2011年11月26日(土曜日) |
まずは来月のイベントの告知です。イベントページにもアップしましたがこちらでも。 冬の朗読会のお知らせ モノがたりのゆうべ ―ちょっとレトロで、モノーラルな、さえきの朗読会― とき: 2011年 12月 10日 土曜日 午後7時から8時まで(当日の通常営業は午後6時50分までとなります) ところ: 三鷹の古本カフェ『フォスフォレッセンス』 かたり: 佐伯 琢治(さえき・たくじ) えんもく: 太宰 治『待つ』ほか。 『ハムレット』オムニバス 絵本『としょかんライオン』 (変更もございます。) おだい: ドリンク(珈琲or紅茶orオレンジジュース)代込みで500円+投げ銭制 完全予約制です(11名様まで)。 参加希望の方、ご質問等は来店時、又はメール(bookphos@kmail.plala.or.jp)又はお電話(0422-46-1004)でお知らせ下さい。 男性の方の「待つ」どんな仕上がりになるのか、私もたのしみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。 中村さんの秋の朗読会は滞りなく終了いたしました。今回も盛況でお天気も良くいつもながらアットホームな雰囲気の 朗読会でした。中村さんの和服姿、とーっても素敵でした。中村さんのブログ、言葉で紡ぐ愛 11月13日のところで お写真が拝見出来ますよ。 参加してくださった方に感想を伺うと、新鮮な発見がありますね。その中で 「中村さんの『犯人』が聴いてみたい」という声があり、私もおおいに同意しました。 朗読向きではないかもしれませんが、こういった感想のお声が実際に反映され実現したら、なんだか良い流れですよね。 先日、原きよさんがチラシを持ってきてくださったのでご紹介。 太宰が通った甲府の温泉銭湯「喜久乃湯」で原さんの「美少女」の朗読が聴けるなんて、素敵な企画ですね。 12月のモダンタイムスさんでの朗読会(斜陽)の方もお店にチラシを置いていますので、どうぞお持ち帰り下さい。 そして11月23日(水・祝)秋の読書会アウトドア編・御嶽文学散歩、行ってきました! 前日の予報では曇り。御嶽は極寒だろうという事で、当日かなり着込んでいったのですが、 明けてみると快晴で絶好の行楽・文学散歩日和。私一人が重装備で、参加の皆さんは軽快なスタイル。 出だしから「ダバさん、暑くないですか?」状態のつかみはOK的和やかスタートで終始楽しく、 充実した文学散歩となりました。 御嶽駅に降り立ったのは12時すぎ。かなり早く到着したので、しばらく周囲を散歩する事に。 御嶽橋からの多摩川の光景と吹いてくる風の爽やかさに思った以上に感激しました。 ものすごく気持ちいいんですよ。「気持ちいいー」「来て良かったー」そんな言葉を連発していました。 玉川屋で太宰直筆の色紙も初めて直接見る事が出来ました。 事前に調べ物をしている時に本で見た、この店の窓辺で外を見ながら微笑む太宰の 写真の表情があまりに温和だったので、 色紙を見れた事は勿論嬉しかったけれど、太宰がたしかにこの場所で幸せそうな表情をして 窓から外を見つめたんだ、今自分も同じように文学繋がり仲間と蕎麦をすすりながら外の景色を見ているんだ、 そんなふうに思うとなんともいえない幸福感が押し寄せてきたのでした。 阿佐ヶ谷会一行が昭和17年2月5日に 記念撮影をした岩の特定まではさすがに出来ませんでしたが、沢井〜御嶽間の河原である事には 間違いないので、似たような岩を探して、その上に座って参加者でポーズまで似せて記念撮影をしたり、 寒山寺で鐘を鳴らしたり、ポイントは全部押さえられたと思います。 当然予想外の事も起こります。 ・思ったより時間が経っていて、最後のコース予定だった澤乃井がもう閉店前だった。 ・私が何かとトロい。帰りの電車、休日の中央線を甘く見ていた。あまりの混雑にドロップアウト。 参加してくださった皆さんにきちんと最後の挨拶が出来なかった事が悔やまれる。 ・自然の中で飲むコーヒーがあんなに美味しいとは思わなかった。などなど 参加くださった方々、ありがとうございました。単独初参加の方も2名いらっしゃいました。 参加してみたいけど、一人では心細くてパスした、という方は機会があれば是非どうぞ。 詳しいレポは、「イベント」のコーナーに後日アップいたしますね。 いやー、ホントに良かったな。 奥多摩、かなりハマりそうな自分がいます。 |
2011年11月7日(月曜日) |
松山から帰ってまいりました。 滞りなくお見送りする事が出来ました。 実は私、この歳まで身内の葬儀の経験がなかったのです。 自分の弱点というものを、ある程度は分かっているつもり。常識とか形式とか経験不足とか。 でもそれってズバリ人間力低いって事なのよね。 ふわふわ浮き草のような人生を行く!と徹底しているところまではいっていないので、 なんか中途半端だな、と今思い悩んでいるところ。 簡単に言うとやっぱり色んな事をザボりすぎながら年齢だけを重ねてきた感がある。 いつまでもそれでは痛い目にあいますよ、と自分にクギを刺そうとしてるところ。 でも、反省よりも大きなものをもらって帰ってきた。 相応しい表現ではないのだろうけど、流した涙には深い悲しみだけではなく、 震えるほどの感動も混じっていた。 この世とあの世を渡るという事、命を葬る場面を見届けるという事、 喉仏が「仏」と名乗る種明かし、三途の川のお駄賃の六文銭を実際にななめがけの袋に入れるのに驚いた事、 初めての経験をひとつひとつ受けとめていく時のあの透き通った自分の気持ち。 映画の「おくりびと」を観た時に、「秋風記」にも出てきた「静謐な」という言葉にひっかかった事を思い出した。 まさに、その一連の出来事は静謐そのものだった。 忘れっぽい私だけど、はっと気になった言葉の事はしっかり憶えていた事、少し嬉しかった。 そしてあまりに我慢弱い自分を少し恥じるシーンも。 正座する事って今の日常生活の中でほぼ皆無。もうほっんとに足が痛くてしびれて、 なんて自分は忍耐力ないんだろうと嘆いた。 こういう時に凛と背筋を伸ばして長時間姿勢を崩さない人って尊敬する。 でもその後で「足がしびれたー」と言い合える家族。 初めてお互いの家族が顔を合わせた時の食事会では、常に場に笑いをもたらせてくれたお義父さん。 今思えば東京で古本とカフェのお店を開きたい、なんて大胆な事いう嫁にビックリされ、絶対不安もあったと 思うのですが、快く夢を応援してくださったおかげで今がある。感謝してもしきれない。 間に合わなかった事があれば、間に合うかもしれない事に目を向ければいい。 これからは親孝行の実現を目標のひとつとしてやっていかないと。 10年目でもまだまだ足掻いてるけど、中途半端なままではいけませんなあ。 東京に戻ってきて、色々な事を考えてる。 何か大きなものをもたらしてくれた今回の松山行だったのでした。 東京からやってきた私達に本屋さん巡りや、道後の足湯や、観光の時間も充分にあててくださって有難かった。 坊ちゃん書房再訪。やはり本がドワーッっと積みあがった古本屋、地元ゆかりの作家の本がしっかりと揃えられてる こういう店に来るとホッとするのです。 坊ちゃん書房のカバーに抱かれた太宰の文庫本。なんか不思議としっくりきてる。 街中に俳句ポストもあり、なんとなくのんびりした雰囲気で、やはり「いで湯と文学とお城の街・松山」が大好き。 道後温泉の通りは「小説坊ちゃん生誕百年」のポスターがあちこちで見られたので、え?そうなの?と 思ってみたら、2006年からずっと貼りっぱなしにしているらしい(笑) そのゆるさがなんか心地いい。うちの店も「ゆるさ」と「しゃきーン」のバランスを考えていかなきゃね。 ただゆるいだけでは駄目ですね。ぺしゃんこになってしまいますから。 「冠婚葬祭の本ありますか?」と駆け込まれるお客さんの気持ちが今回よーく分かった。 文学もそうだけど、生きるための教科書みたいな本も欠かしてはならない。 本も大事だけど、「人」が大事。縁が大事。礼儀は大事である。親族に恥をかかせてしまう事は避けたい。 人生なんでも経験だな。 今週の土曜日、12日は朗読会の為、18時50分でお店の営業は閉店となりますのでお気をつけ下さい。 中村さんの朗読、実に楽しみですね。引き続きキャンセル待ちのみの受付となります。 23日の読書会・アウトドア編の方は受付募集中ですので、参加希望の方、質問がある方、 声をかけて下さいね! 長らくお休みしましてご迷惑をおかけしましたが、お店はもう通常通りですので、どうぞご来店下さいね! 今後とも「フォスフォレッセンス」をよろしくお願いいたします。 |
2011年10月30日(日曜日) |
トップページでお知らせいたしましたが、松山に数日間帰る事になりました。 義父が永眠いたしました。親孝行には間に合わなかったですが、 しっかりお見送りしてきたいと思います。 以前にもお知らせしたとおり、このHPからはこのPCからしか更新出来ませんので、 申し訳ないですが現在確実な再開日はまだお伝えできません。 おそらく週末には開店の予定ですが、確実な次の開店日を事前に お知らせ出来るとしたら、ツイッターの方になると思います。 事後報告になると思いますが、こちらのHPでも再開店した際はなるべく早くお知らせさせていただきます。 ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 |
2011年10月24日 (月曜日) |
