

9周年記念に向けて、以前にもチラッと日記に書いた事のある「太宰ラテ」を開発中です。

     
まだまだ試行錯誤&特訓中なのですが、2月中にデビューできる事を目標に頑張ります。
右側はあきらかに失敗作でボツなのですが、ますたーはこっちの方が良いって言うんですよ。
自分の思い込みだけに頼らず、ここはそれこそ「これ何点?」主義で決めていくべきかもしれませんね。
太宰はもっと深刻な悩みの表情でなければならないかな?
それとも、そんな太宰は世間に溢れているから、ちょっと笑ってるのも新鮮かな?
先ずはサンプルを増やしていかねば・・・


これは練習中のちょっとした遊び。
「もしこのテーブルで太宰さんと差し向かいでコーヒーを飲み、こんないつにない笑顔で口説かれモードに突入したらどうする?」ラテです(笑)
商品名長すぎてメニューに書けないじゃないのって。
何度も失敗した時にはこんなふうに色々遊びながら楽しんでやっています。
お客さんに喜んでいただけるラテが出来上がりますように・・・



2011年1月23日 日曜日
どうもPCの調子が悪いです。
なかなか繋がらない時があったり、突然回線が途切れたりします。
アップできるうちにさくっと更新しますね。
もしお問い合わせなどメールをいただき、翌営業日に返信がなければ、チェック出来ていない可能性が大です。
その時はお電話いただけると確実にお返事できるかと思います。

今日お客さんに冬の読書会・アウトドア編はいつですか?と質問いただいたので、
そうそう、早くお知らせしなければ、と決めました。
季節に一度の読書会、毎年冬は太宰にゆかりのある場所を文学散歩しよう、
ということで定着してきています。今年は御嶽文学散歩でいきます。

昭和17年2月5日に太宰が参加した阿佐ヶ谷会の懇親会の足跡を辿る散歩です。
この激寒い中、わざわざ寒いところで文学散歩?と思われるかもしれませんが、
なるべく同じ2月に行いたかったのです。
散歩は冬よりも春や秋の方が相応しいかもしれませんが、コタツで丸くなる事の多い季節だからこそ、
身体を動かしてみるのも良いのではないでしょうか?

ということで参加する!という方はどうぞお知らせ下さい。
2月15日(火)13時に沢井駅集合で考えています。そこから御嶽駅まで渓谷を楽しみながら歩き、
なるべく太宰たちが寄ったところは忠実に同じコースを歩み、懇親会の行われた玉川屋で蕎麦を食す、
御嶽駅で解散、という2〜3時間程度のプチ散歩です。
これから予定を詰めていくつもりですが、私は実は奥多摩は未体験ゾーンなんですよ。
近辺で太宰を感じる場所を知ってるという情報など集めたいと思ってますので、詳しい方、色々教えて下さいね。


以前にここのお店の同人誌を書いてくれたお客さんが、本を出されました!

イカロス出版 ガールズバッドカンパニー 紅羽一葉さん著

読んでいくと、全部そのお客さんの口調で脳内変換される・・・
太宰の声を知っていた人達は、太宰作品を読む時、その声色で頭の中で読んでいたのかな?
なんとも羨ましい読書体験ですよね。
次作にこのお店を登場させても?と聞かれたので、大歓迎です!とお答えしました。
なかなか斬新な内容のようですよ。出来上がりが楽しみです。

もうお一人、うちの店の同人誌を書いてくれた女性のお客さんは、現在声優さんを目指して頑張っていますよ。
お店が舞台の小説を書いてくれた当時高校生だった女性は、現在京都の鴨川の近くで暮らしている。
年に何度かは来てくれて近況報告をしてくれるけど、どんどん大人っぽく綺麗になっていくんですよね。
時間が経てばみなさんどんどん進化していかれますね、こちらも頑張らないとな。
どんなに時が経っても、書いてくれたものは私にとって永遠に宝物です。

先日映画「ソーシャル・ネットワーク」を観ました。ずっと観たかったから念願叶ったりなんですけど、
すごーく面白くて絵も音楽も良くて俳優の演技も良くてリアル具合がたまらなくてトータルで良かったけれども、
億万長者になっても主人公が全然羨ましく思えなかった。まあ、それが狙いなんでしょうけどね。

facebookは招待されるままに登録はしたものの、mixiと同じく幽霊部員になってしまってる。
ツイッターはアカウントはあるけど、一度もつぶやいた事ない。でも情報を得るにはすごく便利。
ものぐさだからSNSは向いてないのでしょうね。
好奇心はあるから表面だけは見てみたいけど飽きっぽいからかな。
facebookをやりまくっていてる人は映画は倍面白かったんじゃないかと思います。

部屋や会議室でPC前にしゃべりまくるシーンよりもボートレースのシーンが印象に残ってるし、
36時間ずっと構築とか言われると、もっと空見上げようよ、星見ようよ、って観ながら思ってた。
鑑賞後、「われらに要るものは銀河を包む透明な意思」っていう宮澤賢治の言葉が浮かんだ。

言葉、語感がかっこいいからヒットしたってのはあると思う。「the」をとった方がクールとか共感。
周りの人も「シャーシャル・ネットワーク観た?」じゃなくて「facebook観た?」って
聞いてくる人は多いし、名刺とか社に引いてあるマットのデザインがかっこいい、とか
そういう要素が成功の元なのかな?という気がした。

どこの国の人間も、モテたい、見返したい、という思いの原動力って同じよね、
ってホッとするところあったし、ラストシーンはものすごく良かった。
DVDになったら吹き替えでもう一回鑑賞してみたいかな。