秋も深まり、お店の前の並木通りもほんの少し紅葉してきました。 いよいよ読書の秋、本格スタートですね。 秋の朗読会は前回の日記でお知らせしたとおりです。キャンセル待ちのみの受付中です。 11月12日は通常営業が18時50分までとなりますので、ご注意下さいね。 そして秋の読書会はやはりアウトドア編にする事にしました。 11月23日水曜日の祝日です。詳細はイベントページにてご覧下さい。 私が初めて行く場所でもあり、川沿いを歩いたりする事から10名様定員とさせていただきますので、 行ける!という方はなるべくお早めにお申込下さいね。 また、あのあたりならここがお奨めだよー、寄っていきなー、という情報もお待ちしております。 お蕎麦屋さんに飾ってある太宰のサインよ、待っとれー!な気分で楽しみに当日まで御嶽の事色々調べたいと思います。 そして「太宰治検定」の申込があと1週間となりましたね。迷われている方、申し込むの忘れてた!って方は まだ間に合いますよ。31日(月)までです。 ピースの又吉さんが問題作成にゲスト参加という事でとても盛り上がってますね。 ツイッターをやっていると委員の方の頑張りがリアルタイムでわかります。 公式ページにリンクされている木村綾子さんのブログに太宰治検定のいきさつについての事が書かれていますが、 応援させていただきたい気持ちでいっぱいになりました。 太宰治にいろんな恩恵を受けた自分。太宰治を生み育ててくれた青森に何か恩返しをしたい、 なんて発言するのはちょっとおこがましいのですが、でも今のこの時代の「自分に出来る事をやる。続ける」 というテーマにリンクしてるところがあると思います。 原きよさんも11月4日(金)に青森県五所川原市のオルテンシアでチャリティコンサート「太宰に導かれて」を 開催されるし、皆さんの精力的な活動にとても刺激を受けます。 「太宰治と叔母きゑ思い出記念館」設立される事を心より願います。 お店に叔母きゑゆかりの蔵の保存についての新聞記事の切り抜きや、太宰治検定のポスター等貼っていますので、 気になる方はどうぞご覧下さいね。そして気軽に声をかけて下さいね。 皆さんの活動を応援させていただきつつ、私はこの店で来て下さる方に常にOPENでいるしかない。 ここで本棚を創り、本を探している人に手渡していく、 ここで自分の時間を過ごしたい人に心地よい場所を提供する、 この使命を大切にしていきたいと思います。 今、世の中は大変だけど、何か信じられる場所として存在し続けるようでいたい。 リアルタイム性はもちろんだけど、やっぱりツイッターは情報収集にはかなり役立つ。 「Grazia」11月号に、文壇バー「風紋」の林聖子さんが紹介されているというのは、 パブリック・ブレインさんのツイートを見なければ知らずに過ごしていたでしょうし、 チェリーブロッサムハイスクールという劇団が「めろす」という公演を行っていたとか、 又吉さんと古本を巡る奇跡的なエピソードとか、臨場感を持って伝わってくるところが良いです。 パブリック・ブレインさんは『Osamu Dazai Fashion Collection 2011』というハイセンスな本を 発売されたばかり。当店でも注文させていただきましたので入荷したらまたお知らせしますね。 フリーペーパーもお願いしました。今後も太宰治シリーズの発展の計画があるということで、 大注目の出版社さん。しばらくぶりにツイッターで再会出来て良かったです。 皆さんの仕事振りを拝見しながら、うちも頑張らなあかんな〜、とつくづく思えるところが利点かな。 外部からの太宰治新情報などのお知らせはHPより先にツイッターに出る事が多いので、 全てチェックしたい方は、このHPトップページから青い鳥マークのツイッターアイコンをクリックして下さい。 そこに私のツイートやRTも流れているようになっていますので。 このHPには掲示板がありませんが、ツイッターで気軽にリプライいただけたら時間差は生じると思いますが お返事いたしますので。問い合わせメールするまではないけどちょっと聞いてみたい事がある、という方は 是非ツイッターorFacebookで声をかけてみて下さいね。 Facebookの方はちょっとアナログ人間には仕様が難解で手こずってますが・・・ボチボチいきます。 でもトライしてみたおかげで知れた事も多々あります。例えば 新聞などあちこちに取り上げられていて気になっていた、サイレント・カフェ(http://www.facebook.com/SilentCafe.jp) 耳の聞こえない人が販売・接客の現場で働くカフェで、三鷹市役所敷地内のC-Cafeの中にあります。 目と鼻の先にこんな意義あるコンセプトなカフェがあったというのに、その場所を知らなかったのです。 小さな空間に居つつも、視野は広く世界を見ていなければ、とつくづく感じました。 そういう意味ではFacebookやツイッターをやってみて以前より一歩前進というところかな?と感じています。 ピース又吉さん×太宰治関係は最近ほんとよく目にしますし、私としてはものすごく嬉しく思っています。 最近観たのは「なにわなでしこ」という水曜日の深夜のテレビ番組。 NMBの女子7人とピースのお二人が下北沢を巡っていて、古本屋さんで「人間失格」の出版社違いの文庫本を3冊並べ、 「このうち一番好きなのはどれでしょう?」というクイズを又吉さんが出していました。(答は新潮文庫ピンクver) 台本がそういう設定なのかもしれませんが、NMBの7人の女子は皆無関心そうでした。 7人もいれば1人くらい文学少女キャラがいた方がテレビ的にも面白いのに・・・とか勝手に思ってました。 先輩のAKBみたいに文庫の表紙モデルの仕事が来るかもしれんのにな〜、とも。 また長くなってしまいそうなので、この秋、良い本とたくさんの出会いがある事を祈りつつ この辺で今日は終わります。 御嶽文学散歩、是非ご一緒しましょう。当日晴れる事を祈ります。 |
2011年10月11日(火曜日) |
すっかり秋ですね。金木犀の香り、毎年この時期にいただく柿、枯れ葉、夜風、虫の声、 そして読書の秋、朗読の秋。ア、秋。 今日は中村さんが来てくださって来月の朗読会の打ち合わせなどを。 今回も素敵なチラシを用意してくださりました。 太宰を読む vol.5 ・「ア、秋」「恥」 朗読 中村雅子(フリー・アナウンサー・朗読家) 11月12日(土)19時〜20時 フォスフォレッセンス店内 要予約(11名様限定)定員となりました。 料金 千円(ドリンクつき) ご予約は定員となりましたので、キャンセル待ちでもよろしければ受付いたします。 最後の1名様は、こちらのチラシに強く引き付けられたのがきっかけで、予約されました。 朗読している中村さんの柔らかい雰囲気が伝わる、とても良い写真ですよね。 この秋の朗読会も楽しみです。 11月12日は通常営業は18時50分までとなりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 日が近くなりましたらまたトップページでもお知らせいたしますね。 実は今日までに返却しなくてはいけないDVDがあって、ただ今より月夜のチャリドライブしてきます。 帰宅後、元気と時間に余裕があれば続きを更新いたしますね。 無理だったらまた木曜日以降に続きを書きにきます。 本当は今朝、駅周辺まで行ったんですよ。なのに肝心な借りたDVDそのものを家に忘れてしまったんです! なんておバカさんなのでしょうか・・・ ワタスは絶句した(メロスは激怒したのパロディのつもり。いまいち) 一日に二度も駅まで出かける事になりましたが、この時期夜風が断然気持ちよいので、 今年最後の金木犀の残り香と、クッキリ系ではなくてボヤ〜ン系な今宵の月をお供に ドライビングしてきますー 貧乏ものの情熱ってすごいですよね、しんどいから1日延滞しちゃえ、っていう考えはまずナッシング。 ってこういうリアルタイムっぽい書き込みはツイッター向きかもしれない。ま、いっか(笑) 元気が残っていればのちほどに。 |
2011年9月17日(土曜日) |
残暑厳しいですが、季節はもう秋ですね。 朗読の中村さんが来店され、秋の朗読会が11月12日(土)19時〜20時、と決まりました。 作品など詳細は決まり次第またお知らせします。 前日にふとそろそろ秋の朗読会や読書会の準備を進めないと・・・と中村さんの事を思い出したのですが、 同じ日に中村さんはお会いした方から偶然うちのお店の話を聞いたそうです。 なんだか不思議な体験。 原さんの朗読ライブの予定もお知らせします。 先日チラシを持ってきてくださったのですが、今回も素敵なデザイン。もとは帯の模様だとか。 「きりぎりす」いいですよね。女性独白体のこの作品、秋にはピッタリな気がします。 店内にお持ち帰りいただけるチラシもございますのでどうぞ。 読書会の方ですが、2月に大雪で延期になったアウトドア編御嶽文学散歩を持ってこようかどうか 悩み中です。太宰達が出かけた2月にこだわりたいのは山々ですが、 それはまた行けば良いとして、御嶽なら紅葉時に出かけるのが一番良い季節ではないかと。 参加してくださる方々にとって一番良い選択を考えるべきかな?と。 11月には祝日と水曜日が重なる日があるので、そこを利用してもいいかな〜など、思案中です。 少なくとも一ヶ月前には決定・発表しますので、何か意見がありましたら声をかけて下さいね。 『Cafe.mag(カフェマグ)』11月号「心地良きブックカフェ」特集が発売になりました。 当店も掲載されております。よろしかったらご覧下さい。 なんだか素敵なお店がいっぱいです。ブックカフェ好きならこれは持っておきたくなる1冊だと思いますよ。 私もじっくり読ませていただこうと思います。 素敵な紹介文でとても嬉しかったのですが、 太宰関係のある会報誌に、2名の方がうちのお店についての文章を寄せてくださったのも 最近感激した事のひとつです。 こういう出来事があると、お店を開いていて本当に良かったと実感出来る。ありがとうございます。 明日明後日は第3で連休となりますので、また23日(木)よりご来店を心よりお待ちしております。 |
9月16日(金曜日) |
いきなりSNSを2つも始めて冒頭から大失敗。やはりというかなんというか・・・ でも結果正解でした。面白いです。 大失敗というのは、Facebookはお店のページのみを作るつもりでとりあえず立ち上げたのですが、 商用のものはFacebookページになる。Facebookは個人専用のアカウントのためにあるものなのでした。 個人も店も両立は自分のスキルでは難しいと思ったので、あちゃー、やっちゃった・・と。 でも世の中なんでも始める時は、しっかりと規約に目を通して納得の上でサインするという当然の事を 軽く見ていた自分におおいに反省。なんとなくこんな流れなんだろうから、とりあえず見切り発車でも はじめちゃえっていう自分は大甘だったわけです。45にもなって。 で、登録すると自動的に友達を見つけてくれるシステムが出来上がってて驚き。 こちらから開始しましたとかメールしなくてもどこで知ってくださったのか、見つけていただけて ネットってすごいなーと。メールアドレスのシステムからそういう事が可能なのですね。 アカウント登録で最初から躓きもそうだけど、1人で仕事していると自分に甘いとどんどん厳しさがなくなっていき、 緊張感に欠ける事があるんですね。そういう面でも結果個人でもアカウントを持って良かったんです。 普通に会社で仕事してる人の書き込みとか読むと、こっちまでシャキ!っとしてくる事あるから。 それが知ってる人だと尚更。世界が広がりそうでハマる人の気持ちがよくわかる。 でもネットの世界は慎重さが必要なので、今Facebookとツイッターの入門書を図書館で予約中です。 全部貸し出し中だったので。自分だけじゃなくて人と関わるSNSの世界だとボンミスは厳禁。 最初にミスったのが自分だけの問題で良かった。なので基本的機能をマスターしてから 進めていこうかと。普通の人はネットで見ながら把握していくのでしょうけど、どうも理解困難。 間違って訂正を繰り返すとすべて更新しました情報が出てきたり、 自動で登録されてしまったものを削除出来なくて焦りまくったりして・・・ メカ音痴は致命的。本見ながらトライしていくという原始的な方法が自分には合っているようです。 今になって始めたきっかけは?とよく聞かれるのですが、まずはパソコンがもし壊れたらお店からの情報提供場所が 遮断されてしまうのを避ける為です。このHPはホームページビルダーを利用しているので、店からしか更新出来ない。 ウェブ上(クラウドとも言うのかな?)でどこからでも発信できる情報元が必要と感じたのです。 不足の事態が起こっても携帯さえあれば「何日から営業します」と最低限のお知らせは出来ますからね。 ツイッターが不安定な時はFacebookがあるし、HPは営業日記的なもの、ツイッターはお知らせや呟きを リアルタイムで発信できるもの、写真や動画もアップできるFacebookはコラム的なものやイベント案内や交流に、 というかんじに使い分け出来ていけばいいかな?と。進行していく上でいろんな化学変化はありそうですが。 先日も書いたように、このHPの過去の情報の整理がパンパンになってきているので、 容量を分散していく必要があったのです。 それに震災以来、明日何が起こるのかわからないという感覚は常にあります。 それなら自分に何が出来るかと考えた時、自分に与えられたこの仕事を当たり前のようにこなしていく事なのだけど、 同時に何かを残したいとも考えるようになりました。 自信なさげでダメ人間で新しい事をオープンにしていく勇気が持てないというカラを破って、 かっこ悪くてもいいじゃない、と。10年経ってもまだまだ太宰さんが好き、どころかもっと日々好きになってくるよ っていう気持ちを「世界の中心でフォスフォレッセンスと何度も叫ぶ」じゃないけど、もっと発信してもいいんじゃない?って。 三鷹の片隅からこの小さい世界の事を、綺麗な部分だけじゃなくただありのままに発信する。 本屋がしたい人、カフェがしたい人、太宰治が好きな人、いろんな人に飛び立っていって、 時にはその人の小さな一歩になればいいのではないかと。 今から紙の本の世界で生きていくのは大変な時代ではあるけれど、儲からない事、経済的な事を除いたら 本屋カフェはこんなに幸せですよ、と。両立してこそナンボの世界なんですけどネ。 学術的な事はその専門の人に。私は私の役割があってこの店を開いて現在がある。 次の世代の人たちに向けて使命を意識しなければとか、そんな事を考えるようになりました。 ツイッターと太宰って相性がいいようで、若い人に結構受け入れられているような印象があります。 文豪というよりもどこか身近に感じられるところがあるのか、すごく愛されてる。 結果、踏み出してみて良かったんです。ちょっと失敗してしまった事も含めて すべて起こる事は自分の導きの方向にあるような気がします。 まずは入門書読んで勉強して、使いこなせるようになって・・・ 3つをバランスよく使いこなせる自分は上手く想像できないけど、 ジタバタしてるところも含めてオープンになってみようと。 やはり今の時代、ミステリアスではやっていけないんですよね・・・不器用な私の場合ですけど。 太宰はオープンなところありましたからね。どうしようもなくはにかみながらも。 笑われて笑われて強くなる、の精神も必要かと。 こんな風にある種の開き直りを与えてくれたのはやっぱり震災なのかな。 あれから半年経って厳しい状況ではありますが、なんとか乗り切って笑顔で10周年を迎える事が当面の目標かな。 それとタイムリミットがある事への意識も高まった。自分が出来る事には限界があるという事も。 親孝行がしたいですね。同級生はきっと皆出来てる事と思うけど、私はまだ出来てないですからね。 今お店のあるビルが自分のものになって1階と2階が店舗、3階と4階で家族で住めたら・・というのが長期的な目標。 今の段階では全くもって現実味のない事ですが、そうしたいのなら現実を変えていくしかないので もっと頑張らないと。夢の実現化目指してこうやってここに記しておこう。ここからの第一歩スタート。 あー、でもなんかやってみたら思ったより楽しい。それが一番かな。 ものすごく長くなってしまいましたが、140文字ばかりの世界にいたら、思いっきり長文を書きたい意欲に駆られる。 かえって前より更新マメにするようになる効果があるかもしれませんね。 3つの情報発信先をバランス良く使いこなせるように努力します。 |
2011年9月15日 (木曜日) |
なんだか目が痛いかも・・・と眠ったら翌朝まだ違和感が。 鏡で自分の顔を見てビックリ。左目が大きく腫れている。こんなのはじめて。 触れようとするとすごく痛いので、これはほったらかしは良くないと判断しネットで近くの眼科を調べる。 多分、私の記憶では眼科に行った事はない。子供の頃にも。 視力は20代までは両方2.0だったし、目薬を差した事も小学校時代のプールの後くらいしか経験がない。 結果「ものもらい」だった。知的なかんじで品の良い女医さんに診察していただいた。 待合室で1時間以上過ごしたけど、なんだか非日常感にワクワクしていた。 携帯もネットもない世界にポツンと1時間。本を読むしかなく、あとは人間観察をするしかなく、 シーンとした中にただ人が並んで座っている光景。 不思議と安堵もしていた。まだインターネットがなかった子供時代を思い出していた。 大きな地震もなく、毎日のほほんと過ごしていた気がする。時間の流れ方が全然違う平和な空間。 でもネットがなかったらこんなに簡単に私は治療を受けられていなかっただろう。 検索してから電話するまでたった5分くらいだったもの。 例えば本を探している人にとって、もしその本がうちの店にあったとしたら、 うちの店の情報をネットでたどり着けたとしたら、おそらく最短で見つけ出す事が出来ただろう。 誰かの役に立ちたいという思いもあって営業しているのなら、間口は広い方がいいのでしょう。 試行錯誤しならがも踏み出した事が良い方向へ向かっていくのだろうと信じたい。 眼科には偶然もあったのか、ソバージュの女性が多くてなんだか懐かしいかんじだった。 実際あの髪型は洗いっぱなしで良くてすごくラクなんだと思う。流行り廃り関係なくソバージュはなくならないだろう。 待合室の時間が止まった感とマッチして、なんだかすごく居心地が良かった。 眼科の帰りにいつもは行かないスーパーに行ったらなんだか新鮮。 秋の秋刀魚のお刺身のコーナーをお店の人がせっせと飾りをつけていて、手元に100円引きシールが見えたので、 スーパーを1周してから再びコーナーに戻ったらパックに値引きシール貼られた後だった。ついてる! はじめての眼科受診記念に購入。すごく美味しかった〜 前を歩いている人のカゴに私の好きなポテチ九州しょうゆ味を見つけたので、店内のどこかにあるのだろうと 探したけど、ホントさんざん探したけどなかった。それだけがちょっと悔しいけど。 スーパーは何周しただろう・・・こんなことでもすごく楽しかったんだよな〜 いつもとちょっと違う道のりを散歩するのも発見が多く、真新しい一日だった。 ものもらいと引き換えにいろんなものをもらったよ。ベタなシャレで赤面・・・ やっぱりお医者さんでいただくお薬は優秀で、飲み薬と目薬で1日でほぼ完治。 この歳になるといろんな部分の治りが遅く感じて、今回も恐怖を抱いていたのだけど、 ただれた右目が1週間くらい続いたらイヤだなと思ってたから良かった。 まだちゃんと皮膚は元へ戻ろうとしてくれるんだ・・・些細な事だけど嬉しかった。 どうか私の身体、いろんな部分、膿を出すなら私の財布の中身と相談してからにしてな、と 呼びかけるようにして眠った。健康第一。 |