最初はなんて覚えにくい名前つけるんだという意見が多かったけど、
「フォスフォレッセンス」と店名をつけた事は、私の人生の中の多々ある決断の中でも一段と輝いている。
そして「phosphorescence」と表記は日本語英語共通にしておいたのも正解だったと気付けた。
銀河系も、インターネットも、可能性だけは無限大。なら夢見ていたい。

情報過多な今の世の中だけど、どうせなら私萌え(最近出てた書評から気になった言葉です。)
して楽しくいこうと思います。とか色々書いてるけど、まずはネット環境を快適にせねば。
今回の更新が無事行われますように。



2011年1月17日 月曜日
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2011年になりましたね。以前に何度も書いてますが「11」という数字はマイラッキーナンバーなので、
なにかしら跳ねる事のできる年になれば良いな、と思っております。
昨年は「チェンジ」をテーマにしていたのですが、今年はウサギということもあり「ジャンプ」かな。
ジャンプするには膝の力が必要、という事で日々足腰を鍛える事を忘れず、その時を待とうと思います。

と言いつつ更新がすっかり遅くなってしまいました。
日記を書こうとしてもなんだかPCの調子がいまひとつで、ものすごく動きが遅いんですよ。
主人に見てもらったら、「前にもあったけど、このへんの電信柱に問題があるかもしれん」
と言われて本気で寒い中、電信柱にタコがからまってないか1本1本チェックしながら
夜の散歩をしてしまいましたよ。
そんな昭和はもう道端にはひとつも落ちてないものでしょうか・・・

例年に続いて紅白を見た時、「天城越え」を聴いて昭和の底力を思う存分味わいましたけどね。
女の情念ここにあり、というか、歌い終わった時のさゆりさん独特な表情は夢にも出てきそう。
これぞアクメ顔!とネットで見てその表現ピッタリ!と頷きました。
修羅場のひとつやふたつ経験し、一人の男に惚れぬく事が出来た人だけが持つ顔のような気がします。
私は恋愛体質とか言いながらも、そういった恋愛は一度も経験がないので、
ちょっと羨ましいような気もします。
歌詞には何があってももういい、とか戻れなくてもいい、など覚悟を決めてる台詞満載ですが、
そこまではなれない。店に戻らなくては、と常に考えちゃう。
今年のテーマは「ジャンプ」とか言っても私にはまさかの天城越えは出来ないでしょうね。

と、大晦日から新年にかけては「天城越え」考察をしながら過ごしたわけです。
お酒が飲めたらもっといいんだろうな。
AKBもKARAも少女時代も好きな私ですが、この1曲ですべてを持っていかれたようで、
やっぱり私は昭和の古臭い女なんだな、と実感しました。いい傾向だ。

テレビの話題ばかりですみませんが、松山からワイドサイズのテレビをいただいたので
久しぶりにテレビを見まくったんですよ。大きな画面で、電源を入れたらすぐに画面が映る
(前のテレビは時間かけてでないと映らなかった)という当たり前の幸せを噛み締めている毎日であります。
CMで玉木君が出てきた時、泣いて喜びましたもん。
このワイドさで「ギルティ」を鑑賞するのが今のところの願望です。
このドラマのラストが心中を思わせるものだったのも、余韻がずっと残るほど感動したので、
大晦日の「天城越え」がダイレクトに胸に響いたのかもしれませんね。

そんなかんじで思ったよりも大掃除は進まなかったのですが、明治神宮に初詣に行ったり、
ヨガやエステの無料体験に出かけたり、今思えば活動的でもあった正月だったかも。
というのも、初めて腰痛というものを経験して、ヤバイ、歳には勝てない、と思い始めたのです。
身体も動かさないとダメですね。また身体を動かすと頭もスッキリしますからね。
無理しない程度に頑張りますよ。

初詣に行った帰りには買い物するのが縁起がいいというので、「H&M」で500円のスニーカーを買いました。
外国のスナップにあるようなお洒落でラフで安いものが多いので、ファストブランドに行列が出来るのは
納得できました。でもラフォーレで店員さんとお話したりするのも楽しい。
原宿のど真ん中にはどっちもあってほしい。潰しあうことはないように思う。
ちょっと例えがジャンプするけど、電子書籍が浸透しても紙の本が滅びることは決してない。
活字を読むという事の機会が増えるのならこれもチャンスと考えられる。

太宰について言うと、「最近ケータイでダザイを読んでるんです。面白くてビックリした」
なんて若者の言葉を昨年あたりからよく耳にするようになりました。
いつか紙ではない媒体で自分の作品が読まれていくことをまるで予想していたのか?なんて思えてくる。
コピーライターとして現代でも通用するかのような言葉の魔術師的なところが受けているのかな?
「文豪」というかんじではないのも、罪悪感なくダウンロード出来るのかもしれない。
私は勿論、紙の本で読みますけどね。

新年明けたら毎年初詣と一緒に禅林寺にも行くのですが、墓前に立ってはっと気がついたのは、
平成23年という数字。太宰がこの世を去ったのは昭和23年、同じである。
お墓からの帰り道、ある異変に気がついた。あくびをしたわけでもなく、何か感極まったというわけでも
ないのに、瞳が濡れていた。この涙はいったい何なのだろう?
自分の感情とは全く関係なく流れる涙に名があるとしたら、なんというのだろう?
なんとなく今年はナニカアル予感がする・・・

今日はお正月をどんな風に過ごしたかの内容だけで日記は終えます。
今年お店であった色々な事についてはこれ以降にまた書きますね。
明日明後日は今年初めての連休をいただきますので、
20日の木曜日以降、お待ちしております。


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