2011年9月3日 (土曜日) |
友人からおみやげにいただいた夏みかんゼリーをヨーグルトに混ぜて食べるのが最近の夜のお楽しみ。 この前久しぶりにお店に来てくれて、しばらく2人だけだったので色々と話せたのでした。 最近は誰が気になる?と質問すると佐藤允としっぶーいお答えが。 私は俳優さんでは宮崎将さん(あおいちゃんのお兄さん)とジョセフ・ゴードン=レヴィット。 あと最近になってお笑い芸人さんが好き。藤森さんに又吉さんに後藤さんに徳井さんetc・・・ 宮崎将さんは、演技がすごくいい。引き込まれる。たまたま2本連続で出演作を見て惹かれました。 ジョセフゴードンレヴィットは「500日のサマー」と「インセプション」を観たらそのキャラの落差に コロッっと落ちちゃいました。「500日のサマー」のマーク・ウェブ監督が「スパイダーマン4」を撮るらしいですが、 それなら劇場で鑑賞したいかも。サマーはかなり好きなタイプの映画でしたからね。 彼女には「ええ?藤森さんってあのチャラい人?あんまり好きじゃない」と言われてしまいましたが(笑) 私もちょっと前まで完全ノーマークだったんですよ。趣味がコロコロ変わるのは昔からよくある事ですけどね。 ほんと飽きっぽいでしょ。小学校6年からずっと好きな桑田さんとか、ここ10年ハイドとか玉木君とかは鉄板ですが、 中川家のお兄ちゃんとか、最近ではDAIGOとか玉置浩二とか自分でも読めない、ちょっと変わったタイプの人を ちょこちょこ突然好きになるサイクルがあるんですよね。 特に玉置さんにハマった時は、周りから「なして急に?」という声が多かった。無理もないですが・・・ 自分でも自分の趣味思考が予期できないってちょっとワクワクしますね。 Facebookだって基本実名登録とか日本では絶対流行らないだろうと思ってたし、 自分はまずやらないだろうと思ってた。 時々自分の考えを壊してみたくなるのかな?でもそうして中に入ってみると、 思ってたよりも面白くてどうしてもっと早くやらなかったんだろう?という感想を持つ事が多い。 ついでに書くとツイッターも、フォスフォレッセンスで検索したらうちのお店の会話をされていたツイートがヒットし、 開店した頃「phosphorescence」という同じタイトルのCDを持ってきてくださった方とこんなところで再会という セレンディピティがあった。利用し始めた事を歓迎されているような良い兆しでした。 思えば阪神大震災の直後はひとり暮らしだったので、お笑い番組ばかり見てた。 人が笑っている声を聞くとすごく安心するんです。 震災後も何かと不安な夜が続く。そんな時、やっぱりバラエティ系を見てしまうんですよ。 今自分史における第二次お笑いブームかな。 自分には今出来る事を精一杯やるしかない。悲しい出来事、ニュースばかり続いても気分を上げていかなきゃ いけないわけです。そんな時に合いの手でハジケている藤森さんを見て実に愉快な気分になったんです。 それからとうもの、気がついたら藤森さんを目で追うようになってました。 チャラいとかどうこうより見た目が好みというのもあります。すごく色気を感じますよ。 まあ何より気持ちが明るくなる事が一番の魅力かな。 零細の中の零細ですが、この厳しい時代に東京の経済を盛り上げていかなくてはならない、 そのムーブメントを創っている人達に乗っかってやる気を上げたいのもあるかな。 私全然お酒飲まないし、六本木も全く行く機会ないですが、 気がつけば「ギロッポン♪ギロッポン♪」って口ずさんでる時ありますもん。 すると気分が自然と明るくなってる。 そんなかんじで、あんなにドラマ好きだった私ですが、最近は全く見ていなくて、 水曜日に23時グータンから20マウス、しあわせの素、クルマッチョ(終わってしまって残念)を ゆるーく見るのが最近のお休みの夜の息抜きタイムなのです。 人の気分を明るくさせたりホッとさせるお仕事って良いですよね。 うちのお店も、どなたかにとってのそういう存在だといいなーって思います。 瓦礫を片付けたり、人命のために、復興のためにいつもより何倍も働いている人たちへの感謝の気持ちも 忘れずに、私は私の出来る事をただ続けていくのみ。 ただすごく気が小さく不安がりなので、外的なものに頼らずにはいられないのです。 スイッチが入るのが遅いのも悩みのタネですが、いろんなものに助けられながら前向きになっていきたいです。 |
2011年9月2日(金曜日) |
トップページにもお知らせしましたが、遅まきながらツイッター始めました。スタート記念といたしまして、 9月3日に限り、来店時に「ツイッター見ました」と言ってくださった方は店内の本10%オフとさせていただきますので 見てくださった方は、どうぞお声かけて下さいね。フォローもしてくださったら嬉しいです。 アカウントは「@phosphorescence」はもう使う事ができなくなっていたので、@phos_bookcafeです。 Facebookも同時に始めました(正確には今色々設定しているところで明日には出来ていると思うのですが) ツイッターもFacebookも初心者な上にこういうウェブの設定関連は昔から飲み込み悪いので時間はかかるし、 たくさん不具合も起こってその度にますたーに助けを求める繰り返し。ふぅ・・・ でもどうせ得意でない事をするなら2つ同時に進行してしまって、そろそろ1人でも複雑なPCの操作も 出来るようになっておかなければ。 パソコンライフ12年目にして「サルでもわかるパソコン入門書」の類の本を図書館で借りて1からマスターしようと している次第です。 今までわからない事があれば彼に全部やってもらっていたので、ちっともスキルが上がらなかったんですよね。 でも、才能っていうか、生まれもってのコンピューターに対するスキル能力がゼロのようで 「君には無理だと思うが」と言われております。ガーーーン・・・ でもかえってやってやろうじゃないのさ!とフツフツと燃えてきてもいるし、失敗しつつも前進あるのみかな? と前向きに格闘しているところです。 そんな状況ですので、慣れないうちは色々と不手際があると思いますが、なんとかマスターしたいと思いますので どうぞよろしくお願いいたします。 今使っているパソコンがそろそろヤバイかも、というか、これ他の人も同じ現象が起こっているのかわかりませんが、 お店のHPを開くと上の方にいくつも窓が出てきてすごくうっとおしい事になっている。 以前も1つは出ていて、見てくださる方には申し訳ないけど無料だから仕方ない仕様だと説明をしていた。 しかしここのところ、窓が出すぎる。4つくらい出てしまう。なぜなんだろう? 他にも最近不具合とか、今までスムーズにいってた動作が上手くいかない事多々有。 とにかく前回も書いたパソコン内のお掃除を進めていこうと思います。 貴重なものを削除してしまって大失敗!なんてことのないように気をつけなくては・・・ 晴れたかと思うと、台風の関係で急にかなり雨風が強まったりする空模様ですので、 ご来店の際はくれぐれもお気をつけてお越し下さい。 明日もお店でお待ちしております。 書いていなくてメモ書きだけしている日記が溜まっているので、近々更新いたします。 更新情報はツイッターでも流しますね。 |
2011年8月14日 (日) |
長らく更新が滞ってしまいました。 東京は毎日猛暑ですが、お盆のこの時期はさすがに車や通り行く人が少なく、 ただ蝉時雨を聞きながら、お店でお客さんを待ついつもどおりの時間を過ごしております。 このところ何か見たいサイトがあってurlをクリックしてもちっとも画面が変わらずさんざん待ったあげく表示されない という事が続き原因を探っていたのですが、PCに詰め込んでいるものが重過ぎるようです。 私はPC初心者で、主にウェブ関係はすべてますたーに任せている事は何度か書いていますが、 今頃になって初歩的な事くらいはマスターしておかなきゃいけないな、とボツボツ勉強しております。 パソコンに詰められるものは無限だと勝手に思っていたし、「あと○メガしかもう受け付けられないよ」とか言われても 上手く理解できなかったし、「サーバーって何?」っていう世界だから。 あんた今まで何してきたの?10年近くほぼPCの前に座ってきててそれ?とキレたくなる彼の気持ちが 手にとるようにわかるし・・・ ということで、PCのお掃除などを今しているところです。 このHPについても、来年2月までは従来の形で進行し、10周年で一度区切りをつけて11年目からは お引越しをするかもしれません。昔の画像は削除していく事もあるかもしれません。 2月までにある程度の基礎知識が身に付けられる事が当面の目標かな。 昔の画像を久しぶりに見ると、「一日の終りに自分を癒してあげる時間だから、入浴後のボディローションだけは どんなに貧乏でも良いものを使いたい」とか書いてロクシタンのチェリーブラッサムの画像を貼ったりしてる。 今見るとちょっとこそばゆくなるような事が羅列されてる。 今じゃボディローションはドンキの表の棚にあった98円とかのやつ使ってますからね。 やっぱり良くない。ベタベタするだけ。安い!と思って2本も買ったけどちょっと失敗かも。 でも贅沢は言ってられません。シャワー浴びれるだけでもありがたい事ですよ、ホント。 生きてるだけで丸儲け。残された時間は感謝の気持ちで精一杯生きなきゃいけないんです。 お盆の夜、星空を見上げながらいろんな事を考えます。 でも店頭でお試しで一瞬味わうヴァーベナやエンジェルグラスの香りって気分をとても良くしてくれるので 身体に付けるものだしお気に入りのものを買えるように頑張りたいです。 明日から3連休のお盆休みをいただきます。特に旅行や帰省の予定はナシです。 木曜日からまた通常営業となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 |
2011年8月13日 (金) |
今週は取材が2つありました。 1つは「Cafe.mag」という雑誌。9月16日発売の11月号で 「くつろぎの読書空間 こだわりのブックカフェを訪る」という特集です。 取材いただいた女性の方の帰り際の言葉がキラッと輝いてた。 「何か質問等ありましたらこちらの連絡先へどうぞ。24時間いつでも大丈夫なので!」と笑顔で名刺を指して。 いいな〜、若いフレッシュなパワー。私20代の時でもそんなエネルギッシュさなかったわ。 フレッシュなパワーといえば、ちょっと前からメニューにビールが加わっています。 時々お客さんから「ここで本読みながらビールが飲めたら最高なのに」とは言われていたのですが、 アルコールは自分が飲めない事もあって扱うつもりはなかったんですよ。 随分前の話ですが、アサヒビールの営業の女性が来店され、ブックカフェとビールの相性の良さについて わかりやすく説明してくれました。 「オレンジピールの香りのする爽やかなベルギービールで、女性に人気です」という、そのなんとなく甘やかな響き。 とどめを指したのが「本とビールのマリアージュ」なんかすごい惹かれる、そのキーワード。 ビールといえば・・・映画「サマー・ウォーズ」での、「日本はろくでもないところだけど、ビールだけはうめぇや」 という侘助さんのセリフを思い出します。 あのシーンは子供達が関心を持ちそうで心配なくらいビールが美味しそうに思えました。 でもその味をよくわからなくて説明を出来ない自分が扱うのはやっぱり・・・と答えるも、翌日に彼女はやってきて 「良かったらビール好きなお客さんにでも飲んでいただいて下さい」と3本冷えたベルギービールを持ってきてくれたんです。 飲めないと言ってる私に無理強いするのではなく、 お客さんで本とビールを愉しみたいと言ってる人はいる、というさりげない情報をキャッチしての気遣い。 彼女の早い行動力とそのフレッシュで前向きな姿勢に惹かれた事がビールを追加した一番の理由かな。 ピンときたご縁は大切にしなくちゃいけません。 試しにお客さんに飲んでいただくと、ホント嬉しそうな顔をされるんですよね。 ビールってそんなに魅力的なものなんですね。知らない私は人生損してるかな。 ドリンクメニューがお茶類だけだとなにより太宰が不服だったのかもしれません。 そのような経緯でヒューガルデンのベルギービール1種類のみ750円でメニューに加えております。 他のカフェの価格参考などをアドバイスいただいて決めました。 一日に冷蔵庫に保存しておける量の事情などにより品切れている事もあるので、 ラテ類などと同じく準定番メニューとなります。ご了承下さい。 話戻って2つめの取材はリニューアルした雑誌「珈琲時間」 9月25日頃発売の、ブックカフェが多く紹介される特集のようです。 読書の秋はこのような特集が多く組まれるので毎年読むのも楽しみな季節です。 リニューアルした本誌を見せていただいたのですが、「Cafe.mag」もそうですがすごく充実していました。 どちらも取り寄せて熟読したいくらいです。気になる方は書店でチェックしてみて下さい。 「珈琲時間」のライターさんもカメラマンさんもかなり本好きなご様子。 カメラマンさんは以前に「 トランヴェール」という新幹線の車内誌の取材で太田治子さんと東北までご一緒されたそうです。 その時のエピソードを聞けたりして、今日は収穫がありました。 本に興味がある方、珈琲好きな方、ブックカフェ巡りしたい方、発売になったら是非見て下さいね。 |
2011年8月12日 (木) |
太宰関連の事をちょっとご紹介。 記念切手が1500枚限定で販売されてます。私は禅林寺の隣の郵便局で購入し、お店の太宰コーナーに飾ってます。 タオルハンカチはワークセンターきょうどうの方がチラシとタオル見本を持ってきてくださって知りました。 今の季節にはピッタリなアイテムだと思います。手触りを確かめたい方は太宰コーナーにあるので試してみて下さいね。 「太宰治が生きたまち・三鷹」フレーム切手は 太宰治のロゴ刺繍・タオルハンカチ4色 各600円 A4版(80円切手×10枚)で税込1,200円、 文学サロン、みたか都市観光協会、 三鷹市内19郵便局にて1,500シートのみの限定販売中です。 星と風のカフェにて販売中です。 お問い合わせ先 三鷹下連雀四郵便局 電話番号0422-43-8974 最近太宰関連の事で感動した事、原さんからいただいた先日の「太宰に導かれて」のDVD。 寝る前に一部づつ日を分けて観ようかとかと思ったら、あまりに良くて朝の4時くらいまで一気に観てしまった。 原さん、本を見ずに物語が全部頭の中に入っていらっしゃるので、聴いている側もすっと入っていける。 構成も良くどんどん引き込まれていき、とても一旦中断して続きは、なんて気にならない。 ピアノの音色と朗読の息はピッタリと合っていて、最初から最後まで完璧な出来上がりなのです。 でもステージでよくあるブラボー!という言葉は似合わないかんじ。 それはレベルの高いステージをこなしてお客様や評論家から賞賛の言葉を得る事が目的ではないからかな? ひとつの輪を創りあげてるように見えました。 その場にいらっしゃった全員の思いが一つにピッタリ重なってる感というのでしょうか。 まさに「太宰に導かれて」今ここにいる、というマジックが細部に散りばめられて美しく昇華しているのです。 「ブラボー」の代わりに、ここにいらっしゃる全員がこのプロジェクトは間違いなく良い方向に向かうと確信した、 そんな表情を返していたのではないかな?私はその場にはいなかったけれど、そんな気がしました。 何より太宰が喜んでいるでしょう。会場の隅で涙流していたかもしれません。 実際にその場にいられた方はとても幸せ者なのではないかと思います。 あまり太宰作品を読んだ事がないというお客さんがものすごく感動した、行って良かった!と うちの店に報告に来てくださった少し興奮した表情が物語っている。 照明効果がDVDで鑑賞してもよく計算されていたので生だったらすごかったと思います。 五所川原でも開催という事、この輪はもっと大きくなっていくような気がします。 原さん、甲府でも朗読会の予定が決まったようで相変わらず大活躍ですね。 太宰の通った温泉でお風呂とドリンクと朗読セットですって。これは行ける人が羨ましい。 都内での朗読スケジュール等もブログでチェックしてみて下さいね。 |
2011年8月10日 (火) |
名刺入れをいただいた。 布地は麻であった。萌黄色の細かい縞目が織り込ま れていた。 この夏は友好的になろうかと思った・・・ 実際HP全然更新出来てないので友好的以前なのですが、 その名刺入れを一目見た瞬間に有名な「葉」の冒頭の文章を思い出したのでした。 ずっと切らしていた名刺ですが、ポンパレで送料込みで100枚499円で販売してた時にポチって数年ぶりに用意出来たのです。 このタイミングで名刺入れをいただけたのも自然な導きなのかと。 とても上品で、麻の手触りも良くて、おおいに活躍させたいお品なのです。 友好的とってもお出かけするのではなく、お店のツイッターとかfacebookとか作ってみたらどうかな? と思いついてただ今お勉強中です。 ツイッターは私は主に検索にしか使ってなくて、アカウントはあるけど呟いた経験はナシという初心者なのですが、 震災以後、お客さんからネットでは特にツイッターが役立ったとよくお聞きするんです。 特に地域の方とのパイプラインとして使えそうかな、と思ったのです。 強い雨の日に本の割引セールを告知するとか。 始めるの遅いのでは?と思われるかもしれません。 このお店は出来れば神秘的な、ちょっとベールに覆われていてほしい、という意見もあるのです。 どこかミステリアスであってほしいので、と。 つまり「フォスフォレッセンスに雨の日割引セールの呼びかけは似合わない」という事でしょうかね? なんとなく分かります。夢と現実のうつつ感がテーマなのに、思いっきり現実の世界に引き戻されそうですからね(笑) そんなこんなで迷いながら時間が経っていって今に至ります。 でも時には壊していく事も大事かな?と。試してみる価値はある。 私って基本内向的な人間なんですよね。そこが欠点でもある事はわかっているんです。 欠点含みもっとさらけだしてみれば?ともう1人の自分が言う。アンタの大好きな太宰治先生みたいにさ、って。 今の私ではまだまだ「恥の多い人生」とは言えない。太宰大先生の足元にも及ばないわけですよ。 夫もどちらかというと内向的なのですが、「読書会をUSTREAMで流したら?」とか時に大胆な事を言う。 ちょっと司会が私では器不足すぎるわ。それにLIVEにはめっぽう弱いんでちょっと無理です。面白そうですけどね。 そんな色んな事模索してる時にいらっしゃったお客さんからいただいたお言葉でまた迷い込む。 「ここに来て、昔『青蛾』っていう喫茶店に通ってた事を思い出しました。 小さなお店なんですけど、古いボンボン時計の秒針の音をただ聞いて、ぼーっと考え事してる、 それがお客さん全員同じようにしてるんです。皆でただ時計の音だけを聞いていたんです。」 私は「青蛾」は名前こそ知っているけれど行った事はない。 でもお客さんから話を聞いている時、その光景が目に浮かぶようだったし、スーッっと心が落ち着いていく心地だった。 インターネットの進化をほんのちょっと呪いたくなる瞬間でもある。 目の前のPCは店の存続にかかわる道具だけれど、10年近く変わる事なく音を刻み続けるこのボンボン時計の方が お店にとっては価値あるものだという事を忘れたら終りだとも思う。 「早く昔になればいい」久世さんの小説のタイトルの言葉が浮かんだ。 あ、そうそう。昔の日記に「2つの選択肢があったとしたらしんどい方を選びたい」とも書いてた。 うそつけ!って。ラクチン命の私めがよく言うよ(笑) 日記にそう書いたほかでもない私のその気合を尊重して、ここはひとつ実行してみようかな |
2011年6月25日 (土曜日) |
先日も案内した、神戸の海文堂書店で『女子の古本屋』(岡崎武志さん著・ちくま文庫)刊行記念イベント 『女子の古本屋』による「女子の古本市」がただ今開催中です。 24日から3日間なので明日までの限定イベントです。 この期間はお店はお休みなのですか?という問い合わせがあったのですが、 お店は通常営業しております。当店の本を詰めたダンボール一箱が出品中なのであります。 こういった形式の市に参加はものすごく久しぶりで、慣れていないのですが ダンボール箱に本を詰めていく作業はとても楽しかったです。 神戸まで飛んでいけたら良いのですが、それは叶わないので、とにかく箱を開けたらそのままで大丈夫な状態に セッティングしたつもりです。 関西の古本好き女子の方も、そうでない方も、多くの方の目に触れ、手にとっていただけたらとても嬉しく思います。 なんか旅する本屋っぽいかんじ。その場にはいけませんがあれこれ妄想するのも楽しいです。 フォスフォレッセンスの本を買ってくださった方はいらっしゃるかな? どんな方が手にとってくださったのかな?・・・とか色々考えてしまいます。 会場の行き方や時間などは一行目のリンクをご覧になって下さい。 神戸まで行ける方は是非、全国50店の女子の古本屋のミニ店舗がズラーッっと並んでいるのを 目撃してきて下さい。どんな本があるのでしょうね? 本との出会いがたくさん神戸で生まれる6月のとある週末・・・良いですね〜、絵になりますね、ポエムも生まれますね。 そして先日アップした、古本市の可愛らしいイラストのチラシは明日までフリーコーナーにありますので、 神戸までは行けないけど、チラシだけは欲しい!という方もどうぞご来店下さい。 裏には50店の古本屋さんの屋号がこれまたズラーッっとあり、表も裏も眺めるだけでも古本女子気分に浸れます。 日帰りで、関西まで美味しいものと古本に出会うための新幹線旅行なんてしてる人も中にはいそうですね。 なんとも羨ましい限りです。週明けにでも是非旅の報告に来てほしいものです。 桜桃忌当日とはちょっとズラして禅林寺に行くんですよ、という方も 良かったらお店にお立ち寄り下さいね。お待ちしております。 |
2011年6月19日 (日曜日) |
2011年の桜桃忌は曇り空。 ここ2,3年は快晴で暑い日が続いていたので、なんともベストな、桜桃忌に相応しい空模様でした。 例年どおり、サクランボを用意して開店。 18時のイベントまでの通常営業中は、お店始まって以来ダントツでヒマでした。 基本的にはヒマなお店でも年に1回、桜桃忌の6月19日だけは忙しい。とぎれることなくお客さんが来てくださる日、 これはどうやら過去形になってしまったようです。 でもその分、来てくださった方は混んでいて身動きできないという事もなく、 ゆったりとした時間を過ごしていただけたのではないかと思います。 競馬の事はよくわかりませんが、今日のレースで「太宰啓介」という名の騎手が大活躍したようで、 仏滅だけど大変縁起の良い桜桃忌だったのではないかと思います。 「桜桃忌だからやっぱ今回のレースはわたしゃ太宰に賭けるよ」なんて考えた人にラッキーの星が降ってきた かもしれないと思うと、こちらもいい気分になります。 しかも太宰騎手、いい顔してるんですよ。私この方のファンになりました! 今日は「ロマンスの日」でもあるそうですね。「 619(ロマンティック)」の語呂から 日本ロマンチスト協会が定めたそうです。私は365日24時間終始気分はロマンティックですけどね(笑) この協会に入るのはそれ以外に何か資格がいるのでしょうかね? 15時を過ぎると禅林寺帰りのお客さんがポツポツと立ち寄ってくださって、桜桃忌速報を聞けるのを 毎年楽しみにしているのですが、今年は結構衝撃的でした。 14時の墓前での読経の後、講堂に移動して小野才八郎先生の「雀こ」の朗読、自由発表が毎年恒例となっている のですが、今年は住職さんの都合により自由発表がなかったそうです。 住職さんが結構長くお話されたそうで、今までの桜桃忌であった事、桜桃忌事件簿?、 誰がどんな事をしたか、昔学生が暴れた事、挨拶に来られたのは誰と誰だけ、 出版社とのこと、役所とのこと、などずっと独演され、桜桃忌は大赤字です、と。 この後用事があるので、今日はこれにて終了。と締めくくられ、自由発表はなしだった、との事。 私が実際に拝聴したわけではないのですが、2人以上のお客さんより上記と同じ内容の報告をお聞きしました。 太宰の事や、来ている人々の太宰とのエピソードを聴くのを楽しみにしてきた人、或いは何か発表を用意していた人 にとってはちょっと残念だったかもしれませんが、私は「うわー、今日行けた人羨ましい」とも思いました。 いつも「写真撮影は絶対禁止です!」と目を光らせ、「次に何か言いたい事ある人いますか?」との問いに すぐに手を挙げる人がいなければ「はい、これにて終了」と早く終わらせたい様子を隠しもしないドライな住職さんが 今回はそんなにしゃべられたんだ、と驚きました。ベリーレアじゃん!って。 でも考えてみれば、毎年6月19日は禅林寺で桜桃忌があって当たり前、そんな感覚になっていたのは事実。 桜桃忌は大赤字?お寺に行けば、事務所前の聖観音様の前の賽銭箱に小銭を入れるようにはしていましたが。 今はもう売っていないのかな?太宰のハート型のストラップのようなものを再ブレイクさせたらどうでしょうか? あと「桜桃忌の三十三年」という豆本もお買い上げする人が増えるといいかもしれません。 私はどちらも寺の奥にある事務所で購入しました。 裏には斜陽館のイラストがあります。まだ販売してるのかな? 桜桃忌の三十三年 桂英澄 こっちは販売してる筈。 値段は失念しました。10年以上前に買ったので年季入ってます。 ちょっと読み返してみようかと思います。 昼間のヒマさを帳消しにするくらい、夜のダザイヴェートは楽しく盛り上がりました。 参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。 天候と震災の影響でイベントは久しぶり。今回はまず元気なお顔で再会出来ただけでも本当に嬉しかったですし、 初参加の方もいらっしゃり、程よい緊張感の中、予定通り開催できた事に心から感謝しました。 発表はレジュメ資料付「オトウサンにも楽しめる太宰文学」「東京だより」の朗読 「小道具付クイズ形式」の発表、「リアル太宰治bot、太宰になりきって呟いてみよう」の4つの企画があり、 バランス良い配分で綺麗に2時間に収まりました。 一発目は「父の日」でもある今日が「子供より親が大事と思いたい」で有名な作家の命日・ 桜桃忌であるというこの事実に着目していただいて、丁寧なレジュメとともに発表していただきました。 「桜桃」は昔よりも今になって人気が上昇してきているという意見交換や、 太宰のごく普通の父親の顔の部分などにスポットが当てられました。 「東京だより」素晴らしい朗読に感謝いたします。 始まり方も上手い作家ですが、結びも実に上手い作家。全員に心地よい余韻が行き渡っていたような気がします。 昭和19年という舞台背景と、 「どの子もみんな、同じ様な顔をしています」から発展した議論、反戦の事、そろばんの音について、 2時間これで読書会充分繋げられるな、くらいの広がりを感じさせていただきました。 ファイル読み上げクイズ形式企画は、中途半端な状態で・・とおっしゃられるのを「それでも全然いいですから!」と 強くお願いして良かったです。せっかく小道具を用意してくださってたのに。とても面白い企画でした。 ボードをめくっていって一問一答でクイズしていくような、ちょっとテレビ番組に参加しているような気分に。 その中に確信をつくような問いがいくつかあり、時間があればじっくりと討論したかったものがあったので、 別の機会に是非続きを、と希望しています。誰もが避けてしまうような、でもみんなの考えを聞いてみたい、 という疑問としっかり向き合っていて大変良かったと思いますので、いつかきっと。 リアル太宰治botは、ひとつは全員参加型の企画があれば、と昨年から私が考えたシリーズその2です。 ツイッターをリアルでやってみよう、というゲーム感覚のものなのですが、2日前くらいになって皆さんに 課題を申し付けてしまったので、お忙しい中申し訳ないな、という思いもあったのですが、 桜桃忌前の2日間くらいを、太宰の事で頭をいっぱいにしてみるのも悪くないかな?と決めました。 最初に太宰の好きな言葉をご自分で読んでいただき、次になりきり太宰の呟きは書いたメモをシャッフルして 誰が書いたのかわからないのを順番に読み上げていく、というもの。どちらも140文字以内で。 フタを開けてみると皆さん素晴らしい太宰になりきりぶりで、おふざけに走ったのは私1人(笑) 放射能について触れ現世を嘆きながらも不滅の感謝!で〆る呟き、、 まさに死の淵での彼の思いはこのとおりだろう、と思わせる呟きや、 カフェのマスター風なものや、読者諸君!と呼びかけて意見を問うもの、辞世の句のような凛とした呟き、 太宰口調にピッタリ合わせてきてくださったものも多く、毎回拍手が起こり、感動の闇に包まれる中・・・ 「君かわうぃーね♪(*゚▽゚)」で始まる私の呟きメモを読ませてしまった男性の方にはほんと、申し訳なかったです。 でも「うぃのところは小さいぃです」と説明しながら読んでくださって、ありがたかったです。 太宰にチャラい台詞を呟かせてみたかったのもあるのですが、続きでウラがとれます。 芸人さんが出ているテレビを見て桜桃をつまみながら太宰が呟いている、というシチュエーションなのです。 詳しくは近日中にレポを書きますね。 自分のを読ませてしまうのは申し訳ないと同時に、悩ませてみたいというイジワル心もあったかもしれません。 ま、どっと笑うところも必要という事でお許しくださいませ。 おそれいりまめ女史担当ということで。 芸人さんといえば、今夜開催されたらしいピースの又吉さんの桜桃忌恒例の太宰ナイトも今年で3回目だそうで。 ゲストに木村綾子さん、と聞いてナイスな企画だな〜と気になっておりました。 本番前に禅林寺でお参りされていたようで、お会いできたラッキーな方もいらっしゃるのではないでしょうか。 そういえば芸術文化センターの平田満さんの「太宰を聴く」朗読会も桜桃忌当日に開催された筈。 どんな内容だったのでしょうか?こちらも気になります。 ダザイヴェートの話題に戻ります。 毎回思う事なのですが、横道それた時に盛り上がる事がよくあります。 今回は「心中について」など。そのあたりもレポには書きたいと思います。 ちょっと長くなってしまったので、これで終了いたします。 イベントが終了し、心地よい余韻の中、最後に4つ桜桃が余っていたので、「あとこれ全部お食べ」とますたーに言ったのに、 彼も帰ってお店にひとりきりになった時、2つ残してくれていたのに気がつきました。 この2つの桜桃を味わいながら、あとわずか数時間で終わってしまう桜桃忌の余韻に浸りました。 こんな幸せな夜の時間。・・・けどまた課題もたくさん出来た。 来年の桜桃忌までにクリアしたい事がいっぱい。しっかりと向き合っていきたいです。 21日、22日は連休となります。 23日(木)より通常営業ですので、またお店でお待ちしております。 |
2011年6月18日 (土) |
桜桃忌前後はしとしと雨が降るくらいが丁度良いのですが、 このご時世、すっかり雨は嫌われ者になってしまいました。 こんなことを書いておきながら、私もできれば雨には濡れたくないです。 だけど今週は2回も玉川上水〜新橋のコースにひとり出かけてしまいました。 青、紫、薄桃色、色とりどりの紫陽花揺れる玉川上水、 6月13日〜19日の間はどうしてもそわそわしてしまって、ここにやってきてしまうのです。 そしてそれは、快晴ではダメなんです。雨模様でないと意味がないのです。 6月15日水曜日、夕方、曇り。吉祥寺まで桜桃忌関連と父の日の買い物目的で自転車を飛ばす。 勿論、太宰コースで。千草跡の前の道から緊張感が加速する。 駅前のあたりの紫陽花。昨年はカタツムリを発見して喜んでたっけ。 ポケットスペースのレリーフ。この写真を実際にここで見ると 駅は昔と随分変わったけど、川沿いのホッとする空間は健在。 上水沿いに確かに太宰治という人はいたんだ、と実感できる。 このところこだわっている「地続き」を感じることが出来る。 歴史上の人物だけど、同じ川沿いで思索を巡らせた1人の人 なんだと。たしかにここに存在したのだと。 新橋までたどり着いたけれど、昨年とちょっと様子が違う。新しい橋が出来たようで、工事をしていたのか 川幅が狭くなっている気がした。 でも、独特な雰囲気は健在。しばらく橋に佇んで、下を眺めていた。 新しい橋が1本、かかっていました。少し前まで工事中だったのかな? でもなんか、ここに来ると変わらずホッとするのは何故だろう でも何か物足りない。やはり雨が降っていないとダメなんですよ。 で、金曜日の午前中、ざざぶりの中、100円のボタンがかみ合わないカッパ着てチャリでまた新橋まで。 そうそう、このかんじ、6月13日から19日までの雨の玉川上水でなきゃダメなのよ、と。 水曜日は夕方だったのでほぼ人がいなかったけど、ちょうど通学中の人々がたくさん通り過ぎる中、 カッパ姿で橋に佇んでいる私。あの人の流れでの中で1人くらいは 「ああ、桜桃忌近いからここにやってきた文学少女かな?」と思った人がいるかもしれない。 夢を壊さないようにずっと通路からは後姿でいたので(笑) なんでだろう、川をいくら見つめていても飽きない。ものすごく気持ちが落ち着いてゆく。 不安神経症だと外出中に心からリラックスできるということがあまりないので、ひじょうに貴重である。 太宰に関する場所はすべてそう。この時期は皆が行っているから特に書いてはいないけど、 ベースである墓前もそうだし、心底落ち着くから何度も行っている。 玉川上水のコースで吉祥寺へ行く度に、ここにいつでも来れる距離に住めている事の幸せを感じる。 「太宰さん、私をここに連れてきてくれてありがとう」って感謝の言葉を述べるくらいに。 あとはやっぱりこの太宰ウィーク(13日〜19日)は1999年の桜桃忌の帰り道を思い出す。 初めて桜桃忌で現在の夫となる人に会い、ほぼ1日太宰ファンと一緒に過ごしてひとりホテルに戻り 翌日京都に帰るために吉祥寺駅まで上水沿いから井の頭公園を抜けて歩いていた時の 胸がしめつけられるようなあの感情。恋心の芽生え。 あの時の自分の気持ちをここに来ると思い出せるので、年に一度のこの時期、夫に恋をし直す事が出来るのです。 あれから12年、変わらずに一緒にいられてるのは、一番幸せな事ですね。 6月はさまざまな太宰関連のイベントがあったようです。 前に日記にも書いた「太宰に導かれて」大成功だったようで、先日原さんがプログラムを持って報告にやって来てくれました。 太宰治と叔母きゑ『思ひ出』記念館(仮称)実現へ向けてのチャリティコンサートということで、 津島克正さんがきゑさん、蔵の写真を提供されたものが表紙になっているプログラムで、 これは永久保存版ものだと思います。 克正さんのご挨拶に続いて「皆様よりメッセージを頂きました」と園子さんを筆頭に錚々たるメンバーの お言葉が並んでいて、実に読み応えがあります。この中に自分も入れていただき恐縮ですが、とても光栄です。 太宰コーナーにありますので、是非手にとってお読みになって下さい。 11月4日に五所川原でもこのコンサートが実現するそうですよ。 19日桜桃忌当日は原さんは新座敷で朗読会をされたようですし、太宰のふるさとと三鷹を結ぶ担い手として 今後もますますご活躍される事でしょう。 18日には太宰治文学サロン、19日は太宰ゆかりの大宮で行われた中村雅子さんの朗読会も盛況だったようです。 私の知らないところでも、19日は朗読会など行われていたのではないでしょうか。 橋本方面から来店されたお客さんが、うちの近くでも桜桃忌は太宰作品の朗読会が開かれるんですよ、と おっしゃっていたので。 そのお客さんは地元の図書館で行われている太宰作品の読書会に毎回参加されているそうです。 60歳以上限定の読書会なんですって。特に講師を招いて行われているのではなく、図書館の方が司会されるとのことです。 これはうちの店と同じスタイルなのでひじょうに興味深いですね。 『野性時代』8月号の取材がありました。 日本文学好きの外国人の方が、当店で好きな本を選ぶ、という記事内容です。 ブラジル人の男性と角川書店の方が来店され、お店も他にお客さんがいなかったので終始スムーズな進行でした。 大学の教授が林芙美子が好きだった影響という事で、「浮雲」や「放浪記」が気になられたようです。 「どちらも映画がとても良かったので是非観て下さい」と思わず力を込めてプッシュしてしまいました。 ブラジルってとても熱いお国柄というイメージがありますが、ゆっくり丁寧に、穏やかに言葉を選ばれる様子に繊細さを感じ、 日本文学に惹かれたその理由が理解できた気がしました。 7月12日発売で、特集「書店での出会いは一期一会 読みたい本の見つけ方」に掲載予定なので、 よろしかったら誌面をご覧下さいね。 四国の書店で働いていた筈の元書店員仲間が突然お洒落な自転車に乗って来店。 あれ?自転車ってことは東京へ戻った?と質問攻めにしてしまったのですが、その通りだそうです。 しかも同じ三鷹市民になったようで。これからどんなご縁があるのか、楽しみです。 「誰も知らない太宰治」という新刊を寄贈していただいたので、さっそく読もうと思います。 触りだけ読んでみましたが、これは面白そうです。古本市の準備と桜桃忌が終わったら ゆっくり読書タイムしようと思います。 |
2011年5月31日 (火曜日) |
今年もまたあの季節がやってきます。 6月19日の桜桃忌は日曜日です。お店を開いてからとうとう10回目の桜桃忌です。 いろんな意味で感慨深い日になりそうです。 イベントページにてダザイヴェート開催の詳細をアップしましたので、参加希望の方はお知らせ下さいね。 質問などもお気軽にどうぞ。 「BRUTUS」の本屋特集、実に充実した内容で「この100ジャンルに強い100書店」の中に掲載された事、 大変光栄に思います。当店は店の概要と写真では太宰ラテを紹介していただいてます。 2月頃に日記でもうすぐスタート、みたいな事を書いておきながら、あれから牛乳が入手しにくくなり、 ずっと延期になっていた例のものです。 そんな事情があったので、ろくに練習も出来ずラテの事は先行き未定な現状でした。 今回の取材時もこちらに準備はなかったので、本棚を背景にコーヒーを写したりするのかな?みたいに思ってました。 でもライターさんが事前にサイトを見てくださって、太宰ラテが面白い!と感じられたようで 「だって太宰ラテなんて他にはないじゃないですか」と熱くプッシュしてくださったのに便乗して ろくに練習出来てないながらも勢いと情熱だけで作ったのでした。 お話を伺うと、本屋愛に溢れてらして、こういうスタッフさんが集結して創るのだからきっと頑丈な1冊になるのだろうな、 という予想どおり、永久保存版な1冊が出来上がっていました。 でも最初にパラパラ見た後はまず落ち込むんですよ。本屋さんの店主の皆さんすごすぎーっ!て。 なんでこんな事が出来るんだろう?うちなんか年中自転車漕いでるのに、みんな余裕そうだ、って。 そして2回目に読んでいく頃は、沢山のヒントをもらって「うちも頑張らなくちゃ!」って力が沸いてくる。 3回目の熟読は、時間が出来た時の楽しみにとっておこうと思います。 私もどうしようもなく本屋が大好きなんですよね・・・ というわけで告知遅れましたが、喫茶新メニューが数点加わりました。 カフェオレ 500円 カフェラテ 500円 太宰ラテ 600円 フォスの気まぐれラテ 550円 現在は落ち着いてきているものの、ラテ用の牛乳の入手が困難な時はこれらがお休みになる可能性があります。 また、その日の牛乳が切れてしまった場合はオーダーストップしますのでご了承下さい。 「女子の古本屋」による女子の古本市 に参加させていただく事になりました。 全国各地から50店の女子の古本屋さんが参加ということで、かなり面白いイベントになりそうですね。 詳しくは↑のチラシが店内のフリーコーナーにありますので、ご自由にお取り下さいね。 場所は神戸の海文堂ギャラリー2Fギャラリースペース、6月24,25,26日の三日間です。 「女子の古本屋」の著者岡崎武志さんトークイベント「女子と男子のための古本屋開業講座」は25日。 興味のある方は是非お出かけ下さいね!開催日近くにまた詳しくお知らせします。 |
2011年5月29日 (日曜日) |
先日児玉清さんが亡くなられたニュースが飛び込んできてかなり驚いた。 読書家の知的紳士である事と同時に、長年「アタック25」の司会を務められたのは周知の事。 日記に書いた事もありますが、実は私、この「アタック25」に過去2回出場した事があるのです。 2回とも赤の席だったので、児玉さんに一番近く、そのダンディな姿をもっと目に焼き付けておけば良かった!と 今でこそ思うのですが、当時は緊張しまくりでそこまでの余裕がなかったのがとても残念です。 私はなんていうか、極端なところがあって、経営者なのに数字に弱すぎるところがあるように アタックには出たいのに、あのパネルを上手くめくっていくという事が全く出来ない。そういう能力ゼロなんです。 沢山答えられるわけでもなく、パネルの攻略が出来るわけでもないので当然のごとく敗者です。 一回目はなんと最終的に0枚(笑)2回以上お立ち。ま、私らしいかもですね。 そんな私でも、我ながら会心の一答が出来たのです。やはり本の問題。2回目の出場時でした。 「ある作家の小説のタイトルを綴って文章にしました。その作家は誰でしょう?」という問題。 「日本語のために新々百人一首で」(ちょっとうろおぼえです) 2つめのタイトルが出たところでポーンと押して「丸谷才一さん」と回答して児玉さんに「正解!」と 言ってもらえた瞬間はものすごく気持ち良かったです。 結構早いポイントでボタンを押すと、周りの音がすーっと無くなり、 皆が息を呑んでこちらを見守るのがわかるんです。あの瞬間は病みつきになると思います。 人生の中のほんの刹那のスポットライトっていうのかしら?(笑) その回答の後たしかオンエアではカットされたかのように記憶しているのですが、 児玉さんが「さすが書店の店長さん」と言ってくださった一言が私の宝物です。 宝物ですと書いておきながらちょっとうろ覚えで自信ないのですが、たしか「店長さん」を間違えられて 「店主さん」か「オーナーさん」かいずれにせよ書店主である言い方をされたような記憶があります。 その後、本当に書店の店主になれたのは、この「言い間違い」を「正解!」にするためだった。 勝手にこんな解釈をしています。 オンエアされなかったけれど、あの時確かにこの耳に響いた児玉さんの声を ずっと大切にしていきたいと思います。 |
2011年5月1日(日) |
新緑が眩しい大好きな季節、到来。 桜は散ってしまいましたが、新しい芽が出るという事をこれほど喜ばしく感じた事はないでしょう。 自然の摂理というものに対して思いを巡らせてしまう今日このごろです。 最近仕入れた本「ぼくのしょうらいのゆめ」発行プチグラパブリッシング をパラパラとめくっていると、ふと「太宰治」の文字が飛び込んできて手を止めた。 「太宰治の『思い出』を読んだりすると、この地続きに太宰という人がどこかにいたんだ、 そんなことを思って現実と何かイメージを混同していたんです。 どこかにあんな町があって、あんな素敵な人、素敵な若者が、あんな風に風に吹かれて生きている、 それが地続きで自分の未来にもあると、漠然と考えていたんだと思う。」 この故市川準監督の文章を読んで共感を覚え、監督が撮った「ヴィヨンの妻」の映画が完成されなかった事が悔やまれた。 実現していたら豊川悦司が太宰治役だったんですよね、たしか。 先週はスーちゃんが亡くなられ、大きな悲しみに包まれた。 肉声が流れ「もっと映画に出たかった。もっと女優を続けたかった。」という声が、強烈に耳に残った。 自然と涙が溢れていました。 朝、被災者からの伝言メッセージのようなTV番組をやっていて観ていたら、 「うちらは雨にも風にも負けないですよ!宮沢賢治の宮城の人間だからね!」っていう明るいおばあちゃんが登場された。 宮沢賢治だったら岩手では?という細かい事はさておき、生命力に満ちてキラキラしていて、 それは薄いテレビから粒子のエネルギーが飛び出してきたみたいに私に伝わり、朝から元気をいただいたのでした。 辛い状況の中であんな笑顔が出来て、水も電気も食料も問題ない東京の私までも元気にしてしまうなんて、すごい。 それに加えて文学が人に力を与えてるという姿を目の当たりにし、ただ嬉しかった。 地続きでここから被災地まで繋がっている、そこには瓦礫に埋め尽くされた街が存在する。 まだ大切な人の行方がわかっていない人も、見つけてもらえてない人もいるかもしれない。 その事を忘れずに、変わらず店が営業出来ている事に感謝の気持ちで続けていくしかない。 声を聴いて嬉しかった事がもうひとつ。 女性店主さんによる古本市が計画されているという事で連絡を受けた際に、十二月文庫さんを紹介させていただいた。 特にサイトやメールアドレスがないので、電話で店主の田之上さんに連絡してみた。 ものすごく久しぶりなので少しドキドキしたけれど、元気なお声を耳にしてそれはそれは嬉しかった。 地震の被害も特になく、お店は「相変わらず細々と続けています」との事でホッとしました。 その言葉が聞けて良かった。地続きなんだな、と思えた。 ホームページやメールアドレスがない=不便だということはない。それがかえってしっくりくるお店も存在する。 私は今回そのおかげで電話越しにあの素敵な空間の空気感まで感じ取る事が出来た。 そして今強烈に、田之上さんが淹れたコーヒーが飲みたいです。 この最近の私の身の回りの一連の「地続き」的出来事は、多少飛躍しすぎだけど 紙の本は死なないな、とまで感じたくらい。 朗読の中村さんがチャリティコンサートを開かれます。 この菜の花のイラストは、お母様が書かれ、チラシ製作はお姉さまがされたという事で素晴らしい家族コラボですね。 「ふるさと」の合唱などあるのかもしれませんね。今歌うと歌詞が心に染みて泣いてしまいそうです。 店内のフリーコーナーにチラシがありますので、気になる方はどうぞお持ち帰り下さいね。 朝日新聞東京版連載の「らんどまあく@東京」のイラストレーターである星加☆海さんの原画展が 5月3日まで松屋銀座7階画廊で開催中です。 先日、昼下がりにお茶を飲みながら文学や絵の話を楽しまれていたお母様と娘さんらしき方を微笑ましく思っていました。 帰り際に案内のポストカードをいただき、見覚えのある絵だと思ったら、朝日新聞の連載の!とハッキリ思い出しました。 「風紋」の紹介の時のイラストが特に印象に残っていたので。 3日まではフリーコーナーにポストカードがあるので、どうぞお持ち帰り下さいね。 銀座に行く予定の方は立ち寄ってみられては如何でしょうか? 竹内真さんが来てくださって、著書「カレーライフ」もいただきました。なんてありがたい! 今度その「カレーライフ」が舞台になるそうです。今をときめく中村蒼君とか倉科カナちゃんとか出演予定のようで。 これ、絶対鑑賞後カレーが食べたくなるでしょうね〜。店内にいただいたチラシを貼らせていただいてます。 料理とか手芸など趣味の本の問い合わせが多くて、うちは元々小説が多いから在庫がなくて申し訳なく思う事が連続している。 余震とか今後の世の中の不安を忘れるには、レシピを見ながら初めての料理に挑戦したり、 テレビやラジオをつけながらでも出来る手芸で大分気が紛れるから、と皆さんおっしゃるのです。なるほど。 お客さんから買取したてホヤホヤの「親子で着るリバティプリントのワンピース」的な可愛らしい本を窓辺に飾った瞬間、即売れた。 お母さんと娘さんが来店され、「○○ちゃん、こんなお洋服、ママとお揃いで着てみる?」と優しく話しかけられると 娘さんがとっても嬉しそうに反応され、お買い上げに。 そしたらまた続々と2人の可愛らしい女の子とパパと思われる男性がご来店。 「こんな本見つけたからみんなでお揃いでワンピースでも作ろうかと思って」と本を示すと、さすが女の子。 パッと華やいだように反応する。 きっとリバティプリントの布を買いに行く時間も、お裁縫している時間も、それを着る時間も、おでかけの時間も、 今以上に幸せで楽しいに違いないでしょう。 この窓辺から、また皆さんの華やいだ姿を見れたら私もとても幸せな気分になると思う。 色違いの花のようなワンピースが目に浮かぶよう。 そう、ただこんな一連の出来事の繰り返しで良い。 明日もまたひとつ、そんな人と本との出会いを紡ぐ事が出来れば嬉しい。 GWも通常通り営業しております。 ご来店を心よりお待ちしております。 |